【R18】異世界転移少女、イケオジと猫耳プレイする

チーズたると

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 キッチンに、卑猥な水音が響き渡る。
 それは、いつも食事をしている場所で淫らなおこないをしているという自覚を強めた。

 きっと、事が終わったあともノアはこの場所を目にするたびに、抱かれたことを思い出すのに違いない。

 そう考えてつい笑みをうかべてしまう自分はやはり性格がよくないのだなと、改めてヴィクトールは考えた。

 ひとりの男の頭の中など露知らず、少女は従順に快楽に翻弄されて、身悶えながら許しを請う。

「ふあァッ、あっ、ァあああっ! も、ゆるしてください……!」
「許すなどと、まるで儂が非道な仕打ちをしているかのような言い草だな」

 依然として苛む動きをゆるめないまま、ヴィクトールは小さく声に出して一笑した。

 ノアの足からは、すっかりチカラが抜けてしまっている。いや、チカラが抜けているというより、チカラが入らない――というほうが近いのかもしれなかった。

 そんな相手の体を、ヴィクトールが無理矢理ささえている状態にある。

 こういった現状を考えると、ある意味では「非道な仕打ち」と言えるのかもしれなかった。なにせ、相手はヴィクトールが与える愉悦から、のがれることが出来ない。

 ヴィクトールは腰を押しつけて、少女の弱い箇所を微塵の手加減もなくえぐる。

 すると、ノアは髪を振り乱して流し台に爪を立てた。ますます猫のようだと、どこか冷静な頭でヴィクトールは思う。

「やうぅ、ンあぁアッ! ひくひくするの、止まんな……ッ」

 本人の言う通り、先程かるく達してからというもの、彼女の秘所は小さく痙攣し続けていた。絶頂の波がおさまらないのかもしれない。

 愛液も、いっそ心配になるほど溢れ続けている。ノアの内腿は、きっと今ごろ粘液で濡れそぼっていることだろう。

 少女の細い指が台に縋っている様を、ヴィクトールは眺めた。手は指先まで震え、それでも懸命に流し台を掴んでいる。まるで、その意思が最後の理性であるとでも言うふうに。

 そんな最後の理性さえも崩してやりたいと感じるのは――おかしなことだろうか。

 答えのない問いを虚空に投げて、ヴィクトールは腰を引き、次いで相手の深奥を貫いた。熱の塊で、少女の繊細かつ過敏な粘膜を攻め立てる。

「ひぁあアアッ! やめっ、ぐりぐりしないでぇ……!」

 細い猫のしっぽが痙攣し、柔壁は屹立を食い千切らんばかりに収斂した。
 ヴィクトールもこれにはさすがに息をつめ、眉根をきつく寄せる。

 こめかみのあたりが熱くなった。脈動が耳の奥にまで響き、眼球の奥を焼く。

 直後、法悦の渦がヴィクトールを飲み込み、ヴィクトールはそのまま少女の最奥で白濁を吐いた。

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