化粧

Akira@ショートショーター

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化粧

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女は化粧教室を運営していた
『女の子は誰でもきれいになって、幸せになる権利がある』
それがこの教室のキャッチコピーだった
しかし、そんな女のところにある日警察がやってきた
戸惑う女に、警察はあきれ顔で言った
「この間法律が変わって、整形、化粧が禁止になると説明したばかりでしょう
残念ながらあなたは犯罪者予備軍、また犯罪者予備軍要請の罪で逮捕します」
女は訳が分からないまま、パトカーに詰め込まれた
署で取り調べをしているとき、刑事が集まって女のことを話していた
「それにしても、化粧が罪になるとは思わなかった
考えてみれば別人になれる化粧など、悪用し放題ではないか」
「まあ少々やりすぎな気もするがな
しかし、これで顔面詐欺にあうこともない
職場のマドンナもそのたぐいとは思わなかったな」
「それにしても馬鹿な女だったな
二回も通告してやったのに営業を続けるとは
化粧で顔は変えられても、頭の中身までは変えられんということだな」
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