20 / 21
20.貴方の企みはバレバレよ
しおりを挟む
そっと窓を開けて、フレデリックとランスロットの会話を盗み聞きする。ランスロットが小声でフレデリックに耳打ちしているせいか、単語くらいしか聞き取れない。
───国境封鎖? ウィッグ?
国境封鎖は私たちを国から出さない為。ウィッグはこの非常時に誰かのハゲ隠しをするとは思えない。おそらく変装目的に使うものだろう。
窓を少し開けている事がバレて、フレデリックとランスロットは会話を止めて私を見る。
ランスロットの真意が分からず、彼を睨みつけると目を逸らされた。
どれだけの条件を出されれば、ランスロットは自分を父のように慕ってくれるオスカーを裏切る事ができるのだろう。アベラルド王国に最も忠誠を誓っている騎士の裏切りなんて信じられない。
(裏切っているフリをしている二重スパイなら良いんだけど⋯⋯)
「あいつは帝国側だ」
後ろからの声に振り向くと、ユリシスが起き上がっていた。苦悶の表情をして首を振る彼を再び横たわらせる。
「ユリシス、フレデリックが戻ってくるから寝たふりを続けて」
窓の外に目を戻すと、既にフレデリックの姿がない。ランスロットは私を見ると、馬鹿にしたように鼻で笑った。
(こいつ!!)
悪びれもせずに主君を裏切り、バロン帝国で高待遇でも約束されているのだろうか。大切な人を人質に捕られ、無理矢理言うことを聞かせられている可能性も捨てきれないが私には関係のない事。「騎士の忠誠」とはそんな軽いものではない。忠誠心のない騎士など、剣が上手な蛮族と変わらないと私は看做す。そして、どうやらランスロットも私の事は男が持ち歩く宝飾品の一部程度にしか考えてないようだ。
軽視していた者に足元を掬われる私が味わった絶望を、彼にはいずれ味合わせてあげる必要がある。
ふわっと後ろから抱きしめられる。芳香なブセア調の香り、私のターゲットの登場だ。
「シェリル、何も心配する事はない。僕に任せておけば全部上手くいく」
「フレデリックのいう通りかもね。貴方にはこの二年沢山助けられたわ」
振り返ると彼の顔がキスできそうなくらい近い。私はサッと自分の口元を押さえた。フレデリックは私の仕草を見て、楽しそうに微笑む。彼はこういう些細な駆け引きのような遊びが好きなのだろう。
「シェリル、私のプロポーズの返事を聞かせてくれる?」
これはレトリカルクエッションだ。自信に溢れた男は私が喜んでこの話を受け入れると思っている。流石に馬鹿にされ過ぎていて腹が立つのを必死に抑えた。
彼の妃になるという事はゆくゆくはバロン帝国の皇后になる事を意味する。しかし、歴史上、バロン帝国の皇后の出身は帝国の有力貴族か、強国の王女と決まっていた。貧乏国の侯爵令嬢の私は持参金さえ用意できない。
彼はドラマチックに私を絶望から助け出し、私を馬車で抱いてしまうつもりだったのだろう。お腹に彼の子がいるかもしれない状況になれば、私は彼の女になるしか選択肢がなくなる。
その後は「たった一人の妃にする」という甘い餌で釣り、バロン帝国まで連れて行く。
バロン帝国に到着したら、周辺貴族の反対があり「妃にするのは難しい」と私に告げる。
自分に乙女を捧げ惚れ込ませた私に「情婦でも構わないから側にいたい」と言わせるまでが彼の筋書きだろう。
───残念ね。アベラルド王国も私も貴方のものにはならないわよ。フレデリック!
「フレデリック、貴方の妃になるなんてお断りだわ」
私の言葉が余程信じられないのか、口をポカンと開けて固まっている。
(ふふっ、その間抜け面が見たかったのよ)
「シェリル? ゆくゆくは世界一裕福なバロン帝国の皇后になれるんだよ」
目を瞬く彼の目元に手を翳す。
「あら? 沢山、エメラルドが採れたわ」
「シェリルふざけないで。真剣な話をしてるんだ」
わざわざ彼の好きなおふざけに付き合ってあげたのに、怒りの感情を向けられるなんて理不尽だ。
「私はいつだって真剣よ」
私はフレデリックの瞳を真っ直ぐに見つめて、これからの指示を出す事にした。
「まずは、アベラルド王宮に戻りましょう。それから、大魔法使い様を通信魔法で呼んで、移動魔法でならば直ぐにこちらまで飛んで来られるでしょう?」
「シェリル、どうして魔法の事を知ってるの?」
フレデリックが横たわるユリシスを一瞥する。魔法を使える彼が私に教えたとでも思ったのだろう。ということは、私の推測は正解だ。「盗聴魔法」があるならば、「通信魔法」もきっと存在する。私のアンクレットにかけた「盗聴魔法」は連れて歩いている魔法使いがかけたものに違いない。
大魔法使いというのは腐った体を治せるくらいだから、もっと上位の魔法が使える。「移動魔法」は創作小説でよく上位魔法として登場していた。
魔法使いはバロン帝国が囲っていて、魔法の情報は秘匿。だから、私は当てずっぽうで創作小説に出てくる魔法をあげてみただけ。
「私は何でも知ってるのよ。馬鹿な子だと思ってたでしょ」
「⋯⋯そんな事ないよ。でも、大魔法使い様が来てくれるかどうかは分からない。難しい人だから、こちらから出向くのが礼儀だと思う」
いつも強気なフレデリックが弱気な事を言う。だったら、プライドの高い彼の闘争心に火をつけるだけ。
「次期皇帝の貴方でも難しいのね。それじゃあ、仕方ないわ。この世界で皇帝よりも権力のある大魔法使い様にはこちらから会いに行くしかないわね」
「たかだか、魔法使いが皇命に従わない訳ないだろう」
「本当に? じゃあ、アルベルト王宮にまで来てくれてるように伝えてくれる?」
私はそっと自分の口元に置いていた手を退けて、彼に抱きついた。
(油断しなさい! なんの苦労も知らない体だけの馬鹿女だと思ってるんでしょ!)
瞬間、自分が劣勢になるのを恐れるように彼が私の口に親指を入れて来た。
「シェリル、私は我儘な女は嫌いなんだ」
低く威嚇するような声で彼はまた嘘を吐いた。
世界一裕福な国に生まれた皇子は誰からも跪かれて来た。
だから、本当は自分が跪ける相手に恋焦がれている。彼は私を利用しようと、心を捉える為に何度も跪いてきた。あれは彼の深層心理の現れ。私に自分を跪かせるような女であって欲しいと願っている。
「我儘に聞こえてしまっているなら、私はここでユリシスと馬車を降りるわ」
横たわっているユリシスを軽く叩くと、強過ぎる太陽のような瞳が開かれる。
(目力抑えて⋯⋯)
フレデリックが髪を手でくしゃっとさせながら、苦悶の表情を浮かべる。
「シェリル、君が理解できない。長年婚約した男に裏切られて傷ついた君を助けたのに、君はどうしてアベラルド王宮に戻るの? あんな裏切り者の男に未練があるの?」
「オスカーなんてどうでもいい! 弟のレナルドが心配だから戻りたいって言ってるのよ!」
私は咄嗟に本音を叫んでいた。もっと、余裕にフレデリックを翻弄する予定だったのに自分が制御できない。
現在八歳の弟のレナルドは私にとって特別な存在だ。貴族令嬢たちとの関係構築に疲れていた時、生まれたレナルド。ただの反射反応だとは分かっているけれど、差し出した人差し指をひたすらにしゃぶる彼に救われた。
彼が一番最初に話した言葉は「パパ」でも「ママ」でもなく「お姉たま」だ。それは両親がレナルドが生まれてから両親が私を「お姉様」になると再三言ってたからだとは分かっていた。それでも、私にとってレナルドは自分の命より大切に思える愛おしい存在。
「近衛騎士団長のランスロットもバロン帝国の貴方と繋がっていた。こんな状態でレナルドの安全が保証できるなんて思えないでしょ! 今、アベラルド王宮はどうなってるの? 穢らわしい企みで、私の大切な弟を犠牲にしないで!」
心からの叫びが漏れる。私はユリシスのような高尚な人間ではない。彼のようになりたくても、本当は自分の大切な人の安全が一番大事。
私の口に差し入れていた親指をフレデリックがそっと離す。
何を考えているのか分からない表情で私を見つめると、彼は御者にアベラルド王宮に戻るように指示をした。
───国境封鎖? ウィッグ?
国境封鎖は私たちを国から出さない為。ウィッグはこの非常時に誰かのハゲ隠しをするとは思えない。おそらく変装目的に使うものだろう。
窓を少し開けている事がバレて、フレデリックとランスロットは会話を止めて私を見る。
ランスロットの真意が分からず、彼を睨みつけると目を逸らされた。
どれだけの条件を出されれば、ランスロットは自分を父のように慕ってくれるオスカーを裏切る事ができるのだろう。アベラルド王国に最も忠誠を誓っている騎士の裏切りなんて信じられない。
(裏切っているフリをしている二重スパイなら良いんだけど⋯⋯)
「あいつは帝国側だ」
後ろからの声に振り向くと、ユリシスが起き上がっていた。苦悶の表情をして首を振る彼を再び横たわらせる。
「ユリシス、フレデリックが戻ってくるから寝たふりを続けて」
窓の外に目を戻すと、既にフレデリックの姿がない。ランスロットは私を見ると、馬鹿にしたように鼻で笑った。
(こいつ!!)
悪びれもせずに主君を裏切り、バロン帝国で高待遇でも約束されているのだろうか。大切な人を人質に捕られ、無理矢理言うことを聞かせられている可能性も捨てきれないが私には関係のない事。「騎士の忠誠」とはそんな軽いものではない。忠誠心のない騎士など、剣が上手な蛮族と変わらないと私は看做す。そして、どうやらランスロットも私の事は男が持ち歩く宝飾品の一部程度にしか考えてないようだ。
軽視していた者に足元を掬われる私が味わった絶望を、彼にはいずれ味合わせてあげる必要がある。
ふわっと後ろから抱きしめられる。芳香なブセア調の香り、私のターゲットの登場だ。
「シェリル、何も心配する事はない。僕に任せておけば全部上手くいく」
「フレデリックのいう通りかもね。貴方にはこの二年沢山助けられたわ」
振り返ると彼の顔がキスできそうなくらい近い。私はサッと自分の口元を押さえた。フレデリックは私の仕草を見て、楽しそうに微笑む。彼はこういう些細な駆け引きのような遊びが好きなのだろう。
「シェリル、私のプロポーズの返事を聞かせてくれる?」
これはレトリカルクエッションだ。自信に溢れた男は私が喜んでこの話を受け入れると思っている。流石に馬鹿にされ過ぎていて腹が立つのを必死に抑えた。
彼の妃になるという事はゆくゆくはバロン帝国の皇后になる事を意味する。しかし、歴史上、バロン帝国の皇后の出身は帝国の有力貴族か、強国の王女と決まっていた。貧乏国の侯爵令嬢の私は持参金さえ用意できない。
彼はドラマチックに私を絶望から助け出し、私を馬車で抱いてしまうつもりだったのだろう。お腹に彼の子がいるかもしれない状況になれば、私は彼の女になるしか選択肢がなくなる。
その後は「たった一人の妃にする」という甘い餌で釣り、バロン帝国まで連れて行く。
バロン帝国に到着したら、周辺貴族の反対があり「妃にするのは難しい」と私に告げる。
自分に乙女を捧げ惚れ込ませた私に「情婦でも構わないから側にいたい」と言わせるまでが彼の筋書きだろう。
───残念ね。アベラルド王国も私も貴方のものにはならないわよ。フレデリック!
「フレデリック、貴方の妃になるなんてお断りだわ」
私の言葉が余程信じられないのか、口をポカンと開けて固まっている。
(ふふっ、その間抜け面が見たかったのよ)
「シェリル? ゆくゆくは世界一裕福なバロン帝国の皇后になれるんだよ」
目を瞬く彼の目元に手を翳す。
「あら? 沢山、エメラルドが採れたわ」
「シェリルふざけないで。真剣な話をしてるんだ」
わざわざ彼の好きなおふざけに付き合ってあげたのに、怒りの感情を向けられるなんて理不尽だ。
「私はいつだって真剣よ」
私はフレデリックの瞳を真っ直ぐに見つめて、これからの指示を出す事にした。
「まずは、アベラルド王宮に戻りましょう。それから、大魔法使い様を通信魔法で呼んで、移動魔法でならば直ぐにこちらまで飛んで来られるでしょう?」
「シェリル、どうして魔法の事を知ってるの?」
フレデリックが横たわるユリシスを一瞥する。魔法を使える彼が私に教えたとでも思ったのだろう。ということは、私の推測は正解だ。「盗聴魔法」があるならば、「通信魔法」もきっと存在する。私のアンクレットにかけた「盗聴魔法」は連れて歩いている魔法使いがかけたものに違いない。
大魔法使いというのは腐った体を治せるくらいだから、もっと上位の魔法が使える。「移動魔法」は創作小説でよく上位魔法として登場していた。
魔法使いはバロン帝国が囲っていて、魔法の情報は秘匿。だから、私は当てずっぽうで創作小説に出てくる魔法をあげてみただけ。
「私は何でも知ってるのよ。馬鹿な子だと思ってたでしょ」
「⋯⋯そんな事ないよ。でも、大魔法使い様が来てくれるかどうかは分からない。難しい人だから、こちらから出向くのが礼儀だと思う」
いつも強気なフレデリックが弱気な事を言う。だったら、プライドの高い彼の闘争心に火をつけるだけ。
「次期皇帝の貴方でも難しいのね。それじゃあ、仕方ないわ。この世界で皇帝よりも権力のある大魔法使い様にはこちらから会いに行くしかないわね」
「たかだか、魔法使いが皇命に従わない訳ないだろう」
「本当に? じゃあ、アルベルト王宮にまで来てくれてるように伝えてくれる?」
私はそっと自分の口元に置いていた手を退けて、彼に抱きついた。
(油断しなさい! なんの苦労も知らない体だけの馬鹿女だと思ってるんでしょ!)
瞬間、自分が劣勢になるのを恐れるように彼が私の口に親指を入れて来た。
「シェリル、私は我儘な女は嫌いなんだ」
低く威嚇するような声で彼はまた嘘を吐いた。
世界一裕福な国に生まれた皇子は誰からも跪かれて来た。
だから、本当は自分が跪ける相手に恋焦がれている。彼は私を利用しようと、心を捉える為に何度も跪いてきた。あれは彼の深層心理の現れ。私に自分を跪かせるような女であって欲しいと願っている。
「我儘に聞こえてしまっているなら、私はここでユリシスと馬車を降りるわ」
横たわっているユリシスを軽く叩くと、強過ぎる太陽のような瞳が開かれる。
(目力抑えて⋯⋯)
フレデリックが髪を手でくしゃっとさせながら、苦悶の表情を浮かべる。
「シェリル、君が理解できない。長年婚約した男に裏切られて傷ついた君を助けたのに、君はどうしてアベラルド王宮に戻るの? あんな裏切り者の男に未練があるの?」
「オスカーなんてどうでもいい! 弟のレナルドが心配だから戻りたいって言ってるのよ!」
私は咄嗟に本音を叫んでいた。もっと、余裕にフレデリックを翻弄する予定だったのに自分が制御できない。
現在八歳の弟のレナルドは私にとって特別な存在だ。貴族令嬢たちとの関係構築に疲れていた時、生まれたレナルド。ただの反射反応だとは分かっているけれど、差し出した人差し指をひたすらにしゃぶる彼に救われた。
彼が一番最初に話した言葉は「パパ」でも「ママ」でもなく「お姉たま」だ。それは両親がレナルドが生まれてから両親が私を「お姉様」になると再三言ってたからだとは分かっていた。それでも、私にとってレナルドは自分の命より大切に思える愛おしい存在。
「近衛騎士団長のランスロットもバロン帝国の貴方と繋がっていた。こんな状態でレナルドの安全が保証できるなんて思えないでしょ! 今、アベラルド王宮はどうなってるの? 穢らわしい企みで、私の大切な弟を犠牲にしないで!」
心からの叫びが漏れる。私はユリシスのような高尚な人間ではない。彼のようになりたくても、本当は自分の大切な人の安全が一番大事。
私の口に差し入れていた親指をフレデリックがそっと離す。
何を考えているのか分からない表情で私を見つめると、彼は御者にアベラルド王宮に戻るように指示をした。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。
了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。
テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。
それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。
やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには?
100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。
200話で完結しました。
今回はあとがきは無しです。
わたしはくじ引きで選ばれたにすぎない婚約者だったらしい
よーこ
恋愛
特に美しくもなく、賢くもなく、家柄はそこそこでしかない伯爵令嬢リリアーナは、婚約後六年経ったある日、婚約者である大好きな第二王子に自分が未来の王子妃として選ばれた理由を尋ねてみた。
王子の答えはこうだった。
「くじで引いた紙にリリアーナの名前が書かれていたから」
え、わたし、そんな取るに足らない存在でしかなかったの?!
思い出してみれば、今まで王子に「好きだ」みたいなことを言われたことがない。
ショックを受けたリリアーナは……。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる