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4章
Catfight...?
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私は「アイリーン妃」の正式な侍女としてお城に一室を与えられた。
侍女と言っても、妃殿下の話し相手を専門とする上級貴族夫人のお仕事らしい。
妃殿下の侍女に専属の侍女であるエイミーがいていいのかと疑問だったのだけれど、他の方も高貴な家柄のご夫人らしく、侍女とともにお城に部屋を与えられているらしかった。
皇室内では「アイリーン妃」がクリスティーナだということが暗黙の了解になっていて、私はお城の中でアイリーンと名乗って良いのかクリスティーナを名乗ったほうがいいのか未だによく分からないでいる。
「お嬢様……ではなく、奥様」
「なあに?」
「わたくしたちはここに留まっていてよろしいのでしょうか?」
「どうかしら。ユリシーズのところに向かえば狙われるだろうから、お城にいた方が安全だとは思うけれど」
エイミーは部屋を整えながら寂しげにしていた。
お城勤めになるわけだし、大好きなウィルが近くにいるのだからもっと元気にしてくれてもいいのでは?
「旦那様は、大丈夫なのでしょうか?」
「……」
「皇子殿下でも公爵様を止められないのだとおうかがいして、このままでは旦那様が危険なのではと思ってしまって」
「じゃあ、どうすればいいと思うの?」
エイミーはベッドシーツを整えながらびくりと身体を強張らせた。
「ねえ、私はどうしたらいいと思うの?」
「それは……」
「ユリシーズの傍に行きたいけれど、私はあまりにも無力であの人の足枷にしかなれないのよ」
エイミーは無言になってベッドに掛布をかけながらむすっとしていた。
どうも納得が行っていないらしい。
「クリスティーナ様と皇子殿下を頼るアイデアは素晴らしいと思いましたが、ここに滞在しているうちに旦那様はどんどんと弱ってしまうはずです。奥様に会えないショックで、またお食事がとれなくなってしまうでしょうし」
「あのねえ、私が攫われた時にユリシーズが弱っていたのは元をたどればエイミーのせいじゃないの!」
「わたくしが申し上げているのはその時のことではなく、今の話です。奥様はまだその時のことを根に持たれていらっしゃるのですね」
プツン、と私の中で何かが切れた気がする。
なんで今、エイミーにこんなことを言われなくちゃいけないのか、本当に納得がいかない。
「根に持っているのではないわ。ユリシーズがさめざめと泣いているところなんてすぐに想像はつくのよ。それ以上に無理をさせたくないし私のせいで傷ついて欲しくないの。あんなユリシーズを見るのはもう嫌なのよ!」
「わたくしだって、あんな旦那様はもう見たくありません! 奥様の名前を呼びながら息絶えそうな姿でずっと苦しんでいらしたのをご存じないのでしょう?!」
「じゃあどうすればよかったの??」
お互いに息を荒くしながら、廊下に聞こえてしまっているであろう大声で言い合っている。
でも、まだ私の胃のあたりにむかむかとしたものが渦巻いていて、収まらない。
「聞き分けの良い振りをなさらないでください。もっと素直に、奥様の本音を出していただけないと旦那様がお気の毒です」
「何を知った風に……」
エイミーとこうやって言い合いをするのは初めてだった。
これまでエイミーは雇われの侍女で、実家にいた時は両親の監視の下でお互い本音を漏らすこともなかったから。
「奥様は、もうお嬢様ではないのですよ?」
「一番言い間違える人がよく言うわね」
「奥様が奥様らしくないからです!」
「なんですって?! もう一度言ってみなさい!」
「何度だって言って差し上げますわ! 奥様らしくありません!!」
怒りなのか、身体が震えてきた。
私、侍女に何を言われているの……?!
私が眠る予定のベッドを整えながら、エイミーは私を奥様らしくないと叫んだ。
奥様らしいってどういうことよ?! と心の中で叫びながらも、落ち着け自分、と息を整える。
ここで感情的になって喧嘩をしていたら、お城中の噂になってしまう。
自分の侍女すらまともに動かせない伯爵夫人だなんて、恥もいいところだわ。
「じゃあ聞かせていただける? 私が奥様らしいとどうなるの?」
「旦那様の横に立ち、旦那様の無茶な行為を叱りながら慈しんだはずです」
叱りながら……そうね、ユリシーズが同じ過ちを起こさないように、真っ先に叱ったと思う。
そんな風に守られたって嬉しくなんかないって、思い切りほっぺたをつねりながら。
でも、離れることが彼を護ることだと思った。
「私が一緒にいたら、ユリシーズの命が危ないと思ったのよ」
「旦那様の回復力は人間のものとは違うと聞いております。奥様と過ごすことだけにあれだけ執着されていらっしゃるのに、お可哀想です」
「そりゃ、私だってユリシーズと一緒にいたいに決まってるでしょ……」
思わず口を尖らせて、歯切れが悪くなってしまった。
こうして離れているのは本意ではないし、私なりの葛藤があったわけで。
「もう心配事なんかないわ、って、ユリシーズの元に帰りたいからここにいるのだもの」
「わたくしは、奥様から離れた旦那様の方が心配です」
きっぱりとエイミーに言い切られて、妻である私の方が薄情みたいな流れにされる。私だってユリシーズのことはよく分かっているのに。
「確かに、攫われた時に久しぶりに会ったユリシーズの変わりようは酷かったけれど……それは私と離れた原因が喧嘩にあったからだと思うのよ」
「残り香で奥様が存在しているような錯覚をしてしまうらしく、姿を探して叫んでは苦悩しておられました。それはもう、毎日」
「……周りも対処のしようがなくて困るわね」
容易に想像はつくし、今も私の名前を叫んでいるのかしらと思えば胸が痛い。私だってユリシーズには幸せな顔をしていて欲しい。
エイミーはポンポンと枕を叩いて形を整え、ベッドに添えながら「はあー」と長い息を吐いた。
「今日はもう日も暮れてしまいましたから仕方がありませんが、ここにいるのには賛成できません。早く旦那様のところへ行くべきで、そのための協力をクリスティーナ様にお願いするのがよろしいかと」
エイミーはそう言うとじろりとこちらを睨む。
「なによ、その目は」
「奥様がそうやって『会いたいけれど我慢するの』なんてしおらしくされている間にも、旦那様はずっと苦しまれていらっしゃるのですよ?」
「そうかも、しれないけれど……」
「旦那様にとって、どれだけ奥様が必要なのかご自身でも理解されているはずですのに、どうしてこうなってしまわれるのですか……。わたくしを失望させないでくださいませ!」
エイミーは整え終わったベッドから私の目の前まで歩いてくると、「髪色も戻しましょう。クリスティーナ様の赤毛になさる意味などもうございませんし」と腕組みをする。
「……あなたってそういうタイプだったのね」
今までエイミーは物静かだと決めつけていたから、なんだか意外過ぎてぽかんとしてしまった。
かわいい男の子を好きなのも、この性格なら納得かもしれない。
「どこにそんな正義感を隠していたの? 前は私をはめたくせに」
「奥様もしつこいお方ですね。公爵様ともあろうお方が、誘拐などという真似をするなど思っておりませんでしたし、ただ雇用主に報告をしていただけです。最初から公爵閣下の正体を知っておりましたら、もっと行動を慎んでおりましたのに」
「まぁ、公爵様に雇われていたら、従うしかないでしょうけれど」
いまさら、過去のエイミーを責めたって何も始まらない。
公爵様に意見が言える方なんて、皇帝陛下くらいしかいないみたいだし。
「わたくしにも、矜持くらいございますわ」
「あら、それはどんな?」
「奥様のために働こうと、ずっと前から決めておりましたもの」
ずっと前から? ということは……実家にいた時からってこと?
私たち、ろくに会話もしていなかったけれど。
実家にいたころと言えば……。
「……そういえば、実家にいた時に屋根裏部屋にスープを置いて行ってくれた方がいたのを朝起きて見つけたことが何度かあったのだけれど、あれはエイミーだったの?」
お母様に折檻をされて、柱に繋がれて屋根裏部屋に閉じ込められていたときのこと。朝起きたら手の届く場所にスープが置かれていたことが何度かあった。
「屋敷の方の目を盗んで動くことしかできませんでした。わたくしは、あの家がとても恐ろしかったのです。でも奥様はどんな環境でも、どんな目に遭っても美しさを失いませんでした。だからわたくしは、いつかきっとこの本物の美しさを大切にして下さる方が現れるはずだと思いながらお仕えしておりましたし、それがオルブライト伯爵だとようやく確信したところだったのです」
「お父様とお母様の目があったから、実家にいた時はずっと無口だったの?」
エイミーはバツが悪そうにうなずく。
「虐げられ続けた姿を知っているからこそ、今度こそは幸せになっていただきたいと願ってはいけませんか?」
そう言って顔を歪めたエイミーを見て、私は思わずその身体を引き寄せた。
「馬鹿ね。その願いは叶うのだから、あなたが怒ることではないわ。ただ少し、遠回りをしなくちゃいけないだけなのだから」
私が耳元で言うと、エイミーはうなずきながら震えていた。
彼女なりに、ずっと私を見てきてくれたから感情を出して怒ってくれたのだ。
実家の暗い屋根裏部屋で、親切にされたのだと分かったとき。
誰かに「生きていていい」のだと言ってもらえた気がして、私は泣きながらスープをすすって感謝をした。
あの日があったから私は全てを諦めずに済んだってことを、エイミーはきっと分かっていないと思うのだけれど。
侍女と言っても、妃殿下の話し相手を専門とする上級貴族夫人のお仕事らしい。
妃殿下の侍女に専属の侍女であるエイミーがいていいのかと疑問だったのだけれど、他の方も高貴な家柄のご夫人らしく、侍女とともにお城に部屋を与えられているらしかった。
皇室内では「アイリーン妃」がクリスティーナだということが暗黙の了解になっていて、私はお城の中でアイリーンと名乗って良いのかクリスティーナを名乗ったほうがいいのか未だによく分からないでいる。
「お嬢様……ではなく、奥様」
「なあに?」
「わたくしたちはここに留まっていてよろしいのでしょうか?」
「どうかしら。ユリシーズのところに向かえば狙われるだろうから、お城にいた方が安全だとは思うけれど」
エイミーは部屋を整えながら寂しげにしていた。
お城勤めになるわけだし、大好きなウィルが近くにいるのだからもっと元気にしてくれてもいいのでは?
「旦那様は、大丈夫なのでしょうか?」
「……」
「皇子殿下でも公爵様を止められないのだとおうかがいして、このままでは旦那様が危険なのではと思ってしまって」
「じゃあ、どうすればいいと思うの?」
エイミーはベッドシーツを整えながらびくりと身体を強張らせた。
「ねえ、私はどうしたらいいと思うの?」
「それは……」
「ユリシーズの傍に行きたいけれど、私はあまりにも無力であの人の足枷にしかなれないのよ」
エイミーは無言になってベッドに掛布をかけながらむすっとしていた。
どうも納得が行っていないらしい。
「クリスティーナ様と皇子殿下を頼るアイデアは素晴らしいと思いましたが、ここに滞在しているうちに旦那様はどんどんと弱ってしまうはずです。奥様に会えないショックで、またお食事がとれなくなってしまうでしょうし」
「あのねえ、私が攫われた時にユリシーズが弱っていたのは元をたどればエイミーのせいじゃないの!」
「わたくしが申し上げているのはその時のことではなく、今の話です。奥様はまだその時のことを根に持たれていらっしゃるのですね」
プツン、と私の中で何かが切れた気がする。
なんで今、エイミーにこんなことを言われなくちゃいけないのか、本当に納得がいかない。
「根に持っているのではないわ。ユリシーズがさめざめと泣いているところなんてすぐに想像はつくのよ。それ以上に無理をさせたくないし私のせいで傷ついて欲しくないの。あんなユリシーズを見るのはもう嫌なのよ!」
「わたくしだって、あんな旦那様はもう見たくありません! 奥様の名前を呼びながら息絶えそうな姿でずっと苦しんでいらしたのをご存じないのでしょう?!」
「じゃあどうすればよかったの??」
お互いに息を荒くしながら、廊下に聞こえてしまっているであろう大声で言い合っている。
でも、まだ私の胃のあたりにむかむかとしたものが渦巻いていて、収まらない。
「聞き分けの良い振りをなさらないでください。もっと素直に、奥様の本音を出していただけないと旦那様がお気の毒です」
「何を知った風に……」
エイミーとこうやって言い合いをするのは初めてだった。
これまでエイミーは雇われの侍女で、実家にいた時は両親の監視の下でお互い本音を漏らすこともなかったから。
「奥様は、もうお嬢様ではないのですよ?」
「一番言い間違える人がよく言うわね」
「奥様が奥様らしくないからです!」
「なんですって?! もう一度言ってみなさい!」
「何度だって言って差し上げますわ! 奥様らしくありません!!」
怒りなのか、身体が震えてきた。
私、侍女に何を言われているの……?!
私が眠る予定のベッドを整えながら、エイミーは私を奥様らしくないと叫んだ。
奥様らしいってどういうことよ?! と心の中で叫びながらも、落ち着け自分、と息を整える。
ここで感情的になって喧嘩をしていたら、お城中の噂になってしまう。
自分の侍女すらまともに動かせない伯爵夫人だなんて、恥もいいところだわ。
「じゃあ聞かせていただける? 私が奥様らしいとどうなるの?」
「旦那様の横に立ち、旦那様の無茶な行為を叱りながら慈しんだはずです」
叱りながら……そうね、ユリシーズが同じ過ちを起こさないように、真っ先に叱ったと思う。
そんな風に守られたって嬉しくなんかないって、思い切りほっぺたをつねりながら。
でも、離れることが彼を護ることだと思った。
「私が一緒にいたら、ユリシーズの命が危ないと思ったのよ」
「旦那様の回復力は人間のものとは違うと聞いております。奥様と過ごすことだけにあれだけ執着されていらっしゃるのに、お可哀想です」
「そりゃ、私だってユリシーズと一緒にいたいに決まってるでしょ……」
思わず口を尖らせて、歯切れが悪くなってしまった。
こうして離れているのは本意ではないし、私なりの葛藤があったわけで。
「もう心配事なんかないわ、って、ユリシーズの元に帰りたいからここにいるのだもの」
「わたくしは、奥様から離れた旦那様の方が心配です」
きっぱりとエイミーに言い切られて、妻である私の方が薄情みたいな流れにされる。私だってユリシーズのことはよく分かっているのに。
「確かに、攫われた時に久しぶりに会ったユリシーズの変わりようは酷かったけれど……それは私と離れた原因が喧嘩にあったからだと思うのよ」
「残り香で奥様が存在しているような錯覚をしてしまうらしく、姿を探して叫んでは苦悩しておられました。それはもう、毎日」
「……周りも対処のしようがなくて困るわね」
容易に想像はつくし、今も私の名前を叫んでいるのかしらと思えば胸が痛い。私だってユリシーズには幸せな顔をしていて欲しい。
エイミーはポンポンと枕を叩いて形を整え、ベッドに添えながら「はあー」と長い息を吐いた。
「今日はもう日も暮れてしまいましたから仕方がありませんが、ここにいるのには賛成できません。早く旦那様のところへ行くべきで、そのための協力をクリスティーナ様にお願いするのがよろしいかと」
エイミーはそう言うとじろりとこちらを睨む。
「なによ、その目は」
「奥様がそうやって『会いたいけれど我慢するの』なんてしおらしくされている間にも、旦那様はずっと苦しまれていらっしゃるのですよ?」
「そうかも、しれないけれど……」
「旦那様にとって、どれだけ奥様が必要なのかご自身でも理解されているはずですのに、どうしてこうなってしまわれるのですか……。わたくしを失望させないでくださいませ!」
エイミーは整え終わったベッドから私の目の前まで歩いてくると、「髪色も戻しましょう。クリスティーナ様の赤毛になさる意味などもうございませんし」と腕組みをする。
「……あなたってそういうタイプだったのね」
今までエイミーは物静かだと決めつけていたから、なんだか意外過ぎてぽかんとしてしまった。
かわいい男の子を好きなのも、この性格なら納得かもしれない。
「どこにそんな正義感を隠していたの? 前は私をはめたくせに」
「奥様もしつこいお方ですね。公爵様ともあろうお方が、誘拐などという真似をするなど思っておりませんでしたし、ただ雇用主に報告をしていただけです。最初から公爵閣下の正体を知っておりましたら、もっと行動を慎んでおりましたのに」
「まぁ、公爵様に雇われていたら、従うしかないでしょうけれど」
いまさら、過去のエイミーを責めたって何も始まらない。
公爵様に意見が言える方なんて、皇帝陛下くらいしかいないみたいだし。
「わたくしにも、矜持くらいございますわ」
「あら、それはどんな?」
「奥様のために働こうと、ずっと前から決めておりましたもの」
ずっと前から? ということは……実家にいた時からってこと?
私たち、ろくに会話もしていなかったけれど。
実家にいたころと言えば……。
「……そういえば、実家にいた時に屋根裏部屋にスープを置いて行ってくれた方がいたのを朝起きて見つけたことが何度かあったのだけれど、あれはエイミーだったの?」
お母様に折檻をされて、柱に繋がれて屋根裏部屋に閉じ込められていたときのこと。朝起きたら手の届く場所にスープが置かれていたことが何度かあった。
「屋敷の方の目を盗んで動くことしかできませんでした。わたくしは、あの家がとても恐ろしかったのです。でも奥様はどんな環境でも、どんな目に遭っても美しさを失いませんでした。だからわたくしは、いつかきっとこの本物の美しさを大切にして下さる方が現れるはずだと思いながらお仕えしておりましたし、それがオルブライト伯爵だとようやく確信したところだったのです」
「お父様とお母様の目があったから、実家にいた時はずっと無口だったの?」
エイミーはバツが悪そうにうなずく。
「虐げられ続けた姿を知っているからこそ、今度こそは幸せになっていただきたいと願ってはいけませんか?」
そう言って顔を歪めたエイミーを見て、私は思わずその身体を引き寄せた。
「馬鹿ね。その願いは叶うのだから、あなたが怒ることではないわ。ただ少し、遠回りをしなくちゃいけないだけなのだから」
私が耳元で言うと、エイミーはうなずきながら震えていた。
彼女なりに、ずっと私を見てきてくれたから感情を出して怒ってくれたのだ。
実家の暗い屋根裏部屋で、親切にされたのだと分かったとき。
誰かに「生きていていい」のだと言ってもらえた気がして、私は泣きながらスープをすすって感謝をした。
あの日があったから私は全てを諦めずに済んだってことを、エイミーはきっと分かっていないと思うのだけれど。
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