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13.平和な日々
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三年の月日が経ち、私はカナダのトロント産んだ双子の子は二歳になった。
どうしても子供を産みたかった私は京極清一郎を頼ってみるという賭けに出た。
彼と私はトロントに双子を出産する前に結婚している。子供に父親がいたほうが良いと思う彼の提案に乗っかった形だ。
彼はトロントの弁護士事務所で勤務し、私は子供をナーサリーに預けている間は移民の学校に通ったりガイドになる勉強をしたりしていた。
彼がどれだけ神経を尖らせて、冬城組と京極組の追手から私を守っていたか知りもしなかった。
今の状況が彼が十年以上前から私の為に計画していた逃亡計画だったと気がついたのはずっと先の事だ
どうして私は気が付かなかったのだろう。
あの夜電話で「アメリカで手術」と話していたのに、なぜカナダに来たのか。
なぜ、京極清一郎は直ぐにカナダで就職できたのか。
自分の子ではない子を受け入れ結婚までした彼を非常に親切なだけと片付けていた私は愚かだ。
そして、この穏やかで幸せな夢のような毎日を終わらせるのが、双子の父であり私が大好きだった人だとは思っても見なかった。
ライ君から貰ったドライビングシューズは履けないけれど、捨てられずにシュークローゼットの奥にある。
あの靴を履くとシンデレラになったような気になっていたが、本当の私がなりたかったのはシンデレラではなかった。
♢♢♢
トロントで紅葉が見られる時期は短い。あっという間に気温が落ちてしまうから、葉が散ってしまうのが早いのだ。
刹那の鮮やかな美しさに、最初の年は苦い恋の思い出を重ねた。
でも、今は三年前の事が遠い昔に感じるくらい、私は夢のような幸せな日々を過ごしている。
「清一郎さん、ナイアガラの紅葉が見に行きたいです」
「僕も行きたい」
「私も」
私は今二歳になる子供たちと清一郎さんにおねだりをしている。
ルイとサラは双子の男女。二人ともライ君に似たアースアイ。しかしながら、二人にとってパパは京極清一郎だ。彼がどうして一度お見合いをしただけの私の為に結婚して子供のパパにまでなってくれたのかは分からない。
今は、極道の世界から抜け出したいという私の夢も叶っている。私はここに来てから夢のように平和な日々を過ごしていた。
カナダの紅葉は日本のものより、色が鮮やかだ。それは寒暖差があって一気に色づくかららしい。日本の侘び寂びを感じる色合いの紅葉も素敵だが、私は赤や黄色にはっきりと色付いたトロントの紅葉を気に入っていた。街中では原色の世界に野生のリスがウロウロしていたりする。まるで、おとぎの国に迷い込んだ気分になれた。
「ダメだ。人が多いだろう」
清一郎さんは人が多い場所を避ける。
「私が運転するからダメですか?」
「お前は運転禁止!」
国際免許証に切り替えは簡単だったが、運転ルールは日本と微妙に違う。一度、道を逆走しそうになってから運転は禁じられている。
「紅葉なら、トロントアイランドで良いだろ」
私たちはハーバーフロントというオンタリオ湖に面したエリアに住んでいる。
船で五分で行ける場所がトロントアイランドだ。人がいなくて空いていて自然も沢山で素敵な場所で気に入っている。偶には遠くに行きたいというのは私の我儘かもしれない。
「僕はトロントアイランドでいいよ」
「私は遠くに行きたい。トロントアイランドはもう飽きたよ」
気遣いのルイと、自己主張の強いサラ。二人の意見は真っ二つだ。
『イングリッシュタイム、あちらの部屋に行きますよ』
ベビーシッターのアリーヤが、ルイとサラに声を掛けると二人は隣の部屋に連行された。
子供たちは昼間はナーサリーに通っているが、それとは別に土曜の夜はベビーシッターに見てもらっている。
その間、私と清一郎さんはオペラやミュージカルを見に行ったり、レストランに赴いて大人だけの時間を過ごしたりした。
アリーヤは日本語、英語、フランス語が話せるトリリンガル。言語の勉強にも良いと清一郎さんが雇った。
「職場でエチオピア料理の店を紹介されたんだ行くか?」
「はい」
トロントでは様々な国の料理が食べられた。私がかしこまったフレンチよりエスニック料理が好きと知ると私が好みそうなレストランを見つけて来てくれる。
隠れ家のようなレストランに到着すると、間接照明がゆらゆらと淡い光で迎えてくれた。
「素敵な雰囲気!」
ワクワクしていると、メニューが出てくる。
暗くて字が読めなくて眼を凝らす。
「なんだ? もう老眼か?」
清一郎さんがニヤニヤ笑いながら私を揶揄ってきた。
「私の方が若いんですよ」
「四歳だけな」
彼はデートのような時間を私と儲けるが私たちは男女の仲ではない。夫婦だが夫婦生活はない。彼は私と私の子供たちを守ってくれる保護者みたいな存在だ。
清一郎さんが適当に注文してくれる。
私はメニューが来るまでの間、清一郎さんの左腕にミサンガを巻いた。近所のコミュニティーセンターで作ったものだ。
「ミサンガ? 懐かしいな。お前が作ったの?」
「はい。清一郎さんの夢が叶うといいなって思って」
カラフルな糸で編んだミサンガだが、彼の高級時計の隣に来ると貧乏臭い。弁護士という仕事は金が稼げる能力があるという事で、格好にも気遣うと聞いた。実際、清一郎さんは頭の先から足先までハイブランドで揃えている。
「すみません。やっぱ、外します」
私は慌てて彼の腕からミサンガを外そうとすると、彼に制止された。
「お前の夢は?」
「私の夢ですか? 私の夢はもう叶ってます。今はもう夢の中です」
私は極道の娘という事で、恐れられ遠巻きにされ孤独な時を過ごした。大学で地元を離れ普通の家の子のように振る舞うまでは地獄だった。
自分が子を産んだら同じ運命を辿るのを恐れた。
普通の穏やかな家庭に憧れ、就職したのに身元がバレて解雇。
お腹に双子を抱えつつも、父親あるライ君には言い出せず絶望した。そんな私の手を取り、夢の国に連れて来てくれたのが清一郎さんだ。
「夢から目覚めて、そろそろ起きろ! 食事が来たぞ」
頬をツンツンと叩かれて、ハッと気がつくと料理が運ばれて来ていた。料理の横に薄くて大きなパンみたいなものが積み上がっている。
「これは何ですか?」
「インジェラというテフ粉で作られた発酵パンだ。それで、料理を巻いて食べろ」
私はパンを手に取って一口、口にする。
「しっとりしてて、このパン美味しい」
「お前なあ。今、俺は料理を巻いて食べろと言ったはずだ。人の話を聞け」
清一郎さんは微笑みながら私を見ている。
「お前じゃなくて、ママと呼んでください」
彼が私を「お前」呼びするから、子供たちが真似をする。
「何言ってるんだ? お前は俺のママじゃねえよ」
「じゃあ、せめて『マナティー』って呼んでください」
「お前」呼びが良くないと思って何気なく提案した言葉は、清一郎さんの手を止めた。
どうしても子供を産みたかった私は京極清一郎を頼ってみるという賭けに出た。
彼と私はトロントに双子を出産する前に結婚している。子供に父親がいたほうが良いと思う彼の提案に乗っかった形だ。
彼はトロントの弁護士事務所で勤務し、私は子供をナーサリーに預けている間は移民の学校に通ったりガイドになる勉強をしたりしていた。
彼がどれだけ神経を尖らせて、冬城組と京極組の追手から私を守っていたか知りもしなかった。
今の状況が彼が十年以上前から私の為に計画していた逃亡計画だったと気がついたのはずっと先の事だ
どうして私は気が付かなかったのだろう。
あの夜電話で「アメリカで手術」と話していたのに、なぜカナダに来たのか。
なぜ、京極清一郎は直ぐにカナダで就職できたのか。
自分の子ではない子を受け入れ結婚までした彼を非常に親切なだけと片付けていた私は愚かだ。
そして、この穏やかで幸せな夢のような毎日を終わらせるのが、双子の父であり私が大好きだった人だとは思っても見なかった。
ライ君から貰ったドライビングシューズは履けないけれど、捨てられずにシュークローゼットの奥にある。
あの靴を履くとシンデレラになったような気になっていたが、本当の私がなりたかったのはシンデレラではなかった。
♢♢♢
トロントで紅葉が見られる時期は短い。あっという間に気温が落ちてしまうから、葉が散ってしまうのが早いのだ。
刹那の鮮やかな美しさに、最初の年は苦い恋の思い出を重ねた。
でも、今は三年前の事が遠い昔に感じるくらい、私は夢のような幸せな日々を過ごしている。
「清一郎さん、ナイアガラの紅葉が見に行きたいです」
「僕も行きたい」
「私も」
私は今二歳になる子供たちと清一郎さんにおねだりをしている。
ルイとサラは双子の男女。二人ともライ君に似たアースアイ。しかしながら、二人にとってパパは京極清一郎だ。彼がどうして一度お見合いをしただけの私の為に結婚して子供のパパにまでなってくれたのかは分からない。
今は、極道の世界から抜け出したいという私の夢も叶っている。私はここに来てから夢のように平和な日々を過ごしていた。
カナダの紅葉は日本のものより、色が鮮やかだ。それは寒暖差があって一気に色づくかららしい。日本の侘び寂びを感じる色合いの紅葉も素敵だが、私は赤や黄色にはっきりと色付いたトロントの紅葉を気に入っていた。街中では原色の世界に野生のリスがウロウロしていたりする。まるで、おとぎの国に迷い込んだ気分になれた。
「ダメだ。人が多いだろう」
清一郎さんは人が多い場所を避ける。
「私が運転するからダメですか?」
「お前は運転禁止!」
国際免許証に切り替えは簡単だったが、運転ルールは日本と微妙に違う。一度、道を逆走しそうになってから運転は禁じられている。
「紅葉なら、トロントアイランドで良いだろ」
私たちはハーバーフロントというオンタリオ湖に面したエリアに住んでいる。
船で五分で行ける場所がトロントアイランドだ。人がいなくて空いていて自然も沢山で素敵な場所で気に入っている。偶には遠くに行きたいというのは私の我儘かもしれない。
「僕はトロントアイランドでいいよ」
「私は遠くに行きたい。トロントアイランドはもう飽きたよ」
気遣いのルイと、自己主張の強いサラ。二人の意見は真っ二つだ。
『イングリッシュタイム、あちらの部屋に行きますよ』
ベビーシッターのアリーヤが、ルイとサラに声を掛けると二人は隣の部屋に連行された。
子供たちは昼間はナーサリーに通っているが、それとは別に土曜の夜はベビーシッターに見てもらっている。
その間、私と清一郎さんはオペラやミュージカルを見に行ったり、レストランに赴いて大人だけの時間を過ごしたりした。
アリーヤは日本語、英語、フランス語が話せるトリリンガル。言語の勉強にも良いと清一郎さんが雇った。
「職場でエチオピア料理の店を紹介されたんだ行くか?」
「はい」
トロントでは様々な国の料理が食べられた。私がかしこまったフレンチよりエスニック料理が好きと知ると私が好みそうなレストランを見つけて来てくれる。
隠れ家のようなレストランに到着すると、間接照明がゆらゆらと淡い光で迎えてくれた。
「素敵な雰囲気!」
ワクワクしていると、メニューが出てくる。
暗くて字が読めなくて眼を凝らす。
「なんだ? もう老眼か?」
清一郎さんがニヤニヤ笑いながら私を揶揄ってきた。
「私の方が若いんですよ」
「四歳だけな」
彼はデートのような時間を私と儲けるが私たちは男女の仲ではない。夫婦だが夫婦生活はない。彼は私と私の子供たちを守ってくれる保護者みたいな存在だ。
清一郎さんが適当に注文してくれる。
私はメニューが来るまでの間、清一郎さんの左腕にミサンガを巻いた。近所のコミュニティーセンターで作ったものだ。
「ミサンガ? 懐かしいな。お前が作ったの?」
「はい。清一郎さんの夢が叶うといいなって思って」
カラフルな糸で編んだミサンガだが、彼の高級時計の隣に来ると貧乏臭い。弁護士という仕事は金が稼げる能力があるという事で、格好にも気遣うと聞いた。実際、清一郎さんは頭の先から足先までハイブランドで揃えている。
「すみません。やっぱ、外します」
私は慌てて彼の腕からミサンガを外そうとすると、彼に制止された。
「お前の夢は?」
「私の夢ですか? 私の夢はもう叶ってます。今はもう夢の中です」
私は極道の娘という事で、恐れられ遠巻きにされ孤独な時を過ごした。大学で地元を離れ普通の家の子のように振る舞うまでは地獄だった。
自分が子を産んだら同じ運命を辿るのを恐れた。
普通の穏やかな家庭に憧れ、就職したのに身元がバレて解雇。
お腹に双子を抱えつつも、父親あるライ君には言い出せず絶望した。そんな私の手を取り、夢の国に連れて来てくれたのが清一郎さんだ。
「夢から目覚めて、そろそろ起きろ! 食事が来たぞ」
頬をツンツンと叩かれて、ハッと気がつくと料理が運ばれて来ていた。料理の横に薄くて大きなパンみたいなものが積み上がっている。
「これは何ですか?」
「インジェラというテフ粉で作られた発酵パンだ。それで、料理を巻いて食べろ」
私はパンを手に取って一口、口にする。
「しっとりしてて、このパン美味しい」
「お前なあ。今、俺は料理を巻いて食べろと言ったはずだ。人の話を聞け」
清一郎さんは微笑みながら私を見ている。
「お前じゃなくて、ママと呼んでください」
彼が私を「お前」呼びするから、子供たちが真似をする。
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