angel observer

蒼上愛三(あおうえあいみ)

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みずきだいありー

休日

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 今日は、休日クラスの友達と大型ショッピングモールに来ていた。今では、クラスの子たちと出かけるほど、良好な交友関係を築いている。
「水季、なんか揺れてない」
「なにが」
「この建物」
言われてみれば、地震のような横揺れではなく、飛び跳ねるような縦揺れを微弱に感じる。
ズゴーン。
すると大きな音が聞こえた後、電気が消え、入り口の自動ドアが半開きのまま、外の日光だけを通している。
ズゴーン。
再び、音が響く。今度は建物自体が振動している。薄暗い屋内に警報機のけたたましい音と赤いランプが点滅する。
「緊急事態発生、緊急事態発生。施設の係員または、誘導標識に従って直ちに屋外へ退避して下さい。繰り返します・・・・・」
慌てた様子でアナウンス嬢が、退避勧告を出している。
「早く逃げよう」
「そうだね」
私たちはなんとか、屋外へ退避することが出来た。しかも、その後聞いた話によると、地盤沈下が原因で、死者はいなかったというので幸いだ。それとその日、このショッピングモールの上空に紅く何かが光ったと思ったら、ショッピングモールから煙が立ち込めたと言う。こんな時あの人ならどうするのだろうか。
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