【R18】ライフセーバー異世界へ

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097 一流の変態と偽薬効果

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 私は飽きる事がないって本当にあるのだなと思った。

 恋人と話をしながら抱き合うのはとても楽しくて、気持ちよくて、心地が良かった。悪夢にうなされ、眠れなかった夜が嘘の様だ。

 私とザックは一緒に何度も昇り詰め、ぐちゃぐちゃになった状態で気がついたら眠っていた。そして、繋がったままお昼前に目が覚めた。

 目覚める直前、急激に元気になったザックに不覚にも感じてしまい大騒ぎとなった。これには百戦錬磨のザックも驚いたみたいだった。

「セックスしながら寝落ちって。俺初めて」
「まさか繋がったまま寝てるなんてね」
 こんな事あると思わなかった。まさか自分が経験するとは。

 ぐしゃぐしゃになったシーツの状態は、カパカパでカピカピになっていた。
 ……カパカパでカピカピって何が? と聞かれると答えるのがためらわれるので割愛。

 二人で仲良くシャワーを浴びる。温かいお湯と湯気に包まれながら、ザックが私の頬を撫で瞼の上にキスをする。

「あんまり腫れてないな……良かった。それにしても、久しぶりに深く眠れたなぁ~スッキリした顔をしているぜ」
 ずっと心配してくれたのだろう。優しく微笑んでくれた。
 悪夢に悩まされたのが一瞬で吹き飛んだ昨晩だった。思う存分抱かれた事で体もスッキリした様だ。

「何だか凄く運動してスッキリした感じがする」
「運動って……まぁそんなもんかもしれないが」
 私の答えに呆れた顔をしたザックだったが、自分自身の頬を撫でて納得していた。
 だって、ザックの顔も色艶が昨日とまるで違う。体力馬鹿な私達はシャワーを浴びながらお互いを抱きしめ笑い合った。


 それから、とにかく大惨事のシーツを取り替える。
 結局ザックと一夜を明かすとこの仕事が毎回待っている様な気がする。
 後で、こっそりシーツを洗わないと。
 お昼前で身支度を調え、お昼からの仕事に取りかかる準備をする。

 部屋の濃密な空気を入れ換えるため窓を開ける。すると、爽やかな風が入り込んできた。
 雨で湿った土の匂いと、潮風の香り。見上げる空は真っ青で、白い雲と一部グレーの雲が浮かんでいる。

 雨が降り続けた昨日までの天気が嘘みたいだ。

「まだ少し降る日もあるかもしれないが、雨季は終わりだな。ファルの町一番の季節、夏がやってくる」
「そっか……暑くなるかなぁ」
 あっ、イイ風。潮の香りから、遠くで波の音が聞こえる様な気がする。
「確かに暑いが、カラッとしていて気持ちが良いんだ。海に行きたくなるな」
 私の隣でザックが空を見上げながら眩しそうに瞳を細めた。
「海かぁ……」
 また、潜っての貝やウニを捕る漁でもいいから、海で泳ぎたいな。
 ダンさんにお願いするしかないかなぁ。うん、またお願いしようっと!
 私は願いを心に秘めながら空を見つめた。

 そんな私の肩をザックが抱き寄せる。

「海に俺が連れていってやるさ。待ってろ」
「本当に?!」
 私はザックの言葉がとても嬉しくて隣のザックを見上げる。
「ああ」
 ザックの濃いグリーンの瞳が優しく輝いた。

 私とザックが肩を寄せ合い窓際に立っていると、中庭の端から手を振りながら駆け寄る眼鏡の男性が見えた。

 あれは、確か……

「一流の変態……じゃなくて、ネロさんだ。あんなに勢いよく走ってきて大丈夫かな」
「本当だ。あんなに走っているのに遅いって。本当にネロって体力のないヤツだな」

 ザックと二人呟いて近づくネロさんを見つめた。
 息を切らせながら近づいてくるネロさん。

 久しぶりに洗ったのか、銀縁の眼鏡が綺麗に光っている。

 ネロさんは麻素材の裾がくるぶしまである生成りのチュニックを着ていた。
 大きく開いたボートネックの縁は青い糸で細かい刺繍が施されていた。更に腰に巻きつけているベルト代わりの布は、銀色の糸を編み上げて作った上等なものだった。

「さっすが、ノアと同じ坊ちゃんだよな。良いもの身に付けてやがる。あの腰巻きなんて一品物で売れば高くつくだろうなぁ」
 ザックが隣で呆れたみたいに呟いていた。
 やはりお坊ちゃんなのか。もしかして普段は、医療魔法に従事しているので、忙しすぎて着の身着のまま生活なのだろうか。

 そんな素敵な服装なのに──

「髪の毛がボサボサ……」
 肩の下まで伸びている柔らかなプラチナブロンドは残念な事にボサボサでパサパサだ。
 洗いざらしたままではなく、綺麗に櫛でといて束ねたら良いのに。

 青い瞳と透き通る様な白い肌。魔法が使えるため体力を奪われるため筋肉があまりないが、ノアと同じように美しい顔立ちの青年だ。なのに、何で髪の毛をぐちゃぐちゃにして一つに縛るのかな。それで全てが台無しだった。

「どうして髪の毛だけ、ああなるんだろうなぁ……昔からなんだよな。器用なはずなのに」
「そうなんだ」
 どうやらザックにも謎な様だ。

 そうこうしているとネロさんが私達の目の前までやってきた。
「はぁ、はぁ、はぁ。おはよう、ナツミさんにザック! 昨日はっゴホッゴホッ!」
 ネロさんが息を切らしながら話しかけるも、息の吐きどころが分からなくなり結局咽せていた。

「き、昨日って。まさか」
 私はサーッと顔を青くした。
 まさか、まさかの、倉庫裏でエッチをしていた事を覗き見されていた様に覗き再びか?

「ゴホッ、ゴホッ、昨日、ナツミさ、ゴホッ、ナ、ナツミさん、ゴホゴホ」
 ネロさんは咽せて先を話してくれない。

 何で私の名前ばかり繰り返すの!?
 しかも昨日はザックがネロさんに貰ったという「素直になる薬」を使用して盛り上がったのだから。絶対覗かれていたらその件についてつっこまれる!
 というか、を見られていたなんて今度こそ恥ずかしくて顔向けできない。

 私は青くなったまま固まってしまいネロさんの言葉の先を待つ。しかし肝心のネロさんは咽せるばかりで話をしてくれない。
「おいおい。ほら、水だ」
 ザックがコップに水を注いで咽せるネロさんに差し出すまで、咳は止まらなかった。



「はぁ。大分落ち着きました。ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません」
 窓の外でホッと一息ついたネロさん。ザックにコップを手渡して軽くお礼を言いながら、にこりと微笑んでくれた。
「で、ナツミさん。昨日は大丈夫でしたか?」
「はい?!」
 私は声をひっくり返してカタカタ震える。

 大丈夫とは何が? 

 ザックに挿入されたまま二人して寝落ちした事なのか。
 大量に潮吹きなどした私の事なのか。
 それとも、ザックに強請り倒した事なのか。
 どうしよう、どうしよう。また覗かれていたのならどうしよう!
 どんな顔してネロさんに言い訳を。いや、何で私が言い訳をしないといけないの。

 一人ダラダラと冷や汗をかいていると、ネロさんが私の両手を握る。

「ヒッ!」
 悲鳴を上げる私の眼前に磨かれた銀縁眼鏡が迫る。思わず瞳をギュッと閉じる。

「昨日、ナツミさんとマリンさんの二人で、ジルさんの秘密にしていたワインを飲んでしまい怒られたそうですね」
「え?」
 私は閉じていた目を開いて間抜けな声を上げてしまった。
 目の前で私の手を握りしめたまま、クネクネしはじめる。

「いやぁ~あのジルさんが秘密にしていたワインを飲むなんて二人共度胸が据わっていますねぇ。それでマリンさんと二人泣くほど怒られて。挙げ句に従業員専用の風呂場掃除を言われて大変だったとか、そして酔っ払いながら掃除をしたために悪酔いしたとか」
「……ワインで悪酔い」
「いやぁ、二人占めなんて狡いですよぉ。今度、マリンさんと二人でこっそりジルさんの秘密のワインを飲む時は、僕も呼んでくださいね! 僕はザックやノアの様にワインを水の様に飲んだりはしませんからっ」
「は、はぁ」
 バチンとウインクしたネロさんに思わず拍子抜けしてしまった。
 私は訳が分からなくて隣に立っていたザックをそっと見上げるとニヤリと笑っていた。
 昨日マリンと二人休んでしまった事を周りのみんなに誤魔化してくれた様だ。

 微妙な言い訳を考えてくれたものだ。そもそもワインをこっそり飲むって私とマリンがする事ではなくて、ザックとノアがやりそうな事なのに。
 多分ここ数日間私達の様子がおかしかった事はみんな薄々感じていたのかもしれない。

 ネロさんみたいにみんなが気になっていて──こうして嘘だって分かっているのにさりげなく気遣ってくれて。

「……そうですね。じゃぁ、その時は声をかけます」
 私はネロさんを疑ってしまった事を心の中で謝った。
「是非!」
 ネロさんは優しく笑って再び私の手をギュッと握りしめた。

 心配かけてごめんなさい──『ジルの店』のみんなはこんなにも温かくて優しい。みんなに迷惑をかけた分頑張って仕事をしなくては!

「はいはい。俺のナツミを心配してくれてありがとう。で、その手は離してもらえるか?」
 ザックは私の様子を確認してから、私の手を握り続けるネロさんの手を摘まみ上げてくれた。
「イタタ~ザックっ! 痛い、痛いですよぉ。もう……ふーっ、ふーっ」
 ネロさんの白く血管の浮かんでいる細い手がザックにつままれる。そしてつままれた部分だけ赤くなっていた。
「すぐに触ろうとするんだから。ほらナツミ仕事だ仕事。洗濯に行くんだろ?」
「うん。じゃぁ、ザックまた後でね、ネロさんもありがとうございました」
 私は例の大変な事になっているシーツを後ろ手に握りしめる。何故か後ろめたくてネロさんには特に見られたくなかった。私はシーツを隠しながらじりじりと出口の方に歩いて行く。
「いえいえ~それでは、お仕事頑張って下さいね」
 ネロさんが微笑んで手を振ってくれる。
「あ、そうそう一人で路地のゴミ捨てに行くなよ。俺も一緒に行くからな」
 ザックは思い出した様に私の事を指差した。
「ぐっ……わ、分かっているよ! 一人で出たりしないから」
 すっかり忘れていて、一人で行こうと思っていた……なんて言えない。私は慌てて部屋を後にした。



「で? 本当は覗いていたんだろ」
 ザックは窓の外でナツミに手を振るネロを横目で睨んだ。
「はは、バレてるよねぇ。まぁ、昨晩の営みについて覗いていないよ。最初の方だけだよ。いじけていたザックが心配になってね。ついつい観察していたと言うか。見守っていたと言うか。でも、あのタイミングで例の薬をためしてもらえるとは。ああ、感無量」
 ネロは胸に手を当てて恍惚とした表情を浮かべる。白い頬を朱に染めるのが何とも言えない。

 ネロはナツミがいなくなると、ザックだけなので作った様なものの言い方をしなくなった。実はネロとザックは同じ年齢、28歳という事もあって、話をする機会は多く仲も良かった。

 全部は覗いていない──この言葉を聞いたらガタガタ震えたナツミは卒倒するに違いない。
 手を握った時ナツミが震えている事が分かったのだろう。ネロなりに気を利かせて覗いていたと言わなかったのだろう。

「『見守っている』ってよく言うぜ。ネロ、ナツミに気を利かせるぐらいなら最初から覗くなよなぁ」
「だから覗いてないって。心配だっただけだよ。それにナツミさんから素敵なあだ名を付けてもらえたしね」
「あだ名?」
「僕の事を『一流の変態』と呼んでくれたよね。何て素敵な響き……」
「……」
 ウットリしながらナツミが出ていった部屋のドアを見つめているネロに、言葉を失うザックだった。

「とにかくいい加減覗いてばっかりは止めろよな」
 ザックは改めて魔法陣を使いこなして覗き見をするネロに改めて釘を刺す。
 
 これ以上ナツミをいかがわしい目で見られても困る。
 俺に抱かれる事により快楽に溺れるナツミの姿は、俺だけが知っている姿だ。

 ザックは両腕を組みながらギロリと頭一つ上からネロを睨みつける。ネロに威嚇なんて通用しない事は分かっているのだが。

 ネロは軽く微笑んでザックを見上げる。
「分かってるよ、ザック。さて僕も今日は出掛けなくてはね」
 そう言いながらネロはグーッと背筋を伸ばした。

 長年腰痛に苦しめられていたと言うのに、ナツミのおかげで完治しすっかり元気になった様だ。顔の色艶もいい。そういえば『ジルの店』の踊り子のリンがすっかりネロにご執心の様だ。かつてはザックにつきまとっていたのにすっかり鞍替えされてしまった。
 ご執心と言っても、ネロ自身ではなくネロとのセックスに、みたいだが。

 自分自身が医療魔法に関わっているだけにおかしな暗示や薬は使用していないと思うのだが。どんな事をしてリンを快楽に導いているのか見当もつかないが。

「出掛けるって何処へ?」
 ザックがネロ頭からつま先まで見てから尋ねる。今日は髪の毛のボサボサ加減以外は綺麗に着飾ったネロだ。
「尊敬する師匠、ウツさんの所だよ。つまり裏町」
「ウツの所へ行ってどうするんだ?」
「んー……意見を貰いたいんだよね。先日ザックに頼んで持ち帰ってもらった、別荘の温泉を使って入浴剤というか温泉薬を開発しているんだ。どうも上手くいかなくて」
「温泉薬? ネロでも上手くいかない事なんてあるのか?」
 ネロはファルの町に所属する魔法部隊の中で最も優秀な人物だ。軍に属する鍛え抜いた男達でも、戦いになれば大きな怪我をする。ネロは瀕死な軍人の命を助けてきた。
「僕はさ、魔法陣や薬草を使って治療する事は得意なんだけど、この入浴剤というか温泉薬……まぁ一種の薬なんだけど。これを開発するのはどうも苦手みたいだ」
 そう言ってネロは肩を上げて細い眉を垂れてみる。

「よく言うぜ。傷薬とかよく効くのを作ってくれるじゃないか」
 幾度となく傷薬に世話になっているザックは軽く驚いた。

 ネロの傷薬の出来は、町で売られている薬やウツの薬より格段に効く。そんなネロの知識を持っても難しい入浴剤、温泉薬とは一体どんなものだろう。
 
「いや、薬と言っても、傷薬とかそういうものじゃなくてさ。別荘にある温泉と同じ効能のある入浴剤を作りたいと昔から考えていてね。ほら、ノアの母上も死病で亡くなっただろ?」
 ネロがザックの顔を見つめながら小さな声で呟く。
「ああ」
 そうだ、ノアの母親は死病で亡くなった。
 死病になると少しずつ体力を奪われ、最期は起き上がる事が出来なくなり死に至る。

 何故、死病になるのかは分かっていない。
 死病は医療魔法も薬も通用しない。
 死病のせいで一つの国が滅んだ事もある。

僅かにノアの母上の寿命を延ばしたんだ。この目で見たから間違いない。温泉に入った翌日は必ず元気になったんだ。だとすれば、あの温泉を何処でも再現できる様になればいいと思ってさ。凝縮して粉末にして、バスタブのお湯に溶かせば同じ状況になる様に出来ればいいんじゃないかなと思ってね。何年も研究しているんだけど。どうも上手くいかないものでね……いい加減自分の能力の低さに頭にくる」
 そう言ってネロは寂しそうに笑った。

 天才、一流、優秀、変態……様々な呼び方でネロは呼ばれているけれども。
 実は人一倍努力家だ。だからこそ、ザックも信頼しているのだが。

 ネロは強くなってきた太陽に手をかざして瞳を細めて笑った。
「あまりにも上手くいかなくてあきらめに似た境地に至っているんだ。あの温泉を作った人は偉大だよね。あの温泉をつくりだして何人もの人の命を助けてきたに違いない。僕もそうなりたいと思っていたけど。まぁ、落ち込んでいる僕は久しぶりにウツさんに酒でも飲みながら相談してみようと思ってね」
 ネロは軽くウインクをしてみせるが、落ち込んでいるという言葉通り元気がなかった。ネロなりに悩んでいるのだろう。
 とは言うものの、ストレス発散のために覗きをしているのはごめんだ。

「昼間からウツ相手に酒を飲むなんてな。変な薬を盛られるぞ」
 ザックは軽く笑って拳をネロに突き出した。
「ははは。ウツさんの薬なら媚薬でも喜んで飲み込むさ」
 ネロは笑いながらその拳に向けて自分の拳をコツンとぶつけた。
「大丈夫かよ」
 ますます変態になって帰ってきたらナツミが悲鳴を上げそうだとザックは思った。
「じゃぁ、夕方までには戻るよ」
 ネロはそう言って手を上げて去って行く。落ち込んでいる割りにはスキップをしながら遠ざかる。

 しかし──

「あ、ザック。例の『素直になる薬』なんだけどね」
 ネロが体をねじって窓際に佇むザックに声をかけた。
 銀縁フレームの眼鏡がキラリと光る。
「ああ」
 ザックが窓際に片肘をついた。
「あの中身ってさ、煮詰めた砂糖水にブルーの色をつけてココショコの風味を追加しただけのものだから」
 ネロが片手を軽く振って笑う。
「は?」
「つまりお菓子って事さ」
「菓子……ええ?!」
 ザックは思わず声を上げて驚く。

 何だって聞き捨てならない。
 じゃぁ、昨日の俺とかナツミが乱れたのはいったい何だって言うのだ!

 ザックはスキップを再びはじめたネロを見つめる。
 
「ははっ! 人間ってさ~思いこむと予想以上の効果を発揮するもんだね。偽薬効果の研究になったよ。じゃぁね~」
 そう言ってボサボサの髪の毛をかき上げてニヤリと笑うと再びスキップをしながら中庭を横切って行った。

「はは。やられた」
 それでもネロの作ってくれた偽薬は絶大な効果を俺とナツミに与えてくれた。だからまぁ良としようか。ナツミには秘密だけれどな。

 ザックは青い空を見上げて笑った。



 そして時を同じくして──
 ナツミは件のシーツを干し終わる頃、同じようにシーツを持って現れたマリンの姿に驚いて固まっていた。

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