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ヒロイン退場後の彼ら
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「はい、ホントに終了~!みんなお疲れ様、じゃあパーティを始めよう!」
ワァーーーーー!!
王子の宣言とともに音楽が流れ始め、各々婚約者たちとペアになりクルクル踊り始めた。
「やっと君に触れられる、ほっとするなぁ。」
「わたくしも、淋しかったですわ、殿下。」
「殿下じゃないでしょう?ちゃんと名前で呼んで、アンジェリカ。」
「(ポッ)はい、ラインハルト様…。」
実は毎度この会話はもれなく繰り返される。もちろんこのカップルだけではない。この世界にヒロインが来ない限り、彼らはラブラブなのだ。充実していると言っていい。なので、ひとしきり踊りと食事を楽しむと、彼らは部屋に籠るのだ。何故って?ラブラブなのだ、察して。
ちなみにモブの皆さまも同様である。カップルになっている者はもれなくラブラブ。ではそれ以外の方々はというと…
「…先生、本日はわたくしです、よろしくお願いいたします。」
「もちろんだよ、朝まで、たくさん可愛がってあげるね、僕の子猫ちゃん。」
フリーのお嬢様方はもれなく担任教師が頂いていた。ある意味一番おいしいのはこの人かもね。だって一人じゃないんだもの、さすが攻略対象者だね。
そしてもう一人、
「殿下、眼鏡お預かりします。」
「ありがとう、今夜は君なんだね、私も久しぶりだからうれしいよ。」
もう一人の隠れキャラ、隣国の王子この人ですね。ふだんは髪を下ろして顔を隠し、ダサ眼鏡で過ごしている分、眼鏡を外して髪をかき上げたらあら不思議、色気ダダ漏れですね。彼はそう、フリーの男子をもれなく愛しております。もちろん、先生同様お相手は一人じゃないのです。
なので、ヒロインに一番来て欲しくない、もしくはサッサとクリアして退場して欲しいと思っているのは、フリーのモブの皆さまだったりするのだった。
モブの皆さまはちゃんと自分たちで順番を決めているので、揉めることもない。だって、先生も殿下もちゃんと愛してくれるから。
「じゃあ、私たちも行こうか……久しぶりすぎて、激しくなるかも、ね。」
普段クールな印象の顔が、サッと朱に染まる。その腰を抱いて、殿下も部屋を後にした。
ワァーーーーー!!
王子の宣言とともに音楽が流れ始め、各々婚約者たちとペアになりクルクル踊り始めた。
「やっと君に触れられる、ほっとするなぁ。」
「わたくしも、淋しかったですわ、殿下。」
「殿下じゃないでしょう?ちゃんと名前で呼んで、アンジェリカ。」
「(ポッ)はい、ラインハルト様…。」
実は毎度この会話はもれなく繰り返される。もちろんこのカップルだけではない。この世界にヒロインが来ない限り、彼らはラブラブなのだ。充実していると言っていい。なので、ひとしきり踊りと食事を楽しむと、彼らは部屋に籠るのだ。何故って?ラブラブなのだ、察して。
ちなみにモブの皆さまも同様である。カップルになっている者はもれなくラブラブ。ではそれ以外の方々はというと…
「…先生、本日はわたくしです、よろしくお願いいたします。」
「もちろんだよ、朝まで、たくさん可愛がってあげるね、僕の子猫ちゃん。」
フリーのお嬢様方はもれなく担任教師が頂いていた。ある意味一番おいしいのはこの人かもね。だって一人じゃないんだもの、さすが攻略対象者だね。
そしてもう一人、
「殿下、眼鏡お預かりします。」
「ありがとう、今夜は君なんだね、私も久しぶりだからうれしいよ。」
もう一人の隠れキャラ、隣国の王子この人ですね。ふだんは髪を下ろして顔を隠し、ダサ眼鏡で過ごしている分、眼鏡を外して髪をかき上げたらあら不思議、色気ダダ漏れですね。彼はそう、フリーの男子をもれなく愛しております。もちろん、先生同様お相手は一人じゃないのです。
なので、ヒロインに一番来て欲しくない、もしくはサッサとクリアして退場して欲しいと思っているのは、フリーのモブの皆さまだったりするのだった。
モブの皆さまはちゃんと自分たちで順番を決めているので、揉めることもない。だって、先生も殿下もちゃんと愛してくれるから。
「じゃあ、私たちも行こうか……久しぶりすぎて、激しくなるかも、ね。」
普段クールな印象の顔が、サッと朱に染まる。その腰を抱いて、殿下も部屋を後にした。
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