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BRANCH POINT OF DREAM
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[夢を見ている]と分かるほど意識がはっきりしていた。ふわふわしていて、暗いけど、ぼんやり何かが光って見えた。その中をいくら歩いてもどこにもつかず。歩いているのかも疑わしい。そんなところ。なにをしても何もできないのでしばらく待ってみる。十分、二十分、ぼーっとしていると、大きな光が見えた。それは近づくにつれ形がはっきりしてきた。人の形だ、誰かに似ている。真白姉さんだ。そしてそれは語りかけてきた。
「あなたは悔しくありませんか?それともショックで忘れていますか?」
「何の話?真白姉さんだよね?」
「いいえ私は真白ではありません。でもよくにていると言われます。しかしそんなこと関係ありません。あなたに危機が訪れています。あなたの周りに今頃近づいています。もう近いです。」
そう言うと、それは倒れ込み苦しそうに消えていった。それが不思議なことに、とても悲しかった。そんな落ちた気持ちで暗い空間を過ごした。
~紫音の部屋~
早起きした。ちょっとした悪夢を見た。蒼くんに似た人が次々と色んな方法で死んでしまう夢。俯瞰していて、身動きも取れず、助けられなかった。断末魔が耳にこびりついている。気分が悪い。
~色葉の部屋~
私は今、私が私を殺して食べるというえげつない夢を見た。感覚もある。機械的に動く私に気味悪さを覚えた。それから目を覚ましてぼーっとしていたら一つの通知が入った。お母さんからだ。
[起きていますか?このところ変わったことはありませんか?友達はできましたか?]
私はこう返した。
[できたよ。蒼くん、陽菜ちゃん、紫音さんって子たちだよ!]
それから返信はなかった。いつの間にかいい時間になっていたので支度を始めた。
~陽菜の部屋~
私は泣いていた。とてもリアリティのある夢を見た。みんなが殺人鬼に拷問にかけられ殺される。それを助けられず、血飛沫を浴びる夢。まるで私がしている感覚。手に感触があるようでない。私は気持ち悪くなったので水を飲んで落ち着こうと、台所へ向かった。
~1月3日11時 和崎家~
どうしたんだろうみんな、今日は遅いなぁ。
ピンポーン
「遅くなってすいません。」
「いやいや、まぁ入って入って。寒いでしょ?」
「お邪魔します。あー温かい。おちつきますね。」
「うっぷ。あーヤバい吐きそう。」
「陽菜ちゃん大丈夫!?」
「袋持ってくるから待ってて。」
「大丈夫だよ蒼。落ち着いてきたし。」
「なら良かった。お昼まで休憩してから勉強しようか。」
「そうですね。トランプかなにかありますか?少し遊びましょう。」
それから十分に休んで勉強を再開させた。みんな課題はほぼ終わってるようで、真白姉さんのお下がりの教材を使って予習していた。
「蒼~これはどうするの~?」
「ここはこうして…あれ?これ難しいなぁ。」
「あっ蒼さんそれはですね…こうですよ。」
「「なるほど!」」
こうしてまた時間が過ぎみんな帰っていった。
「あなたは悔しくありませんか?それともショックで忘れていますか?」
「何の話?真白姉さんだよね?」
「いいえ私は真白ではありません。でもよくにていると言われます。しかしそんなこと関係ありません。あなたに危機が訪れています。あなたの周りに今頃近づいています。もう近いです。」
そう言うと、それは倒れ込み苦しそうに消えていった。それが不思議なことに、とても悲しかった。そんな落ちた気持ちで暗い空間を過ごした。
~紫音の部屋~
早起きした。ちょっとした悪夢を見た。蒼くんに似た人が次々と色んな方法で死んでしまう夢。俯瞰していて、身動きも取れず、助けられなかった。断末魔が耳にこびりついている。気分が悪い。
~色葉の部屋~
私は今、私が私を殺して食べるというえげつない夢を見た。感覚もある。機械的に動く私に気味悪さを覚えた。それから目を覚ましてぼーっとしていたら一つの通知が入った。お母さんからだ。
[起きていますか?このところ変わったことはありませんか?友達はできましたか?]
私はこう返した。
[できたよ。蒼くん、陽菜ちゃん、紫音さんって子たちだよ!]
それから返信はなかった。いつの間にかいい時間になっていたので支度を始めた。
~陽菜の部屋~
私は泣いていた。とてもリアリティのある夢を見た。みんなが殺人鬼に拷問にかけられ殺される。それを助けられず、血飛沫を浴びる夢。まるで私がしている感覚。手に感触があるようでない。私は気持ち悪くなったので水を飲んで落ち着こうと、台所へ向かった。
~1月3日11時 和崎家~
どうしたんだろうみんな、今日は遅いなぁ。
ピンポーン
「遅くなってすいません。」
「いやいや、まぁ入って入って。寒いでしょ?」
「お邪魔します。あー温かい。おちつきますね。」
「うっぷ。あーヤバい吐きそう。」
「陽菜ちゃん大丈夫!?」
「袋持ってくるから待ってて。」
「大丈夫だよ蒼。落ち着いてきたし。」
「なら良かった。お昼まで休憩してから勉強しようか。」
「そうですね。トランプかなにかありますか?少し遊びましょう。」
それから十分に休んで勉強を再開させた。みんな課題はほぼ終わってるようで、真白姉さんのお下がりの教材を使って予習していた。
「蒼~これはどうするの~?」
「ここはこうして…あれ?これ難しいなぁ。」
「あっ蒼さんそれはですね…こうですよ。」
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こうしてまた時間が過ぎみんな帰っていった。
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