48 / 134
2章
抵抗
しおりを挟む
再び公爵様と私だけになった部屋で確信した。
目の前の「ロイヤルデューク」は、ユリシーズを暗殺する計画に私を使おうとしている。
戦場に立ったユリシーズと同じように、いざとなったら私ごと消すつもりで……。
「『お父様』、わたくしが報告する内容には、どんなものをお望みですか?」
「そうだな。一番欲しい情報は、やつの弱点だ」
「弱点、ですか」
ユリシーズの弱点なら目の前にいるわよ。
……だけど、それを知られたらユリシーズが殺されてしまう。
「戦場でどんな危険な場所にいても死ななかったのがあの男だ。暗殺部隊を送り込んだところで皆殺しにされる」
「……」
ユリシーズって、そんなに有能なのかしら。
鼻と耳が人間離れしているから、気配を消されても分かるのかもしれない?
「下手に攻撃したらやられるだけだ。あの男は殺そうと思っても殺せない」
「それで、わたくしにどうしろとおっしゃるのでしょう?」
「計画に協力しろ。成功したら『クリスティーナ』として何不自由ない将来を約束してやる」
「計画……」
何不自由ない生活なら、もう手に入っている。
お金にも困っていないし、周りの人狼はかわいいし……。
「どうやらオルブライト伯爵は、『クリスティーナ』を気に入っているらしいな」
「ご存じないのですね。わたくしに落とせない男性なんてなかなかいませんわ」
「ほう、興味深い」
「わたくしの婚約者の座を巡って、多くの殿方が争ったのですから」
嘘は言っていない。争ったのは我が家への援助の内容だったけれど。
「先程の護衛の件といい、男を狂わせる能力に長けているらしい」
「そうですね。オルブライト伯爵は、わたくしにドレスや宝石を買っては喜んでおります」
「そうか。それはいい。期待している」
期待、か……。
つまり、私が手先になるのは決定事項なのね。
ユリシーズが公爵様の計画を知ったら逆上してしまうかもしれない。
「それでは部屋の鍵と本の件……できれば蔵書を読みたいので『クリスティーナ』の部屋の入出許可をいただけますか?」
「好きにしろ」
「ありがとうございます。お話が以上でしたら、失礼いたします」
腰を低くして公爵様に頭を下げる。
立ち上がった時に静かに表情を確認すると、先ほどよりも顔の緊張がほぐれていた。
従順なふりをしながら、有能過ぎないように、それでいて信用を得なくてはいけない。
ユリシーズと違って匂いで何かを判断したりはできないけれど、私の勘が公爵様は危険だと告げている。
ゆっくりと出口に向かい、部屋を出る前に膝を折って腰を下げた。
頭ならいくらでも下げられる。
だけど、あなたの思い通りにはならない。
***
部屋に戻って、ユリシーズへの手紙を書いている。
さっき公爵様が降格を言い渡した護衛の中のひとりが、離れたところに立って私を見張っていた。
逆恨みされてなければいいのだけれど。
ユリシーズへ、と最初に書いたところで、これじゃあ伝わらないと思って没にした。
大切なユリシーズへ、と書き直す。
心配していそうだから、もう少ししたらちゃんと帰るって伝えよう。
あとは、出てくる前の件も謝って……すぐには帰れないけれど会いたい気持ちでいるから、と素直に。
そんなことを考えながら手紙をしたためていたら、ディエスとノクスが寂しがっている姿が思い浮かんだ。
公爵家の封蝋印を押すためにロウソクを取り出すと、火をつける前に手紙の上にロウソクの蝋を滑らせる。
傍目には何も書かれていないように見える文字に、こっそりと気持ちを込めて。
そうして手紙を折りたたんで封筒に入れ、封蝋印を施した。
「手紙を書いたから、これをオルブライト伯爵に届けてくださる?」
部屋の中にいる護衛に声をかける。
護衛は静かに私の元に来ると、「かしこまりました」と静かに言って部屋を出て行った。
公爵様に読まれる想定で書いてみたから、よそよそしい雰囲気の手紙になっている。
ディエスなら理解すると思うけれど、ノクスが最初に読んだら「なんだこれ!」って怒りそう。
「不思議ね、ユリシーズ。私たち、まだ出会ったばかりなのに」
離れた途端、あなたのことばかり考えている。
身代わりの妻として一緒にいるようになって、いつの間にかあなたが生活の中心になっていた。
ユリシーズは昼と夜で人格は違うし、別人格の自分に嫉妬をするような夫だけれど。
「仕方ないわね。かわいいんだもの」
そう。大抵のことはかわいいに勝てない。
ディエスもノクスも本当にかわいい。
離れて分かったけれど、私はかわいい生き物に弱い。
自分に嫉妬しちゃうなんて、普通に考えたらおかしいのだけれど。
尻尾に怒ってぐるぐる回る子犬みたいで、「それ、あなたなのに」とニヤニヤしちゃいそうになるのよ。
本人には言えないけれど。
ユリシーズとの思い出に浸っていたら、部屋に護衛が戻ってきた。
「手紙は手配しておきました」
護衛に言われ、私は部屋を出ていくことにする。
「じゃあ、次は『クリスティーナ』の部屋に行くわ。護衛を付けていなければならないの。ついてきて下さる?」
「はっ」
公爵様に借りを作りたくはないけれど、護衛の態度が明らかに良くなった。
廊下を歩く私の後ろには護衛がついていて、廊下に立っていた使用人は私の姿を見て頭を下げる。
どうやら、私が『クリスティーナ』だと徹底されたらしい。
相手の動きの速さに感心する。
そこまでして私を駒に使い、ユリシーズを討ちたいのかしら。
侮ってはいなかったけれど、一筋縄ではいかないかもしれない。
クリスティーナ姫の部屋に着いたので、護衛に扉を開けてもらう。
ゆっくりと部屋に入ると、人の影があって一瞬息を呑んだ。
「……あなたは……」
その人物が誰なのか分かると、訳もなく胸騒ぎが襲う。
「あら、お部屋に来たのね『クリスティーナ』」
「はい。お久しぶりです、『お母様』」
公爵様の奥様で、他国の王女様だった人。
クリスティーナ姫のご尊母様だ。
目の前の「ロイヤルデューク」は、ユリシーズを暗殺する計画に私を使おうとしている。
戦場に立ったユリシーズと同じように、いざとなったら私ごと消すつもりで……。
「『お父様』、わたくしが報告する内容には、どんなものをお望みですか?」
「そうだな。一番欲しい情報は、やつの弱点だ」
「弱点、ですか」
ユリシーズの弱点なら目の前にいるわよ。
……だけど、それを知られたらユリシーズが殺されてしまう。
「戦場でどんな危険な場所にいても死ななかったのがあの男だ。暗殺部隊を送り込んだところで皆殺しにされる」
「……」
ユリシーズって、そんなに有能なのかしら。
鼻と耳が人間離れしているから、気配を消されても分かるのかもしれない?
「下手に攻撃したらやられるだけだ。あの男は殺そうと思っても殺せない」
「それで、わたくしにどうしろとおっしゃるのでしょう?」
「計画に協力しろ。成功したら『クリスティーナ』として何不自由ない将来を約束してやる」
「計画……」
何不自由ない生活なら、もう手に入っている。
お金にも困っていないし、周りの人狼はかわいいし……。
「どうやらオルブライト伯爵は、『クリスティーナ』を気に入っているらしいな」
「ご存じないのですね。わたくしに落とせない男性なんてなかなかいませんわ」
「ほう、興味深い」
「わたくしの婚約者の座を巡って、多くの殿方が争ったのですから」
嘘は言っていない。争ったのは我が家への援助の内容だったけれど。
「先程の護衛の件といい、男を狂わせる能力に長けているらしい」
「そうですね。オルブライト伯爵は、わたくしにドレスや宝石を買っては喜んでおります」
「そうか。それはいい。期待している」
期待、か……。
つまり、私が手先になるのは決定事項なのね。
ユリシーズが公爵様の計画を知ったら逆上してしまうかもしれない。
「それでは部屋の鍵と本の件……できれば蔵書を読みたいので『クリスティーナ』の部屋の入出許可をいただけますか?」
「好きにしろ」
「ありがとうございます。お話が以上でしたら、失礼いたします」
腰を低くして公爵様に頭を下げる。
立ち上がった時に静かに表情を確認すると、先ほどよりも顔の緊張がほぐれていた。
従順なふりをしながら、有能過ぎないように、それでいて信用を得なくてはいけない。
ユリシーズと違って匂いで何かを判断したりはできないけれど、私の勘が公爵様は危険だと告げている。
ゆっくりと出口に向かい、部屋を出る前に膝を折って腰を下げた。
頭ならいくらでも下げられる。
だけど、あなたの思い通りにはならない。
***
部屋に戻って、ユリシーズへの手紙を書いている。
さっき公爵様が降格を言い渡した護衛の中のひとりが、離れたところに立って私を見張っていた。
逆恨みされてなければいいのだけれど。
ユリシーズへ、と最初に書いたところで、これじゃあ伝わらないと思って没にした。
大切なユリシーズへ、と書き直す。
心配していそうだから、もう少ししたらちゃんと帰るって伝えよう。
あとは、出てくる前の件も謝って……すぐには帰れないけれど会いたい気持ちでいるから、と素直に。
そんなことを考えながら手紙をしたためていたら、ディエスとノクスが寂しがっている姿が思い浮かんだ。
公爵家の封蝋印を押すためにロウソクを取り出すと、火をつける前に手紙の上にロウソクの蝋を滑らせる。
傍目には何も書かれていないように見える文字に、こっそりと気持ちを込めて。
そうして手紙を折りたたんで封筒に入れ、封蝋印を施した。
「手紙を書いたから、これをオルブライト伯爵に届けてくださる?」
部屋の中にいる護衛に声をかける。
護衛は静かに私の元に来ると、「かしこまりました」と静かに言って部屋を出て行った。
公爵様に読まれる想定で書いてみたから、よそよそしい雰囲気の手紙になっている。
ディエスなら理解すると思うけれど、ノクスが最初に読んだら「なんだこれ!」って怒りそう。
「不思議ね、ユリシーズ。私たち、まだ出会ったばかりなのに」
離れた途端、あなたのことばかり考えている。
身代わりの妻として一緒にいるようになって、いつの間にかあなたが生活の中心になっていた。
ユリシーズは昼と夜で人格は違うし、別人格の自分に嫉妬をするような夫だけれど。
「仕方ないわね。かわいいんだもの」
そう。大抵のことはかわいいに勝てない。
ディエスもノクスも本当にかわいい。
離れて分かったけれど、私はかわいい生き物に弱い。
自分に嫉妬しちゃうなんて、普通に考えたらおかしいのだけれど。
尻尾に怒ってぐるぐる回る子犬みたいで、「それ、あなたなのに」とニヤニヤしちゃいそうになるのよ。
本人には言えないけれど。
ユリシーズとの思い出に浸っていたら、部屋に護衛が戻ってきた。
「手紙は手配しておきました」
護衛に言われ、私は部屋を出ていくことにする。
「じゃあ、次は『クリスティーナ』の部屋に行くわ。護衛を付けていなければならないの。ついてきて下さる?」
「はっ」
公爵様に借りを作りたくはないけれど、護衛の態度が明らかに良くなった。
廊下を歩く私の後ろには護衛がついていて、廊下に立っていた使用人は私の姿を見て頭を下げる。
どうやら、私が『クリスティーナ』だと徹底されたらしい。
相手の動きの速さに感心する。
そこまでして私を駒に使い、ユリシーズを討ちたいのかしら。
侮ってはいなかったけれど、一筋縄ではいかないかもしれない。
クリスティーナ姫の部屋に着いたので、護衛に扉を開けてもらう。
ゆっくりと部屋に入ると、人の影があって一瞬息を呑んだ。
「……あなたは……」
その人物が誰なのか分かると、訳もなく胸騒ぎが襲う。
「あら、お部屋に来たのね『クリスティーナ』」
「はい。お久しぶりです、『お母様』」
公爵様の奥様で、他国の王女様だった人。
クリスティーナ姫のご尊母様だ。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
黒騎士団の娼婦
イシュタル
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
脅迫して意中の相手と一夜を共にしたところ、逆にとっ捕まった挙げ句に逃げられなくなりました。
石河 翠
恋愛
失恋した女騎士のミリセントは、不眠症に陥っていた。
ある日彼女は、お気に入りの毛布によく似た大型犬を見かけ、偶然隠れ家的酒場を発見する。お目当てのわんこには出会えないものの、話の合う店長との時間は、彼女の心を少しずつ癒していく。
そんなある日、ミリセントは酒場からの帰り道、元カレから復縁を求められる。きっぱりと断るものの、引き下がらない元カレ。大好きな店長さんを巻き込むわけにはいかないと、ミリセントは覚悟を決める。実は店長さんにはとある秘密があって……。
真っ直ぐでちょっと思い込みの激しいヒロインと、わんこ系と見せかけて実は用意周到で腹黒なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
表紙絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真のID:4274932)をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる