71 / 109
第二章
第71話 フルチャージ
しおりを挟む
数日が経過した。魔力の変換は順調に進み、この身体の魔力コアである、太陽の魔石はフルチャージを果たした。
「やった、やったぞ! シルビーよ、君のおかげでロボさんと少年との約束を果たすことが出来た」
『それはおめでとうございます』
「うむ、ありがとう、これで俺の一つ目の目的である魔力の補充は完了した!」
『一つ目ですか? あなたは勇者としての力を取り戻したのですよ? 他に何があるのですか?』
「うむ、まさにそれだ、正直いって魔力の確保は、ある程度やりようはあるからそこまで問題じゃないんだ、……そうだな、君には悪いがそれこそ自然エネルギーとか、そういうので代用しようと思ってたくらいだ」
『自然エネルギーですか? それはのんびりな話ですね、話に聞くとこの世界の技術は原始時代に戻ってるそうですが、それで、自然エネルギーでしょうか? 石炭や石油でも掘るのですか? 機械の私でも爆笑してしまいそうですが?』
露骨に馬鹿にされてるが、一つ発見があった、石炭は自然エネルギーだったか……。たしかにな、俺のいた地球では自然エネルギーって何だっけか……。
「うむ、それでも何とかなる目途はあるんだ、まあ、核融合とかそういう自然エネルギーはこれから実験しようと思ってた」
『オゥ! マスター! これはご無礼を、自然エネルギーを曲解しておりました。やはり、勇者様はこの時代の技術からは逸脱しておられるようです、核融合は最も効率のよい技術でしょう』
(そうです、謎のコンピューター、シルビーとやら、マスターはすばらしいのですよ? 馬鹿にしないでください)
普段なら絶対言わない俺への擁護……、まあ、身内に対しては辛口なロボさんだけども外部の者に対しては、俺に対してのリスペクトはあるのだろう、……初めて聞いたがな。
「まあ、それはそうだが、話を戻そう、ぶっちゃけると一番の問題は俺なんだよ、おかしいだろう? この身体は俺の物じゃない、ロボさんに返さないといけないのだが、未だにその目途が立たない」
(マスター……、私としてはそれは優先順位は低いと思いますが、それにマスターが私に身体を返すということはマスターの居場所がなくなってしまいます、今さら消失エンドは勘弁してほしいですよ?)
『なるほど、なるほど、当代の勇者様は色々問題があるようですね。それでも時間的な猶予はあるようですし、失礼ながら助言させてもらうと、それは時間が解決するのでは?』
(それは同意です、とりあえずマスターには、シルビアを生涯にわたって幸せにするという義務があります)
うん、それはおっしゃる通りだ、でもそんな言い方されると緊張してしまうぞ。結婚はもっとライトな感じにならないのか……。
『オゥ! マスター、結婚を控えていらっしゃいましたか、ワタクシとしては様々なプランをご用意して……、あれやこれや、ブライダルプランニング等、お任せください』
「ロボさん! こいつは何をいっているんだ?」
(マスター、そこは、ぼやかさなくてもよいのでは、結婚はライト感覚で、では先が思いやられます、覚悟してください。そういうとこですよ? これまで散々ハーレム系主人公に対してディスってたではないですか)
「ぐぬぬ、それはそうだが、あれ、なんの話をしてたんだっけ?」
『マスターは結婚に対しての幻想があるようですね、それは悪い事ではないのですが私から助言させていただきますと――』
(マスター、それは今、聞く必要は有りません、どうせそうなるのですから今聞く必要などありません)
おい、結婚することに対しての認識が厳しいのでは? そんなこと言われると今から鬱だぞ。まあ、俺を最優先してくれるのはありがたいが……。
……まあ、その程度なら俺も受け入れるよ。その程度ならな……。
「やった、やったぞ! シルビーよ、君のおかげでロボさんと少年との約束を果たすことが出来た」
『それはおめでとうございます』
「うむ、ありがとう、これで俺の一つ目の目的である魔力の補充は完了した!」
『一つ目ですか? あなたは勇者としての力を取り戻したのですよ? 他に何があるのですか?』
「うむ、まさにそれだ、正直いって魔力の確保は、ある程度やりようはあるからそこまで問題じゃないんだ、……そうだな、君には悪いがそれこそ自然エネルギーとか、そういうので代用しようと思ってたくらいだ」
『自然エネルギーですか? それはのんびりな話ですね、話に聞くとこの世界の技術は原始時代に戻ってるそうですが、それで、自然エネルギーでしょうか? 石炭や石油でも掘るのですか? 機械の私でも爆笑してしまいそうですが?』
露骨に馬鹿にされてるが、一つ発見があった、石炭は自然エネルギーだったか……。たしかにな、俺のいた地球では自然エネルギーって何だっけか……。
「うむ、それでも何とかなる目途はあるんだ、まあ、核融合とかそういう自然エネルギーはこれから実験しようと思ってた」
『オゥ! マスター! これはご無礼を、自然エネルギーを曲解しておりました。やはり、勇者様はこの時代の技術からは逸脱しておられるようです、核融合は最も効率のよい技術でしょう』
(そうです、謎のコンピューター、シルビーとやら、マスターはすばらしいのですよ? 馬鹿にしないでください)
普段なら絶対言わない俺への擁護……、まあ、身内に対しては辛口なロボさんだけども外部の者に対しては、俺に対してのリスペクトはあるのだろう、……初めて聞いたがな。
「まあ、それはそうだが、話を戻そう、ぶっちゃけると一番の問題は俺なんだよ、おかしいだろう? この身体は俺の物じゃない、ロボさんに返さないといけないのだが、未だにその目途が立たない」
(マスター……、私としてはそれは優先順位は低いと思いますが、それにマスターが私に身体を返すということはマスターの居場所がなくなってしまいます、今さら消失エンドは勘弁してほしいですよ?)
『なるほど、なるほど、当代の勇者様は色々問題があるようですね。それでも時間的な猶予はあるようですし、失礼ながら助言させてもらうと、それは時間が解決するのでは?』
(それは同意です、とりあえずマスターには、シルビアを生涯にわたって幸せにするという義務があります)
うん、それはおっしゃる通りだ、でもそんな言い方されると緊張してしまうぞ。結婚はもっとライトな感じにならないのか……。
『オゥ! マスター、結婚を控えていらっしゃいましたか、ワタクシとしては様々なプランをご用意して……、あれやこれや、ブライダルプランニング等、お任せください』
「ロボさん! こいつは何をいっているんだ?」
(マスター、そこは、ぼやかさなくてもよいのでは、結婚はライト感覚で、では先が思いやられます、覚悟してください。そういうとこですよ? これまで散々ハーレム系主人公に対してディスってたではないですか)
「ぐぬぬ、それはそうだが、あれ、なんの話をしてたんだっけ?」
『マスターは結婚に対しての幻想があるようですね、それは悪い事ではないのですが私から助言させていただきますと――』
(マスター、それは今、聞く必要は有りません、どうせそうなるのですから今聞く必要などありません)
おい、結婚することに対しての認識が厳しいのでは? そんなこと言われると今から鬱だぞ。まあ、俺を最優先してくれるのはありがたいが……。
……まあ、その程度なら俺も受け入れるよ。その程度ならな……。
2
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる