貯金

Akira@ショートショーター

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貯金

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我が国で老後を過ごすには、年金の他に二千万円の貯金がいる
その事実を知った国民は怒り狂った
そのことが私の耳に届く
「ふむ、ならばこうしよう
我が国はアメリカの属国となるのだ」
これには国民も呆れ帰った
我が国はもうおしまいだ
そんな声が国中から響いた
そこへとどめの一撃
「アメリカの文化により金のないものが悪いということで、本日からやっていきます
どうかよろしくお願いします」
国民はもはや感情忘れた
喜んだのは株をやっていた富豪たちだった
「貧民は本当に愚かだ
貯金なんて馬鹿なことをいつまでやっている
株さえやっていれば今回の騒動で資産が10倍になっていてもおかしくなかったのに
まあ我々は1.1倍になればいいほうだが」
翌日アメリカの属国なった日本をロシアが攻撃した
東京は機能を失った
富豪たちは慌てる
「なんてことだ、これでは大損失だ
ポートフォリオとしてオーストラリアにでも貯金しておくんだった
もうこうなれば身投げしかない…」
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