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第弐話 風雨
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「えーと、取材につきましてはいくつかお話を伺わなくてはなりません」
ここはカフェ、リテリア。
その店のテラス席に後籐ユミと上須川レオンは向かい合って座っている。
「話?実際俺みたいな職業はあまり一般人とは関わらないことにしているんだが」
レオンはそう言った。
これではダメだ。どうにかしてこの人の興味のある方へ話を持っていかなくては。
「あ、そうだ。なにか頼みます?お冷だけでもアレなんで…」
ユミはまだ何も頼んでいないことを思い出した。これは話を切り出すにはラッキーだ。
「あー、そうだな。ミルクティみたいのない?」
レオンは言う。
「ミルクティ、じゃあ私はアイスコーヒーで」
やがて注文の品が出てくるとユミは切り出す。
「あのー、ミルクティなんて飲むんですね」
「え?どういう事だ?」
「いや、もっと和風なものかと…」
よし、だんだんと話にのってきたようだ。
「そりゃもちろん。俺みたいな流浪の陰陽師だと結構一般人と関わらなくちゃあならないんでね」
「陰陽師にも種類とか?」
これで段々確信に迫ってきている。
「まぁ大まかに分けると全国を旅して妖怪退治をおこなう流浪の陰陽師、その土地の神と会話をして占う土着陰陽師、自分の管轄内で妖怪退治をする陰陽師団。そして国家を管理する陰陽省の役人って感じかな」
見かけによらず割と口が軽いタイプらしい。
「では…、次の質問に移させていただきます…」
ユミがそう切り出した瞬間だった。
どこからともなく式神が飛んできてレオンの前に落下した。
「連絡用の式神だ…。津田沼師団の司令?」
レオンが式神を手に取るとそこに文字が浮かび上がってきた。
流浪の陰陽師 上須川レオン
汝に新たなる司令をかす。
速やかに津田沼師団本部にまいられよ。
津田沼師団師団長 雷同ゴウマ
「どうやら、実際に行かねぇと内容すら教えてくれないらしいな…」
そしてレオンは立ち上がると言った。
「すまぬ、少し用事ができた。行ってくる。金は渡しておこう」
そう言うと風のような勢いで立ち去っていった。
「あ、ちょ…。100円玉1個足りなくない!?」
菊田神社地下。ここに津田沼師団本部はあった。
レオンは狩衣姿になると和風の謁見室にてゴウマを待った。
「待たせたな」
やがて黄色と黒の髪の男が入ってくる。
彼が雷同ゴウマだ。
「初めまして。上須川レオンといいます」
「あぁ、知ってるよ。知ってるからこそ呼んだんだ」
「ところで、今回はなんの任務でしょうか?」
レオンは訊く。
するとゴウマは地図を広げた。
そこには津田沼師団管轄内の地図といくつかのバツ印が描かれていた。
「これが我が管轄内で起きている異変。このバツ印のところで人が忽然と姿を消している」
ゴウマは言った。
「忽然と…。誘拐の類いではなくですか?」
「誘拐の類いでは無い…。なぜなら消える瞬間を目撃した人がいるからだ」
「目撃を…したと…」
レオンは訊き直す。
「そうだ。目撃した人は口々にこう言った。火のついた車に乗った女の化け物だと」
この段階でレオンには犯人は分かっていた。
かつて文献で読んだことがある。片輪車だ。
「どうやら察しがついたようだな上須川」
ゴウマがそれを察して言う。
「敵の名は片輪車。見た人間を連れ去る妖怪です」
「流石だな。流石はやつの息子だ…」
ゴウマがそう言うとレオンは少し暗い顔になった。
それを見てゴウマが言う。
「気にするな。なんでもない」
「ここが一人目の犠牲者の出たという通りだ」
二人は鉄道の線路沿いの道路に来ていた。
幅は3mほど、車はめったに通らない住宅地の道といったところだ。
すでに辺りは夜になっていた。
「本当にまたここに出るのか?」
ゴウマは訊いた。
「ここに出るとは限らない。なのでおびき出します」
レオンはそう言うと式神を出した。
「悪鬼増殖急急如律令!」
式神は黒く染まり弾け飛ぶ。
「今ので悪鬼共の喜ぶ悪い気が発生させられました。あとは待つだけです。ただ…」
「ただなんだ?」
「別の妖怪を集めてくる可能性も…」
案の定、レオンの言葉は的中した。
三体の邪魅が現れたのだ。
「なるほど、そういう事か…」
ゴウマは言う。
「グおおおおおお!」
邪魅達が一斉に襲いかかってきた。
「喰らえぇぇぇぇ!!!」
レオンは式神を放つ。
式神が命中した邪魅は3体とも消え去った。
「よし!あとは真の獲物を待つだけだな」
ゴウマは言う。
「いや、待ってください…。なにか様子がおかしい…」
「今度はなんだ!?」
次の瞬間だった。
天から赤い閃光が迸り、二人の前に落下する。
「な、なんだ…!?」
やがて閃光は消え去り二人の前に現れたのは片輪車ではなかった。
そこには赤い衣を纏った一人の女の陰陽師が立っていた。
「き、貴様は…!」
ゴウマが言う。
「知っているのですか?」
「あぁ、よーくな。彼女の名前は光原レイ。かつて津田沼師団のメンバーだった陰陽師だ」
「久しぶりだなぁ雷同ゴウマ」
レイが言った。
「貴様!この5年間何をしていた!」
「待ってください。全く話が掴めません」
レオンは二人を遮る。
「こいつはかつての津田沼師団のメンバーだった。だがある日を境に忽然と姿を消したんだ。今から五年前のある日に」
「片輪車を使い人間の魂を集めていたのは私だ」
レイが話し始める。
「な、何を言っているんだ…!」
「何故そんなことを…」
「私はあのお方に忠誠を誓った身…。そしてあのお方の復活のため!1000人の人間と1000体の妖怪の魂が必要なのだ!」
「あの方…。まさかな…」
レオンが言ったその瞬間だった。
とうとう獲物が現れた。
片車輪の炎に包まれた車に女が乗っている。
「行け!片輪車!」
レイが命じた。
片輪車がこっちに向かって全力で走ってくる。
レオンは飛び上がると攻撃態勢に入った。
しかし片輪車が火球を飛ばしてきた。
「な…、強化されてる…!?」
レオンが命中を覚悟したその時、ゴウマの式神がそれを防いだ。
「俺のことも忘れちゃあいけないぜ」
ゴウマが言う。
「雷同さん!」
「ゴウマでもいい」
「ちっ、たかが陰陽師が、図に乗るな!」
片輪車がそう言って火球を三発放つ。
「さっきは咄嗟だったから防げなかったが今回は!水流欄部急急如律令!」
式神が水に変わり火球を防いだ。
「何を小癪なぁ!」
今度は片輪車自身が突撃してくる。
「完璧に射程距離内だぜ!」
ゴウマはそう言うと剣のような形にした式神を片輪車に突き立てる。
「ぐあああああ!!」
やがて片輪車は消滅した。
「次は貴様だな光原レイ!」
ゴウマがレイに向き直る。
「フン、片輪車をこんなに容易く倒すとは褒めてやろう。だが次からはこうはいかないぞ。あの方と我々の仲間たちはお前を見張っていることにした」
そしてレイは旋風に包まれ、次の瞬間すでに居なくなっていた。
「に、逃げたのか!?」
「いや、あの方の所に向かったのでしょう」
ある山の中、ここにあの方の封印された場所がある。
レイはそこに戻ってきた。
「どうであったか、光原レイ」
柱の岩の影から男が現れる。
「奴は危険だ。やはりあやつの息子であるだけあるな」
レイは答える。
「やはりか…。では次はこの俺の番だ。確実に始末する」
三人目の人物がそう言いながら現れる。
「出来るか?ザン」
「この俺の東洋仙術さえあれば余裕ぞ」
ザンと呼ばれた男は言った。
ここはカフェ、リテリア。
その店のテラス席に後籐ユミと上須川レオンは向かい合って座っている。
「話?実際俺みたいな職業はあまり一般人とは関わらないことにしているんだが」
レオンはそう言った。
これではダメだ。どうにかしてこの人の興味のある方へ話を持っていかなくては。
「あ、そうだ。なにか頼みます?お冷だけでもアレなんで…」
ユミはまだ何も頼んでいないことを思い出した。これは話を切り出すにはラッキーだ。
「あー、そうだな。ミルクティみたいのない?」
レオンは言う。
「ミルクティ、じゃあ私はアイスコーヒーで」
やがて注文の品が出てくるとユミは切り出す。
「あのー、ミルクティなんて飲むんですね」
「え?どういう事だ?」
「いや、もっと和風なものかと…」
よし、だんだんと話にのってきたようだ。
「そりゃもちろん。俺みたいな流浪の陰陽師だと結構一般人と関わらなくちゃあならないんでね」
「陰陽師にも種類とか?」
これで段々確信に迫ってきている。
「まぁ大まかに分けると全国を旅して妖怪退治をおこなう流浪の陰陽師、その土地の神と会話をして占う土着陰陽師、自分の管轄内で妖怪退治をする陰陽師団。そして国家を管理する陰陽省の役人って感じかな」
見かけによらず割と口が軽いタイプらしい。
「では…、次の質問に移させていただきます…」
ユミがそう切り出した瞬間だった。
どこからともなく式神が飛んできてレオンの前に落下した。
「連絡用の式神だ…。津田沼師団の司令?」
レオンが式神を手に取るとそこに文字が浮かび上がってきた。
流浪の陰陽師 上須川レオン
汝に新たなる司令をかす。
速やかに津田沼師団本部にまいられよ。
津田沼師団師団長 雷同ゴウマ
「どうやら、実際に行かねぇと内容すら教えてくれないらしいな…」
そしてレオンは立ち上がると言った。
「すまぬ、少し用事ができた。行ってくる。金は渡しておこう」
そう言うと風のような勢いで立ち去っていった。
「あ、ちょ…。100円玉1個足りなくない!?」
菊田神社地下。ここに津田沼師団本部はあった。
レオンは狩衣姿になると和風の謁見室にてゴウマを待った。
「待たせたな」
やがて黄色と黒の髪の男が入ってくる。
彼が雷同ゴウマだ。
「初めまして。上須川レオンといいます」
「あぁ、知ってるよ。知ってるからこそ呼んだんだ」
「ところで、今回はなんの任務でしょうか?」
レオンは訊く。
するとゴウマは地図を広げた。
そこには津田沼師団管轄内の地図といくつかのバツ印が描かれていた。
「これが我が管轄内で起きている異変。このバツ印のところで人が忽然と姿を消している」
ゴウマは言った。
「忽然と…。誘拐の類いではなくですか?」
「誘拐の類いでは無い…。なぜなら消える瞬間を目撃した人がいるからだ」
「目撃を…したと…」
レオンは訊き直す。
「そうだ。目撃した人は口々にこう言った。火のついた車に乗った女の化け物だと」
この段階でレオンには犯人は分かっていた。
かつて文献で読んだことがある。片輪車だ。
「どうやら察しがついたようだな上須川」
ゴウマがそれを察して言う。
「敵の名は片輪車。見た人間を連れ去る妖怪です」
「流石だな。流石はやつの息子だ…」
ゴウマがそう言うとレオンは少し暗い顔になった。
それを見てゴウマが言う。
「気にするな。なんでもない」
「ここが一人目の犠牲者の出たという通りだ」
二人は鉄道の線路沿いの道路に来ていた。
幅は3mほど、車はめったに通らない住宅地の道といったところだ。
すでに辺りは夜になっていた。
「本当にまたここに出るのか?」
ゴウマは訊いた。
「ここに出るとは限らない。なのでおびき出します」
レオンはそう言うと式神を出した。
「悪鬼増殖急急如律令!」
式神は黒く染まり弾け飛ぶ。
「今ので悪鬼共の喜ぶ悪い気が発生させられました。あとは待つだけです。ただ…」
「ただなんだ?」
「別の妖怪を集めてくる可能性も…」
案の定、レオンの言葉は的中した。
三体の邪魅が現れたのだ。
「なるほど、そういう事か…」
ゴウマは言う。
「グおおおおおお!」
邪魅達が一斉に襲いかかってきた。
「喰らえぇぇぇぇ!!!」
レオンは式神を放つ。
式神が命中した邪魅は3体とも消え去った。
「よし!あとは真の獲物を待つだけだな」
ゴウマは言う。
「いや、待ってください…。なにか様子がおかしい…」
「今度はなんだ!?」
次の瞬間だった。
天から赤い閃光が迸り、二人の前に落下する。
「な、なんだ…!?」
やがて閃光は消え去り二人の前に現れたのは片輪車ではなかった。
そこには赤い衣を纏った一人の女の陰陽師が立っていた。
「き、貴様は…!」
ゴウマが言う。
「知っているのですか?」
「あぁ、よーくな。彼女の名前は光原レイ。かつて津田沼師団のメンバーだった陰陽師だ」
「久しぶりだなぁ雷同ゴウマ」
レイが言った。
「貴様!この5年間何をしていた!」
「待ってください。全く話が掴めません」
レオンは二人を遮る。
「こいつはかつての津田沼師団のメンバーだった。だがある日を境に忽然と姿を消したんだ。今から五年前のある日に」
「片輪車を使い人間の魂を集めていたのは私だ」
レイが話し始める。
「な、何を言っているんだ…!」
「何故そんなことを…」
「私はあのお方に忠誠を誓った身…。そしてあのお方の復活のため!1000人の人間と1000体の妖怪の魂が必要なのだ!」
「あの方…。まさかな…」
レオンが言ったその瞬間だった。
とうとう獲物が現れた。
片車輪の炎に包まれた車に女が乗っている。
「行け!片輪車!」
レイが命じた。
片輪車がこっちに向かって全力で走ってくる。
レオンは飛び上がると攻撃態勢に入った。
しかし片輪車が火球を飛ばしてきた。
「な…、強化されてる…!?」
レオンが命中を覚悟したその時、ゴウマの式神がそれを防いだ。
「俺のことも忘れちゃあいけないぜ」
ゴウマが言う。
「雷同さん!」
「ゴウマでもいい」
「ちっ、たかが陰陽師が、図に乗るな!」
片輪車がそう言って火球を三発放つ。
「さっきは咄嗟だったから防げなかったが今回は!水流欄部急急如律令!」
式神が水に変わり火球を防いだ。
「何を小癪なぁ!」
今度は片輪車自身が突撃してくる。
「完璧に射程距離内だぜ!」
ゴウマはそう言うと剣のような形にした式神を片輪車に突き立てる。
「ぐあああああ!!」
やがて片輪車は消滅した。
「次は貴様だな光原レイ!」
ゴウマがレイに向き直る。
「フン、片輪車をこんなに容易く倒すとは褒めてやろう。だが次からはこうはいかないぞ。あの方と我々の仲間たちはお前を見張っていることにした」
そしてレイは旋風に包まれ、次の瞬間すでに居なくなっていた。
「に、逃げたのか!?」
「いや、あの方の所に向かったのでしょう」
ある山の中、ここにあの方の封印された場所がある。
レイはそこに戻ってきた。
「どうであったか、光原レイ」
柱の岩の影から男が現れる。
「奴は危険だ。やはりあやつの息子であるだけあるな」
レイは答える。
「やはりか…。では次はこの俺の番だ。確実に始末する」
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