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第一章
第19話 ここをキャンプ地とする
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二学期が始まった。
クラスの皆さんは久しぶりの再会に若干のぎくしゃく感があるグループと、一緒に遊んだのだろうか、
前よりも仲良しになっているグループもあり。まちまちな感じである。
やや遠くの方から俺とシルビアさんに対してのひそひそ話が聞こえてきたりした。
そこ! 聞こえているぞ。
俺の聴覚はいいのだ。しかし、まあ当然俺たちの関係はばれているだろう。
今朝のキスシーンを目撃されたのかもしれない。早朝とはいえ誰も起きていない保障などない。
まあいいのだ、隠れて付き合う必要がないのは逆に気が楽である。
シルビアさんはどういう気持ちだろうか。俺は席に座ってる彼女を見た。そしたら彼女もこちらを見ており目が合うとニッコリ笑い返してきた。
おや、実に堂々としている。先ほどから噂話をしているグループから小さな歓声が上がっていた。
そんなこんなで俺たちは堂々と公認カップルとして二学期に臨んだ。
この学院では夏がすぎると大きなイベントがある。
キャンプだ、俺はキャンプが好きなので待ってましたといった感じだ
しかしこれはお遊びではない、卒業後に騎士団付の魔導士となる生徒も多いため、サバイバル技術や戦闘を学ぶための重要な行事である。
確かにこの学院には貴族が多い、魔法使いは貴族が圧倒的多数らしい、そんなお貴族様には泥にまみれる経験が必須なのだ。
とはいえ平民も決して魔法使いとして劣っているわけではない。現にこのAクラスに何人もいる。
俺はそうだな、まあ戦闘は楽勝だろう。野営スキルも十分ある。勇者時代の俺はソロだったのだ!
ボッチともいうが……。
実戦的な訓練ではあるが一年生は学院の敷地内の人工林で行われる。その辺は段階を踏まえている。
しかし人工林といっても甘く見てはいけない、結構広い。東京ドーム何個分という広さはある。
それに野生動物は結構いるので甘く見てはいけないのだ。
さて野営においては、魔法使いの仕事は結構多い。火をつけて終わりではないのだ。テントの設営、これができるかできないかで魔法使いの価値は変わる。
衣食住をおろそかにすると人間はダメになってしまう、少なくとも俺はそう思う。
魔法テント、これは基本的な魔法材料学の応用で、結構凝った物ができるのだ。
「ここをキャンプ地とする!」
いいたかったセリフを言うと作業にかかる。
俺は魔法材料学においてトップの成績なのでここでさくっとテントを作り凄さをひろうする。
魔法のテントではあるが、これは俺が日本にいたときに見た最上級のテントにそっくりな物を設営した。かなり広いしリビング付きのすごいやつだ。
たまにこういう活躍をすることで学年ナンバー3の面目躍如をするのである。
後で拍手が起こる。気分がいい、特別に彼女たちにはこのテントの作り方を教えてあげよう。まあそのためのイベントなので当たり前なのだが。
俺の後には二人の女性がいる。彼女たちが俺の班員である。
シルビアさんとは別の班になってしまった。
付き合ってると噂が広まっていたので、三人一組のキャンプで同じ班になったらもう一人は地獄だろうという配慮である。
まあ、あたりまえか。俺だってその状況だったら、その一人にはなりたくない。
というわけでそういう事情を踏まえつつ成績順で班が決められた。
それに彼女たちとは仲が悪いわけではない。むしろ同じグループである。
そうなのだ、俺はシルビアさんの取り巻き令嬢、アンネさん、ローゼさんといっしょの班になったのだ。
ちなみにシルビアさんの班には取り巻きといったポジションの女子はいなかった。
この班分けは意図的だ、よく考えられている。シルビアさんの班は公爵家との交流がない平民出身の女子二人だった。
いってしまえば公爵家とその取り巻きの貴族の家系で班分けをするのはよくないということだろう。
ペグ打ちの作業を三人で行ってる最中に俺はロボさんに質問をした。俺は本を読んだり何か集中するときには独り言をする癖があると周知しているのだ。
もちろん話の内容がばれる距離感では不可能だが距離さえとれば問題ない。
「ロボさんや、俺は公式的にはどれくらいの身分なんだい?」
(今さらですね。アール・ミスリルというお名前の設定だったじゃないですか)
「名前はしってるけど。実際どれくらいの権力者にみえるんだい?」
(そうですね。設定では2000年前にミスリル鉱山の開発で名を上げ、そこに街をつくり領主になったという一族ですので辺境伯といったところでしょうか)
なるほど辺境伯か……結構えらいじゃん。知らんけど。ちなみに設定上でもミスリル家は貴族ではないのでこの国の身分制度に合わせての評価である。
しかし、今さらだが取り巻き令嬢さんとは失礼な言い方だと思った。俺は初対面の印象でそう思っただけなのだ。
ツインドリルのお嬢様の左右に展開されるモブ令嬢と……。とても失礼だ、それにモブってなんだよ。俺は反省した。
別に意地悪されている訳でもないし二人とも優しい良いお嬢さんである。アンネさんとローゼさん、このキャンプでもっと仲良くなれたらいい。
そう思いながらペグ打ち作業は終わった。
テントの設営が終わると次は料理である。キャンプ飯というやつだ。
最初、俺は肉をゲットするために狩りの準備をしようと提案したが。二人に止められたのだ。
一年生のキャンプは食材の持ち込みOKである。なのでアンネさんとローゼさんはちゃんと準備していたのだった。
俺はというと……。
「ごめんなさい、アンネさんローゼさん、私、何も持ってきてない」
(おや、マスター、わざと持ち込みしないのだと思っていましたが素で忘れていたのですか?)
そうだよ、素で忘れてたよ。最悪だ、せっかく仲良くなろうとしたのに……。俺は誠心誠意謝罪した。
食事でのやらかしは万死に値するのだ。なんて失態を俺はしてしまったのだ。ちょっと泣いてしまった。だって申し訳ないのだ。
アンネさんとローゼさんはお互いを見るとくすくすと笑っていた。
「ほらね、アールさんは悪い人じゃないでしょ?」
「そうね、シルビアさんの言うとおりだったわ、ちょっと怒ってた私って何だったのかしら」
「でしょ? ほら、アールさん、安心して、こんなこともあろうかと私たちは多めに食材を持ち込んでたのよ。だから泣かないで」
三人で料理を始めた。二人はとても料理が上手だった。
俺は下ごしらえをほどほどに手伝っただけだった。なにやら立派なテントを作ってくれたお礼がしたいらしいと。
料理はほぼ二人で進む。俺は二人の作業を眺めているだけだった。
無事料理は完成した。しかも結構多めである。そうだな、俺がやらかすやつだと思ってたのだ、きっとそうに違いない。
実際やらかしたし……。反省してます。
出来たのは大鍋のシチューである、アンネさんは鍋担当でローゼさんは香辛料の調合をしていた。
スパイシーな味でとてもおいしい。というかこれはカレーである。
アンネさんとローゼさん料理はとても上手だ。すばらしい。彼女たちに任せておけばなにも問題ない。
俺はお米が恋しくなった。カレーライスか、米はさすがに作り方が分からないからなぁ。
パンはあるのだから贅沢はいけないか……。
しかし、おいしい、このスープ、いやカレーだ、日本人の俺でもこのカレーはおいしいと思える。
がつがつ食べてみっともなかっただろうか。
先ほどからロボさんが俺の食い方に文句を言っているが無視だ。口の周りを汚しても誰も傷つかないだろう。
しかし、やりすぎだったか、俺はパンでお皿のスープを残らずふき取り食べてしまった。
はしたなすぎたか、いや、これはシェフへの礼儀だ。すこし照れながら二人を見る。
アンネさんとローゼさんは俺の食いっぷりに少し驚いていたが、お互いを見合ってニコニコしていた。
ふう、料理への感謝の心は世界を超えるのだ。しかしキャンプでのカレーは最高だ。間違いない。
クラスの皆さんは久しぶりの再会に若干のぎくしゃく感があるグループと、一緒に遊んだのだろうか、
前よりも仲良しになっているグループもあり。まちまちな感じである。
やや遠くの方から俺とシルビアさんに対してのひそひそ話が聞こえてきたりした。
そこ! 聞こえているぞ。
俺の聴覚はいいのだ。しかし、まあ当然俺たちの関係はばれているだろう。
今朝のキスシーンを目撃されたのかもしれない。早朝とはいえ誰も起きていない保障などない。
まあいいのだ、隠れて付き合う必要がないのは逆に気が楽である。
シルビアさんはどういう気持ちだろうか。俺は席に座ってる彼女を見た。そしたら彼女もこちらを見ており目が合うとニッコリ笑い返してきた。
おや、実に堂々としている。先ほどから噂話をしているグループから小さな歓声が上がっていた。
そんなこんなで俺たちは堂々と公認カップルとして二学期に臨んだ。
この学院では夏がすぎると大きなイベントがある。
キャンプだ、俺はキャンプが好きなので待ってましたといった感じだ
しかしこれはお遊びではない、卒業後に騎士団付の魔導士となる生徒も多いため、サバイバル技術や戦闘を学ぶための重要な行事である。
確かにこの学院には貴族が多い、魔法使いは貴族が圧倒的多数らしい、そんなお貴族様には泥にまみれる経験が必須なのだ。
とはいえ平民も決して魔法使いとして劣っているわけではない。現にこのAクラスに何人もいる。
俺はそうだな、まあ戦闘は楽勝だろう。野営スキルも十分ある。勇者時代の俺はソロだったのだ!
ボッチともいうが……。
実戦的な訓練ではあるが一年生は学院の敷地内の人工林で行われる。その辺は段階を踏まえている。
しかし人工林といっても甘く見てはいけない、結構広い。東京ドーム何個分という広さはある。
それに野生動物は結構いるので甘く見てはいけないのだ。
さて野営においては、魔法使いの仕事は結構多い。火をつけて終わりではないのだ。テントの設営、これができるかできないかで魔法使いの価値は変わる。
衣食住をおろそかにすると人間はダメになってしまう、少なくとも俺はそう思う。
魔法テント、これは基本的な魔法材料学の応用で、結構凝った物ができるのだ。
「ここをキャンプ地とする!」
いいたかったセリフを言うと作業にかかる。
俺は魔法材料学においてトップの成績なのでここでさくっとテントを作り凄さをひろうする。
魔法のテントではあるが、これは俺が日本にいたときに見た最上級のテントにそっくりな物を設営した。かなり広いしリビング付きのすごいやつだ。
たまにこういう活躍をすることで学年ナンバー3の面目躍如をするのである。
後で拍手が起こる。気分がいい、特別に彼女たちにはこのテントの作り方を教えてあげよう。まあそのためのイベントなので当たり前なのだが。
俺の後には二人の女性がいる。彼女たちが俺の班員である。
シルビアさんとは別の班になってしまった。
付き合ってると噂が広まっていたので、三人一組のキャンプで同じ班になったらもう一人は地獄だろうという配慮である。
まあ、あたりまえか。俺だってその状況だったら、その一人にはなりたくない。
というわけでそういう事情を踏まえつつ成績順で班が決められた。
それに彼女たちとは仲が悪いわけではない。むしろ同じグループである。
そうなのだ、俺はシルビアさんの取り巻き令嬢、アンネさん、ローゼさんといっしょの班になったのだ。
ちなみにシルビアさんの班には取り巻きといったポジションの女子はいなかった。
この班分けは意図的だ、よく考えられている。シルビアさんの班は公爵家との交流がない平民出身の女子二人だった。
いってしまえば公爵家とその取り巻きの貴族の家系で班分けをするのはよくないということだろう。
ペグ打ちの作業を三人で行ってる最中に俺はロボさんに質問をした。俺は本を読んだり何か集中するときには独り言をする癖があると周知しているのだ。
もちろん話の内容がばれる距離感では不可能だが距離さえとれば問題ない。
「ロボさんや、俺は公式的にはどれくらいの身分なんだい?」
(今さらですね。アール・ミスリルというお名前の設定だったじゃないですか)
「名前はしってるけど。実際どれくらいの権力者にみえるんだい?」
(そうですね。設定では2000年前にミスリル鉱山の開発で名を上げ、そこに街をつくり領主になったという一族ですので辺境伯といったところでしょうか)
なるほど辺境伯か……結構えらいじゃん。知らんけど。ちなみに設定上でもミスリル家は貴族ではないのでこの国の身分制度に合わせての評価である。
しかし、今さらだが取り巻き令嬢さんとは失礼な言い方だと思った。俺は初対面の印象でそう思っただけなのだ。
ツインドリルのお嬢様の左右に展開されるモブ令嬢と……。とても失礼だ、それにモブってなんだよ。俺は反省した。
別に意地悪されている訳でもないし二人とも優しい良いお嬢さんである。アンネさんとローゼさん、このキャンプでもっと仲良くなれたらいい。
そう思いながらペグ打ち作業は終わった。
テントの設営が終わると次は料理である。キャンプ飯というやつだ。
最初、俺は肉をゲットするために狩りの準備をしようと提案したが。二人に止められたのだ。
一年生のキャンプは食材の持ち込みOKである。なのでアンネさんとローゼさんはちゃんと準備していたのだった。
俺はというと……。
「ごめんなさい、アンネさんローゼさん、私、何も持ってきてない」
(おや、マスター、わざと持ち込みしないのだと思っていましたが素で忘れていたのですか?)
そうだよ、素で忘れてたよ。最悪だ、せっかく仲良くなろうとしたのに……。俺は誠心誠意謝罪した。
食事でのやらかしは万死に値するのだ。なんて失態を俺はしてしまったのだ。ちょっと泣いてしまった。だって申し訳ないのだ。
アンネさんとローゼさんはお互いを見るとくすくすと笑っていた。
「ほらね、アールさんは悪い人じゃないでしょ?」
「そうね、シルビアさんの言うとおりだったわ、ちょっと怒ってた私って何だったのかしら」
「でしょ? ほら、アールさん、安心して、こんなこともあろうかと私たちは多めに食材を持ち込んでたのよ。だから泣かないで」
三人で料理を始めた。二人はとても料理が上手だった。
俺は下ごしらえをほどほどに手伝っただけだった。なにやら立派なテントを作ってくれたお礼がしたいらしいと。
料理はほぼ二人で進む。俺は二人の作業を眺めているだけだった。
無事料理は完成した。しかも結構多めである。そうだな、俺がやらかすやつだと思ってたのだ、きっとそうに違いない。
実際やらかしたし……。反省してます。
出来たのは大鍋のシチューである、アンネさんは鍋担当でローゼさんは香辛料の調合をしていた。
スパイシーな味でとてもおいしい。というかこれはカレーである。
アンネさんとローゼさん料理はとても上手だ。すばらしい。彼女たちに任せておけばなにも問題ない。
俺はお米が恋しくなった。カレーライスか、米はさすがに作り方が分からないからなぁ。
パンはあるのだから贅沢はいけないか……。
しかし、おいしい、このスープ、いやカレーだ、日本人の俺でもこのカレーはおいしいと思える。
がつがつ食べてみっともなかっただろうか。
先ほどからロボさんが俺の食い方に文句を言っているが無視だ。口の周りを汚しても誰も傷つかないだろう。
しかし、やりすぎだったか、俺はパンでお皿のスープを残らずふき取り食べてしまった。
はしたなすぎたか、いや、これはシェフへの礼儀だ。すこし照れながら二人を見る。
アンネさんとローゼさんは俺の食いっぷりに少し驚いていたが、お互いを見合ってニコニコしていた。
ふう、料理への感謝の心は世界を超えるのだ。しかしキャンプでのカレーは最高だ。間違いない。
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