/// Tres

陽 yo-heave-ho

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□海篇 The Pirates and Secret Treasure.

2.04.5 裏切り者?

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 数日後──コバルト号にて。
 スタンはフランツや仲間達と一緒に修繕を手伝っていた。この日リンは非番で、他の仕事を優先すべく修繕に携わる人数も少ない。少ない数ながら着々と進んでいく修繕作業。細かな作業が苦手なスタンには力仕事のそれは打って付けで、甲板で夏の日差しを浴び続けた肌はすっかり焼け、滴った汗が首筋を滑っていった。
「スタン!」
 フランツの呼び声が聞こえ振り返ると、彼は鳩を捕まえたらしく、足早に近寄ってきて手紙の返事を見せてくれた。
「長文だ、スカじゃねぇかも」
「あぁ…ラブレターの返事かな?」
「冗談言ってねぇで読んでくれ」
 思わず眉を寄せ急かすフランツに笑い返し手紙を確かめる。結果は当たりでもなかったが、有力な情報に頬が緩む。
「シャム島からだ、知り合いの漁師がバルハラ軍の船見たって」
「艦船隊か?」
「それがわからねぇんだと。数もあやふや」
「ハッキリしねぇな…」
 イマイチ明確でない内容にフランツは溜息し、スタンも苦笑いする。
 これまでに届いた情報…一番有力なのは艦船隊が北に進んだというもので、幾つかの島から届いていた。あとは知らぬ存ぜぬか、手紙を持たない鳩も帰って来ており、それが返事なのかと思った。ハッキリせずとも今回のような内容は珍しく、スタンはもう一度手の中の手紙を見つめ何やら考え…顔を綻ばせた。
「ま、完全スカよりマシだろ。シャムって此処から近ぇの?」
「いや、諸島の真ん中辺り…オーウェンに伝えとくか」
 そう言うとフランツは仲間に声をかけ、船を離れるべく作業の引き継ぎをし出した。ふと船倉からレスターが上がって来て、一瞬スタンと目が合う。スタンはぼんやりと先日のことを思い出し、
「…そういやぁよ」
「あ?」
「伝書鳩禁止になって、皆禁止なんだよな?」
「?ああ。大頭も俺らも、全員な」
 フランツは今更な質問に片眉を持ち上げたが、直後、スタンの口から出た言葉に顔色を変えた。

 その頃、火薬庫近くでは、昼休憩のネロがリンを捕まえ剣の稽古をしていた。互いに木剣だが真剣に打ち合っていて、まだ余裕があるリンに対しネロは本気のようだ。
「リンって…強ぇのか」
「強ぇぞ、一味で一番ってくらい。あ、でもオーウェンのが強ぇかな?」
「へぇ…」
 かれこれ数十分続いている打ち合いを眺めるキースとヴァン。キースも今日は非番(それも強制的に)だったが、砲弾作りの進捗が気になり見に来ていた。最近お決まりになったヴァンの差し入れ飲み物を味わいながら一緒に観戦する。
 ネロは何度剣を払われてもリンに迫り、斬りかかる。眼前まで迫った剣にリンは一瞬眉を寄せ、ネロも押し込もうとさらに前へ踏み入る。今度こそ一本取るかと思われたが、リンが横に逸れたのと同時、彼の剣がネロの剣と交差し円を描くようにして動く。そしてネロの剣を巻き込んで…宙に飛ばした。
「出たッ、捻り込み!」
「!今の?」
「そう!大頭の技なんだけど、他で出来んのはリンだけ!目の前で見ると剣が曲がって見えんだ!ぐにゃあって!」
 曲がる?ぐにゃあとは?しかし今のは凄かった。硬い物同士であんな器用に、陸の奴じゃ真似は…一瞬だけジェラルドを思い出してしまい、思わず頭を振る。
「あ"ぁ~、くっそ…!」
 とうとう観念したのか、ネロは疲れた様子で地面に転がり空を睨んだ。リンも大きく息を吐き剣を拾ってやる。
「もういいだろ?休憩伸ばしていいから、ちゃんと休めよ」
「…余裕そうだな、キャプテン」
「んなことねぇ、前より速くなったじゃねぇか」
「負けてちゃ意味ねぇよ…兄貴にも、近づけてねぇ」
 汗だくで不貞腐れるネロに苦笑いし、しかしリンは彼の気持ちがわかるのか、頭をぽんぽんと撫で叩いた。
 ヴァンが近寄ってきて二人に冷えた飲み物を渡してやる。ネロはそれを一気に飲み干すと振り返り、
「キースもやろうぜ。剣使えんだろ」
「俺はいい」
「ノリ悪ぃ、弱ぇのか?」
「今日は休みだからです」
「…お前、銃が強ぇんだって?それに元軍兵だし、剣もいけるだろ」
「!…それとこれは、」
「やっぱ弱ぇんだな」
「……止めてもらえますか、先輩」
 ニヤニヤと笑うヴァンに思わず苛立つ。リンまで混ざって弄りやがって…弱くはない、断じて。勝手な言われようにキースは顰め面で、さらに揶揄ってくるヴァンから逃れるべくそっぽを向いた。
「苦手そうにも見えねぇけど…どう思う?」
「別に…やらねぇなら知らん」
「…ふーん?」
 ネロは起き上がると剣を受け取りリンの様子を窺った。彼は面白くなさそうに視線を逸らしたが、自ら話に混ざってきた点は進歩と言えるだろう。
 リンも自覚があるのか、飲み物を味わいながらキースをチラ見し考える。実を言えば彼への疑心は薄れてきていて、それでもキースの場合何故か気に入らないというか鼻に付くというか。気まずさもあってこの距離が今の限界だ。
 いつの間にかヴァンと戯れ合い(本当いつの間に仲良くなったのか)に発展していたキースと目が合い、思わず逸らす。と、
「リン!!」
 怒鳴り声が聞こえ、その場にいた全員が振り返る。
 声の主はオーウェンで、走って来る彼の様子から何かあったと察知し、呼ばれたリンは駆け寄った。


 居住区にて。
 ビアンカは洗濯当番で、すっかり乾いた皆の服やシーツを取り込んでいた。近くではレイチェルがそれらを畳み、籠に入れていく。人数が多い分毎回すごい量なのだが、汚れも臭いもすっかり綺麗に落ちて、気持ちもなんだかスッキリし顔が綻ぶ。
 籠いっぱいになった洗濯物を家々に届けるべく運んでいると、何やら集会場辺りが騒がしく、ビアンカとレイチェルは様子を見に行った。騒ぎの中心は頭三人と、彼らの前で押さえ付けられているレスターだった。
「嘘じゃねぇッ、家族に送ったんだ!信じてくれ!」
「黙れ!信じるかどうかはお前のもん確かめてからだ!」
「手紙は俺も見た、ホントだ!誤解だって!」
 レスターが必死な様子で叫び、リンが擁護しているようだった。状況がわからず周りの仲間に聞いてみるが、皆もわからないようで、近くにネロとヴァンもいて何事か尋ねると、
「レスターが…鳩使ってたって」
「家族宛で、リンが中身確かめて飛ばすの許したらしい…」
 声を潜め答える二人は眉を寄せていて、ビアンカもレイチェルも驚きまたレスターを見遣る。
 レスターは伝書鳩のことがバレるや否や逃げようとしたらしく、この騒ぎになったようだ。仲間の裏切りが露見して以降、伝書鳩の使用は禁じられている。スタンがアズーロ号でのことを思い出し何気なくフランツに尋ね、発覚したのだ。
 リンは自ら許しを出したことを伝えるが、フランツはリンも含めて疑心を抱いていた。集まった仲間達も騒つき不穏な空気になり、オーウェンは場を鎮めるべく止めに入るが、
「オーウェン!」
 スコットとジュリーが駆けつける。二人は頭三人の指示でレスターの部屋や荷物を調べに行ったのだ。二人はレスターを睨みながらオーウェンに紙を一枚渡した…それは遠目からでもわかる、伝書鳩用の細長いもの。
「…これが、家族との連絡か?」
「!?なんだよ…そんなの知らねぇッ」
 オーウェンが眉を顰めレスターに紙を見せる。その内容にレスターもわけがわからず首を振った。紙には文字ではなく数字ばかりで、ビアンカ達も見え眉を寄せる。
「どういうことだ!?何の暗号だ!?」
 フランツが怒鳴りレスターの胸倉を引っ掴む。彼は知らないの一点張りで、リンも助けようとするが…
「…なぁ、見せてくれ…」
 遠巻きに見ていたキースが前に出て声を上げた。
 オーウェンは一瞬躊躇うが手紙を渡し、キースは内容をじっと見ると眉間の皺を深くした。
「お前わかるのか?」
「レスター宛かは、わかんねぇけど……」
 オーウェンの問いに答えながら頭を働かせる…見覚えのある暗号。過去に解いたことがあるもので、少し躊躇ったが内容を読み上げた。
「『5月28日  停泊…ティラ、マス?修繕を、実施…連絡待つ  ソロウ』」
「!ッ、な、」「レスターッ、テメェ!!」
 バルハラ軍将軍ソロウの名を聞き、レスターもフランツも、その場にいた全員が騒めく。フランツが銃を取り出すがリンに腕を掴まれ、
「やめろよ待て!!なぁッ、お前適当言ってんじゃねぇのか?!」
「適当じゃねぇ、これは…大分前に南部が使ってた暗号だ」
 リンはキースに向かって怒鳴るが、彼は首を振り答え忌々しげに続けた。
「…俺の上官が、解いたんだ。日付けの一桁目を使う解き方。それでソロウの不正も暴いた」
「日付け…?」「……」
「あの禿げ狸、また懲りずに使ってんだろ…解読は俺も手伝ってた。だから適当じゃねぇッ」
 最後まで言ってのけリンを睨み返す。また自身が疑われそうな状況だったが、キースは振り返りオーウェンに訴えかける。
「"5月28日"、もう一月半も前だ。ティラマスって南方諸島だよな?修繕が何のことかわかんねぇけど、向こうはとっくに動いてる!」
 オーウェンは険しい表情でキースと手紙を見比べ、レスターを睨みつけ、
「…送ったってのは、この返事か?」
「違ぇって!!嫁とガキ共に書いたんだッ!リンだって見てんだよ!」
「それがお前の暗号なんじゃねぇのか?」
「!」
「ッ、だから!暗号なんか知らねぇし書いてねぇよッ!信じてくれ!!」
 レスターは何度も首を振り否定し続けるが、家族宛を装った暗号だと言われ、リンもはっとしてしまう。ビアンカや皆もレスターへの疑心を大きく膨らませた。

「何騒いでんだ?」
 そこへ杖を付きながらラッカムが現れ、皆が道を開ける。一瞬場が静まるがフランツが裏切り者だと怒鳴り、またレスターは否定の声を上げた。
「レスターが鳩飛ばして、これが部屋にあった」
「……」
「軍の南部で使われてる暗号だって。キースが読めるらしい…こいつはソロウからの連絡だ」
「…お前が、読めるだと?」
「ああ…」
 オーウェンはラッカムに手紙を見せ説明した。ラッカムは全部聞くと含み笑いして、じっとキースを見つめ、キースも先日のことから警戒し睨み返した。
「大頭ッ、もうこれ以上野放しにできねぇ!!」
 怒るフランツがレスターの頭へ銃を当て、リンは疑心が湧き止めるのを躊躇ってしまう。レスターはパニックに陥り、濡れ衣だと叫び暴れ出す。
「うるせぇ、止めろ、そいつをしまえ」
 ラッカムは怒鳴るでもなく低く張りのある声で制止し、杖でフランツの銃を押し退けた。
「こいつじゃねぇだろう」
 顔色一つ変えず言ってのけるラッカム。まるでわかっているような口ぶりに頭三人は眉を寄せる。
「違ぇって、なんで!?」
「勘だ」
「親父ッ、冗談言ってる場合じゃねぇぞ!」
「冗談は言ってねぇ。信じられねぇなら、牢にでも入れとけ。殺しなんざ止せ」
 勘だと言うラッカムに、しかしレスターは助けられたと思い肩の力を抜いた。
 ラッカムはオーウェンをじっと見つめ、彼は小さく息を吐くと目を逸らし指示を出した。
「レスターを連れてけ。本当かわかるまでは出すな…飯は食わせてやれ」
 数人がかりでレスターを引っ張り牢房に連れて行く。レスターはもう暴れたりはしなかったが、身の潔白を主張し続けていた。
 オーウェンが声を上げ騒ぎを終わらせ、皆中断された仕事に戻るべく方々へ散っていった。
「ありがとな、キース。まさか読めるとは思わなかった」
「…また疑うか?」
「裏切り者なら解読なんざしねぇだろ。お前は違ぇ」
「…あとで、解き方教える」
 礼を言うオーウェンにキースは困惑するが、フランツまで擁護してくれて少し驚く。 駆け寄って来たビアンカやネロも安堵し顔を綻ばせるが…
「おい、リン…どういうつもりだ?お前一人で許可出したのか?」
 眉を寄せたオーウェンの追求にリンは顔を歪め、目を逸らしてしまう。フランツも舌打ち睨みつける。
「なんで相談しなかった?!」
「…ホントに、家族への手紙だった」
「それが暗号なんだろ!連中との連絡、見す見す逃してたんじゃねぇかッ」
「んなの…わかるわけねぇだろッ、家族宛の内容だった!裏切り者なんて思わねぇよ!レスターも皆も、家族だ!」
「…まさか、テメェが仕組んだんじゃねぇだろうな?」
 辛そうな表情で必死に言い返すリンに対し、フランツもオーウェンも疑心を抱くが、
「リンも違ぇよ…うるさくて敵わん。止めろ」
 ラッカムが口を挟みまた静かになる。ネロも止めに入り、ビアンカが弟を庇うように前へ出た。
「落ち着けよ。レスターは捕まえたし、冷静になんなきゃ…」
 フランツはまた舌打ちして一人何処かへ行ってしまい、オーウェンはじっとリンを睨んでいたが、手紙をぐしゃぐしゃに丸め捨てて持ち場へ戻って行った。
「大丈夫…?」
「…なにを、信じりゃいい?わかんねぇよ…!」
 俯いたままのリンを心配しビアンカとネロが様子を窺う。泣いてはいなかったが、彼は酷く狼狽えているようだった。
「「……」」
 その傍ら…キースとラッカムは見つめ合っていた。キースのほうはかなり睨んでいるので、決して良い空気とは言えない。老いた大海賊は品定めするようにキースを眺めていたが、それまでずっと傍観していたスタンが近づいて来て、オーウェンが捨てた手紙を拾い上げた。
「お前が暗号解読出来るとは、初耳だな」
「当たり前だ、言ってねぇんだから」
「あれぇ、また隠し事」
 スタンはニヤりと笑い茶化すが、一緒にラッカムを睨みつける。大海賊は小さく鼻で笑うとその場から立ち去った。
 そんな三人の様子を垣間見てビアンカは一抹の不安を抱く。ラッカムは兎も角、二人の太々しさは何度も見てきたが、今はどこか違う…いつかの日の路地裏での盗み聞き。何か隠し事をしている時に似ている…
「そっち、おかしな奴は…?」
「いたらおもしれぇんだけど…」
 二人はボソボソ話しながら歩き出す。
「内容は…お前が言ってた通り?」
「ああ…それに字。書いたのはソロウじゃねぇ」
「だれよ?」
「木偶の坊」
 唸るように呟いたキースは此処ではない遠くを睨んでいて、勝手に不機嫌になった彼にスタンは苦笑いする。
「何にせよ、まだまだありそうだなぁ…」
 手紙の亡骸が密かにキースに渡ったのは、ビアンカにも誰にも見えなかった。
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