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混乱と解放2
魔女見習いは王女の復讐の依頼を受けた
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観客席に残っていた幻魔達が、五人の魔導師に襲いかかり、一人が負傷し光の蔓が緩んだ。
その機を逃さずルーカスが右手で杖を振り、他の蔓を切ろうとするが、白魔術でしか切れない蔓だと分かり、罵りながら呪文を吐く。黒魔術を吸い出され、力を使う白魔術を使わされたルーカスは目に見えて魔力が衰えていった。
幻魔に勢いがなくなり、サンサの左腕を食べていた魔コウモリもサンサの白いローブの襞に包まれ黒い色が褪せ始めている。代わりに包んだローブが真っ黒に変色していた。
ルーカスが力を振り絞り、直接魔術師の一人を攻撃した。真っ赤な血がローブを染めて、男性の魔術師が絶命。ルーカスに黒い力が増す。
高笑いしたルーカスが、また一人女性の魔術師を葬った。
両手が自由になったルーカスが、マリルに言った。
「どうだ。私は強いだろう。マリルよ、お前もサンサを攻撃して黒魔術の力を得よ! どのみちサンサはどんどん増える私の黒い魔術量を抱えきれなくなって破裂するだろうが、その前にお前にチャンスをやる。サンサを殺せ! 私と共にこの世を支配するのだ」
マリルは身体を蝕む黒い毒素と必死で戦っていた。そこにルーカスのサンサを殺せという命令が届き、サンサへの殺意が膨れあがる。
―――違う! サンサ師匠を殺したくなんてない。誰か、この欲望を止めて!
マリルの願いが届いたように、マントの裏側に留めていた伝言花がマリルの耳元に浮き上がった。
『マリル。あなたを信じてる。私が死んでもマリルが跡を継いでくれると思うから、私も力を出し切れる。私たちの力は人を恐れさせるものではないんだ。躊躇わずに力を解放しなさい』
―――お師匠様! 死んじゃいや! この黒い魔術を、私が全部浄化するから生きて
虚ろだったマリルの目に力が満ちた。サンサに持ってきてもらったカゴに両手を振りかざし、腹の底から魔力を注ぐ。
ボンと音がして、かごから次々飛び出したのは、人よりも一回り大きなひよこだった。十羽以上はいるだろうか。中でも半目で見下ろすように立つ狂暴さを窺わせるひよこが、背中に生えたギザギザの突起を揺らしながら、マリルの前に歩み出た。
「ぴよドラ、久しぶりね。幻魔と魔コウモリを食べちゃって。黒魔術が作用しない術をかけたから、思いっきりやっつけて大丈夫だからね!」
大きなひよこたちが小さな羽を羽ばたかせ、観客席へと飛び移り、幻魔に火を噴きどんどん退治していく。
マリルの反撃に怒ったルーカスが、杖をマリルに向けた。
「私の術が効かないなら、お前を生かすわけにはいかない。死ね!」
黒くおどろおどろしい尖った気流が旋回しながらマリルの心臓を目指し、防ごうとしたマリルの手の平に刺さる。一瞬だけ顔を顰めたものの、マリルは平然と立っていた。
「無駄よ、ルーカス。あなたの黒魔術は私の中で飼い慣らされた。やり方が分かれば、あなたの魔術は私には通用しない。憎しみだけで力を誇示する魔術は薄っぺらくて脆いのよ。私がお師匠さまを、あなたが蹴落とそうとしているみんなを護ってみせる。手始めに魔術返しを喰らいなさい!」
突き出した手の平から、ルーカスの汚れた気流が白い火花を纏って噴出する。ルーカスは感電したようにびくびくと身体を震わせ、片膝をついた。
「くそっ! 小娘だと思って油断した。白魔術と黒魔術を融合させるとは! ならば、お前の大事な者たちを全て道連れにしてやろう。全員灼熱の雨で焼き殺してやる」
ルーカスが杖を天に向けようとしたとき、背後に忍び寄っていたアルバート王子が、装着していた金色のベルトを引いて大きな輪にしたものをルーカスにかぶせた。魔術を使わせないように、ルーカスの両手を後ろに回して掴むと、アルバート王子が大声で叫ぶ。
「マリル・カスバート。今だ。俺に問え!」
一瞬何が起きたかと思ったが、マリルはすぐに思い出し、どうするつもりか分からないまま、アルバート王子に訊ねた。
「アルバート王子、あなたがエリザ王女を殺したの?」
「そうだ。俺がエリザ王女を殺した」
会場からどよめきが上がった。既に幻魔の殆どがぴよドラに食い尽くされ、人々が正気に戻っていたからだ。エリザ王女の傍にいつの間にか隣に移動していたザイアン王子とエリザ王女が、気落ちした様子でうつむく。
「嘘よ! 身の潔白を証明するんじゃなかったの?」
マリルが言い返すよりも早く、真実の輪が一気に収縮して、二人の身体を輪切りにする勢いで締め付けた。
「最初から、こうするつもりだった」
痛みを堪える王子の声がくぐもり、ルーカスが首を振ってもがいている。魔法に頼ってばかりで鍛えていない身体には、圧力を跳ね返すための筋肉がない。
「ぐうっ。外せ。これを……真実の輪を外せ」
「できるか! これ以上臣下を傷めつけぬよう俺がお前を始末する」
アルバート王子の額にも脂汗が浮かんでいた。
肋骨が砕ける音がして、ルーカスが悲鳴を上げる。
「アルバート王子、頼む。ほ、本当のことを言ってくれ。お前は……エリザ王女を殺したんじゃない。犯人はハインツだ」
折れた肋骨が肺に刺さったのか、ルーカスが咳き込み、血の泡を吐いた。
マリルがアルバート王子に駆け寄り、真実の輪を広げようとするが、無理だった。
「お願い。アルバート王子、本当のことを言って。ルーカスはもう反撃できる力は残っていないわ」
「生き残れば、また、復活するかも……しれない。このまま……」
アルバート王子が苦し気に、特別席をみる。両手を握りしめたエリザ王女が、髪を振り乱しながら言った。
「アルバート殿下。疑ってごめんなさい。あなたは無実よ。どうか私のために生きて。あなたが無実でも、私が復讐を誓ったのはあなたなの。殿下が死んだら、私の命も尽きてしまうわ」
「な、何だと⁉」
驚きで身体に込めていた力が一瞬緩み、骨がミシミシと軋む。アルバート王子が苦し気に続けた。
「俺はエリザ王女を殺していない。無実だ」
途端に金色の輪が広がり、崩れ落ちたルーカスと共に地面に落ちた。
その機を逃さずルーカスが右手で杖を振り、他の蔓を切ろうとするが、白魔術でしか切れない蔓だと分かり、罵りながら呪文を吐く。黒魔術を吸い出され、力を使う白魔術を使わされたルーカスは目に見えて魔力が衰えていった。
幻魔に勢いがなくなり、サンサの左腕を食べていた魔コウモリもサンサの白いローブの襞に包まれ黒い色が褪せ始めている。代わりに包んだローブが真っ黒に変色していた。
ルーカスが力を振り絞り、直接魔術師の一人を攻撃した。真っ赤な血がローブを染めて、男性の魔術師が絶命。ルーカスに黒い力が増す。
高笑いしたルーカスが、また一人女性の魔術師を葬った。
両手が自由になったルーカスが、マリルに言った。
「どうだ。私は強いだろう。マリルよ、お前もサンサを攻撃して黒魔術の力を得よ! どのみちサンサはどんどん増える私の黒い魔術量を抱えきれなくなって破裂するだろうが、その前にお前にチャンスをやる。サンサを殺せ! 私と共にこの世を支配するのだ」
マリルは身体を蝕む黒い毒素と必死で戦っていた。そこにルーカスのサンサを殺せという命令が届き、サンサへの殺意が膨れあがる。
―――違う! サンサ師匠を殺したくなんてない。誰か、この欲望を止めて!
マリルの願いが届いたように、マントの裏側に留めていた伝言花がマリルの耳元に浮き上がった。
『マリル。あなたを信じてる。私が死んでもマリルが跡を継いでくれると思うから、私も力を出し切れる。私たちの力は人を恐れさせるものではないんだ。躊躇わずに力を解放しなさい』
―――お師匠様! 死んじゃいや! この黒い魔術を、私が全部浄化するから生きて
虚ろだったマリルの目に力が満ちた。サンサに持ってきてもらったカゴに両手を振りかざし、腹の底から魔力を注ぐ。
ボンと音がして、かごから次々飛び出したのは、人よりも一回り大きなひよこだった。十羽以上はいるだろうか。中でも半目で見下ろすように立つ狂暴さを窺わせるひよこが、背中に生えたギザギザの突起を揺らしながら、マリルの前に歩み出た。
「ぴよドラ、久しぶりね。幻魔と魔コウモリを食べちゃって。黒魔術が作用しない術をかけたから、思いっきりやっつけて大丈夫だからね!」
大きなひよこたちが小さな羽を羽ばたかせ、観客席へと飛び移り、幻魔に火を噴きどんどん退治していく。
マリルの反撃に怒ったルーカスが、杖をマリルに向けた。
「私の術が効かないなら、お前を生かすわけにはいかない。死ね!」
黒くおどろおどろしい尖った気流が旋回しながらマリルの心臓を目指し、防ごうとしたマリルの手の平に刺さる。一瞬だけ顔を顰めたものの、マリルは平然と立っていた。
「無駄よ、ルーカス。あなたの黒魔術は私の中で飼い慣らされた。やり方が分かれば、あなたの魔術は私には通用しない。憎しみだけで力を誇示する魔術は薄っぺらくて脆いのよ。私がお師匠さまを、あなたが蹴落とそうとしているみんなを護ってみせる。手始めに魔術返しを喰らいなさい!」
突き出した手の平から、ルーカスの汚れた気流が白い火花を纏って噴出する。ルーカスは感電したようにびくびくと身体を震わせ、片膝をついた。
「くそっ! 小娘だと思って油断した。白魔術と黒魔術を融合させるとは! ならば、お前の大事な者たちを全て道連れにしてやろう。全員灼熱の雨で焼き殺してやる」
ルーカスが杖を天に向けようとしたとき、背後に忍び寄っていたアルバート王子が、装着していた金色のベルトを引いて大きな輪にしたものをルーカスにかぶせた。魔術を使わせないように、ルーカスの両手を後ろに回して掴むと、アルバート王子が大声で叫ぶ。
「マリル・カスバート。今だ。俺に問え!」
一瞬何が起きたかと思ったが、マリルはすぐに思い出し、どうするつもりか分からないまま、アルバート王子に訊ねた。
「アルバート王子、あなたがエリザ王女を殺したの?」
「そうだ。俺がエリザ王女を殺した」
会場からどよめきが上がった。既に幻魔の殆どがぴよドラに食い尽くされ、人々が正気に戻っていたからだ。エリザ王女の傍にいつの間にか隣に移動していたザイアン王子とエリザ王女が、気落ちした様子でうつむく。
「嘘よ! 身の潔白を証明するんじゃなかったの?」
マリルが言い返すよりも早く、真実の輪が一気に収縮して、二人の身体を輪切りにする勢いで締め付けた。
「最初から、こうするつもりだった」
痛みを堪える王子の声がくぐもり、ルーカスが首を振ってもがいている。魔法に頼ってばかりで鍛えていない身体には、圧力を跳ね返すための筋肉がない。
「ぐうっ。外せ。これを……真実の輪を外せ」
「できるか! これ以上臣下を傷めつけぬよう俺がお前を始末する」
アルバート王子の額にも脂汗が浮かんでいた。
肋骨が砕ける音がして、ルーカスが悲鳴を上げる。
「アルバート王子、頼む。ほ、本当のことを言ってくれ。お前は……エリザ王女を殺したんじゃない。犯人はハインツだ」
折れた肋骨が肺に刺さったのか、ルーカスが咳き込み、血の泡を吐いた。
マリルがアルバート王子に駆け寄り、真実の輪を広げようとするが、無理だった。
「お願い。アルバート王子、本当のことを言って。ルーカスはもう反撃できる力は残っていないわ」
「生き残れば、また、復活するかも……しれない。このまま……」
アルバート王子が苦し気に、特別席をみる。両手を握りしめたエリザ王女が、髪を振り乱しながら言った。
「アルバート殿下。疑ってごめんなさい。あなたは無実よ。どうか私のために生きて。あなたが無実でも、私が復讐を誓ったのはあなたなの。殿下が死んだら、私の命も尽きてしまうわ」
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驚きで身体に込めていた力が一瞬緩み、骨がミシミシと軋む。アルバート王子が苦し気に続けた。
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