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第Ⅰ章 英雄の孫
パーティー
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ダッシュ様が走り去ってこの日の朝は特に揉めることなく始業をむかえた。
「朝のホームルームだけど、特になし!終わるよ。」
本当にこいつは教師かよ?というのが担任のマリサ先生への評価である。
「はーい。今『またかよ。』って思った子は今日補習ね。《覗き》んー、って全員じゃない!もう!」
闇魔法《覗き》相手の思考を読める。
闇魔法は相手への妨害などが分類される。
そう言ってマリサ先生は出ていった。
今日の一時間目は戦闘。
「なぁ、マドル。戦闘の授業って何やるのかな?」
「パンフ観てないのか、ライアン?何か魔獣退治の訓練らしい。」
「ふーん。担当は?」
「さぁ?それは書いてなかったな。」
ガラガラ
その時教室の扉が開いて入ってきたのは銀髪で黒目の長身の男性。
「え?誰?」
「えっ、まさか。」
「ライアン知ってるのか?」
「あぁ、マドル。あれは」
「皆さん、始めまして。僕はAランク討魔使、ハリル・アンガート。英雄の孫です。」
「俺の兄さんだ。」
ハリル・アンガート 現在父ボルドーとパーティーを組んで世界を回っている。はずなのだが。
「えー、授業の始めに簡単にプランを説明します。まずは4~5人でパーティーを組んでもらいます。今後学校行事のパーティーにもなるのでよく考えてください。テストは近くのダンジョンへ行くことになります。授業はパーティーでの動き方など基礎をやってもらったり、実力があるならダンジョンへ行くのも許可します。では、今日はパーティー決めてください。」
その一声でクラスが騒がしくなる。
「ライアン君。俺たちとどうかな?」
「リーシャちゃん。一緒にどう。組まない?」
俺たち兄妹に誘いが殺到する。
でも俺は
「マドル、リーシャ、ナツキ。組むぞ。」
「異議なし。」
「兄さんと一緒なら誰でもいい。」
「えっ、私もいいの?」
「勿論だ。魔力はAだよな?」
「あ、うん。」
決まりだ。
「ハリル兄さん、決まったぞ。俺とリーシャ、マドル、ナツキだ。」
「ライ、ここでは先生と呼べ。まぁその四人だとは思ったけどな。これに名前書いてくれ、パーティー名と一番上にリーダーの名前な。あと使用武器と魔力、武力のランクも書いといて。」
「了解。」
「パーティー名どうするよ。」
「うーん。英雄の孫とかは?」
「いや、俺違うし。商人の子だし。」
「悪目立ちはしたくないな。」
「「「「うーん。」」」」
俺達は沈黙した。
「そんなむずかしく考えるなよ、ライ。じいちゃんのパーティはラインだからな。人と人との橋になりたいんだとさ。」
「ふーん。」
「兄さん、こんなんは?」
「どれ?」
リーシャが提示したのはルミエール。
確か隣国のリアイタ王国の言葉で光を意味したはず。
「光ね、いいんじゃない。」
「異論は?ないね。」
パーティー名 ルミエール
メンバー ライアン・アンガート(魔SSS 武B 短刀)
リーシャ・アンガート(魔B 武SSS 籠手)
マドル・タルフ(魔A 武S 片手剣 盾)
ナツキ・アリソンサトウ(魔A 武C 棍)
「よく考えるとこのパーティ異常な強さだよな。」マドルが言うのも無理はない。
この世界でのランクはF~SSSの9段階。
平均の討魔使はC~Dなので、俺達ルミエールで一番低いのがナツキの武力Cなのははっきり言って異常なのだ。
「この四人はいつでも討魔使として活動できるよな。早くじいちゃんと仕事させたい。」
そういったハリル兄さんの声はクラスの皆の声で俺らまで届くことはなかった。
「朝のホームルームだけど、特になし!終わるよ。」
本当にこいつは教師かよ?というのが担任のマリサ先生への評価である。
「はーい。今『またかよ。』って思った子は今日補習ね。《覗き》んー、って全員じゃない!もう!」
闇魔法《覗き》相手の思考を読める。
闇魔法は相手への妨害などが分類される。
そう言ってマリサ先生は出ていった。
今日の一時間目は戦闘。
「なぁ、マドル。戦闘の授業って何やるのかな?」
「パンフ観てないのか、ライアン?何か魔獣退治の訓練らしい。」
「ふーん。担当は?」
「さぁ?それは書いてなかったな。」
ガラガラ
その時教室の扉が開いて入ってきたのは銀髪で黒目の長身の男性。
「え?誰?」
「えっ、まさか。」
「ライアン知ってるのか?」
「あぁ、マドル。あれは」
「皆さん、始めまして。僕はAランク討魔使、ハリル・アンガート。英雄の孫です。」
「俺の兄さんだ。」
ハリル・アンガート 現在父ボルドーとパーティーを組んで世界を回っている。はずなのだが。
「えー、授業の始めに簡単にプランを説明します。まずは4~5人でパーティーを組んでもらいます。今後学校行事のパーティーにもなるのでよく考えてください。テストは近くのダンジョンへ行くことになります。授業はパーティーでの動き方など基礎をやってもらったり、実力があるならダンジョンへ行くのも許可します。では、今日はパーティー決めてください。」
その一声でクラスが騒がしくなる。
「ライアン君。俺たちとどうかな?」
「リーシャちゃん。一緒にどう。組まない?」
俺たち兄妹に誘いが殺到する。
でも俺は
「マドル、リーシャ、ナツキ。組むぞ。」
「異議なし。」
「兄さんと一緒なら誰でもいい。」
「えっ、私もいいの?」
「勿論だ。魔力はAだよな?」
「あ、うん。」
決まりだ。
「ハリル兄さん、決まったぞ。俺とリーシャ、マドル、ナツキだ。」
「ライ、ここでは先生と呼べ。まぁその四人だとは思ったけどな。これに名前書いてくれ、パーティー名と一番上にリーダーの名前な。あと使用武器と魔力、武力のランクも書いといて。」
「了解。」
「パーティー名どうするよ。」
「うーん。英雄の孫とかは?」
「いや、俺違うし。商人の子だし。」
「悪目立ちはしたくないな。」
「「「「うーん。」」」」
俺達は沈黙した。
「そんなむずかしく考えるなよ、ライ。じいちゃんのパーティはラインだからな。人と人との橋になりたいんだとさ。」
「ふーん。」
「兄さん、こんなんは?」
「どれ?」
リーシャが提示したのはルミエール。
確か隣国のリアイタ王国の言葉で光を意味したはず。
「光ね、いいんじゃない。」
「異論は?ないね。」
パーティー名 ルミエール
メンバー ライアン・アンガート(魔SSS 武B 短刀)
リーシャ・アンガート(魔B 武SSS 籠手)
マドル・タルフ(魔A 武S 片手剣 盾)
ナツキ・アリソンサトウ(魔A 武C 棍)
「よく考えるとこのパーティ異常な強さだよな。」マドルが言うのも無理はない。
この世界でのランクはF~SSSの9段階。
平均の討魔使はC~Dなので、俺達ルミエールで一番低いのがナツキの武力Cなのははっきり言って異常なのだ。
「この四人はいつでも討魔使として活動できるよな。早くじいちゃんと仕事させたい。」
そういったハリル兄さんの声はクラスの皆の声で俺らまで届くことはなかった。
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