Unstoppable loves

スモールピーチ

文字の大きさ
上 下
5 / 5

お酒という麻薬

しおりを挟む
今日は、ここちゃんの誕生日!
はるくんと一緒にお誕生日パーティーを決行するのです。
前々から話し合い、色々準備してきた。
放課後誕生日プレゼントを買いにいく予定だ。

「さくら、今日はやけにご機嫌だな。」
先日の件ですこしぎくしゃくしているゆずに話しかけられる。
「あ、今日ねここちゃんのお誕生日パーティーをすることになってるの。」
ニコニコしながら答えると。
「本当にそれだけでご機嫌なのか?」
この人はまた意味の分からないことを…
よくわからない顔をしていると、もういいよと呆れられてしまった。
意味不明なゆず。
最近本当におかしいよ。
ゆずの事を少し心配し、放課後を楽しみにしながら1日を過ごした。

ー放課後
「お待たせー。」
私は急いではるくんの元に駆け寄る。
「お仕事お疲れさまです。」
爽やかな笑顔を私に向ける。
二人でここちゃんから調査したものを買いに行く。
ぬいぐるみを買おうとレジに並んだとき、おばちゃんがデートかい?なんて聞くから、意識してしまう。
私だけだろうな、こんな意識してるの。
はるくんからはぬいぐるみ、私からは大きなケーキ。
ここちゃん喜んでくれるといいな。

かんぱーい!
テーブルの上にはごちそう。
ここちゃんはすごく喜んでくれたみたい。
パーティーの最後にはプレゼントを渡し、ケーキも食べてすごく楽しいパーティーになった。

ここちゃんも寝静まって。
私は、コップに酎ハイとジュースを入れてテーブルに置く。
はるくんと乾杯し、二人飲み物を喉に通す。
あれ…
これ酎ハイじゃない?
はるくんに渡す方を間違えてしまったようだ。
はるくんは顔を赤くしている。
なんだか様子がおかしいようだ。
まずいなぁ…
急にはるくんが席を立ち、こちらに向かってくる。
私の頬に軽く手を添えキスをする。
深くて甘いキス。
「んんっ、はるくんっ!」
はるくんは止めない。
「さくらさん…かわいい。」
そんなことを言いながら、まだキスを止めてくれないはるくん。
何分たっただろうか。
私は腰をぬかしてしまい動けない。
しばらく目を合わして沈黙が続く。
はるくんはチュッと軽くキスをする。
「さくらさん、す…」
なにか言いかけて、私に体を預け寝てしまったようだ。
私は頑張ってそれを担ぎ布団に寝かせようとする。
すると…
腕を引っ張られはるくんに抱きしめられる。
「ちょっ、はるくん…」
強くホールドされていて抜け出せない。
はるくんは寝ぼけているようだ。
力で敵うはずもなく。
その日はその体勢で一夜を過ごした。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

婚約者すらいない私に、離縁状が届いたのですが・・・・・・。

夢草 蝶
恋愛
 侯爵家の末姫で、人付き合いが好きではないシェーラは、邸の敷地から出ることなく過ごしていた。  そのため、当然婚約者もいない。  なのにある日、何故かシェーラ宛に離縁状が届く。  差出人の名前に覚えのなかったシェーラは、間違いだろうとその離縁状を燃やしてしまう。  すると後日、見知らぬ男が怒りの形相で邸に押し掛けてきて──?

決めたのはあなたでしょう?

みおな
恋愛
 ずっと好きだった人がいた。 だけど、その人は私の気持ちに応えてくれなかった。  どれだけ求めても手に入らないなら、とやっと全てを捨てる決心がつきました。  なのに、今さら好きなのは私だと? 捨てたのはあなたでしょう。

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

【完結】殿下、自由にさせていただきます。

なか
恋愛
「出て行ってくれリルレット。王宮に君が住む必要はなくなった」  その言葉と同時に私の五年間に及ぶ初恋は終わりを告げた。  アルフレッド殿下の妃候補として選ばれ、心の底から喜んでいた私はもういない。  髪を綺麗だと言ってくれた口からは、私を貶める言葉しか出てこない。  見惚れてしまう程の笑みは、もう見せてもくれない。  私………貴方に嫌われた理由が分からないよ。  初夜を私一人だけにしたあの日から、貴方はどうして変わってしまったの?  恋心は砕かれた私は死さえ考えたが、過去に見知らぬ男性から渡された本をきっかけに騎士を目指す。  しかし、正騎士団は女人禁制。  故に私は男性と性別を偽って生きていく事を決めたのに……。  晴れて騎士となった私を待っていたのは、全てを見抜いて笑う副団長であった。     身分を明かせない私は、全てを知っている彼と秘密の恋をする事になる。    そして、騎士として王宮内で起きた変死事件やアルフレッドの奇行に大きく関わり、やがて王宮に蔓延る謎と対峙する。  これは、私の初恋が終わり。  僕として新たな人生を歩みだした話。  

拝啓、私を追い出した皆様 いかがお過ごしですか?私はとても幸せです。

香木あかり
恋愛
拝啓、懐かしのお父様、お母様、妹のアニー 私を追い出してから、一年が経ちましたね。いかがお過ごしでしょうか。私は元気です。 治癒の能力を持つローザは、家業に全く役に立たないという理由で家族に疎まれていた。妹アニーの占いで、ローザを追い出せば家業が上手くいくという結果が出たため、家族に家から追い出されてしまう。 隣国で暮らし始めたローザは、実家の商売敵であるフランツの病気を治癒し、それがきっかけで結婚する。フランツに溺愛されながら幸せに暮らすローザは、実家にある手紙を送るのだった。 ※複数サイトにて掲載中です

溺愛ダーリンと逆シークレットベビー

葉月とに
恋愛
同棲している婚約者のモラハラに悩む優月は、ある日、通院している病院で大学時代の同級生の頼久と再会する。 立派な社会人となっていた彼に見惚れる優月だったが、彼は一児の父になっていた。しかも優月との子どもを一人で育てるシングルファザー。 優月はモラハラから抜け出すことができるのか、そして子どもっていったいどういうことなのか!?

処理中です...