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第4章 おっさん、祭りに参加する
第66話 三番勝負 其の三
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休日明け、俺はいつものように学園へと出勤する。
レーナとハルカの三番勝負の最終戦は休日明けの放課後、演習場で行うことになった。
「今日からまた1週間か。魔技祭も近いし、やることが多すぎだ……」
もう魔技祭までもう時間はない。もうそろそろ他の競技にも力を入れなければならないな。
まだ焦り始める時ではない。だが俺は望んでいる者はただ一つ、勝利のみだ。だから俺はチームいやクラス全体が出来上がった状態で本番に臨みたい。俺は心は休日明けにも関わらず燃えていた。
「さて、とりあえず教室に……ん?」
学園の正門をくぐるとなにやら見知らぬ女の姿があった。
後ろ姿から推測するに中等部くらいの者だろうか。
だがここの学園生ではなさそうだった。
(ん……あの後ろ姿どこかで……)
するとするとその女が俺の姿に気づいたらしく後ろを振り向く。
「……! お前は!」
見覚えがある……というか身内だ。
女は俺の元へじりじりと寄ってくる。
「やっときはりましたか。待ってたで……カ・シ・ラ」
「スカーレット……いやゴクドーと呼んだ方が適切か」
「おお~うちのこと覚えててくれはったんですね! 安心しましたわ、てっきりうちのことなんて忘れてはると思ってましたから」
「いや……忘れるわけないだろ」
そう……忘れるわけがない。この女は一見子供のような面をしているがただの女ではない。年齢は不詳だが俺が神魔団に入る前から所属しているので相当上なのは確かだ。あと知っているのは呪いか何かで成長がガキの頃で止まったということと、とんでもない力を持ったロリ女ということぐらいしかない。
そしてこいつの正体はというと我が神聖魔術団ビックセブンの一角、ナンバーセブンのスカーレット・クレイモア。またの名をゴクドー。全盛期の神魔団ではこの名前で通っていたため、真の名を知っているのは神魔団のビックセブンだけだ。またこいつにはその圧倒的強さとその紫髪と紫の瞳という容姿から別『パープルイーター』とも呼ばれている。
まぁこいつもこいつで破格の力を持つ者の一人ということだ。
「それにしても久しいな。なんか用でもあるのか?」
「ああ。お前とフィオナに会いにきた」
「俺とフィオナに?」
「そうだ。今大丈夫か?」
「いや、オレは仕事があるからな。フィオナも忙しいと思うが……」
「ならまた出直すことにしたる。放課後でええな?」
「あ、ああ……時間は取れると思う」
「分かった、また来るわ。ほな」
そういうと彼女は足早に去っていった。
はぁ……また面倒なのが来ちまったなぁ。
だが今はそんなことを考えている暇はない。俺は急いで教室へ向かった。
「はぁぁぁぁぁ、今日も疲れたぁ~」
「お疲れ様ですレイナード」
「ああ、ありがとう」
レーナからコーヒーを渡されひとまず身体の力を抜く。
時間は放課後。生徒たちはもう下校の時間だった。
「いいなぁ学生は。早く帰れて」
「仕事ですから。仕方ありませんよ」
「ったくこうして学園生活を送れんのはオレら講師のおかげだってのに……少しくらいは理解してほしいもんだよ」
俺は例の如く、積りに積もった書類を片付け始める。
(魔技祭の分析もしなきゃならんし、くそっ)
ストレスと疲れで身体が怠い。
過労で倒れそうだ。
「あの、レイナード?」
「ん? どうした?」
「えっと……これから例の勝負が……」
ああ、そうだった。そういえば今日の放課後はハルカとレーナの決闘を執り行う予定だったんだ。
俺はすっかり忘れ、自分の仕事と魔技祭のことしか考えていなかった。
(行かなかったら行かなかったで後が面倒だからな……仕方ないか)
「ふぅ……分かった行こう」
「す、すみません」
俺とレーナは演習場へと向かった。
そして―――
「お待ちしていましたよ。お二人とも」
「早いなハルカ」
「当たり前じゃないですか! 今日で決着が決まるので」
「……まぁいいや。今回の決闘は俺が監視主任をすることになったからささっと始めるぞ」
時間は有限。俺は一刻も早く自分がするべきことをしたかった。
そのため、俺は演習場に入るとすぐに決闘の準備に取り掛かった。
「よし、準備ができたぞ」
「ありがとうございます。先生」
「ああ、でもあまり派手に暴れるなよ。元々講師同士の決闘はタブーなんだからな」
「分かってます。すぐに決着をつけるので」
「すぐに決着を……ですか。ハルカは随分と余裕なのね」
「まぁ腕には少し自信がありますから」
双方ともバチバチ状態だ。
全く……はよ終わらせてくれ……
俺は深くため息をつきながらも開始の合図をする。
「じゃ、いくぞ。よーいはじめ!」
「はぁぁぁぁぁぁ!」「やぁぁぁぁぁぁ!」
二人の戦いは始まった。
双方とも気合いの入った一撃で挨拶を交わす。
「ほう……なかなかだな」
今までこの二人の戦う姿など見たことがなかったので内心興味はあった。
動きを見ている以上、双方とも相当な技量を持っているようだ。
(なるほど、魔術講師になれたのも納得だな)
俺は演習場の隅に座り、二人の戦いを眺める。
「ん~なんか忘れている気がするが……まぁいいか。それより魔技祭のデータをもう一回見直さんとなぁ……はぁ気が重い」
身体も頭もぼーっとする。
でも風は涼しく、過ごしやすい気候だった。
「そろそろ時期替わりか。早いな……」
気持ち良い風に当たり、すこし気分が楽になっていくのを感じる。
そしていつしか俺は眠気に誘われ、その場で熟睡し始めていた。
レーナとハルカの三番勝負の最終戦は休日明けの放課後、演習場で行うことになった。
「今日からまた1週間か。魔技祭も近いし、やることが多すぎだ……」
もう魔技祭までもう時間はない。もうそろそろ他の競技にも力を入れなければならないな。
まだ焦り始める時ではない。だが俺は望んでいる者はただ一つ、勝利のみだ。だから俺はチームいやクラス全体が出来上がった状態で本番に臨みたい。俺は心は休日明けにも関わらず燃えていた。
「さて、とりあえず教室に……ん?」
学園の正門をくぐるとなにやら見知らぬ女の姿があった。
後ろ姿から推測するに中等部くらいの者だろうか。
だがここの学園生ではなさそうだった。
(ん……あの後ろ姿どこかで……)
するとするとその女が俺の姿に気づいたらしく後ろを振り向く。
「……! お前は!」
見覚えがある……というか身内だ。
女は俺の元へじりじりと寄ってくる。
「やっときはりましたか。待ってたで……カ・シ・ラ」
「スカーレット……いやゴクドーと呼んだ方が適切か」
「おお~うちのこと覚えててくれはったんですね! 安心しましたわ、てっきりうちのことなんて忘れてはると思ってましたから」
「いや……忘れるわけないだろ」
そう……忘れるわけがない。この女は一見子供のような面をしているがただの女ではない。年齢は不詳だが俺が神魔団に入る前から所属しているので相当上なのは確かだ。あと知っているのは呪いか何かで成長がガキの頃で止まったということと、とんでもない力を持ったロリ女ということぐらいしかない。
そしてこいつの正体はというと我が神聖魔術団ビックセブンの一角、ナンバーセブンのスカーレット・クレイモア。またの名をゴクドー。全盛期の神魔団ではこの名前で通っていたため、真の名を知っているのは神魔団のビックセブンだけだ。またこいつにはその圧倒的強さとその紫髪と紫の瞳という容姿から別『パープルイーター』とも呼ばれている。
まぁこいつもこいつで破格の力を持つ者の一人ということだ。
「それにしても久しいな。なんか用でもあるのか?」
「ああ。お前とフィオナに会いにきた」
「俺とフィオナに?」
「そうだ。今大丈夫か?」
「いや、オレは仕事があるからな。フィオナも忙しいと思うが……」
「ならまた出直すことにしたる。放課後でええな?」
「あ、ああ……時間は取れると思う」
「分かった、また来るわ。ほな」
そういうと彼女は足早に去っていった。
はぁ……また面倒なのが来ちまったなぁ。
だが今はそんなことを考えている暇はない。俺は急いで教室へ向かった。
「はぁぁぁぁぁ、今日も疲れたぁ~」
「お疲れ様ですレイナード」
「ああ、ありがとう」
レーナからコーヒーを渡されひとまず身体の力を抜く。
時間は放課後。生徒たちはもう下校の時間だった。
「いいなぁ学生は。早く帰れて」
「仕事ですから。仕方ありませんよ」
「ったくこうして学園生活を送れんのはオレら講師のおかげだってのに……少しくらいは理解してほしいもんだよ」
俺は例の如く、積りに積もった書類を片付け始める。
(魔技祭の分析もしなきゃならんし、くそっ)
ストレスと疲れで身体が怠い。
過労で倒れそうだ。
「あの、レイナード?」
「ん? どうした?」
「えっと……これから例の勝負が……」
ああ、そうだった。そういえば今日の放課後はハルカとレーナの決闘を執り行う予定だったんだ。
俺はすっかり忘れ、自分の仕事と魔技祭のことしか考えていなかった。
(行かなかったら行かなかったで後が面倒だからな……仕方ないか)
「ふぅ……分かった行こう」
「す、すみません」
俺とレーナは演習場へと向かった。
そして―――
「お待ちしていましたよ。お二人とも」
「早いなハルカ」
「当たり前じゃないですか! 今日で決着が決まるので」
「……まぁいいや。今回の決闘は俺が監視主任をすることになったからささっと始めるぞ」
時間は有限。俺は一刻も早く自分がするべきことをしたかった。
そのため、俺は演習場に入るとすぐに決闘の準備に取り掛かった。
「よし、準備ができたぞ」
「ありがとうございます。先生」
「ああ、でもあまり派手に暴れるなよ。元々講師同士の決闘はタブーなんだからな」
「分かってます。すぐに決着をつけるので」
「すぐに決着を……ですか。ハルカは随分と余裕なのね」
「まぁ腕には少し自信がありますから」
双方ともバチバチ状態だ。
全く……はよ終わらせてくれ……
俺は深くため息をつきながらも開始の合図をする。
「じゃ、いくぞ。よーいはじめ!」
「はぁぁぁぁぁぁ!」「やぁぁぁぁぁぁ!」
二人の戦いは始まった。
双方とも気合いの入った一撃で挨拶を交わす。
「ほう……なかなかだな」
今までこの二人の戦う姿など見たことがなかったので内心興味はあった。
動きを見ている以上、双方とも相当な技量を持っているようだ。
(なるほど、魔術講師になれたのも納得だな)
俺は演習場の隅に座り、二人の戦いを眺める。
「ん~なんか忘れている気がするが……まぁいいか。それより魔技祭のデータをもう一回見直さんとなぁ……はぁ気が重い」
身体も頭もぼーっとする。
でも風は涼しく、過ごしやすい気候だった。
「そろそろ時期替わりか。早いな……」
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