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第1話:魔王様、旅立つ!
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俺、イブリス・エル・サタニールは魔界一帯を治める魔族の王、人呼んで魔王だ。
年は100歳を超えているが魔族ではまだ成人にも満たしていない。人間を基準にして考えれば大体15歳のくらいのものだろうか。
ちなみ俺は歴代の魔王の中では最年少でこの座についた男だ。もちろん最初は魔界の民からの不安の声もあったが、今は安定して新たな魔王として認められつつあった。
(すごい助けてもらったけどなぁ……)
俺はそんな過去の出来事を思い出しながら玉座の間へと向かっていた。
先のパーティー会場で天魔大幹部の一人、グシオンに呼び出された。玉座の間で話すことだ。よっぽど重要なことに違いない。
俺は少しドキドキしながら歩き、玉座の間の入り口付近にまで来た。
玉座の間の前には数人の魔王軍の兵士、そして使用人が俺の到着を待っていた。
「お待ちしておりました。我が崇高なる主、大魔王イブリス様」
「うむ、出迎えご苦労だった」
「中でグシオン様がお待ちです。案内いたします」
「ああ、頼む」
扉の両側に立った兵士二人が同時に扉を開扉し、使用人の一人が俺を中へと案内する。
中に続くは幅広い一本道。そしてその先には金銀などの豪華な装飾品で彩られた玉座がある。
見慣れた光景のはずなのにまだ魔王としての実感が湧かない。
(それに、「崇高なる」とか「大魔王」とか言われるのもなんか気が狂うんだよなぁ……)
まぁどんなに腐っても立場は魔王に変わりはない。俺自身も必死にそれを受け止めようと今まで引き気味だった言葉遣いを威厳のある形に変えたのだがやはり慣れない。グシオンにそう提案されたのはいいものの中々自然に話すことが出来ずにいた。
恥ずかしさに耐えるだけで必死だった。
中へ入ると玉座の前にグシオンの姿があった。彼は俺が姿を現すとすぐさま跪き、頭を下ろす。
俺は玉座にゆっくりと腰を掛け、兵士と使用人たちも一斉に俺の前で跪き始める。
「ご苦労だった。お前たちはもう下がってよいぞ」
「はっ! それでは失礼致します」
兵士と使用人は軽く会釈をし、そのまま玉座の間から出て行った。
(……にしてもこんな広々とした空間に二人だけとは。落ち着かないなぁ)
基本的に玉座の間は定例の幹部会をする以外用途は特にない。あとは緊急事態の報告とかだ。
なので名目上は玉座の間ということではあるがあってもなくてもそんなに変わらないという場所でもあった。
この静かな空間で俺は息をゆっくりと吐き、話し始める。
「頭を上げよ。魔王軍階序列第三位、グシオン・アルバザードよ」
グシオンは俺の命を聞き、ゆっくりと頭を上げる。
「……それで、話とは一体何なのだ?」
グシオンは高々と玉座から見つめる俺に対し、大きな声で話す。
「はい。しかしですが魔王様、まずはわざわざ私の無粋な我が儘でご足労いただいたことに感謝を申し上げたいと思います」
「え? いや、わざわざそこまでしなくてよい。俺と貴公の間柄だ。礼なんていらない」
「左様でございますか。ありがとうございます」
(こういう時はさすが旧魔王軍の人間だな。細かな所までしっかりとしている)
感心しつつ、俺は本題に入るよう催促する。
「ああ。で、話とは?」
グシオンは小さく咳払いをすると気を改め直して話し始める。
「はい。今日魔王様に来ていただいたのは今後の方針についてです」
「方針?」
「左様で御座います。我々が今後人間界を支配する上で重要な情報を集めたいと思っておりまして指図をできる身ではございませんが魔王様にも一肌脱いでもらおうと」
「え、あ、ああ……それは構わないが俺は具体的に何をすればよいのだ?」
「はい。それは端的にいいますと……」
「いいますと……?」
「学園潜入でございます」
……え?
中々言葉が出ず、固まってしまう。
「が、学園潜入とはどういうことなんだ?」
「はい。魔王様には人間族が住む街へと直接出向いてもらい、生態調査をしてもらおうと思っております」
「せいたい……ちょうさ?」
俺が首を傾げるとグシオンは首を縦に振った。
「そうです。数百年前、貴方の御父上であるゼメスター様が失脚へと追い込まれた原因、それは圧倒的情報力の欠如でした。ゼメスター様は度重なる雑務で自分自らの目で人という存在を知ることが出来なかったのです」
グシオンは息をつく間もなく続ける。
「それに我々幹部たちもそれぞれの仕事に追われ、人間界に住むものの種族分析を怠っていました。表面状の情報しか我々の元には入ってこなかったのです。その結果、我々は情報になかった規格外の存在に出会ってしまった……」
「それが……『勇者』ということか」
「ご名答です。我々はその『勇者』という存在を知らず、人間界を掌握しようとしていました。ですが彼らと出会い、人間とは思えない破格な力を見せつけられた我々魔王軍は遂に我が主であるゼメスター様までも打ち取ってしまった。私はその頃、王国軍との戦闘の指揮をしていたので存じてはいなかったのですが……」
なるほどな……そういうことだったのか。
俺は父ゼメスターがなぜ人間相手に敗北を喫したのか分からなかった。先々代が人間界を統治した際、『勇者』という存在はなかった。だが奴らは急に現れ、我々を脅かし、遂には壊滅の一歩手前まで追い込まれた。
(それが……まさかの情報不足だったとは)
だがあの厳格な父上がそんな単純なことを見落とすはずがない。『勇者』が現れるまでは順当に人間界を支配しつつあったんだ。恐らく何らかの原因で生まれたイレギュラーな存在、それが『勇者』だったんだ。
「それで話を戻すが、なぜまた人間界の学園に行かねばならないんだ?」
「それについては単純です。学園という場所はいわば人間界の教育機関、人がそれなりに集まり、彼らがどんなことを学んでいるか知ることができるからです。人間界といえど広い世界に変わりはありません。その中で特定の場所を絞って情報収集をした方が効率が良いのではないかと判断致しました」
「……な、なるほど」
「それだけではありません。魔王様が出向かれる予定の学園は人間界で言えば名門中の名門。そこに今後の勇者候補が入学してくるとの情報を得ました」
「なに? 勇者候補だと?」
グシオンは静かに頷く。
軍の情報班によれば今現在、人間界では『勇者』に値する人物が出てきていないという。しかも父を倒されたあの日以来、数百年もの間だ。既存の勇者たちは皆この世を去り、『勇者』という存在は伝説になりつつあった。
そんな中、魔王復活を危惧していた王国軍は大陸全土から勇者となりえる逸材をかき集め招集。その勇者候補たちが一同にその学園へと入学してくるという。
さらに情報を開示すればその者たちの潜在能力は凄まじく、中には異端者とも呼べるような人間もいるとのことだ。
「……そんなわけで同時に勇者の身元調査も行うこともできます。我々にとっては非常に好都合なことです。生憎、人間界の者は我々が復活していることに気が付いていません。疑いはしているみたいですが……」
「なるほど。その上俺が魔王になったのも奴らは知らない。顔を存じていないという利点もあるということか」
「そういうことです。まさに絶好の条件と言えるでしょう。どうでしょうか?」
「ああ、さすがは我が魔王軍の策士だ。抜かりない」
「お褒めに預かり、光栄です」
確かに彼の言う通り、今は下手に動かない方が良さそうだ。今はじっくりと時間をかけて情報を惇んることに徹した方がいいだろう。
俺は彼の提案を受け入れ、学園へと行くことを決意する。
「素晴らしいご決断、ありがとうございます」
「ああ、それで情報はどう伝達するんだ?」
「リリンを伝達係兼補佐として同行するよう私から言っておきましょう。魔王様は彼女に得た情報をお伝えください」
「リリン……? ああ、あのサキュバスの秘書官か」
「左様です。彼女ほどの適任者はいないでしょう。きっとお役に立てると思いますよ」
「分かった。すまないな、何から何まで」
「いえ、それでは私の話は以上となります。ご健闘を」
「うむ。では下がってよいぞ」
グシオンは軽く一礼、そして後ろを振り向き去っていった。
(人間界の学園に潜入……か。重要な立ち位置を任されてしまったな)
だが俺に迷いはなかった。全ては自らの願いを叶えるため、そして信じてくれる者たちのために俺はなんでもしてやろうと思っている。
そして後日、俺は魔王城を旅立ち、人間界統治への第一歩を踏み出したのだった。
年は100歳を超えているが魔族ではまだ成人にも満たしていない。人間を基準にして考えれば大体15歳のくらいのものだろうか。
ちなみ俺は歴代の魔王の中では最年少でこの座についた男だ。もちろん最初は魔界の民からの不安の声もあったが、今は安定して新たな魔王として認められつつあった。
(すごい助けてもらったけどなぁ……)
俺はそんな過去の出来事を思い出しながら玉座の間へと向かっていた。
先のパーティー会場で天魔大幹部の一人、グシオンに呼び出された。玉座の間で話すことだ。よっぽど重要なことに違いない。
俺は少しドキドキしながら歩き、玉座の間の入り口付近にまで来た。
玉座の間の前には数人の魔王軍の兵士、そして使用人が俺の到着を待っていた。
「お待ちしておりました。我が崇高なる主、大魔王イブリス様」
「うむ、出迎えご苦労だった」
「中でグシオン様がお待ちです。案内いたします」
「ああ、頼む」
扉の両側に立った兵士二人が同時に扉を開扉し、使用人の一人が俺を中へと案内する。
中に続くは幅広い一本道。そしてその先には金銀などの豪華な装飾品で彩られた玉座がある。
見慣れた光景のはずなのにまだ魔王としての実感が湧かない。
(それに、「崇高なる」とか「大魔王」とか言われるのもなんか気が狂うんだよなぁ……)
まぁどんなに腐っても立場は魔王に変わりはない。俺自身も必死にそれを受け止めようと今まで引き気味だった言葉遣いを威厳のある形に変えたのだがやはり慣れない。グシオンにそう提案されたのはいいものの中々自然に話すことが出来ずにいた。
恥ずかしさに耐えるだけで必死だった。
中へ入ると玉座の前にグシオンの姿があった。彼は俺が姿を現すとすぐさま跪き、頭を下ろす。
俺は玉座にゆっくりと腰を掛け、兵士と使用人たちも一斉に俺の前で跪き始める。
「ご苦労だった。お前たちはもう下がってよいぞ」
「はっ! それでは失礼致します」
兵士と使用人は軽く会釈をし、そのまま玉座の間から出て行った。
(……にしてもこんな広々とした空間に二人だけとは。落ち着かないなぁ)
基本的に玉座の間は定例の幹部会をする以外用途は特にない。あとは緊急事態の報告とかだ。
なので名目上は玉座の間ということではあるがあってもなくてもそんなに変わらないという場所でもあった。
この静かな空間で俺は息をゆっくりと吐き、話し始める。
「頭を上げよ。魔王軍階序列第三位、グシオン・アルバザードよ」
グシオンは俺の命を聞き、ゆっくりと頭を上げる。
「……それで、話とは一体何なのだ?」
グシオンは高々と玉座から見つめる俺に対し、大きな声で話す。
「はい。しかしですが魔王様、まずはわざわざ私の無粋な我が儘でご足労いただいたことに感謝を申し上げたいと思います」
「え? いや、わざわざそこまでしなくてよい。俺と貴公の間柄だ。礼なんていらない」
「左様でございますか。ありがとうございます」
(こういう時はさすが旧魔王軍の人間だな。細かな所までしっかりとしている)
感心しつつ、俺は本題に入るよう催促する。
「ああ。で、話とは?」
グシオンは小さく咳払いをすると気を改め直して話し始める。
「はい。今日魔王様に来ていただいたのは今後の方針についてです」
「方針?」
「左様で御座います。我々が今後人間界を支配する上で重要な情報を集めたいと思っておりまして指図をできる身ではございませんが魔王様にも一肌脱いでもらおうと」
「え、あ、ああ……それは構わないが俺は具体的に何をすればよいのだ?」
「はい。それは端的にいいますと……」
「いいますと……?」
「学園潜入でございます」
……え?
中々言葉が出ず、固まってしまう。
「が、学園潜入とはどういうことなんだ?」
「はい。魔王様には人間族が住む街へと直接出向いてもらい、生態調査をしてもらおうと思っております」
「せいたい……ちょうさ?」
俺が首を傾げるとグシオンは首を縦に振った。
「そうです。数百年前、貴方の御父上であるゼメスター様が失脚へと追い込まれた原因、それは圧倒的情報力の欠如でした。ゼメスター様は度重なる雑務で自分自らの目で人という存在を知ることが出来なかったのです」
グシオンは息をつく間もなく続ける。
「それに我々幹部たちもそれぞれの仕事に追われ、人間界に住むものの種族分析を怠っていました。表面状の情報しか我々の元には入ってこなかったのです。その結果、我々は情報になかった規格外の存在に出会ってしまった……」
「それが……『勇者』ということか」
「ご名答です。我々はその『勇者』という存在を知らず、人間界を掌握しようとしていました。ですが彼らと出会い、人間とは思えない破格な力を見せつけられた我々魔王軍は遂に我が主であるゼメスター様までも打ち取ってしまった。私はその頃、王国軍との戦闘の指揮をしていたので存じてはいなかったのですが……」
なるほどな……そういうことだったのか。
俺は父ゼメスターがなぜ人間相手に敗北を喫したのか分からなかった。先々代が人間界を統治した際、『勇者』という存在はなかった。だが奴らは急に現れ、我々を脅かし、遂には壊滅の一歩手前まで追い込まれた。
(それが……まさかの情報不足だったとは)
だがあの厳格な父上がそんな単純なことを見落とすはずがない。『勇者』が現れるまでは順当に人間界を支配しつつあったんだ。恐らく何らかの原因で生まれたイレギュラーな存在、それが『勇者』だったんだ。
「それで話を戻すが、なぜまた人間界の学園に行かねばならないんだ?」
「それについては単純です。学園という場所はいわば人間界の教育機関、人がそれなりに集まり、彼らがどんなことを学んでいるか知ることができるからです。人間界といえど広い世界に変わりはありません。その中で特定の場所を絞って情報収集をした方が効率が良いのではないかと判断致しました」
「……な、なるほど」
「それだけではありません。魔王様が出向かれる予定の学園は人間界で言えば名門中の名門。そこに今後の勇者候補が入学してくるとの情報を得ました」
「なに? 勇者候補だと?」
グシオンは静かに頷く。
軍の情報班によれば今現在、人間界では『勇者』に値する人物が出てきていないという。しかも父を倒されたあの日以来、数百年もの間だ。既存の勇者たちは皆この世を去り、『勇者』という存在は伝説になりつつあった。
そんな中、魔王復活を危惧していた王国軍は大陸全土から勇者となりえる逸材をかき集め招集。その勇者候補たちが一同にその学園へと入学してくるという。
さらに情報を開示すればその者たちの潜在能力は凄まじく、中には異端者とも呼べるような人間もいるとのことだ。
「……そんなわけで同時に勇者の身元調査も行うこともできます。我々にとっては非常に好都合なことです。生憎、人間界の者は我々が復活していることに気が付いていません。疑いはしているみたいですが……」
「なるほど。その上俺が魔王になったのも奴らは知らない。顔を存じていないという利点もあるということか」
「そういうことです。まさに絶好の条件と言えるでしょう。どうでしょうか?」
「ああ、さすがは我が魔王軍の策士だ。抜かりない」
「お褒めに預かり、光栄です」
確かに彼の言う通り、今は下手に動かない方が良さそうだ。今はじっくりと時間をかけて情報を惇んることに徹した方がいいだろう。
俺は彼の提案を受け入れ、学園へと行くことを決意する。
「素晴らしいご決断、ありがとうございます」
「ああ、それで情報はどう伝達するんだ?」
「リリンを伝達係兼補佐として同行するよう私から言っておきましょう。魔王様は彼女に得た情報をお伝えください」
「リリン……? ああ、あのサキュバスの秘書官か」
「左様です。彼女ほどの適任者はいないでしょう。きっとお役に立てると思いますよ」
「分かった。すまないな、何から何まで」
「いえ、それでは私の話は以上となります。ご健闘を」
「うむ。では下がってよいぞ」
グシオンは軽く一礼、そして後ろを振り向き去っていった。
(人間界の学園に潜入……か。重要な立ち位置を任されてしまったな)
だが俺に迷いはなかった。全ては自らの願いを叶えるため、そして信じてくれる者たちのために俺はなんでもしてやろうと思っている。
そして後日、俺は魔王城を旅立ち、人間界統治への第一歩を踏み出したのだった。
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