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第3章 俺、奮闘する
閑話 Side-T④ ~その努力は誰が為に~
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「ロンギヌス二世。首尾よく事が進んでいるようだな」
「はい。グリアロボス様。時空のひずみが解消されるまで、もうまもなくかと思われます」
久しぶりに、我が主からの通信が入り、若干緊張しながら応答する。
我が下僕・ナゼアユムは、使えるようで使えない人間だった。私のアドバイスのおかげで、ようやくここまできたと言える。まったく、あのヘタレめ。
「参考までに聞くが、そちらの世界はどうだ? 人間どもを支配するための手がかりはなにかつかめたか?」
「はい。奴らは、美味なる料理を口にすればたちまち虜になるようです。警戒されたとしても、その者の口に合うものを食べさせれば、たちまち油断する……未だ例外となる人間は現れておりません」
「ほう。美味なる料理か……それは一理あるな。人間どもは、どのような料理を好むのだ?」
「辛いもの甘いもの……種類は豊富で、数えきれませぬ。グリアロボス様のお口に合いそうなものも見つけました」
「そうか! それは楽しみだ。こちらに帰還した暁には、さっそく味わわせてもらおうか」
「もちろんでございます。その日がくるのを、心より楽しみにしております!」
「うむ……わた……も同じ……」
そこでノイズが走り、グリアロボス様のお声が途切れた。
主の声が聞こえなくなり、静かになった部屋で一人、天井を見上げる。
……まだなにか臭うような気がしたので、換気扇をつけた。
これは、以前解体したドリアンなる果物の仕業だろう。死臭ほどではないが、あれもなかなかの臭気だった。中の実は、かなり濃厚な味わいで美味であったが。
あのにおいは、果実本体が他の生物に侵略されないよう、発しているのだろう。この世界の果物は、身を守るために武器を備えているものがあるようだ。なんて殊勝な心がけだろうか。
さて。そろそろ出勤する時間だ。
支度を整えて、棲家を出る。同じころに出勤するはずのナゼアユムは、今日は休みらしく、隣からはほとんど物音がしなかった。間違いなく、まだ眠っている。のんきな奴だ。
仕事場につくと、同胞らとあいさつを交わし、持ち場についた。
最近は、惣菜を作って品出しをする係を任されている。レシピコーナーに、件のドリアンについて情報を掲載したところ、この店の主から「評判すごいいいよ!」と言われ、料理が得意だと知られて抜擢されたのだった。
この店で出す惣菜は、多種多様。人気の揚げ物から始まり、焼き物、煮物、果てには生魚をもちいた「すし」なるものまで。時期によっても出すものは変わるようだ。
その中で驚いたのは、巻き寿司だ。のりを敷いて白飯をのせ、その上に具材をのせて巻くだけだが、切ったときに様々な絵柄になるように配置するやり方もあるそうだ。動物らしき絵が現れた様を本で見たときは、舌を巻いた。
味としては、グリアロボス様が気に入るとは思えない優しさを秘めているが、我が下僕であれば喜んで食すだろう。
……いかん。なぜ私が、下僕の好みを考えなければならぬのだ。
「タコさん、こんにちは」
パック詰めが終わった惣菜を並べていると、幼子のような高い声で呼びかけられた。
振り返ると、そこには見覚えのある少女がいた。髪を二か所、赤い飾りがついたゴムで縛っていて、肩に小さな赤いポーチを斜めにしてかけている。
この少女は、毎日のようにやってきてはゴミ袋などの同じようなものを買っていた、老いぼれの孫だ。私を見かけると、必ずといっていいほどこのようにすり寄ってくる。幼子最大の武器であるあどけなさを使って、取り入ろうとしているのだと思われる。
私には、そんな手は通用しないが。
軽く手をあげてあいさつをしたら、いつもは笑みを浮かべる少女がなぜか悲しげに眉を下げた。
「あのね……おじいちゃん、老人ホームに入ったんだ。だから、もうここには来れなくなっちゃったの」
私は頷いた。
老人ホーム、とはなにか知らないが、おそらくはあのような老いぼれを収容しておく施設だろう。しかし、それでなぜこの少女まで落ちこんでいるのだろうか。
「おじいちゃん、ずっと前におばあちゃんが死んじゃったことも忘れちゃったし、最近はお父さんの顔もよく分からないみたいなの。でもね、タコさんと会うのはすごい楽しみにしてたんだって。だから、会いにいけなくなってすごく寂しがってるんだと思うの」
……私に会うのを楽しみにしている、だって? 意味が分からん。
顔を俯けていた少女は、次の瞬間、ぱっと顔を上げ、笑顔をむけてきた。
「だからね、私、写真を送ってあげようと思うの! タコさん、撮ってもいいかな?」
少女はポーチから、「すまほ」なる魔道具とおぼしきものを出して、私にむけて構えた。
例のスキルの主である女もそうだったが、人はなぜ写真を撮りたがるのか。その瞬間を切り取ったとて、それが自らの手に入るわけではないし、その時に戻れるわけでもないのに。
私は、少女が写真を撮りやすいようにと、まだ並べていない商品がのっている台車をどけてやった。
写真を撮った少女は、「ありがとう! またね!」と言って満面の笑みを浮かべ、軽い足取りで去っていった。
それを見送り、一息ついて品出しを再開する。
「やだぁー! お菓子買ってぇ!」
「あんたはねぇ……! 今日は買わないって約束したでしょ!?」
「やー!」
かごと一緒に子どもをのせられる玩具のようなカートを押してきた客が、騒いでいる。否、正確には、そのカートにのせられている幼子が、だ。
どうやら、ほしい菓子が手に入らず、駄々をこねている様子だ。この店ではよくある光景なので、さほど気にはならない。しかし、近くで泣きわめかれるのは困ったものだ。
そばに移動して、泣きわめく幼子に見えるように、二本の腕をあげて自らの顔に押しつけた。たちまち、サイドから潰されたようなかたちになる。俗にいう「変顔」だ。
「やーだー!」
「あ、ほら見て! あんたの好きなタコさんいるよ!」
「やー! お菓子がいいー!」
「……っうるさいなぁもう! いい加減にしなさい!」
足を上下にバタバタと動かして泣きわめく幼子は、母親から怒鳴られたせいもあり、しばらく泣き続けた。私がとっておきの「ふらだんす」を披露すると、ようやく笑顔になり、落ち着いた。
まったく……この世界の人間は、なぜこんなにも手のかかる者ばかりなのか。
悪態をつきながらも、気を取り直して仕事を進めた。
そして、休憩時間も決して気は抜かない。料理の本を読み、新たな料理の開拓を進める。
最近は、もっぱら「韓国料理」なるジャンルを勉強している。その代表格らしいキムチは、酒のつまみにも白飯のお供にもなるそうなので、さっそく先日仕込みをしたところだ。作ればすぐに食べられるわけではないのが難点だが、その分旨味が凝縮していい味になるらしい。出来上がりが楽しみだ。
「あら、それなーに?……韓国料理の本? へー。今度はそっちの勉強してるんだ? そのうちうちのレシピコーナー、タコさんのレシピで埋め尽くされるんじゃない?」
「ホントよね。店長が言ってたけど、お客さんからの評判すごくいいんだってね」
「じゃあもういっそのこと、タコさんのレシピコーナーって銘打ってやったほうがいいんじゃない?」
「それありかも!」
同じ頃に休憩に入った同胞たちが、好き勝手に話しているのをよそに、私は構わず勉強を続けた。
ほう。「ジョン」とかいう料理はよさそうだ。小麦粉をまぶし、溶き卵をつけて少量の油で焼けばできる簡単なものだ。
様々な食材で作れるようなので、応用力が高い。例えば、下僕が好きな肉とか。
……まただ。なぜ私が、下僕の好みを考えねばならんのだ。
本を閉じ、頭を横に振って邪念を消す。
その後は集中して仕事をこなし、買い物を済ませて帰宅。今日はひき肉が安かったので、ギョウザにしようと決めた。ジョンはまた今度だ。
暇そうにしていた下僕のナゼアユムにも、包む作業を手伝わせた。奴の包んだものは一様に無惨な姿になったが、味は満足のいく仕上がりだった。
棲家に帰宅して、ぬるま湯を張った風呂に入り、底まで沈む。
今日のお供は、ネジを巻けばひとりでに動く船の玩具を選んだ。潜水機能までついている優れもので、気に入っている。
ふと、脳裏に浮かんだのは、今日見かけた人々の笑顔。そして、嬉しそうに飯をかきこむ下僕の姿。
……私は、この世界に浸りすぎているようだ。
思わず手を離した拍子に、水面にむかって浮上していった船をしばらく見つめたのち、風呂の底を蹴って追いかけた。
「はい。グリアロボス様。時空のひずみが解消されるまで、もうまもなくかと思われます」
久しぶりに、我が主からの通信が入り、若干緊張しながら応答する。
我が下僕・ナゼアユムは、使えるようで使えない人間だった。私のアドバイスのおかげで、ようやくここまできたと言える。まったく、あのヘタレめ。
「参考までに聞くが、そちらの世界はどうだ? 人間どもを支配するための手がかりはなにかつかめたか?」
「はい。奴らは、美味なる料理を口にすればたちまち虜になるようです。警戒されたとしても、その者の口に合うものを食べさせれば、たちまち油断する……未だ例外となる人間は現れておりません」
「ほう。美味なる料理か……それは一理あるな。人間どもは、どのような料理を好むのだ?」
「辛いもの甘いもの……種類は豊富で、数えきれませぬ。グリアロボス様のお口に合いそうなものも見つけました」
「そうか! それは楽しみだ。こちらに帰還した暁には、さっそく味わわせてもらおうか」
「もちろんでございます。その日がくるのを、心より楽しみにしております!」
「うむ……わた……も同じ……」
そこでノイズが走り、グリアロボス様のお声が途切れた。
主の声が聞こえなくなり、静かになった部屋で一人、天井を見上げる。
……まだなにか臭うような気がしたので、換気扇をつけた。
これは、以前解体したドリアンなる果物の仕業だろう。死臭ほどではないが、あれもなかなかの臭気だった。中の実は、かなり濃厚な味わいで美味であったが。
あのにおいは、果実本体が他の生物に侵略されないよう、発しているのだろう。この世界の果物は、身を守るために武器を備えているものがあるようだ。なんて殊勝な心がけだろうか。
さて。そろそろ出勤する時間だ。
支度を整えて、棲家を出る。同じころに出勤するはずのナゼアユムは、今日は休みらしく、隣からはほとんど物音がしなかった。間違いなく、まだ眠っている。のんきな奴だ。
仕事場につくと、同胞らとあいさつを交わし、持ち場についた。
最近は、惣菜を作って品出しをする係を任されている。レシピコーナーに、件のドリアンについて情報を掲載したところ、この店の主から「評判すごいいいよ!」と言われ、料理が得意だと知られて抜擢されたのだった。
この店で出す惣菜は、多種多様。人気の揚げ物から始まり、焼き物、煮物、果てには生魚をもちいた「すし」なるものまで。時期によっても出すものは変わるようだ。
その中で驚いたのは、巻き寿司だ。のりを敷いて白飯をのせ、その上に具材をのせて巻くだけだが、切ったときに様々な絵柄になるように配置するやり方もあるそうだ。動物らしき絵が現れた様を本で見たときは、舌を巻いた。
味としては、グリアロボス様が気に入るとは思えない優しさを秘めているが、我が下僕であれば喜んで食すだろう。
……いかん。なぜ私が、下僕の好みを考えなければならぬのだ。
「タコさん、こんにちは」
パック詰めが終わった惣菜を並べていると、幼子のような高い声で呼びかけられた。
振り返ると、そこには見覚えのある少女がいた。髪を二か所、赤い飾りがついたゴムで縛っていて、肩に小さな赤いポーチを斜めにしてかけている。
この少女は、毎日のようにやってきてはゴミ袋などの同じようなものを買っていた、老いぼれの孫だ。私を見かけると、必ずといっていいほどこのようにすり寄ってくる。幼子最大の武器であるあどけなさを使って、取り入ろうとしているのだと思われる。
私には、そんな手は通用しないが。
軽く手をあげてあいさつをしたら、いつもは笑みを浮かべる少女がなぜか悲しげに眉を下げた。
「あのね……おじいちゃん、老人ホームに入ったんだ。だから、もうここには来れなくなっちゃったの」
私は頷いた。
老人ホーム、とはなにか知らないが、おそらくはあのような老いぼれを収容しておく施設だろう。しかし、それでなぜこの少女まで落ちこんでいるのだろうか。
「おじいちゃん、ずっと前におばあちゃんが死んじゃったことも忘れちゃったし、最近はお父さんの顔もよく分からないみたいなの。でもね、タコさんと会うのはすごい楽しみにしてたんだって。だから、会いにいけなくなってすごく寂しがってるんだと思うの」
……私に会うのを楽しみにしている、だって? 意味が分からん。
顔を俯けていた少女は、次の瞬間、ぱっと顔を上げ、笑顔をむけてきた。
「だからね、私、写真を送ってあげようと思うの! タコさん、撮ってもいいかな?」
少女はポーチから、「すまほ」なる魔道具とおぼしきものを出して、私にむけて構えた。
例のスキルの主である女もそうだったが、人はなぜ写真を撮りたがるのか。その瞬間を切り取ったとて、それが自らの手に入るわけではないし、その時に戻れるわけでもないのに。
私は、少女が写真を撮りやすいようにと、まだ並べていない商品がのっている台車をどけてやった。
写真を撮った少女は、「ありがとう! またね!」と言って満面の笑みを浮かべ、軽い足取りで去っていった。
それを見送り、一息ついて品出しを再開する。
「やだぁー! お菓子買ってぇ!」
「あんたはねぇ……! 今日は買わないって約束したでしょ!?」
「やー!」
かごと一緒に子どもをのせられる玩具のようなカートを押してきた客が、騒いでいる。否、正確には、そのカートにのせられている幼子が、だ。
どうやら、ほしい菓子が手に入らず、駄々をこねている様子だ。この店ではよくある光景なので、さほど気にはならない。しかし、近くで泣きわめかれるのは困ったものだ。
そばに移動して、泣きわめく幼子に見えるように、二本の腕をあげて自らの顔に押しつけた。たちまち、サイドから潰されたようなかたちになる。俗にいう「変顔」だ。
「やーだー!」
「あ、ほら見て! あんたの好きなタコさんいるよ!」
「やー! お菓子がいいー!」
「……っうるさいなぁもう! いい加減にしなさい!」
足を上下にバタバタと動かして泣きわめく幼子は、母親から怒鳴られたせいもあり、しばらく泣き続けた。私がとっておきの「ふらだんす」を披露すると、ようやく笑顔になり、落ち着いた。
まったく……この世界の人間は、なぜこんなにも手のかかる者ばかりなのか。
悪態をつきながらも、気を取り直して仕事を進めた。
そして、休憩時間も決して気は抜かない。料理の本を読み、新たな料理の開拓を進める。
最近は、もっぱら「韓国料理」なるジャンルを勉強している。その代表格らしいキムチは、酒のつまみにも白飯のお供にもなるそうなので、さっそく先日仕込みをしたところだ。作ればすぐに食べられるわけではないのが難点だが、その分旨味が凝縮していい味になるらしい。出来上がりが楽しみだ。
「あら、それなーに?……韓国料理の本? へー。今度はそっちの勉強してるんだ? そのうちうちのレシピコーナー、タコさんのレシピで埋め尽くされるんじゃない?」
「ホントよね。店長が言ってたけど、お客さんからの評判すごくいいんだってね」
「じゃあもういっそのこと、タコさんのレシピコーナーって銘打ってやったほうがいいんじゃない?」
「それありかも!」
同じ頃に休憩に入った同胞たちが、好き勝手に話しているのをよそに、私は構わず勉強を続けた。
ほう。「ジョン」とかいう料理はよさそうだ。小麦粉をまぶし、溶き卵をつけて少量の油で焼けばできる簡単なものだ。
様々な食材で作れるようなので、応用力が高い。例えば、下僕が好きな肉とか。
……まただ。なぜ私が、下僕の好みを考えねばならんのだ。
本を閉じ、頭を横に振って邪念を消す。
その後は集中して仕事をこなし、買い物を済ませて帰宅。今日はひき肉が安かったので、ギョウザにしようと決めた。ジョンはまた今度だ。
暇そうにしていた下僕のナゼアユムにも、包む作業を手伝わせた。奴の包んだものは一様に無惨な姿になったが、味は満足のいく仕上がりだった。
棲家に帰宅して、ぬるま湯を張った風呂に入り、底まで沈む。
今日のお供は、ネジを巻けばひとりでに動く船の玩具を選んだ。潜水機能までついている優れもので、気に入っている。
ふと、脳裏に浮かんだのは、今日見かけた人々の笑顔。そして、嬉しそうに飯をかきこむ下僕の姿。
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