乙女ゲームの住人達はヒロインが居ないときが一番楽しい

つくね

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おまけ(順番を待つ、モブの皆さまの会話)

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「はぁ~、今回はどれくらい間、開きますかしら…」

「そうだね、前回早かったもんね、三日くらい?」

「そうなのよ!だから三人しか寝て(抱かれて)ないのよ!」

「我々、フリー組はつらいよなぁ、一晩独占するって決めちゃったものなぁ。」

「その分その一晩は満たされるのですわ。」

「オセロする奴~。」

「あ、俺やる。」

「私トランプやりたい~。」

あ、やるやる!と数人が固まる。

「それにしてもさ、今回はすごかったな、誰も唇奪われなかったし。」

「それですわ、殿下たちそのせいでとぉーーーーーってもご機嫌でしたわ。」

「最後の最後でヤバかったけどな。」

「プッ、タコみたいだったな、ヒロイン。」

「ブブッ、花束放り出してダッシュ、百年の恋も冷めるよな。」

あはははははは。

「でもあそこでクリアってことで、絶対隠しキャラ攻略できませんものね。」

「今回のヒロイン、絶対それも狙ってただろ。ムリだけど。」

「逆ハーの恐るべき実態。」

「ま、こんなことまれだろ、もうないって。」

「そうですね、セリフ一言一句間違えないなんで、今後ないでしょう。」

みんなに(先生と殿下の順番が)回るまで、次こないといいですねーと、各々過ごすのであった。



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