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しおりを挟む躊躇してから、乃亜はおずおずと指先を秘部に沈める。
全身が敏感になっているせいか、彼の視線がまるで愛撫のようだった。
胸の尖りが、じんじんと疼く。
中指を慎重に進め、根元まで沈めたあと、指先を曲げて中のものを掻き出した。
「ぁっ、ん……」
指を抜けば、そこは精液にまみれている。本当に己のナカがヴィクトールの白濁に満たされていたのだと、改めて実感した。同時に、恥ずかしいような、嬉しいような気持ちになる。
指に付着した粘液を落とし、再び指を挿入する。
ふっと笑った彼が、乃亜の乳房に手を伸ばした。
「まだこんなにしているのか」
ヴィクトールの指先が、赤く尖ったままの乳首をつねる。
「きゃうっ!」
くりくりと弄られると、自身の指を包む内壁が収縮したのがわかった。
「っあ、ぁん……ふぁあ……っ」
「手が止まっているぞ」
彼の指摘にハッとして、乃亜はまた手を動かす。
それでも、彼は尖りを虐めることをやめてはくれなかった。
乃亜は、腰を揺らす。胸を苛まれてしまうと、秘所の奥が再び疼き始めてしまうのは疑いの余地もなかった。そこは、乃亜の感じやすい箇所のひとつだ。
中に出されたものを掻き出してから浴室を出なければいけないのに、このままではまた――欲しくなってしまう。
期待にも似た不安に反応した乃亜の下腹部の奥が、きゅんと切なくなった。
徐々に精液を掻き出す動きが、単なる自慰に変わっていく。
「はぁ、あ……あぁっ……」
膣の中で、ヴィクトールの白濁と乃亜の愛液が混ざり合った。
乃亜の手がひとりでに、その混ざったものを柔壁に擦りつける動きをしてしまう。
すべての行動は、彼に見られている。それはわかっているのに、手が止まらなかった。むしろ、そんな相手の視線にすらも感じて、乱れてしまう己がいる。
そのとき、ヴィクトールが乳頭を弄ったまま、空いた手を乃亜の下半身に寄せてきた。
「はかどっていないようだな。手伝ってやろう」
言って、すでに乃亜の指が入っている陰部に、中指と薬指を挿入してくる。
突如おおきくなった刺激に、乃亜は背を反らせた。
「んぁああっ!」
彼の節くれ立った長い指が、奥を目指して進んでくる。
ナカで乃亜の指とヴィクトールの指が絡み合い、柔壁を不規則に擦った。
予測できない動き――かつ慣れない刺激に、乃亜の腰は淫らに揺れる。
彼が軽い語調で述べた。
「ああ、すまん。なかなかうまくはいかんようだ」
言いながら、ヴィクトールは指を抜き差しする。彼が手を動かすたびに乃亜の手にぶつかって、それが新たな快感を生んだ。
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