【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~

川原源明

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VSヴォーネス共和国(クラリス教団)

第122話 エスティアの街 第6騎士団と合流

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 街の人達の治療も落ち返しを迎えようとした頃

『クラリス教団の兵は全滅、トライベッカの被害もほとんどないかな、第6騎士団と魔物衆の面々も無傷だね~』

 約1万の兵を相手にほとんど被害なしならよかった。

『トライベッカの被害ってなに?』
『死者はいないんだけど、トライベッカの船が一隻部分破損しているかな』

 港に停泊いる2隻の軍艦のうち1隻譲渡すれば補填できるかな?と思ったが、所有権がないからな……。

 街の人達の治療を終わらせ、教会の外に出ると炊き出し場所が賑わっていた。近くに居たリコリスを捕まえ何があったのか尋ねた。

「何があったんです?」
「先ほど、グレーウルフに乗ったヴェンダル王国の兵士さんがこの街に来たんです」

 セリエだな、ウルフ衆はどこかに行っているから、第6騎士団に残っているグレーウルフはセリエのリタしかいないし。

「その兵士が何か言ってたんですか?」
「この後ヴェンダル王国兵が街に来るので攻撃しないでくださいと言った内容でした」
「それでこの騒ぎなんですか?」
「はい」

 クラリス教団からの解放を願っていた彼らにとっては朗報か、ここまで騒ぎになるのは仕方ないのかなと思った。

 そのまま時間が流れ、日が暮れた頃、第6騎士団がもうじきエスティアの街に到着するとヒスイから聞いた。

 急ぎ門前まで移動し待っていると、久しぶりに第6騎士団の面々と再会した。

「ナット君ですよね、どうしてそのようなお面を?」

 自分の姿に気づいたオーレリアがこちらにきたので、お面を外し答えた。

「治療とかしていたのであまり騒がれないようにと……」

 改めてお面を付ける必要があったかどうか考えたら、そこまで必要性あったのだろうかと思った。

「なるほど、そうでしたか、そういえばフォックスマンとしてって言っていましたね」
「そうです、それでは領主宅に案内します」
「はい、お願いします」

 領主邸に案内すると今回は正面門にリースが待っていた。

「ようこそおいでくださいました。領主ウォルス様の元に案内いたします」
「ん?どこかで会った事ありませんか?」

 リースの言葉に対して、オーレリアが反応した。

「ふふふ、会っておりますよ1~2か月ほど前になりますが」

 オーレリアが2回目に訪ねてきたときに対応したのがリースだったが、あの時と今の姿は似ても似つかぬ状態なのによく気づいたな、声の質も若干違うのにと思った。

「ぇ、どこでだろう……」

 答えが見つからないまま屋敷の中に入った。

「代表者の方は領主様の部屋にご案内しますが、それ以外の方々はこちらの部屋でお待ちください」

 そう言ってオーレリアとレオニダス以外は、部屋に案内された。

 自分も部屋に入ろうとすると、

「君まで行ってどうするのさ」

 リースが素の声で自分に突っ込みをいれた。

「なんとなく?」
「あ、ナット君の家に居た女性!?」

 あぁ~ばれちゃった、と思ったが、リースはあまり気にしていない様子だった。

「そうですよ、姫様が来てから私はヴォーネスで諜報活動していますよ」
「もしかして、ナット君が、ヴォーネスの情報に詳しかったのは……」
「そういう事です、彼女が諜報で得た情報を自分に流してくれていましたから」
「なるほど、あの時と見た目も雰囲気も全然違いますもんね、今の姿が本来の姿なんですか?」
「いえ、以前見た姿が本来の姿ですね」
「へぇ……、凄いですね完全に別人で分からなかったです」
「それが私の特技ですから、それじゃあ改めて領主様の所へ案内しますね」

 屋敷の中を進み、領主の居る部屋の前まで来ると、リースが扉をノックした。

「ヴェンダル王国第1王女オーレリア様をお連れしました」

 普通は、領主自身が屋敷の前で待っているべきな気がした。
 
 すると、ウォルス自身が扉をあけた。

「すまない、私自身が出迎えるべきだったのだろうが……」
「いえ構いません」
「中へどうぞ」

 ウォルスが中に招き入れると、そこにはヴィンザーとリコリスも居た。
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