5 / 12
ランチをご馳走になる
しおりを挟む
僕とベアトリクスは森を抜けるため南に向かって歩いていた。
ベアトリクスが隣にいるためかモンスターに襲われることはなかった。
だが、それはそれで困る。獲物を狩ることが出来ないため食事ができないのだ。
「ベアトリクスよ、君はお腹が空かないのかね?」
「うーん、数年は食べないでも平気かしら。人化してるときは燃費がいいのよ。もちろん嗜好品として食事はするけど」
やれやれ、それは便利なことだ。
僕は一日食べないだけでも不機嫌になるというのに。
「もう少しで森を抜けるはずだから元気出してよ。ほら、さっき採ったキノコとかリンゴがまだあるでしょ?」
僕は今、木の枝とツルで作ったかごを背負っている。
その中には先程、森でとれた野生のリンゴがたくさん入っている。
ちなみにキノコは別のかごに入れてベアトリクスに持たせている。
一緒に入れてしまったらリンゴが全滅してしまうからだ。
僕は人生経験は長いけどそれでもキノコは見分けが難しい。
似たような外見の亜種が多いし食べれる品種が圧倒的に少ない。ましてや異世界で野生のキノコ。
――素人は絶対に手を出してはいけないぞ。
「ベアトリクス君よ、リンゴはともかくキノコはだめだよ。素人が手を出していい代物じゃない」
「そうなの? さっき食べてみたらピリ辛で美味しいわよ?」
ピリ辛か、ちょっと惹かれる。
前の人生ではピリ辛料理が好きだった。麻辣味の鍋なんか大好物だった。
そうか、この世界はスパイスが足りないんだ。
もっとも僕はまだこの世界の人間に出会ってないけどね。
唐辛子とかあるといいんだが。
隣で歩くベアトリクスが不気味な色をしたキノコを一つ口に運んでいるのを見た。
生で食うなよとは思うが、まあドラゴンだし、多少はね……。
しかしキノコがピリ辛とはいただけない。間違いなく毒だ。
「言っとくけど僕は食べないよ? これでも体は人間なのだよ。それに今世の死因が中毒死ってのは笑えない。いや、きっと神々に大爆笑されるに決まってるんだ」
そうして僕はリンゴを一つ取り、丸かじりしながら歩みを進めた。
◆
森を抜ける。
僕は目の前の風景に思わず声を上げた。
「おお、これは素晴らしい城郭都市じゃないか!」
城郭都市とは街の周囲を壁で囲んで外敵から守るための構造を持つ都市のことだ。
その外壁は、堅固で迫力のある存在感を放っていた。
石材を使って厚く築かれた壁は大小様々な石が組み合わされており、それぞれの石が異なる色や形を持っていた。
灰色の岩石や赤褐色の砂岩、時折見られる緑色の斑岩など、多様な石材が使われているようだ。
壁の表面には風雨や時間の影響を受けたクラックや苔が生い茂っている。
壁の一部には、塔が建てられており、その塔からは見張りが森を監視している姿が見えた。
昔見た『万里の長城』を思い出す。あれは北方民族から国を守るために作られた物だったが、
これは森からやってくるモンスターから守っているのだ。どちらにせよ目的が同じなら形状は似通ってくるものだ。
一通り外壁を見回した後、正面にある門に向かって歩みを進めた。
ベアトリクスは通行許可証の様な紙切れを門番にみせる。
さすが擬人化ドラゴン。人間のルールはちゃんと守るのだな。えらい。
僕としては壁ドン(物理)をかますのではと、ちょっと心配と期待をしていたのだが。
「む、あなた様はグプタの聖女様ですか。女神ともいわれるお方がこんなところでいったい……」
しかも割と知名度が高い。門番の男性は若干、いや、かなりデレデレしているようだ。
まあ見た目、超絶美人だし仕方ないか。
「ちょっと傷心旅行をしてまして……で、街には入れてくれるのですか?」
「はい、もちろんです。それと、そちらのお連れ様は?」
僕のことか、うーん、そういえば今の僕は身分を証明するものはなにもないな。さすがに僕が神だなんていってもなぁ……。
「彼女は私の従者です。ですが、うっかりさんなので身分証を無くしてしまったようで、まったく困ったものだわ」
うん? 僕を馬鹿にしてないか? これでも……いや、まあここは話を合わせておこう。
「いやー僕ってば、そのへんうっかりだからねー。あははは」
「ふむ、しかたない。今回は特別だぞ? ベアトリクス様の身分がしっかりしているから信用するんだからな」
「はーい、ごめんなさーい。あはは」
ふう。しかし、随分とすんなりと通してくれたものだ。
まあ、ベアトリクスのキャラが立ってるってのもあるんだろう。
武器どころか小さなポーチ以外何一つ持っていない、青い髪で青いドレスの美人さんが、モンスターのいる森から出てきたらそりゃまあ信じない方がおかしいか。
門を抜けると、そこには真っすぐ王城へと向かう大通りに出た。
道の隅には露店が広がっており人々で賑わっている。
「へぇ。いい街じゃないか。ベアトリクス君よ、この街の説明をたのむよ」
「いいわよ。まあ、私も初めて来たんだけど。少なくとも異世界出身のあなたよりは詳しいから」
どうやら、エフタル王国は最近建国した王国らしい。最近という感覚が10年なのか100年なのかは分からないが。
少なくとも外壁よりも新しいことは間違いない。モンスターから守るために最初に壁ができて、安全が確保されると人口が増えて、そして王国誕生といった感じだろう。
あるいは前の王国が滅んで新しく建国したのか。
まあ、活気があるので良い国なのだろう。
現在の王様は始まりの賢者の子孫であり、優秀な魔法使いでもあるそうだ。
魔法王国ともよばれ、ここ、王都サマルカンドには周辺国を含めて最大の魔法学院があるそうだ。
「魔法学院。それは楽しそうだね。若い男女が魔法であんなことやこんなことを、ちょっと見学したいところだね」
「たしかに、でも部外者は入れないし。今さら貴女も学校なんてって感じじゃない?」
「あはは、まあね、言ってみただけだよ。学校ってのは9割は退屈な時間を座って過ごすんだ。
ところでベアトリクス君よ。お金は持ってるかい? せっかくだし美味しい物を食べようじゃないか。この世界で食べたものはモンスターの丸焼きとリンゴだけだしね」
「まったく、マイペースな神様だこと。まあ、いいわ。私も久しぶりに北方の料理を堪能するとしましょうか」
僕たちは手頃なレストランを見つけると迷うことなくそこに入った。
ここは肉料理と小麦を使った麺料理が有名らしい。
「ふーん、ステーキとパスタってことね。いい感じじゃないか。それを貰おう、あとサラダと、飲み物はワインを……食後のデザートは、何が良いかな?」
「貴女って人は……他人のお金なのに、よくもまあ堂々と注文できるわね」
「あはは、まあいいじゃないか、君の人生相談を受けてあげたんだ。ランチくらい気持ちよく奢ってくれるもんだろう?」
しばらく待つと料理が運ばれてきた。
濃い目に味付けされた料理は実に久しぶりだった。
僕はステーキとパスタをあっという間に平らげてしまった。
お腹が空いていたからしょうがない。
デザートはケーキが出てきた。
甘味も久しぶりだ。
ケーキとコーヒーを楽しみながら僕はベアトリクスに聞いた。
「ところで、ベアトリクス君、君はこれからどうするんだい? 僕はしばらくここにいるつもりだけど」
「そうね、悩みも解消したし……なんだろう。急にグプタが恋しくなっちゃった。せっかくだけど私はもうグプタに帰るわ」
「うむ、そうすればいいじゃない? ならここでお別れだね。気が向いたら会いにいくよ」
「ええ、待ってるわ」
レストランを出ると僕はベアトリクスに別れの挨拶をする。
彼女の迷いのない堂々とした背中を見ながら僕は今後どうするか考える。
ま、なんとかなるでしょう。
ベアトリクスが隣にいるためかモンスターに襲われることはなかった。
だが、それはそれで困る。獲物を狩ることが出来ないため食事ができないのだ。
「ベアトリクスよ、君はお腹が空かないのかね?」
「うーん、数年は食べないでも平気かしら。人化してるときは燃費がいいのよ。もちろん嗜好品として食事はするけど」
やれやれ、それは便利なことだ。
僕は一日食べないだけでも不機嫌になるというのに。
「もう少しで森を抜けるはずだから元気出してよ。ほら、さっき採ったキノコとかリンゴがまだあるでしょ?」
僕は今、木の枝とツルで作ったかごを背負っている。
その中には先程、森でとれた野生のリンゴがたくさん入っている。
ちなみにキノコは別のかごに入れてベアトリクスに持たせている。
一緒に入れてしまったらリンゴが全滅してしまうからだ。
僕は人生経験は長いけどそれでもキノコは見分けが難しい。
似たような外見の亜種が多いし食べれる品種が圧倒的に少ない。ましてや異世界で野生のキノコ。
――素人は絶対に手を出してはいけないぞ。
「ベアトリクス君よ、リンゴはともかくキノコはだめだよ。素人が手を出していい代物じゃない」
「そうなの? さっき食べてみたらピリ辛で美味しいわよ?」
ピリ辛か、ちょっと惹かれる。
前の人生ではピリ辛料理が好きだった。麻辣味の鍋なんか大好物だった。
そうか、この世界はスパイスが足りないんだ。
もっとも僕はまだこの世界の人間に出会ってないけどね。
唐辛子とかあるといいんだが。
隣で歩くベアトリクスが不気味な色をしたキノコを一つ口に運んでいるのを見た。
生で食うなよとは思うが、まあドラゴンだし、多少はね……。
しかしキノコがピリ辛とはいただけない。間違いなく毒だ。
「言っとくけど僕は食べないよ? これでも体は人間なのだよ。それに今世の死因が中毒死ってのは笑えない。いや、きっと神々に大爆笑されるに決まってるんだ」
そうして僕はリンゴを一つ取り、丸かじりしながら歩みを進めた。
◆
森を抜ける。
僕は目の前の風景に思わず声を上げた。
「おお、これは素晴らしい城郭都市じゃないか!」
城郭都市とは街の周囲を壁で囲んで外敵から守るための構造を持つ都市のことだ。
その外壁は、堅固で迫力のある存在感を放っていた。
石材を使って厚く築かれた壁は大小様々な石が組み合わされており、それぞれの石が異なる色や形を持っていた。
灰色の岩石や赤褐色の砂岩、時折見られる緑色の斑岩など、多様な石材が使われているようだ。
壁の表面には風雨や時間の影響を受けたクラックや苔が生い茂っている。
壁の一部には、塔が建てられており、その塔からは見張りが森を監視している姿が見えた。
昔見た『万里の長城』を思い出す。あれは北方民族から国を守るために作られた物だったが、
これは森からやってくるモンスターから守っているのだ。どちらにせよ目的が同じなら形状は似通ってくるものだ。
一通り外壁を見回した後、正面にある門に向かって歩みを進めた。
ベアトリクスは通行許可証の様な紙切れを門番にみせる。
さすが擬人化ドラゴン。人間のルールはちゃんと守るのだな。えらい。
僕としては壁ドン(物理)をかますのではと、ちょっと心配と期待をしていたのだが。
「む、あなた様はグプタの聖女様ですか。女神ともいわれるお方がこんなところでいったい……」
しかも割と知名度が高い。門番の男性は若干、いや、かなりデレデレしているようだ。
まあ見た目、超絶美人だし仕方ないか。
「ちょっと傷心旅行をしてまして……で、街には入れてくれるのですか?」
「はい、もちろんです。それと、そちらのお連れ様は?」
僕のことか、うーん、そういえば今の僕は身分を証明するものはなにもないな。さすがに僕が神だなんていってもなぁ……。
「彼女は私の従者です。ですが、うっかりさんなので身分証を無くしてしまったようで、まったく困ったものだわ」
うん? 僕を馬鹿にしてないか? これでも……いや、まあここは話を合わせておこう。
「いやー僕ってば、そのへんうっかりだからねー。あははは」
「ふむ、しかたない。今回は特別だぞ? ベアトリクス様の身分がしっかりしているから信用するんだからな」
「はーい、ごめんなさーい。あはは」
ふう。しかし、随分とすんなりと通してくれたものだ。
まあ、ベアトリクスのキャラが立ってるってのもあるんだろう。
武器どころか小さなポーチ以外何一つ持っていない、青い髪で青いドレスの美人さんが、モンスターのいる森から出てきたらそりゃまあ信じない方がおかしいか。
門を抜けると、そこには真っすぐ王城へと向かう大通りに出た。
道の隅には露店が広がっており人々で賑わっている。
「へぇ。いい街じゃないか。ベアトリクス君よ、この街の説明をたのむよ」
「いいわよ。まあ、私も初めて来たんだけど。少なくとも異世界出身のあなたよりは詳しいから」
どうやら、エフタル王国は最近建国した王国らしい。最近という感覚が10年なのか100年なのかは分からないが。
少なくとも外壁よりも新しいことは間違いない。モンスターから守るために最初に壁ができて、安全が確保されると人口が増えて、そして王国誕生といった感じだろう。
あるいは前の王国が滅んで新しく建国したのか。
まあ、活気があるので良い国なのだろう。
現在の王様は始まりの賢者の子孫であり、優秀な魔法使いでもあるそうだ。
魔法王国ともよばれ、ここ、王都サマルカンドには周辺国を含めて最大の魔法学院があるそうだ。
「魔法学院。それは楽しそうだね。若い男女が魔法であんなことやこんなことを、ちょっと見学したいところだね」
「たしかに、でも部外者は入れないし。今さら貴女も学校なんてって感じじゃない?」
「あはは、まあね、言ってみただけだよ。学校ってのは9割は退屈な時間を座って過ごすんだ。
ところでベアトリクス君よ。お金は持ってるかい? せっかくだし美味しい物を食べようじゃないか。この世界で食べたものはモンスターの丸焼きとリンゴだけだしね」
「まったく、マイペースな神様だこと。まあ、いいわ。私も久しぶりに北方の料理を堪能するとしましょうか」
僕たちは手頃なレストランを見つけると迷うことなくそこに入った。
ここは肉料理と小麦を使った麺料理が有名らしい。
「ふーん、ステーキとパスタってことね。いい感じじゃないか。それを貰おう、あとサラダと、飲み物はワインを……食後のデザートは、何が良いかな?」
「貴女って人は……他人のお金なのに、よくもまあ堂々と注文できるわね」
「あはは、まあいいじゃないか、君の人生相談を受けてあげたんだ。ランチくらい気持ちよく奢ってくれるもんだろう?」
しばらく待つと料理が運ばれてきた。
濃い目に味付けされた料理は実に久しぶりだった。
僕はステーキとパスタをあっという間に平らげてしまった。
お腹が空いていたからしょうがない。
デザートはケーキが出てきた。
甘味も久しぶりだ。
ケーキとコーヒーを楽しみながら僕はベアトリクスに聞いた。
「ところで、ベアトリクス君、君はこれからどうするんだい? 僕はしばらくここにいるつもりだけど」
「そうね、悩みも解消したし……なんだろう。急にグプタが恋しくなっちゃった。せっかくだけど私はもうグプタに帰るわ」
「うむ、そうすればいいじゃない? ならここでお別れだね。気が向いたら会いにいくよ」
「ええ、待ってるわ」
レストランを出ると僕はベアトリクスに別れの挨拶をする。
彼女の迷いのない堂々とした背中を見ながら僕は今後どうするか考える。
ま、なんとかなるでしょう。
0
あなたにおすすめの小説
『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています
六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。
しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。
「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる