101 / 134
4章
任務と葛藤と
しおりを挟む
目が何かの強い光を受けた。
私はゆっくりと目を開けて、見慣れない赤い壁紙を目に入れる。
「奥様、随分とよく眠っていらっしゃいましたね」
どこかから聞こえるエイミーの声。ああ、朝陽が部屋に入って来ていたのね。
起き上がると、異国のものらしい見慣れない調度品が目に入り、ここはお城の中だとようやく頭が働き始めた。
エイミーはせっせと荷造りをしている。
「出かける準備に見えるのだけれど」
「はい。出かけますでしょう??」
「……クリスティーナが許してくれるかしら」
はあ、と息をはく。
皇族の仕事を請けたばかりの身で、「やっぱり帰らせてください」なんていう自分勝手は許されないのではないかしら。
突然訪ねてきた私を迎え入れてくれたクリスティーナにも悪いし、人として一度やると言ったことをやっぱり無理ですなんて……。
そんな私の気持ちなど全く構わずに、エイミーは黙々と荷造りをしていた。
「エイミー、ウィルはかわいいわよね」
「奥様もそう思われますか??」
話題を変えると、エイミーはすんなりと機嫌がよくなった。
「ええ。一緒にいると和むというか。ちょっと抜けていそうだけれど」
「そうなのですよね。ウィルは夜になると感情を抑えている時も尻尾が振れてしまっていたり、耳がぴくぴくするのです……。そういう姿を見ていると……もう、息をするのも苦しくて」
「ああ、わかるわ。必死に我慢しているけれど嬉しいのが隠せていない犬って、かわいいのよね」
「結婚ですとか、男性と付き合いたいなどというのは現実的ではないだろうと思っていたのですが……わたくし、あの笑顔は守りたいです」
「保護者じゃないのだから」
エイミー、思っていたより考え方が男前だった。
昨日から彼女には驚かされ続けている。
***
「おはよう、アイリーン。夜はちゃんと眠れた?」
「はい。気付いたら熟睡しておりました。一昨日は眠れなかったので、余計に眠れたのかもしれません」
「よかった。昨日のうちに髪も元に戻したのね。金髪がすごく綺麗よ」
部屋を訪れると、落ち着いたシャンパンゴールドのドレスを身に着けたクリスティーナがデスクで何かを書いていた。
エイミーには、「やはり侍女の仕事は請けられない」と断って来いと言われて送り出されている。
更に、護衛を借りてユリシーズの元まで安全に行けるように手配するまでが今回のミッションだとそれっぽく言われた。
そんなやり取りがあったとは知らずに、私の顔を見て嬉しそうにキラキラした笑顔を向けてくれるクリスティーナ。
「アイリーンがここに来てくれて、本当に心強いわ。わたくし、このお城の中にどうも馴染めなくて」
「そうだったのですか?」
……無理。
やっぱりクリスティーナとは居られません、とか言える雰囲気じゃない。
エイミーの指摘は分かるけれど、このお城には公爵様のことをよく知る人もいるだろうし、情報を仕入れる場所としては悪くない。
なんの策もなくユリシーズの元に帰るのも危ないのではないかしら。
「皇室って、やっぱり堅苦しくて居心地は良くないわね。そんなことをわたくしが言ってはならないのだけれど」
「クリスティーナにとって堅苦しいのなら、私では1日も持たないでしょうね」
「大丈夫よ、アイリーンに皇室に入れなんて言わない。ただ、わたくしと一緒にいて頂戴な。あなたがいるだけで心強いから」
頭の中で小さなエイミーが「奥様!」と私を叱る。
「はい」
そのエイミーの声を、つい聞こえなかったふりで通してしまった。
***
日が暮れて、クリスティーナから「もうお部屋に戻って休んでいて。夕食は手配してあるから」と言われ、その日の業務が完了した。
業務といっても、クリスティーナの隣にいて話し相手をしていただけ。
公務のことはよく分からなかったけれど、クリスティーナも帝国のあらゆることを考えているらしい。時々悩んだ時に簡単な質問をされて、答えるだけでクリスティーナは笑顔になった。
こんなのでお金をいただくのは心苦しい。
高貴な方というのは本音を出せる場が極端にないらしく、私と話しているだけで重圧を忘れられるのだと言っていた。
クリスティーナの役に立てているのなら、私も嬉しいのだけれど。
「ただいま」
部屋に戻ると、薄暗い空間の中からこちらを睨んでいる一人の影。
「奥様、随分と遅かったようですが」
「……もう少しだけここにいるわ」
「奥様?」
「ごめんなさい。でも、無闇に動くべきじゃないと思うの」
「そうやってクリスティーナ様のところにいる時間で、旦那様がどれだけ苦しまれていらっしゃることか……」
エイミーは私の良心を抉るのが上手いらしい。
ベッドで横たわりながら苦しそうに私を呼ぶユリシーズを思い浮かべてしまって、何も言えなくなる。
「旦那様は、どんどんやせ細って行ってしまうのでしょうね」
「……そうかしら」
「眠れずに目の下に深い隈を作られていらっしゃるに違いありません」
「……」
私だって、ユリシーズを無視したくてここにいるわけじゃないのに。
「旦那様に見ていただきたくて、奥様の髪色も戻しましたのに……」
ううう……。もうやめて。ユリシーズが悲しい声で遠吠えをしている姿が浮かんで来るからやめて。
「あのー」
その時、扉のところで声がした。ウィルだ。
「少しお時間よろしいでしょうか?」
「どうぞ、入って」
そっと中に入ってきたウィル。丁寧に帽子を脱いでくれているけれど。
「ちょっと、耳が出てるじゃないの」
「はっ!!」
頭の上にピンと立っている両耳を両手で押さえたウィルと、それを見た瞬間に口を覆って何かを漏らさないようにしているエイミー。
お陰で私はエイミーの尋問から逃れられたわ。ありがとうウィル。
でも、ここは人間しかいないお城なのだから、獣の耳は隠さなくちゃだめよ。
「この部屋の中では隠さなくていいわ、でも普段はダメ」
「どうもありがとうございます」
ぺこりとお辞儀をしたウィルの背後に尻尾が揺れている。
「耳だけではなく、尻尾も出ているみたいだけれど」
「実は、この服……尻尾が仕舞えなくって」
「そうよね。ふさふさでボリュームがあるものね。……じゃなくて!」
ウィルはお城の使用人として、白いシャツに黒いベスト、黒いタイ、タイトな黒いスラックスを履いている。エイミーはウィルの後ろに立って服をじろじろ見ながら、どうやったら尻尾が収められそうかを考えているらしい。
「そんなことよりもですね!」
ウィルは興奮した様子で尻尾を振りながら何かを伝えようとしている。
自分が周りと種族的に違うことを堂々と証明している状態に対して、そんなこと扱いは無いと思うの。
「奥様がこちらにいらしたことを、公爵様に伝えるようにと指示されている声がどこかでいたしました」
「……このお城の中に、公爵様と繋がっている方の動きがあったということ?」
「はい!」
鋭い聴覚を活かして会話を聞いていてくれたのだろう。お手柄だとばかりにウィルは嬉しそうに尻尾を振っているけれど……。
「エイミー、あちらにも動きがありそうね」
「困りましたね。ここから出ていこうと思ったら、尾行されてしまうのでしょうか」
嬉しそうなウィルとは対照的に、私たち二人は頭を抱える。
公爵様に通じている誰かがいるだろうと想定してはいたけれど、こんなにすぐに見つかってしまうなんて。
私はゆっくりと目を開けて、見慣れない赤い壁紙を目に入れる。
「奥様、随分とよく眠っていらっしゃいましたね」
どこかから聞こえるエイミーの声。ああ、朝陽が部屋に入って来ていたのね。
起き上がると、異国のものらしい見慣れない調度品が目に入り、ここはお城の中だとようやく頭が働き始めた。
エイミーはせっせと荷造りをしている。
「出かける準備に見えるのだけれど」
「はい。出かけますでしょう??」
「……クリスティーナが許してくれるかしら」
はあ、と息をはく。
皇族の仕事を請けたばかりの身で、「やっぱり帰らせてください」なんていう自分勝手は許されないのではないかしら。
突然訪ねてきた私を迎え入れてくれたクリスティーナにも悪いし、人として一度やると言ったことをやっぱり無理ですなんて……。
そんな私の気持ちなど全く構わずに、エイミーは黙々と荷造りをしていた。
「エイミー、ウィルはかわいいわよね」
「奥様もそう思われますか??」
話題を変えると、エイミーはすんなりと機嫌がよくなった。
「ええ。一緒にいると和むというか。ちょっと抜けていそうだけれど」
「そうなのですよね。ウィルは夜になると感情を抑えている時も尻尾が振れてしまっていたり、耳がぴくぴくするのです……。そういう姿を見ていると……もう、息をするのも苦しくて」
「ああ、わかるわ。必死に我慢しているけれど嬉しいのが隠せていない犬って、かわいいのよね」
「結婚ですとか、男性と付き合いたいなどというのは現実的ではないだろうと思っていたのですが……わたくし、あの笑顔は守りたいです」
「保護者じゃないのだから」
エイミー、思っていたより考え方が男前だった。
昨日から彼女には驚かされ続けている。
***
「おはよう、アイリーン。夜はちゃんと眠れた?」
「はい。気付いたら熟睡しておりました。一昨日は眠れなかったので、余計に眠れたのかもしれません」
「よかった。昨日のうちに髪も元に戻したのね。金髪がすごく綺麗よ」
部屋を訪れると、落ち着いたシャンパンゴールドのドレスを身に着けたクリスティーナがデスクで何かを書いていた。
エイミーには、「やはり侍女の仕事は請けられない」と断って来いと言われて送り出されている。
更に、護衛を借りてユリシーズの元まで安全に行けるように手配するまでが今回のミッションだとそれっぽく言われた。
そんなやり取りがあったとは知らずに、私の顔を見て嬉しそうにキラキラした笑顔を向けてくれるクリスティーナ。
「アイリーンがここに来てくれて、本当に心強いわ。わたくし、このお城の中にどうも馴染めなくて」
「そうだったのですか?」
……無理。
やっぱりクリスティーナとは居られません、とか言える雰囲気じゃない。
エイミーの指摘は分かるけれど、このお城には公爵様のことをよく知る人もいるだろうし、情報を仕入れる場所としては悪くない。
なんの策もなくユリシーズの元に帰るのも危ないのではないかしら。
「皇室って、やっぱり堅苦しくて居心地は良くないわね。そんなことをわたくしが言ってはならないのだけれど」
「クリスティーナにとって堅苦しいのなら、私では1日も持たないでしょうね」
「大丈夫よ、アイリーンに皇室に入れなんて言わない。ただ、わたくしと一緒にいて頂戴な。あなたがいるだけで心強いから」
頭の中で小さなエイミーが「奥様!」と私を叱る。
「はい」
そのエイミーの声を、つい聞こえなかったふりで通してしまった。
***
日が暮れて、クリスティーナから「もうお部屋に戻って休んでいて。夕食は手配してあるから」と言われ、その日の業務が完了した。
業務といっても、クリスティーナの隣にいて話し相手をしていただけ。
公務のことはよく分からなかったけれど、クリスティーナも帝国のあらゆることを考えているらしい。時々悩んだ時に簡単な質問をされて、答えるだけでクリスティーナは笑顔になった。
こんなのでお金をいただくのは心苦しい。
高貴な方というのは本音を出せる場が極端にないらしく、私と話しているだけで重圧を忘れられるのだと言っていた。
クリスティーナの役に立てているのなら、私も嬉しいのだけれど。
「ただいま」
部屋に戻ると、薄暗い空間の中からこちらを睨んでいる一人の影。
「奥様、随分と遅かったようですが」
「……もう少しだけここにいるわ」
「奥様?」
「ごめんなさい。でも、無闇に動くべきじゃないと思うの」
「そうやってクリスティーナ様のところにいる時間で、旦那様がどれだけ苦しまれていらっしゃることか……」
エイミーは私の良心を抉るのが上手いらしい。
ベッドで横たわりながら苦しそうに私を呼ぶユリシーズを思い浮かべてしまって、何も言えなくなる。
「旦那様は、どんどんやせ細って行ってしまうのでしょうね」
「……そうかしら」
「眠れずに目の下に深い隈を作られていらっしゃるに違いありません」
「……」
私だって、ユリシーズを無視したくてここにいるわけじゃないのに。
「旦那様に見ていただきたくて、奥様の髪色も戻しましたのに……」
ううう……。もうやめて。ユリシーズが悲しい声で遠吠えをしている姿が浮かんで来るからやめて。
「あのー」
その時、扉のところで声がした。ウィルだ。
「少しお時間よろしいでしょうか?」
「どうぞ、入って」
そっと中に入ってきたウィル。丁寧に帽子を脱いでくれているけれど。
「ちょっと、耳が出てるじゃないの」
「はっ!!」
頭の上にピンと立っている両耳を両手で押さえたウィルと、それを見た瞬間に口を覆って何かを漏らさないようにしているエイミー。
お陰で私はエイミーの尋問から逃れられたわ。ありがとうウィル。
でも、ここは人間しかいないお城なのだから、獣の耳は隠さなくちゃだめよ。
「この部屋の中では隠さなくていいわ、でも普段はダメ」
「どうもありがとうございます」
ぺこりとお辞儀をしたウィルの背後に尻尾が揺れている。
「耳だけではなく、尻尾も出ているみたいだけれど」
「実は、この服……尻尾が仕舞えなくって」
「そうよね。ふさふさでボリュームがあるものね。……じゃなくて!」
ウィルはお城の使用人として、白いシャツに黒いベスト、黒いタイ、タイトな黒いスラックスを履いている。エイミーはウィルの後ろに立って服をじろじろ見ながら、どうやったら尻尾が収められそうかを考えているらしい。
「そんなことよりもですね!」
ウィルは興奮した様子で尻尾を振りながら何かを伝えようとしている。
自分が周りと種族的に違うことを堂々と証明している状態に対して、そんなこと扱いは無いと思うの。
「奥様がこちらにいらしたことを、公爵様に伝えるようにと指示されている声がどこかでいたしました」
「……このお城の中に、公爵様と繋がっている方の動きがあったということ?」
「はい!」
鋭い聴覚を活かして会話を聞いていてくれたのだろう。お手柄だとばかりにウィルは嬉しそうに尻尾を振っているけれど……。
「エイミー、あちらにも動きがありそうね」
「困りましたね。ここから出ていこうと思ったら、尾行されてしまうのでしょうか」
嬉しそうなウィルとは対照的に、私たち二人は頭を抱える。
公爵様に通じている誰かがいるだろうと想定してはいたけれど、こんなにすぐに見つかってしまうなんて。
0
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
皇帝陛下の寵愛は、身に余りすぎて重すぎる
若松だんご
恋愛
――喜べ、エナ! お前にも縁談が来たぞ!
数年前の戦で父を、病で母を亡くしたエナ。
跡継ぎである幼い弟と二人、後見人(と言う名の乗っ取り)の叔父によりずっと塔に幽閉されていたエナ。
両親の不在、後見人の暴虐。弟を守らねばと、一生懸命だったあまりに、婚期を逃していたエナに、叔父が(お金目当ての)縁談を持ちかけてくるけれど。
――すまないが、その縁談は無効にさせてもらう!
エナを救ってくれたのは、幼馴染のリアハルト皇子……ではなく、今は皇帝となったリアハルト陛下。
彼は先帝の第一皇子だったけれど、父帝とその愛妾により、都から放逐され、エナの父のもとに身を寄せ、エナとともに育った人物。
――結婚の約束、しただろう?
昔と違って、堂々と王者らしい風格を備えたリアハルト。驚くエナに妻になってくれと結婚を申し込むけれど。
(わたし、いつの間に、結婚の約束なんてしてたのっ!?)
記憶がない。記憶にない。
姉弟のように育ったけど。彼との別れに彼の無事を願ってハンカチを渡したけれど! それだけしかしてない!
都会の洗練された娘でもない。ずっと幽閉されてきた身。
若くもない、リアハルトより三つも年上。婚期を逃した身。
後ろ盾となる両親もいない。幼い弟を守らなきゃいけない身。
(そんなわたしが? リアハルト陛下の妻? 皇后?)
ずっとエナを慕っていたというリアハルト。弟の後見人にもなってくれるというリアハルト。
エナの父は、彼が即位するため起こした戦争で亡くなっている。
だから。
この求婚は、その罪滅ぼし? 昔世話になった者への恩返し?
弟の後見になってくれるのはうれしいけれど。なんの取り柄もないわたしに求婚する理由はなに?
ずっと好きだった彼女を手に入れたかったリアハルトと、彼の熱愛に、ありがたいけれど戸惑いしかないエナの物語。
お飾りの妃をやめたら、文官様の溺愛が始まりました 【完結】
日下奈緒
恋愛
後宮に入り、妃となって二年。
それなのに一度も皇帝に抱かれぬまま、沈翠蘭は“お飾りの妃”としてひっそりと日々を過ごしていた。
ある日、文部大臣の周景文が現れ、こう告げる。
「このままでは、あなたは後宮から追い出される」
実家に帰れば、出世を望む幼い弟たちに顔向けできない――。
迷いの中で手を差し伸べた彼にすがるように身を預けた翠蘭。
けれど、彼には誰も知らない秘密があった。
冷たい後宮から始まる、甘くて熱い溺愛の物語。
ギルド回収人は勇者をも背負う ~ボロ雑巾のようになった冒険者をおんぶしたら惚れられた~
水無月礼人
恋愛
私は冒険者ギルド職員ロックウィーナ。25歳の女で担当は回収役。冒険者の落し物、遺品、時には冒険者自体をも背負います!
素敵な恋愛に憧れているのに培われるのは筋肉だけ。
しかし無駄に顔が良い先輩と出動した先で、行き倒れた美形剣士を背負ってから私の人生は一変。初のモテ期が到来です!!
……とか思ってウハウハしていたら何やら不穏な空気。ええ!?
私の選択次第で世界がループして崩壊の危機!? そんな結末は認めない!!!!
※【エブリスタ】でも公開しています。
【エブリスタ小説大賞2023 講談社 女性コミック9誌合同マンガ原作賞】で優秀作品に選ばれました。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました【完結】
iru
恋愛
第19回 恋愛小説大賞エントリーしています。ぜひ1票お願いします。
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる