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ペットサロン始めました
ペットサロン「王様の耳」へようこそ!
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初めてのお客は、瑞希の動物病院で話しかけてきた豊島さんというお金持ちの奥様で、飼い主の体格の良さに比例するフレンチブルを連れて来た。
「あら、きれいなログハウスね。さきほどお聞きしたジャグジーでのエクササイズを頼めるかしら?何しろマルゲリータちゃんったら、よく食べるから、お散歩もお腹が地面にすって歩くのが大変なのよ。2時間ほど預かって頂けるかしら? 」
さっきも思ったが、本当によくしゃべる女性だと尚季は思った。それに、マルゲリータの体型を、犬の食欲のせいにしているけれど、食べさせ過ぎは飼い主のせいだ。
一言いってやりたいのは山々だが、いつまでも瑞希に生活費を恵んでもらう訳にはいかない。最初は信頼を得られるように、優しく餌のアドバイスをするのが懸命だ。
「マルゲリータちゃんをお迎えにいらした時に、食事療法も書いておきますので、お家で実行してみてくださいね」
「まぁ、嬉しいわ。早めに終わったら、ここで寛がせてもらってもいいかしら? ねぇ、ペットサロンだけじゃもったいないわ。この広さで綺麗さなら、ペットカフェにできるじゃない。お友達を連れてきてあげるから、そうしなさいよ」
とんでもないと尚季は思った。うさ耳とちびすけを見られたくないからペットサロンにしたのに、こんなよく喋るご婦人たちに囲まれたら、そのうち、円形脱毛症がどのくらいか見せてごらんなさいよ。医者を紹介してあげるわよと絡まれるに違いない。
「申し訳ありませんが、私も獣医の免許を持っているので、動物たちの健康に役立てたいのです。どうぞ2時間経ったら、お迎えに来て頂けますか?」
しょうがないわねと豊島さんは、椅子から体格通り重い腰をあげ、よろしくねと言い残してログハウスから出て行った。
こちらの窓からは死角になっている門が閉まる音が聞こえて、尚季はほっとして中折れ帽を脱いだ。びよ~んと飛びしたのは、髪と同じ色のごげ茶色のうさ耳で、ペット用のテーブルに載ったマルゲリータが、驚きで目を見開き、バウバウと吠える。
「何それ? びっくりするじゃない! 変なもの頭につけて。あなた人間じゃないの? 」
「人間だよ。ほら肩に降りてきたのが、ツバメのヒナのちびすけだ。よろしくな」
マルゲリータは尚季が自分の言葉を解したので、吠えていた口を閉めるのを忘れ、長い舌から涎が滴り始めた。ペット用のテーブルの上には防水加工のビニール製のクッションマットが敷いてあるので、涎も粗相も簡単に始末できるので平気だ。
尚季は、マルゲリータが怖がらないように、優しく語りかけた。
「この耳のおかげで、俺はマルと話ができる。だから慣れてくれ」
「私の名前はマルゲリータよ。マルじゃないわ」
「だって長くて呼びにくいから、いいじゃないか。あっ、そうだ、ダイエットに成功したら、ちゃんとマルゲリータって呼んでやるよ。それまでお前はマルだ」
「何て、横暴な獣医なの。まだ、ママが通っている新興宗教の教祖の方がましね。餌も好きなものを沢山たべさせなさいって神託をするし・・・・・・」
「何だって? マルのママは、新興宗教の教祖の言いなりになっているのか?
言っておくが、今までの食生活を続けていたら、マルは早死にするぞ」
尚季の真剣さが伝わって、マル(ゲリータ)は自分の大きなお腹を見降ろした。今はテーブルについて重さを軽減しているけれど、最近は動くのもつらいのだ。
「マルでいいわ。どうやったら痩せられるか教えてちょうだい」
「ん、いい子だ。マル。じゃあ、ジャグジーでぷかぷかしような」
尚季はずっしりとしたマルを抱き上げて、用意しておいたジャグジーにそっと足から浸からせて、胴を支えたまま様子を見る。
自分で泳いでいるつもりなのか、マルの前足と後ろ脚が、ぴこぴこ交互に水を掻いて、気持ちよさげに垂れた口元が更にだらしなく下がった。
「身体が軽くて気持ちいいわ。泡が身体をもみもみしてくれるから最高! 」
「ん、じゃあ、手を放すから自分で泳いでみな」
手を放した途端、水流に揉まれてマルの身体が回転するところだったが、マルが短い手足をぴこぴこ動かしたので、なんとか一定方向に身体を固定することができた。
「うさ耳せんせ~。前に進まないよ~」
「むこうの壁に足がついたら、一回休憩しよう。それと、俺の名前は兎耳山だ」
「長くて呼びにくいから、うさ耳先生でいいの。私も省略されてマルなんだから」
一人と一匹の言い合いに、ちびすけが肩でお腹を抱えて笑っている。
元々大柄な体型が、一回りも二回りも大きくなったマルを見る時、人々は口には出さなくても嫌なオーラを出す。
でもうさ耳先生も、このちっちゃなツバメも、マルを変な目でみないし、ストレートだけれど、こちらの為を思って言葉を投げてくる。
いつもなら、この時間は飼い主の豊島と一緒に、新興宗教の光導に行って、小難しい話を聞くのだが、マルは口の悪い先生とかわいいツバメのヒナががいる[王様の耳]が好きになった。
そうこうしているうちに、豊島婦人が戻って来たので、尚季がダイエットメニューや、家でできる軽い運動などを書いた紙を渡すと、豊島は申し訳なさそうに断って、料金を支払った。
「ごめんなさい。今日光導の教祖様にここのお話をしたら、ペットの意に沿わない運動やダイエットは、動物虐待だって言われたの。やっぱりここはペットカフェにするのがいいんじゃないかしら? 」
「あの、獣医として申し上げますが、このまま運動もさせず、必要以上の食事を与えれば、マルゲリータちゃんは、間違いなく身体を壊しますよ。その教祖が獣医の免許を持っていれば話は別ですが、あまりにも言っていることがでたらめです」
「まぁ、教祖様を批判するなんて! やっぱりあなたみたいな世間知らずのお若い方はだめだわ。さぁ、マルゲリータちゃん行きましょう。変なところに預けてごめんなさいね。また明日から一緒に、教祖様のところに行きましょう」
マルが抗議するように、いや実際理解できれば、抗議して吠えているのだが、豊島は同意を得られたと勝手に思い、よしよしとマルの頭をなでると、ツンと頭を上げて去っていく。マルの声が物悲しく響いた。
「うさみみ~~~っ。助けてよ。ママは教祖の言いなりなんだってば。若死にしたくないよ~~~」
「なおたん、マルがかわいそう。なんとかしてキュル」
それまで、尚季の仕事を邪魔しないように静かにしていたちびすけが、片羽で尚季の頬を突っついてかわいい顔でお願いをする。尚季にしても、獣医として見逃せない助言をした光導の教祖が気にかかっていたので、一度光導を探りに行ってみようと思った。
「その前に、玲香に光導のことを聞いた方がいいかもしれないな」
「れいたんに会える。うれしいキュル。でも、あぶない感じたら、すぐ逃げてキュルル」
「わかった。俺もうさん臭い新興宗教には関わりたくないから、無茶はしないつもりだ。よし。さっそく玲香に電話するか」
尚季はスマホで玲香を呼び出して、ペットサロンに来た豊島とマルの話、豊島が通っている光導の教祖が言った無茶苦茶なご神託を話て聞かせた。
玲香は神社に参拝に来る人からその宗教のことを聞いているらしく、かなり怪しいところだから、一人で行くと危ないから、一緒について行くと言う。尚季は宗教については無知なので、玲香の申し出をありがたく受けることにして、探りに行く日取りをきめた。
「あら、きれいなログハウスね。さきほどお聞きしたジャグジーでのエクササイズを頼めるかしら?何しろマルゲリータちゃんったら、よく食べるから、お散歩もお腹が地面にすって歩くのが大変なのよ。2時間ほど預かって頂けるかしら? 」
さっきも思ったが、本当によくしゃべる女性だと尚季は思った。それに、マルゲリータの体型を、犬の食欲のせいにしているけれど、食べさせ過ぎは飼い主のせいだ。
一言いってやりたいのは山々だが、いつまでも瑞希に生活費を恵んでもらう訳にはいかない。最初は信頼を得られるように、優しく餌のアドバイスをするのが懸命だ。
「マルゲリータちゃんをお迎えにいらした時に、食事療法も書いておきますので、お家で実行してみてくださいね」
「まぁ、嬉しいわ。早めに終わったら、ここで寛がせてもらってもいいかしら? ねぇ、ペットサロンだけじゃもったいないわ。この広さで綺麗さなら、ペットカフェにできるじゃない。お友達を連れてきてあげるから、そうしなさいよ」
とんでもないと尚季は思った。うさ耳とちびすけを見られたくないからペットサロンにしたのに、こんなよく喋るご婦人たちに囲まれたら、そのうち、円形脱毛症がどのくらいか見せてごらんなさいよ。医者を紹介してあげるわよと絡まれるに違いない。
「申し訳ありませんが、私も獣医の免許を持っているので、動物たちの健康に役立てたいのです。どうぞ2時間経ったら、お迎えに来て頂けますか?」
しょうがないわねと豊島さんは、椅子から体格通り重い腰をあげ、よろしくねと言い残してログハウスから出て行った。
こちらの窓からは死角になっている門が閉まる音が聞こえて、尚季はほっとして中折れ帽を脱いだ。びよ~んと飛びしたのは、髪と同じ色のごげ茶色のうさ耳で、ペット用のテーブルに載ったマルゲリータが、驚きで目を見開き、バウバウと吠える。
「何それ? びっくりするじゃない! 変なもの頭につけて。あなた人間じゃないの? 」
「人間だよ。ほら肩に降りてきたのが、ツバメのヒナのちびすけだ。よろしくな」
マルゲリータは尚季が自分の言葉を解したので、吠えていた口を閉めるのを忘れ、長い舌から涎が滴り始めた。ペット用のテーブルの上には防水加工のビニール製のクッションマットが敷いてあるので、涎も粗相も簡単に始末できるので平気だ。
尚季は、マルゲリータが怖がらないように、優しく語りかけた。
「この耳のおかげで、俺はマルと話ができる。だから慣れてくれ」
「私の名前はマルゲリータよ。マルじゃないわ」
「だって長くて呼びにくいから、いいじゃないか。あっ、そうだ、ダイエットに成功したら、ちゃんとマルゲリータって呼んでやるよ。それまでお前はマルだ」
「何て、横暴な獣医なの。まだ、ママが通っている新興宗教の教祖の方がましね。餌も好きなものを沢山たべさせなさいって神託をするし・・・・・・」
「何だって? マルのママは、新興宗教の教祖の言いなりになっているのか?
言っておくが、今までの食生活を続けていたら、マルは早死にするぞ」
尚季の真剣さが伝わって、マル(ゲリータ)は自分の大きなお腹を見降ろした。今はテーブルについて重さを軽減しているけれど、最近は動くのもつらいのだ。
「マルでいいわ。どうやったら痩せられるか教えてちょうだい」
「ん、いい子だ。マル。じゃあ、ジャグジーでぷかぷかしような」
尚季はずっしりとしたマルを抱き上げて、用意しておいたジャグジーにそっと足から浸からせて、胴を支えたまま様子を見る。
自分で泳いでいるつもりなのか、マルの前足と後ろ脚が、ぴこぴこ交互に水を掻いて、気持ちよさげに垂れた口元が更にだらしなく下がった。
「身体が軽くて気持ちいいわ。泡が身体をもみもみしてくれるから最高! 」
「ん、じゃあ、手を放すから自分で泳いでみな」
手を放した途端、水流に揉まれてマルの身体が回転するところだったが、マルが短い手足をぴこぴこ動かしたので、なんとか一定方向に身体を固定することができた。
「うさ耳せんせ~。前に進まないよ~」
「むこうの壁に足がついたら、一回休憩しよう。それと、俺の名前は兎耳山だ」
「長くて呼びにくいから、うさ耳先生でいいの。私も省略されてマルなんだから」
一人と一匹の言い合いに、ちびすけが肩でお腹を抱えて笑っている。
元々大柄な体型が、一回りも二回りも大きくなったマルを見る時、人々は口には出さなくても嫌なオーラを出す。
でもうさ耳先生も、このちっちゃなツバメも、マルを変な目でみないし、ストレートだけれど、こちらの為を思って言葉を投げてくる。
いつもなら、この時間は飼い主の豊島と一緒に、新興宗教の光導に行って、小難しい話を聞くのだが、マルは口の悪い先生とかわいいツバメのヒナががいる[王様の耳]が好きになった。
そうこうしているうちに、豊島婦人が戻って来たので、尚季がダイエットメニューや、家でできる軽い運動などを書いた紙を渡すと、豊島は申し訳なさそうに断って、料金を支払った。
「ごめんなさい。今日光導の教祖様にここのお話をしたら、ペットの意に沿わない運動やダイエットは、動物虐待だって言われたの。やっぱりここはペットカフェにするのがいいんじゃないかしら? 」
「あの、獣医として申し上げますが、このまま運動もさせず、必要以上の食事を与えれば、マルゲリータちゃんは、間違いなく身体を壊しますよ。その教祖が獣医の免許を持っていれば話は別ですが、あまりにも言っていることがでたらめです」
「まぁ、教祖様を批判するなんて! やっぱりあなたみたいな世間知らずのお若い方はだめだわ。さぁ、マルゲリータちゃん行きましょう。変なところに預けてごめんなさいね。また明日から一緒に、教祖様のところに行きましょう」
マルが抗議するように、いや実際理解できれば、抗議して吠えているのだが、豊島は同意を得られたと勝手に思い、よしよしとマルの頭をなでると、ツンと頭を上げて去っていく。マルの声が物悲しく響いた。
「うさみみ~~~っ。助けてよ。ママは教祖の言いなりなんだってば。若死にしたくないよ~~~」
「なおたん、マルがかわいそう。なんとかしてキュル」
それまで、尚季の仕事を邪魔しないように静かにしていたちびすけが、片羽で尚季の頬を突っついてかわいい顔でお願いをする。尚季にしても、獣医として見逃せない助言をした光導の教祖が気にかかっていたので、一度光導を探りに行ってみようと思った。
「その前に、玲香に光導のことを聞いた方がいいかもしれないな」
「れいたんに会える。うれしいキュル。でも、あぶない感じたら、すぐ逃げてキュルル」
「わかった。俺もうさん臭い新興宗教には関わりたくないから、無茶はしないつもりだ。よし。さっそく玲香に電話するか」
尚季はスマホで玲香を呼び出して、ペットサロンに来た豊島とマルの話、豊島が通っている光導の教祖が言った無茶苦茶なご神託を話て聞かせた。
玲香は神社に参拝に来る人からその宗教のことを聞いているらしく、かなり怪しいところだから、一人で行くと危ないから、一緒について行くと言う。尚季は宗教については無知なので、玲香の申し出をありがたく受けることにして、探りに行く日取りをきめた。
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