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4章
アイリーンの上司様
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部屋で夕食を終え、そろそろ今日一日のことを振り返ろうとひと息ついた。
私は部屋のこぢんまりしたテーブル席に着いて食後の紅茶を飲んでいて、エイミーは食器をワゴンに片付けてくれている。
「クリスティーナ様は、どうやって公爵様に対抗するつもりなのでしょうか?」
そう言ってエイミーは私の向かいの席に腰を下ろした。
「公爵様の息がかかった人たちの影響力をどう減らせるか画策しているらしいわ」
私は目の前のティーポットから空のティーカップに紅茶を注ぎ、エイミーに渡す。
「それは時間がかかりそうですね……」
そう言いながら、エイミーは恐縮した様子でおずおずと紅茶に口をつけた。
エイミーとこうして一緒の席に着いたのは今日が初めてだったから、この恐れ多そうな反応は仕方ない。
「クリスティーナにも味方がいて、公爵様側の情報を集めるようにすると言っていたけれど」
皇子殿下には、公爵様の立場が悪くなるのが私に影響を及ぼすと心配された。
エイミーにはその話をしないでおこうと思う。まだ起こってもいないことで振り回したくないし、立場がどうかなんて考えていても前に進めない。
「クリスティーナ様が動いてくださるのはありがたいですが、旦那様の状況が分からないのは困りましたね」
「そうね。ユリシーズの怪我は大丈夫かしら」
いくらユリシーズが人間に比べて頑丈なのだとしても、毒が身体に回っていたから安心はできない。
オシアンとフレデリックに託した手紙が本人の元に届いていたら、いつかここに連絡をくれるとは思うのだけれど……どこにどんな人がいるのかが分からないのだから、ユリシーズの手紙が無事にここまでたどり着く保証はない。
「このお城にいる公爵様に通じている方って、クリスティーナがよく知る方だったりしないのかしらね?」
「公爵家の関係者だとすれば、クリスティーナ様もご存じなのではないでしょうか」
そこに賭けることはできないけれど、知っていれば警戒くらいはできる。
無闇に公爵家の関係者を避けることは難しいでしょうけれど。
「奥様」
突然、部屋の隅にいたウィルが声をあげた。
「どなたかがこちらに参ります」
「えっ?!」
ウィルをどこに隠そう? と周りを見回していると扉をたたく音がする。
全然余裕がない。
「クリスティーナ様」
しかも呼び名はクリスティーナのほう。
クリスティーナと皇子殿下以外からは『クリスティーナ様』扱いをされているけれど、このお城にいるほとんどの方は私が身代わりのアイリーンだと気付いているはずだ。どこかからのタイミングでアイリーンと呼ばれるようになるんじゃないかと思っていたけれど……。
意図を持って私をクリスティーナと呼んでいるのだろうか。
本物を知っていながら。
「はい」
ウィルに目線を送り、隠れるように奥の部屋の扉を指さす。あちらにはバスルームがあるから隠れていてもらうしかない。
エイミーが気付いて、ウィルの腕を引っ張っていった。
「クリスティーナ様にお手紙が届きましたので」
「えっ?!」
扉の向こうから手紙の存在を聞かされ、ゆっくりと扉のところまで歩いて行く。その間に、ウィルはエイミーと共に隣の部屋に消えた。
聞こえていたのは男の人の落ち着いた声。なんとなく聞き覚えがあるような……。
呼吸を整えて扉を開けると、到着した日に私を案内してくれた男性だった。
後でクリスティーナに聞いたら、この人はクリスティーナに仕える侍女や使用人を統括している……。
「執事長様」
私が侍女として働く上で、上司にあたる人。
執事服を身に付けていて、オルブライト家執事のバートレット並みに眉間の皺が深い。何を考えているのか分からないし、下がり切った口角にたるんだ口元はバートレット以上の気難しさを感じさせる。
「こちら、クリスティーナ様の嫁ぎ先であるオルブライト家からです」
執事長様は封筒の裏側についている狼の蝋印を私の目の前に差し出す。
それを受け取ろうと掴むと、封筒はびくともしない。
「あの、わたくし宛ての手紙ですよね? 渡して下さるのではないのですか?」
「ひとつご確認なのですが」
執事長様はバートレットの2倍くらいの重量がありそうで、封筒を握った白手袋に込める力も強い。
「一体何でしょうか?」
封筒を両側から握って一歩も譲らない私たち。さきほどからずっと無表情の執事長様。
「伯爵夫人がこちらでクリスティーナ様の名を騙る狙いは何なのでしょうか?」
「あの、事情は妃殿下からお話いただいているのでは?」
「一方からの情報では足りないと思いまして」
なんか面倒そうな人だとは思っていたけれど、そういう予感は当たってしまうものなのかしら。
もう、早く手紙を読ませて欲しいのに。
執事長様と封筒を握り合い、廊下に続く扉は開いたまま。あまり話したくないことを尋ねられてしまって冷汗しか出ない。
私が今ここにいて、クリスティーナの名前を騙る理由って……。
ただ妃殿下のクリスティーナを頼ろうと思ってここに来ただけで、クリスティーナの名前を騙っているのは公爵様と皇帝陛下の命令なわけで……。
「この名を名乗っておりますのは、わたくしの意思ではないのですが」
「ああ、そう名乗れと言われていらっしゃるわけですね」
クリスティーナから聞いていないのだろうか。いや、そんなはずはない。クリスティーナ自身、挙式の時は『アイリーン』を公の場で使っていた。
「皇帝陛下の命ですので、わたくしのような下々の者には逆らえるはずもなく、クリスティーナと名乗らせていただいております」
相変わらず手紙は渡してもらえない状態で、こんなやり取りを誰かに聞かれたらと思うと早く出て行ってとしか願えない。
ああもう、人の手紙をそんなに強く握るのも、マナー違反ではないかしらね?!
「ところで奥様、あの方は?」
奥の部屋にウィルを閉じ込めたエイミーが、心配してこちらに向かってくる。
恐らくエイミーは耳のいいウィルから会話を説明されているから、相手が執事長様だということは分かってくれているはず。ただ、まさか封筒を奪い合っているとまではあの会話では伝わらないだろう。
この状況、どう説明すれば……?
「オルブライト伯爵夫人付の侍女ですか」
「ええ。左様でございます」
エイミーが返事をすると、執事長は小さく頭を振った。
「昨日、女性同士の金切り声がしていたのは、こちらのお部屋でしたか。それも侍女とのやり取りであんな声をあげられるとは」
「金切り声だなんて。ちょっとした言い合い程度でしたけれど」
エイミーは私と執事長のやり取りを目に入れてたじろいだ。
「あ、あの、これはどういう……?」
仕事を始めて1日目にして、上司と1通の手紙を握り合って静かな火花を散らしている図よ。
「ふふふ、執事長様、お手紙はわたくし宛てのようですので、早くお渡しいただけましたら嬉しいのですが」
「おかしいですね……クリスティーナ様はそのようなブロンドの髪ではないはず……」
「ほんと、おかしいですわね。うふふふふふ……」
私は両手で手紙を掴んで、紙が切れないかと心配しながら執事長様を睨んだ。
「やはりこの手紙は、クリスティーナ妃殿下にお持ちした方がよろしいですね」
「ちょっと待ってください! オルブライト伯爵夫人はわたくしのはずでは?!」
「これが本当にオルブライト伯爵夫人宛てでしたら、中身を確認後、クリスティーナ妃殿下から受け取ることができるはずです。どちらのクリスティーナ様宛てなのかはっきりするでしょうし、この場合は妃殿下が優先されるのが当然かと思われるのですが、何か問題でも?」
「えっ?!」
その時、私は驚いて一瞬力が緩んだ。その隙を狙われたのか、私の手から手紙がするりと抜けてしまう。
「ちょっと待ってください!」
執事長様の腕を掴もうとした私を、エイミーが慌てて制した。
侍女として先輩のエイミーは、この状況で執事長という方に歯向かうことがどれだけ私にとって不利なのかを教えてくれているのだと思う。
一歩一歩と遠ざかる執事長様の背中を見ながら、どうしてあの人がこんなことをしに私を訪ねてきたのか、理解に苦しんでいるけれど。
「すみません、奥様。ですが、侍女としてこちらで働く以上、執事長様に掴みかかるのはおやめくださいませ。どんな罰を与えられるか分かりません」
「そうね、ありがとうエイミー。手紙の検閲くらいは想像していたのだけれど、目の前に出されたらどうしてもすぐに読みたくなってしまって、冷静さなんて失ってしまったわ」
「それが狙いだったのでしょうか? 奥様を試していたのかもしれません」
「そうだとしたら、試されて思った通りの結果になってしまったわね」
エイミーとそんなやり取りをしていると、奥の部屋から耳が折れて尻尾が垂れ下がったウィルが歩いてくる。
「ごめんなさい、奥様……。この部屋に向かってくるかどうかは直前にならないと分かりませんでした」
「ウィルが落ち込む必要なんてないのよ。その姿が見つからなくて良かった」
しゅんとした姿を見て、エイミーの脇腹を肘でつつく。
今よ、彼を撫でて落ち着かせてあげなさいよ、と念を込めながら。
「ウィル……」
エイミーはそんなウィルを見ながら手を組んで……どうやらこれはきゅんきゅんしている。
ウィルの落ち込んでいる様子にときめいてどうするのよ?! むしろその勢いで抱きしめてあげなさいよ??
などと私が心の中で叫んだところでエイミーには通じない。
ああ……この二人がこれまで一緒にいて進展しなかった理由が分かった気がするわ。
私は部屋のこぢんまりしたテーブル席に着いて食後の紅茶を飲んでいて、エイミーは食器をワゴンに片付けてくれている。
「クリスティーナ様は、どうやって公爵様に対抗するつもりなのでしょうか?」
そう言ってエイミーは私の向かいの席に腰を下ろした。
「公爵様の息がかかった人たちの影響力をどう減らせるか画策しているらしいわ」
私は目の前のティーポットから空のティーカップに紅茶を注ぎ、エイミーに渡す。
「それは時間がかかりそうですね……」
そう言いながら、エイミーは恐縮した様子でおずおずと紅茶に口をつけた。
エイミーとこうして一緒の席に着いたのは今日が初めてだったから、この恐れ多そうな反応は仕方ない。
「クリスティーナにも味方がいて、公爵様側の情報を集めるようにすると言っていたけれど」
皇子殿下には、公爵様の立場が悪くなるのが私に影響を及ぼすと心配された。
エイミーにはその話をしないでおこうと思う。まだ起こってもいないことで振り回したくないし、立場がどうかなんて考えていても前に進めない。
「クリスティーナ様が動いてくださるのはありがたいですが、旦那様の状況が分からないのは困りましたね」
「そうね。ユリシーズの怪我は大丈夫かしら」
いくらユリシーズが人間に比べて頑丈なのだとしても、毒が身体に回っていたから安心はできない。
オシアンとフレデリックに託した手紙が本人の元に届いていたら、いつかここに連絡をくれるとは思うのだけれど……どこにどんな人がいるのかが分からないのだから、ユリシーズの手紙が無事にここまでたどり着く保証はない。
「このお城にいる公爵様に通じている方って、クリスティーナがよく知る方だったりしないのかしらね?」
「公爵家の関係者だとすれば、クリスティーナ様もご存じなのではないでしょうか」
そこに賭けることはできないけれど、知っていれば警戒くらいはできる。
無闇に公爵家の関係者を避けることは難しいでしょうけれど。
「奥様」
突然、部屋の隅にいたウィルが声をあげた。
「どなたかがこちらに参ります」
「えっ?!」
ウィルをどこに隠そう? と周りを見回していると扉をたたく音がする。
全然余裕がない。
「クリスティーナ様」
しかも呼び名はクリスティーナのほう。
クリスティーナと皇子殿下以外からは『クリスティーナ様』扱いをされているけれど、このお城にいるほとんどの方は私が身代わりのアイリーンだと気付いているはずだ。どこかからのタイミングでアイリーンと呼ばれるようになるんじゃないかと思っていたけれど……。
意図を持って私をクリスティーナと呼んでいるのだろうか。
本物を知っていながら。
「はい」
ウィルに目線を送り、隠れるように奥の部屋の扉を指さす。あちらにはバスルームがあるから隠れていてもらうしかない。
エイミーが気付いて、ウィルの腕を引っ張っていった。
「クリスティーナ様にお手紙が届きましたので」
「えっ?!」
扉の向こうから手紙の存在を聞かされ、ゆっくりと扉のところまで歩いて行く。その間に、ウィルはエイミーと共に隣の部屋に消えた。
聞こえていたのは男の人の落ち着いた声。なんとなく聞き覚えがあるような……。
呼吸を整えて扉を開けると、到着した日に私を案内してくれた男性だった。
後でクリスティーナに聞いたら、この人はクリスティーナに仕える侍女や使用人を統括している……。
「執事長様」
私が侍女として働く上で、上司にあたる人。
執事服を身に付けていて、オルブライト家執事のバートレット並みに眉間の皺が深い。何を考えているのか分からないし、下がり切った口角にたるんだ口元はバートレット以上の気難しさを感じさせる。
「こちら、クリスティーナ様の嫁ぎ先であるオルブライト家からです」
執事長様は封筒の裏側についている狼の蝋印を私の目の前に差し出す。
それを受け取ろうと掴むと、封筒はびくともしない。
「あの、わたくし宛ての手紙ですよね? 渡して下さるのではないのですか?」
「ひとつご確認なのですが」
執事長様はバートレットの2倍くらいの重量がありそうで、封筒を握った白手袋に込める力も強い。
「一体何でしょうか?」
封筒を両側から握って一歩も譲らない私たち。さきほどからずっと無表情の執事長様。
「伯爵夫人がこちらでクリスティーナ様の名を騙る狙いは何なのでしょうか?」
「あの、事情は妃殿下からお話いただいているのでは?」
「一方からの情報では足りないと思いまして」
なんか面倒そうな人だとは思っていたけれど、そういう予感は当たってしまうものなのかしら。
もう、早く手紙を読ませて欲しいのに。
執事長様と封筒を握り合い、廊下に続く扉は開いたまま。あまり話したくないことを尋ねられてしまって冷汗しか出ない。
私が今ここにいて、クリスティーナの名前を騙る理由って……。
ただ妃殿下のクリスティーナを頼ろうと思ってここに来ただけで、クリスティーナの名前を騙っているのは公爵様と皇帝陛下の命令なわけで……。
「この名を名乗っておりますのは、わたくしの意思ではないのですが」
「ああ、そう名乗れと言われていらっしゃるわけですね」
クリスティーナから聞いていないのだろうか。いや、そんなはずはない。クリスティーナ自身、挙式の時は『アイリーン』を公の場で使っていた。
「皇帝陛下の命ですので、わたくしのような下々の者には逆らえるはずもなく、クリスティーナと名乗らせていただいております」
相変わらず手紙は渡してもらえない状態で、こんなやり取りを誰かに聞かれたらと思うと早く出て行ってとしか願えない。
ああもう、人の手紙をそんなに強く握るのも、マナー違反ではないかしらね?!
「ところで奥様、あの方は?」
奥の部屋にウィルを閉じ込めたエイミーが、心配してこちらに向かってくる。
恐らくエイミーは耳のいいウィルから会話を説明されているから、相手が執事長様だということは分かってくれているはず。ただ、まさか封筒を奪い合っているとまではあの会話では伝わらないだろう。
この状況、どう説明すれば……?
「オルブライト伯爵夫人付の侍女ですか」
「ええ。左様でございます」
エイミーが返事をすると、執事長は小さく頭を振った。
「昨日、女性同士の金切り声がしていたのは、こちらのお部屋でしたか。それも侍女とのやり取りであんな声をあげられるとは」
「金切り声だなんて。ちょっとした言い合い程度でしたけれど」
エイミーは私と執事長のやり取りを目に入れてたじろいだ。
「あ、あの、これはどういう……?」
仕事を始めて1日目にして、上司と1通の手紙を握り合って静かな火花を散らしている図よ。
「ふふふ、執事長様、お手紙はわたくし宛てのようですので、早くお渡しいただけましたら嬉しいのですが」
「おかしいですね……クリスティーナ様はそのようなブロンドの髪ではないはず……」
「ほんと、おかしいですわね。うふふふふふ……」
私は両手で手紙を掴んで、紙が切れないかと心配しながら執事長様を睨んだ。
「やはりこの手紙は、クリスティーナ妃殿下にお持ちした方がよろしいですね」
「ちょっと待ってください! オルブライト伯爵夫人はわたくしのはずでは?!」
「これが本当にオルブライト伯爵夫人宛てでしたら、中身を確認後、クリスティーナ妃殿下から受け取ることができるはずです。どちらのクリスティーナ様宛てなのかはっきりするでしょうし、この場合は妃殿下が優先されるのが当然かと思われるのですが、何か問題でも?」
「えっ?!」
その時、私は驚いて一瞬力が緩んだ。その隙を狙われたのか、私の手から手紙がするりと抜けてしまう。
「ちょっと待ってください!」
執事長様の腕を掴もうとした私を、エイミーが慌てて制した。
侍女として先輩のエイミーは、この状況で執事長という方に歯向かうことがどれだけ私にとって不利なのかを教えてくれているのだと思う。
一歩一歩と遠ざかる執事長様の背中を見ながら、どうしてあの人がこんなことをしに私を訪ねてきたのか、理解に苦しんでいるけれど。
「すみません、奥様。ですが、侍女としてこちらで働く以上、執事長様に掴みかかるのはおやめくださいませ。どんな罰を与えられるか分かりません」
「そうね、ありがとうエイミー。手紙の検閲くらいは想像していたのだけれど、目の前に出されたらどうしてもすぐに読みたくなってしまって、冷静さなんて失ってしまったわ」
「それが狙いだったのでしょうか? 奥様を試していたのかもしれません」
「そうだとしたら、試されて思った通りの結果になってしまったわね」
エイミーとそんなやり取りをしていると、奥の部屋から耳が折れて尻尾が垂れ下がったウィルが歩いてくる。
「ごめんなさい、奥様……。この部屋に向かってくるかどうかは直前にならないと分かりませんでした」
「ウィルが落ち込む必要なんてないのよ。その姿が見つからなくて良かった」
しゅんとした姿を見て、エイミーの脇腹を肘でつつく。
今よ、彼を撫でて落ち着かせてあげなさいよ、と念を込めながら。
「ウィル……」
エイミーはそんなウィルを見ながら手を組んで……どうやらこれはきゅんきゅんしている。
ウィルの落ち込んでいる様子にときめいてどうするのよ?! むしろその勢いで抱きしめてあげなさいよ??
などと私が心の中で叫んだところでエイミーには通じない。
ああ……この二人がこれまで一緒にいて進展しなかった理由が分かった気がするわ。
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