/// Tres

陽 yo-heave-ho

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□陸篇 Catch Me If You Can.

1.01.3 三本傷

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 エドが二人の話を盗み聞きした日の、夜。

 夜も深まり、街に点々と灯る光。苦し紛れのような粉雪が舞いはじめ、道行く影は少なかった。
 街から少し離れた納屋の一つ。スタンは小さな窓から外を窺っていた。キースは奥で身支度中だ。
「また降ってきやがった…寒ぃのは勘弁してほしいぜ」
「あんたは暖まってられんだろ…ッ…」
 キースは寒がりながらもてきぱきと手を動かしていた。黒色の外套にズボン。緑色のバンダナを外した頭もしっかり髪を纏め黒布で巻き、腰や脚には幾つもの革袋を付けて。
「なぁ、昼間の…」
 スタンが振り返りキースに視線を送る。彼は目もくれず、仕上げで左腕に何やら機械のような物を装着させていた。
「今更しょうがねぇ…俺らも気づいてなかったんだし」
「いや、あれなぁ…なんというか…」
 言い淀むスタンに思わず眉を寄せる。
「まさか気づいてたのか?」
「気づいてたっつーか、まぁ、」
「おい、どういうことだ?」
 立ち上がり詰め寄る。スタンはヘラヘラしながら煙たがって、代わりとばかりに懐から紙を取り出した。
「それよりほら、持ってけ。役に立つ」
「それよりじゃねぇだろ!」
「いらねぇの?」
 紙の正体はこれから行く屋敷の見取図だ。手を伸ばすが掴み損なう。
「金は」
「酒代払ってやったろうが!」
 身長差のやり取りが続き乱暴に見取図を引っ手繰る。時間だぞと言われ追い出されるように背中を押された。
「待ち合わせは?」
「南の川辺、水車小屋」
「夜半の鐘が鳴っても来なかったら一人で行け」
「んなこと言うなよ、相棒。待ってるぜ」
「その呼び方やめろ」
 殺意が込められた睨みが返ってくる。
 馬に跨ったキース──<獣の盗賊>は、闇夜に消えて行った。


 ローザディ・ミホーレス郊外、バルハラ南部を統括する将軍ソロウの別邸。
 城といっても過言ではない造りの屋敷。松明が道を照らし、幾つもの馬車が屋敷の前に止まる。今宵は奥方が催す夜会だ。
 バルハラ中央部の貴族のためと謳ったそれは、それぞれ配偶者の目を盗み逢引するための場で、主催者も招待客も皆秘密を楽しみ集っていた。着飾った女と若い男は一様に仮面を付け、誰かはわからず。この一夜が後も続くかは知る由もなく…兎に角この集まりを冷静に見れば、かなりスキャンダラスな光景だった。

 松明が点々と灯る屋敷までの道。灯の届かぬ闇を疾る影。立ち話をする従者達の目を盗み、石垣に何やら引っ掛け跳び上がる。ふと一人が振り返るが石垣はなんの変哲もなく、影も無かった。
 中庭の闇を縫い屋敷へ進む。光の漏れる上階へ視線を巡らせ、石壁のちょっとした張りに手と足を掛ける。すいすいと登り見事踊場まで着くと、窓の隅から中を覗いた。そこは大広間だった。
「…あの野郎」
 ソロウの妻と目当ての物を探せば、容姿を知ってるため仮面も意味を成さず難無く発見。しかし目当ての物を肌身離さず身に付けてる、なんてことはなく、それよりも、
(軍兵いるなんて聞いてねぇぞッ)
 貴族とは別の服装の人間、それも複数。警護も兼ねて来ているようだが、客と一緒に楽しんでいる者のが多い。奥方に見染められた高官の兵らしい。
 踊場の下で松明が揺れる。幸い外の見回りは手薄。ほっとするが…庭に気配を感じ振り返る。特に何も見つからなかったが、昼間のことを思い出し警戒心が増す。
 再び大広間に視線を戻すと、踊っていた奥方と男が広間を出て行くところだった。その先を想像してしまい、思わず顔を顰める。月明かりだけを頼りに見取図を眺め、頭に叩き込む。外もだが中も、マジで城だ…さらに上の階を見上げゆっくりと息を吐く。
 奥方を追うべく、音も無く踊場を駆ける。踊場が終わり躊躇わず手摺りも越え宙に跳び、窓の張りにぶら下がる。普通なら自殺行為なそれをキースは物ともせず、先程同様に壁を進んだ。数階分の高さを登ったところで螺旋階段の窓に行き着き、通り過ぎる二人と鉢合わせそうになるが、なんとかやり過ごす。小さな窓に身体を滑り込ませ後を追った。
「それから、どうしたんです?」
「ふふ♪続きはお部屋で」
 点々と灯る燭台。廊下で揺れ動く光と二つの影と、後に続くもう一つの影。二人は部屋の一つで寄り道をした。物陰に潜み様子を窺う。見取図が正しければ、二人が入ったのは奥方用の部屋だ。
 うんざりとするキースだったが、二人はすぐに出てきて、違う部屋へと向かったようだ。
 贅沢な飛びを開け奥方の部屋へ入る。中は普通の寝室で、上等な棚や箪笥を探るが目当ての物は無し。部屋を見回しながらしれっと宝飾品をくすね、ポケットへ突っ込んでいく。
(こっちが、本命…か?)
 隣の部屋へ続く扉があり、鍵がかかっていたが、脚の革袋の一つから細長い針金を何本か取り出して、指に二、三本挟み鍵穴を探る。数秒とかからずカチャリと音がし、同時に鼻で笑ってしまう。
 部屋に入り燐寸を擦り燭台に火を灯す。そこはドレスルームのようだった。寝室にあった物より高価な宝飾品やドレスの数々。散らかった鏡台に細工箱があり、試しに開けてみれば、中身は首飾り…紅い宝石と銀製の細工のそれに、キースは目の色を変えた。
 間違いなければ<竜の首飾り>、彼が探していた物だ。
「マジ…?呆気ねぇ、見つかり方…」
 溜息をもらしながら蝋燭の光に宝石を翳す。本物か確かめようと胸ポケットを探る。が、
 蝋燭の火が揺れたのと同時、一瞬の気配に振り返る。直後真横に一閃疾る剣先。躱すがバランスを失い背後へと退いて、拍子に首飾りを落としてしまう。
「!ッ」「?!」
 追撃してくる剣を避けながらナイフを取り、目の前で受け止める。互いに掠った剣先が互いの顔隠しと帽子を切っていた。
(酒場の…!?)
 露わになった顔はエドだった。
 止まらないエドの剣。キースの代わりに化粧品が薙ぎ払われ、派手な音が部屋に響く。押され気味のキースだったが剣を弾き返し、瞬間移動のごとく彼の懐に潜る。エドが気づいた時には遅く思い切り身体を押され、そのまま壁に叩き付けられてしまう。さらに首元にナイフが当てられ、呻いたエドは大人しくなってしまった。
「テメェ、ここで何してる!?」
「ッ…それは、こっちの台詞だ。あんた<三本傷の泥棒>なんだろ」
 キースの剣幕に怯むが負けじと言い返す。とんだ邪魔者と微妙に違う名前に、キースは不機嫌を顕にした。
「昼間のはお前か、銅貨の仕返しかよ?」
「それじゃない」
「じゃあ、」
 ふと廊下の気配に気がつき、咄嗟に蝋燭の火を吹き消す。女の声が複数。何やら淫らな会話が聞こえとくるが、気づかれてはいないようだ。
 二人はついほっとするが、エドはこの隙にキースの腕から逃れる。キースが手を伸ばすが捕まえ損ね、さらに苛立ちながらもまた蝋燭に火を灯した。
「マジでお前何しに来たっ」
「…ここは、ソロウの屋敷なんだろ?ちょっと調べ物だ」
「はぁ??」
「あんたには関係ない」
 エドはキースを無視して何かを探しはじめた。鏡台を物色する彼に、キースの…言わずもがな緒が切れる。エドの手すれすれにナイフが突き立てられ、イライラ顔が迫った。
「あぁ、そうですか。ってならねぇんだよクソがッ、関係ねぇなら邪魔すんな!」
「泥棒は犯罪だぞ!」
「ふざけてんのかテメェ…」
 当然のように言ってのけるエドだったが、自身の手の近くにある物が目に止まる。しまったとばかりにキースが手を伸ばすが、<竜の首飾り>はエドに取られてしまう。彼はキースの目当ての物だと気づいているようで、ニヤりと笑った。
「これを盗んでどうするんだ?」
「いい加減にしろよ…今なら殺さねぇでやるからさっさと返せ」
 キースの声がわなわなと震え、またナイフを振る。ぶつかり合う二人の刃。
「お前なんかに、誰が殺られるか」
「しのごの・言わずに・返せ」
「黙れ盗っ人ッ」
「返せ!!」
「嫌だ!!」
 その時…二人の真横が急に明るくなる。この部屋も廊下に通じていたようで、明るくなったのは扉が開いたから。騒音や言い合いの声を聞きつけ、奥方と男が戻ってきたのだ。

 一同、一瞬の沈黙。
 そして、奥方の甲高い悲鳴が屋敷中に響いた。

 見つかったことよりも悲鳴に驚く二人だったが、キースが思わず扉を掴み閉めてしまう。連れの男が強引に開けようとするが、内鍵をかけてなんとか阻止する。
「…どうしよ」
「逃げるぞ!」
 エドはすっかり狼狽えていた。キースはどさくさに紛れ彼の手から首飾りを奪い返す。二人共慌てて寝室へ戻るが、廊下に出るのはマズい。キースが窓を打ち壊し眼下を覗くが、悲鳴を聞きつけた従者や軍兵の松明が庭を動き、屋敷に向かってきていた。
「クソッ」
 舌打つが頭はまだなんとか冷静で、ナイフを逆手に持つと手近の壁に素早く傷を付けていく。斜めに三本。彼の付けた傷にエドははっとする。キースは破けた顔隠しの布を素早く巻き直して、
「被ってろ!」
「な、なぁ、どうすんだ!?」
「いいからついて来い!」
 転がっていたエドの帽子を掴み頭に押し被すと、勢いよく廊下へ飛び出した。


 腰を抜かした奥方の再びの悲鳴。
 連れの男は廊下の燭台を手に扉と対峙していたのだが、隣から飛び出してきた賊二人に情けない声を上げ、対抗すべく燭台を振り回す。
 キースは当たることもなく放置して、エドはつい剣で打ち払ってしまう。階下から軍兵らしき声と足音が聞こえた。
「こっちだ!」
 頼りはキースのうる覚えの見取図。二人は廊下を走った。
 途中、前方から兵が現れるが、キースが足を速めナイフを投げつける。慌てて剣を抜いた兵は飛んできたナイフをなんとか弾くが、投げた本人は承知の上で、懐へ滑り込む。肘打ちで鳩尾に一撃、兵が呻き前のめりになる。さらにグッドなタイミングでナイフがキースの手に舞い戻る。
 素早い身のこなしで間合いを取り、なんとか踏み止まった兵が剣を振るい打ち合いになるが、キースはナイフを持ち替え、柄で思い切り顔面を殴りつけた。怯み後退る軍兵に追いついたエドが飛びかかり、今度こそ伸びてしまう。
 両者を忌々しそうに見るキース。だが階段下から迫る足音に、二人は言いたいことも言えずまた駆け出した。
 何度か道を戻り別の階段を見つけるが、階段を間にして向かい側、追いついた軍兵達が二人目掛けて銃を撃ってきた。慌てて分かれ壁や扉の隙間に身を隠す。銃撃は続き身動きできずとなってしまう。
「ッ、ざけんな!おい誰のせいだ!?」
「うるさい!原因はあんただろ!!」
 身を縮こませながら言い合う二人。キースが進みたい階段をチラ見するが、階下からさらに足音が聞こえてきて…ヤバい、どうすんだ?こんなとこで終われるか。
「クソッタレ!!」
 頭より先に身体が動き、右脚の革袋と腰のホルスターにそれぞれ手を伸ばす。
「なっ…おい!」
 弾切れでできた一瞬の隙、キースは握った物を腰ベルトで擦ると廊下へ飛び出し、駆けるのと同時にそれを放り投げた。自ら姿を現した賊を討ち取ろうと軍兵も剣を抜き前へ出る。しかし、小さな破裂音がし瞬く間に黒煙が広がる。煙を食らった軍兵達が悲鳴を上げた。
 エドは何が起きたのかわからず、だが必死に腕で顔を覆い煙から逃れた。あっという間の出来事がまるでスローのようだった。
「上だッ、走れ!!」
 キースの怒声が聞こえ、エドが慌てて階段へ向かう。同時に階下から軍兵が現れ銃を構えるが、左腕を伸ばしたキースが先に銃を放った。弾は当たらず、一瞬兵の意識が緩む。それを狙っていたのか、キースはまた引き鉄を引き──回転式銃リボルバーが火を噴く。
「!なに…ッ」
 ニ発三発と発射される銃弾。一発が腕に当たり兵は思わず身を隠す。まさかの連続射撃に居合わせた軍兵皆が驚き、察した。
 エドに続きキースも階段を上り、追ってきた兵へまた数弾放ち足止めする。
「<獣の盗賊>だ!!」
 黒煙が晴れていき、一人が思い当たる名を叫んだ。

 最上階、屋外の見晴台に辿り着く二人。
 エドは足を止め石壁の上から眼下を覗く。高い。こんな所に来てどうやって逃げれば…
 後から来たキースが指笛を鳴らした。その音に反応してか、庭で騒ぐ軍兵や犬の声が闇に木霊する。彼も下を覗き何やら確かめると、来た道を戻るようにして、
「なぁ…こっからどうやって、」
「来いッ!」
 狼狽えてばかりのエドの腕をがっしりと捕まえるキース。今度は石壁の終わりへ駆け出し、引っ張られるままエドも走る。
「…ウソ、待ってッ」
 エドの顔が引き攣る。追いついた軍兵も二人の行く先に顔色を変えた。
 キースはエドを道連れに石壁を越え、夜空へと飛んだ。跳んだというべきか、落ちたというほうが正解か。
「ぅわぁッ、ぃやああぁぁぁ!!!」
「!!?…ッ」
 甲高い悲鳴が聞こえた気がするが、それどころじゃない。重力に引っ張られ落下しながらも身体を捻り、エドの手を掴んだ左腕に右手を伸ばす。袖口を破り勢いよく飛び出す金具と紐。金具が窓の一つを破って引っ掛かり、紐に引かれた二人の身体が今度は壁へと引き寄せられる。
 タイミングを合わせ壁を蹴り、紐を命綱にして上手いこと降りていく。キースの動きに合わせて紐が伸びるが、二人分の体重は厳しいのか途中で金具が外れてしまう。
「だ…!ぃ、てぇ…」
 其れなりの高さから地面に落ちるが、なんとか無事だった。外れた金具が勢いよくキースの腕に戻り、紐が空を切るようにエドの顔スレスレを通り収まった。エドは落下の恐怖もあってか、地面に突っ伏したまま固まっている。
 さっきまでいた見晴台からこちらを指差す軍兵達。外の兵や犬もこちらに向かってきている。不機嫌絶好調なキースは盛大に舌打ちし怒鳴った。
「一緒に来いッ、逃がさねぇからな!」
 いつの間にか這って逃げようとしていたエドを捕まえ無理矢理起こす。放せだの何だの言い返されたが、彼は先程より明らかに弱々しかった。
 ふと闇の中から蹄の音が聞こえ、姿を現したのはキースの指笛に呼ばれた彼の愛馬だった。
「…も、ヤダっ…悪かったから、」
「黙ってろ!!」
 強引にエドを馬へ乗せ、抵抗する彼の頭を思い切り叩く。いつ間にか解けてしまった顔隠しの布を巻き直し、なんとか馬を走らせる。愛馬サーシャは主人の意思のままに庭を突っ切った。
 道を塞ごうと軍兵や犬が邪魔をしてきたが、今度は銃ではなくエドの剣を勝手に使い、駆け抜け様に振るい切り開く。混乱状態の馬車や従者を縫い進んでいくサーシャ。馬車のランプの一つに先程の飛び道具をぶつけ、落下し割れたそれが馬車の馬を驚かし火が回り、さらに場が混乱する。

 結局、軍兵達は追いつけず終いとなり、二人の賊を乗せた馬は闇夜に消えた。
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