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#3 あべこべ双子!
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?「にゃにゃーん!」
3人「!?」
?「姉さま…可愛イ…」
突然、俺の部屋に二人の男女が現れた。
み「ふ、ふぅかとるぅか!?」
ふ「にゃっはー♡お久しぶり!そらみ!」
み「だから、そらみじゃなくてみ・そ・ら!」
俺とのあの目の前で美空はその大きい図体の女の人と親しげ(?)に話している。
は「み、美空!この人達は誰なんだ!?」
俺は驚き美空にそう尋ねた。
み「あー…えっと、この小さい男の子みたいな奴が『るぅか』ネットで知り合ったの。」
は「へ、へぇ…?」
み「んで、このでっかい奴が『ふぅか』るぅかのお兄さん」
は「へーそうなんだ……って!え!?お兄さん!?」
み・ふ「「うん」」
相変わらずの無表情で頷く美空と、満面の笑みで頷く『ふぅか』
は「ででで、でも!こんなに女っぽい格好…も、もしかしてそっち?」
驚きのあまり失礼な発言をする俺にふぅかは、
ふ「にゃは♡違うよぉ~!ちゃんと心も男だょ?」
は「そ、そう…なんすね…」
苦笑いを浮かべる俺の横でずっと固まっているのあをふぅかは一瞥すると、ぱああ!という効果音がつきそうな表情を浮かべ、のあの前でしゃがんだ。
ふ「きみ、可愛いねぇ♡名前、なんて言ぅのかな?」
の「……の、のあ……」
ふ「のあぁ!のあって言ぅのかぁ!可愛ぃねぇ♡おれはふぅかって言ぅんだぁ!仲良くしてね♡」
そう言うとにこにこしながら、ふぅかはのあと半ば無理やりに握手をする。
は「あ!手は!」
ふ「むむ~?なんでこんなに指がぐにゃぐにゃしてるのかな…?」
の「…え……えと……」
ふぅかは不思議そうに指を見つめると、
ふ「ま、いっか~!」
そう言いのあの前から離れた。
の・は「…へ?」
は「怖く…ないんですか?」
ふ「えぇ~?どうしてぇ?個性的で可愛ぃょ?」
の・は「か、可愛い…?」
ふ「そぅそぅ!可愛ぃ♡」
ふぅかの予想外な一言にのあと俺は思わず固まる。
る「あの…ボクの事…忘れてないデスか?」
いつの間にかふぅかの後ろに立っていた『るぅか』はジト目でのあと俺を睨む。
は「わ、忘れてないよ!俺、晴人!宜しくね、るぅかくん!」
る「は?ボク、女デスけど?」
は「…へ?」
折角動けるようになったのにまた固まる俺。
る「だから、女デスけど。確かに姉さまの方が可愛いけどサ…」
は「え?いや、そういう事じゃなくて!あぁ!そういう事か!るぅかちゃんは俗に言う『ボクっ娘』?」
る「んー…まぁそうだネ。」
うんうんと頷くるぅかをじっと見つめるのあ。
る「え…ナニ?」
の「…髪…付けてる、ハート、可愛い…」
る「ん?あぁ、これ?」
るぅかは前髪に留めているハートのピン留めを触れて言った。
る「可愛いのは当たり前!だって、姉さまがくれたピン留めだからネ!」
得意げなるぅかの横に立っていたふぅかはまたのあの前でしゃがんで言った。
ふ「もぅハートのピン留めは持ってないんだ…ごめんね?」
申し訳なさそうにしゅんとするふぅかを見てのあは不自由な手をふぅかの頭にのせた。
の「…だいじょうぶ…だよ…」
少し微笑み、そう言ったのあを見たふぅかは、
ふ「ぉ揃ぃ…ではなぃけど、のあちゃんもピン留め付けるぅ?」
の「…いいの…?」
嬉しそうに尋ねるのあを見てふぅかは満面の笑みで「勿論♡」と言い自分が持っていたポーチを探りはじめた。
ふ「ぅ~んと…ぇ~っとぉ……ぁ!ぁったぁ!」
ピン留めが沢山入ってるケースからピンを取り出し、のあの前に戻った。
ふ「ちょっと失礼しますねぇ~」
のあの長い前髪を分け、慣れた手つきでふぅかはピン留めを付ける。
ふ「ぅんぅん!可愛ぃ♡ほら♡」
いっぱいデコられた鏡をのあの前に差し出す。
ふ「ハートのピン留めがなかったから、ピンでハート作ってみたよぉ♡」
のあは自分の前髪に触れ、ふぅかを見つめ言った。
の「…い……」
ふ・は「い?」
の「…前が、見やすい…!」
のあは嬉しそうにそう言うときょろきょろし始めた。
は「ピン留め付けたいって…」
ふ「そぅぃぅ事だったのかぁ~♡」
る「有り得ないんデスけど…」
み「やっぱ、面白い(笑)」
拍子抜けしている、俺たちを見てのあはにっこり微笑んだ。
る「!?」
ふ「ぉゃぉゃ!?」
にっこり微笑むと同時にのあの耳の下まで裂けている口がぱっかりと開いてしまった。
は・み「「あ」」
る「『あ』じゃないんデスけど!どういう事!?なんで裂けてるノ!?」
ふ「ぁらら…これは縫ぃ付けた方がぃぃんじゃなぁい?」
は・み・る「「「縫い付ける?」」」
ふ「そぅ!だってこのままじゃバィ菌入っちゃぅょ?」
み「確かに、そうね…」
は「縫い付けるなんて痛そうだろ!?」
ふ「るぅか、ふぅかはぉ裁縫出来なぃからお願ぃできなぃ?」
る「姉さまが言うナラ…!」
は「ちょ、るぅかちゃんって裁縫出来るのか?」
る「舐めないデ、2日あったら針に糸くらい通せるカラ」
は・み「ぜんっぜん出来ないじゃん!」
- - - - - - - - - -
今回はここまでとさせて頂きます!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少し会話文が多くなって、更に分かりにくくなってしまい申し訳ありません!(汗)
カギカッコの上にキャラクター名の最初の文字を入れさせてもらったので分からなくなったらそれを見てもらえれば、大丈夫だと思います!
そして、とってもお久しぶりです!更新遅くなってしまって申し訳ありませんでした!これからは、もっと早めに早めに!を意識して更新していきますのでこれからも宜しくお願いします。
※次の話ではまた新しいキャラが出てくるよ!※
ー人物紹介ー
ふぅか 二十一歳 十月三十一日生まれ
性格はのほほんとしていて、とても優しい。学生時代は不良であった為全く授業等は受けていない。
可愛いものが大好きなだけで心はれっきとした男性。身長がとても高く、スタイルが良い。
るぅか 二十一歳 十月三十一日生まれ
性格は兄のふぅかとは正反対で自分にも他人にも厳しい。(ただしふぅかには甘い)頭脳は中の上くらいで、運動は人並み。ボクっ娘。
オンラインゲーム等が得意。(ネットでは人気者)身長は低く、成人しているのに学生と間違えられるほど。
では、最後に!小説を書く時間をくれたお母様。最後まで読んでくださった読者様みなさんに私からの最大級の感謝を捧げます。
では、また!
3人「!?」
?「姉さま…可愛イ…」
突然、俺の部屋に二人の男女が現れた。
み「ふ、ふぅかとるぅか!?」
ふ「にゃっはー♡お久しぶり!そらみ!」
み「だから、そらみじゃなくてみ・そ・ら!」
俺とのあの目の前で美空はその大きい図体の女の人と親しげ(?)に話している。
は「み、美空!この人達は誰なんだ!?」
俺は驚き美空にそう尋ねた。
み「あー…えっと、この小さい男の子みたいな奴が『るぅか』ネットで知り合ったの。」
は「へ、へぇ…?」
み「んで、このでっかい奴が『ふぅか』るぅかのお兄さん」
は「へーそうなんだ……って!え!?お兄さん!?」
み・ふ「「うん」」
相変わらずの無表情で頷く美空と、満面の笑みで頷く『ふぅか』
は「ででで、でも!こんなに女っぽい格好…も、もしかしてそっち?」
驚きのあまり失礼な発言をする俺にふぅかは、
ふ「にゃは♡違うよぉ~!ちゃんと心も男だょ?」
は「そ、そう…なんすね…」
苦笑いを浮かべる俺の横でずっと固まっているのあをふぅかは一瞥すると、ぱああ!という効果音がつきそうな表情を浮かべ、のあの前でしゃがんだ。
ふ「きみ、可愛いねぇ♡名前、なんて言ぅのかな?」
の「……の、のあ……」
ふ「のあぁ!のあって言ぅのかぁ!可愛ぃねぇ♡おれはふぅかって言ぅんだぁ!仲良くしてね♡」
そう言うとにこにこしながら、ふぅかはのあと半ば無理やりに握手をする。
は「あ!手は!」
ふ「むむ~?なんでこんなに指がぐにゃぐにゃしてるのかな…?」
の「…え……えと……」
ふぅかは不思議そうに指を見つめると、
ふ「ま、いっか~!」
そう言いのあの前から離れた。
の・は「…へ?」
は「怖く…ないんですか?」
ふ「えぇ~?どうしてぇ?個性的で可愛ぃょ?」
の・は「か、可愛い…?」
ふ「そぅそぅ!可愛ぃ♡」
ふぅかの予想外な一言にのあと俺は思わず固まる。
る「あの…ボクの事…忘れてないデスか?」
いつの間にかふぅかの後ろに立っていた『るぅか』はジト目でのあと俺を睨む。
は「わ、忘れてないよ!俺、晴人!宜しくね、るぅかくん!」
る「は?ボク、女デスけど?」
は「…へ?」
折角動けるようになったのにまた固まる俺。
る「だから、女デスけど。確かに姉さまの方が可愛いけどサ…」
は「え?いや、そういう事じゃなくて!あぁ!そういう事か!るぅかちゃんは俗に言う『ボクっ娘』?」
る「んー…まぁそうだネ。」
うんうんと頷くるぅかをじっと見つめるのあ。
る「え…ナニ?」
の「…髪…付けてる、ハート、可愛い…」
る「ん?あぁ、これ?」
るぅかは前髪に留めているハートのピン留めを触れて言った。
る「可愛いのは当たり前!だって、姉さまがくれたピン留めだからネ!」
得意げなるぅかの横に立っていたふぅかはまたのあの前でしゃがんで言った。
ふ「もぅハートのピン留めは持ってないんだ…ごめんね?」
申し訳なさそうにしゅんとするふぅかを見てのあは不自由な手をふぅかの頭にのせた。
の「…だいじょうぶ…だよ…」
少し微笑み、そう言ったのあを見たふぅかは、
ふ「ぉ揃ぃ…ではなぃけど、のあちゃんもピン留め付けるぅ?」
の「…いいの…?」
嬉しそうに尋ねるのあを見てふぅかは満面の笑みで「勿論♡」と言い自分が持っていたポーチを探りはじめた。
ふ「ぅ~んと…ぇ~っとぉ……ぁ!ぁったぁ!」
ピン留めが沢山入ってるケースからピンを取り出し、のあの前に戻った。
ふ「ちょっと失礼しますねぇ~」
のあの長い前髪を分け、慣れた手つきでふぅかはピン留めを付ける。
ふ「ぅんぅん!可愛ぃ♡ほら♡」
いっぱいデコられた鏡をのあの前に差し出す。
ふ「ハートのピン留めがなかったから、ピンでハート作ってみたよぉ♡」
のあは自分の前髪に触れ、ふぅかを見つめ言った。
の「…い……」
ふ・は「い?」
の「…前が、見やすい…!」
のあは嬉しそうにそう言うときょろきょろし始めた。
は「ピン留め付けたいって…」
ふ「そぅぃぅ事だったのかぁ~♡」
る「有り得ないんデスけど…」
み「やっぱ、面白い(笑)」
拍子抜けしている、俺たちを見てのあはにっこり微笑んだ。
る「!?」
ふ「ぉゃぉゃ!?」
にっこり微笑むと同時にのあの耳の下まで裂けている口がぱっかりと開いてしまった。
は・み「「あ」」
る「『あ』じゃないんデスけど!どういう事!?なんで裂けてるノ!?」
ふ「ぁらら…これは縫ぃ付けた方がぃぃんじゃなぁい?」
は・み・る「「「縫い付ける?」」」
ふ「そぅ!だってこのままじゃバィ菌入っちゃぅょ?」
み「確かに、そうね…」
は「縫い付けるなんて痛そうだろ!?」
ふ「るぅか、ふぅかはぉ裁縫出来なぃからお願ぃできなぃ?」
る「姉さまが言うナラ…!」
は「ちょ、るぅかちゃんって裁縫出来るのか?」
る「舐めないデ、2日あったら針に糸くらい通せるカラ」
は・み「ぜんっぜん出来ないじゃん!」
- - - - - - - - - -
今回はここまでとさせて頂きます!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少し会話文が多くなって、更に分かりにくくなってしまい申し訳ありません!(汗)
カギカッコの上にキャラクター名の最初の文字を入れさせてもらったので分からなくなったらそれを見てもらえれば、大丈夫だと思います!
そして、とってもお久しぶりです!更新遅くなってしまって申し訳ありませんでした!これからは、もっと早めに早めに!を意識して更新していきますのでこれからも宜しくお願いします。
※次の話ではまた新しいキャラが出てくるよ!※
ー人物紹介ー
ふぅか 二十一歳 十月三十一日生まれ
性格はのほほんとしていて、とても優しい。学生時代は不良であった為全く授業等は受けていない。
可愛いものが大好きなだけで心はれっきとした男性。身長がとても高く、スタイルが良い。
るぅか 二十一歳 十月三十一日生まれ
性格は兄のふぅかとは正反対で自分にも他人にも厳しい。(ただしふぅかには甘い)頭脳は中の上くらいで、運動は人並み。ボクっ娘。
オンラインゲーム等が得意。(ネットでは人気者)身長は低く、成人しているのに学生と間違えられるほど。
では、最後に!小説を書く時間をくれたお母様。最後まで読んでくださった読者様みなさんに私からの最大級の感謝を捧げます。
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