透明な君が

にゅるにゅる

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お泊まり

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~次の日~
「おはよー色葉ちゃん!今日は学校休みだし、なにかお話しようよ!」
「んん…今そんな気分じゃないし、しんどいから私はもう少し寝てるね。」
「駄目だよちゃんと起きないと。」
私は色葉ちゃんの体を揺する。だけど一向に起きない。よほど疲れてるのだろう。
「じゃあキッチン借りるね。朝ごはん作ってくる。色葉ちゃんは何食べたい?」
「んんんー…なんでもいいよ~…ありがと…う…」
そして私はキッチンに向かった。
~同時刻~
「おはよう。紫音さん。とりあえず昨日急に来た理由を教えてくれるかな?」
「迷惑だった?」
「そういうわけじゃないけど…」
「ならいいじゃない。」
「うーんそういうことじゃないんだけどなぁ…」
なんだろう…紫音さんにすごい違和感を感じる。こんな感じだっただろうか。数日会わないだけで忘れてしまうなんて。
「うーん、まぁいいや。紫音さんご飯食べる?」
「温かいお味噌汁と艶のあるご飯がほしい。そうだ!一緒につくろう。」
「えっあぁうん、わかった。でもお米は安いやつだから艶は出にくいと思うよ。」
「こういうのはコツがあるんです。」
そうして僕らはキッチンへ向かった。

~メールでのやり取り~
[紫音、今どんな感じ?うまくやってる?]
[うん、結構元気な様子ですよ。そちらは?]
[こっちは駄目、完全にふてくされてる。]
[なにか探ってみてはどうでしょう?]
[でも変に傷つけたくないしなぁ。]
[あのときの勢いはどこに言ったんですか?]
[そうだよね、克服してもらわないといけないもんね。]
[頑張ってください。陽菜ちゃんならできますよ。]
[うん、やってみる。]
~陽菜ちゃんサイド~
「ねぇ、色葉ちゃん。」
「なに?陽菜ちゃん。」
「ちょっとした昔話をしてあげる。」
そうして私は名前を伏せ、私の過去を語った。
「…へぇ、陽菜ちゃんにそんな過去があったなんて。その男の子とは今も会えずじまいなの?」
「いや、会えた。あの頃とは違うやつれた姿だった。壮絶な過去があったんだろうなって感じにね。親の最期が人じゃなくなってたようなね。」
少しきつく言った。恐る恐る色葉ちゃんの顔を見る、声をまつ。
「そんなに…今はどうなったの?」
あれ?気づいてない?
「今は…最近仲が良かった子に突然嫌われたんだって。かなり落ち込んでた。自殺しそうなくらい。」
ちょっと大げさに言ってみる。
「…もしかして、蒼くんのこと?」
「なんでそう思ったの?」
「とてもにてたから。もしそれが本当でも、彼が思い出すまでは話したくない。彼の名前を聞きたくない。私達家族が彼の人生を狂わせているのにそれを知らずに私達と関わってほしくない。」
「そっか。」
~紫音サイド~
「ねぇ紫音さん、どうして色葉さんが怒ってるか知らない?気にしててあんまり眠れてないんだ。」
「はっきり言うと知ってる。知ってるけど教えられない。」
「なんで!」
「約束だから。あなたが思い出さないと意味がないから。」
「せめてヒントを教えて。ゼロからじゃわからない。」
「ヒントですか。そうですねぇ『事故』ですかね。」
「事故?何の事故?」
「車と人です。これ以上言えません。」
「人身事故かぁ…あったような…まさか父さん?」
「おぉ、よく分かったね。」
「色葉さんの家が起こしたの?」
「そうです。もうひと踏ん張りです。」
「えっ!まだあるの!?」
「事件が起きたことしかわかってないですよ。なぜ怒っているのかがわからないと。」
「色葉さんがそれを知っているが、僕が知らないでいて色葉さんに接するのが色葉さんからして辛いから?」
「まぁそれがホントか知らないですけど。多分そうなんじゃないでしょうか。」
「えっ!ここまで引っ張っておいて?模範解答なし?」
「もちろん、私色葉ちゃんじゃないし。答え合わせをしたらどう?本人に。ただ今日はもう遅いので寝ようよ?」
「うん…明日色葉さんの家に行ってみる。」
こうして一日が終わった。
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