angel observer

蒼上愛三(あおうえあいみ)

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the last judgment

信仰

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 クロノスは、ほとんど最初の状態まで回復してしまったようだ。奴の周りには、複製された鎌の刃先が3つ、縦横無尽に飛び回っていた。
「懐に飛び込めば、命はないぞ。さあどうする。我が息子よ」
「やってやるわよ、そんなおもちゃごとき」
クロノスが指示を出すと、黒い刃はエレメントを組んで、プログラムされたかのような動きをする。先程までの雑なと動きとは、大きく異なり刃1つすら相手をするのも厳しい。
「貴方の戦う意味は、何?」
「聞き飽きたな、それはレアを」
私はクロノスの言葉を遮り、批判する。
「それは、貴方の目的じゃないはずよ。それは、元のクロノスが目指したもの。貴方はそんなこと願っていない」
「私の、私の願いなのだ。私の」
「いいえ、クロノスは人を愛していたわ、レアが人を愛するように彼も人間を見守っていた」
「くっ」
私の記憶は、語る。私に真実と優しさを。さらに、クロノスをまくしたてる。
「貴方は誰?」
それは、確信をついた問いであった。
「私は、私はぁ。確かにクロノスだがクロノスの、憎悪の塊だ」
クロノスの体を纏った憎悪は、驚くべきことに、善性が消滅した後、独り歩きをして今に至るという。その裏には、やはり人間の信仰がなくなることと関係しているようだ。
「信仰を亡くした私、オリジナルのクロノスは、善と悪に二分化した。それがあの世界。お前がアーバンデクラインと呼ぶ世界を生み出したのだ」
クロノスは、刃を1つに集めて再び大鎌を形成すると、その場から姿を消し、私の後方から襲いかかってくる。ブンッという鎌の空を切る音が、耳を掠める。
「先日、お前とあの世界にいた時、何故あの世界を知っていた?」
「私が始めに気がついた時には、あそこにいた。きっと、貴方を止めようとした前の私が、あの世界で果ててしまったのよ。私は、転生していたのだから」
「そうか、ならば剣振れ、今のお前と私との間には、過去などいらぬ。雌雄を決しようではないか」
また、激しい剣戟が幕を上げた。これが最後だ必ず決める。寂しいあいつに暖かさを見せつけてやるんだから。
「おとなしくッ、切られろ」
「甘いぞ」
剣を振り下ろすたびに、力が増していくようだ。それに速さも加わり、今までで一番優れた斬撃であることに違いない。その証拠に、大鎌の刃と聖剣とが触れ合うと、大鎌の刃が、火花を散らし削れていく。敵は、鎌を最大限生かした戦いを仕掛けてくる。円運動をして縦回転の軌道を描き襲って来た。
「ぐっ、勢いが強い。受けきれない」
二回三回とクロノスは、向かってくる。すると、左手の甲の痣が、激しく脈打つ。まるで、ここは任せろというかのように。ならば頼れるものには頼ろう。
「力よ、輝きなさい」
聖剣の宝石に痣から溢れる光を吸い込んでいく。そして、聖剣は、鉄から光の刃となって、剣の切っ先に光の玉を膨らませていく。
「我が力を持って、邪を穿つ。放て、Candenti Salutem Gratia(光り輝く救いの一撃)」
聖剣を向かって来るクロノスに向けると、聖剣の先から光の砲弾は放たれた。
「何という輝きだ。だがまだ負けん。漆黒に包めlake of Black chaos(黒い混沌の湖)」
黒い雨が空から零れ落ちた。いや、噴き出しと言う方が正しいのかもしれない。まさしく豪雨が降り注いだ。
「ハハハッハ、無に返せ。人類を消去してやる。粛正の雨だ」
「人類を淘汰したところで、残るものなど何もない」
「それでも良い。完全に消滅したレアの元へ行けるなら、私は何でもやると誓ったのだ」
「自分勝手な事、言ってんじゃなーーいーー」
私は、無我夢中に剣を振り下ろすと、オケアノスと港で、練習していた時のように、間合いに入らなくても、剣は通った。
「何」
予想外の事にクロノスを、2つに分ける事はなかったが、地面に叩きつけていた。アスファルトは、大きく凹んで、隕石が落ちたような感じになっていた。この辺りの避難が、終わっていて助かったと、私は思った。
「まだそんな力が残っていたか」
よろけながら、クロノスは立ち上がり鎌を構えた。地上ならば、こちらに勝ち目があるかもしれない。あの鎌の刃が、下から襲ってくる事は無いからだ。
「決着をつけましょ」
「応とも」
お願い、みんなの力を私に。私は心の中で、祈った。
「lake of black chaos」
「Candenti Salutem Gratia」
私とあいつの光球と暗球が激しくぶつかり合う。聖剣から光を送り続けるがなかなか押し切れない。クロノスも、最後の力を振り絞っているのだろう。そろそろ、周辺の建物が溶けていく。
「ハアアアーー」
「無駄ダーー」
すると、私の背後に人の気配がした。避難してない人がまだいたのかと思ったが、それはどうやら勘違いだったようだ。
「姿勢が崩れているぞ、それでは力が入らないだろう」
「オケアノス」
「もう少し持たせられるか」
「ええ、あと、少しならね」
オケアノスは、拾ってきたと思われる大剣を逆手で持ち構えた。
「我が激情、我が祈りをここに、オケアノスの名を持って命ず。
strong emotion wear  of sword(穿つ激情の剣)」 
いつもと違い、紅く燃えるようである。そして、オケアノスは大剣を投擲した。私の右側を飛んで行った大剣は、聖剣の光に溶けて見えなくなったが、その少しあと、クロノスの苦悶に満ちた唸り声が聞こえた。それから、今まで抵抗していたlake of black chaosの力は、徐々に軽くなりクロノスは、光で包んでいる。
「私が、私が負けた」
彼の最後の言葉は、驚きに満ちていたがオケアノスが言うには、
「私との戦いで、ほとんど力を使い切っていたようだからな。既に限界だったのだろう」
「疲れきっていたってこと?」
「そうだな、いや安心したのだろう。あいつは嬉しそうに泣いていたよ」
「そう」
最後の最後に彼は善のクロノスが体を取りに来たのかもしれない。聖剣に溢れる信仰力がそうさせたのか。今となってはわからないのだが。
 ところで、終わったと言っても、街をどう戻すのだろうか。少なからず、亡くなった人を弔わなければならない。
「姉様、ご無事でしたか」
コリオスが幻獣に跨り声をかけてきた。
「ええ、大丈夫」
すると、コリオスの体が眩しく輝くと、コイオスとクリオスが、空から降ってきた。
「姉様、お疲れ様です」
「姉様、心配で心配で、この身がはちきれんばかりだったのですよ」
「ああ、ありがと。2人とも迎えに来てくれたのか?」
「「もちろんです」」
2人ずいっ、と私に迫ってきた。迎えに来てくれたのならば、帰るまでだ。
「ねぇ、オケアノスも・・・・・」
振り返るとオケアノスの姿はどこにもなかった。その時、嫌な妄想が頭をよぎるが、
「兄様なら、何も言わずに飛び立たれましたよ」
とクリオスがポソッと言った。もう、いつも勝手なやつなんだから、「さよなら」ぐらい言わせなさいよ。と私は心寂しく思うのだった。
 私は、コイオスらに連れられて、テテュスの元へ向かった。何でも彼女は今、怪我人の看病をしているという。意外なことに、その数は多く、人手が足りないという。
「姉様少々急ぎます」
コイオスが小走りで言うとクリオスが躓いて転んだ。
「痛いですぅ」
「このようにしてけが人が増えております。ですので、お急ぎください」
う、うん。と私は微妙な返事をして、走った。行き先は、北ノ峰高校だと言う。が飛べば早いのでは、という疑問が湧いてくる。
「そうですね。ですが今は、人目に付きますので」
そうか。今は、人にも見える状態なのだな。だからこうして走っているのか。まあ、今は急ごう。走っている理由なんていつでも聞けるのだから。
 学校に着くと外まで人で溢れていた。そこには、ハンバーガーショップの制服を着たまま、配給をしている北東 水季の姿があった。彼女は、私を見つけると、小さくお辞儀をして、それからまた仕事に戻った。
「コイオス、テテュスは」
「はい、こちらです」
コイオスが、私の手を引いて保健室へ連れて来た。
「ここなのか?体育館じゃなくて」
「はい、ここです」
ドアをノックすると、「どうぞ」と柔らかい声がした。ドアを引くと中は、想像を絶する状況だった。肉の腐る匂いと、紅く染まった床しかし、中で横たわる人は、ぐっすりと眠っている。
「テテュス、すごいことになっているな」
「いえ、一息ついた頃ですわ。最後の患者さんが、命を繋げました」
「それで、私にして欲しいことって」
「それはですね。この方々を体育館まで運んで欲しいんです」
手を合わせて、彼女は嬉しそうにニッコリと笑って見せた。その額には、彼女に似合わず汗が滲んでいた。テテュスはテテュスで、彼女の戦場をかけたのだろうなと、私は思う。そういうことならと、私は快く引き受けた。
「微力ながら私も手伝いますよ」
とクリオスが言うと、
「俺も手伝うよ」と後ろから声がしたので、振り返るとそこには、神田聖司を先頭に田島奏花 美沢華蓮 が保健室のドアのところにいた。
「私らもボランティア部の名に恥じぬ働きをしないとだしね」
「運ぶなら早くしましょ、仕事は山積みなんだから」
「みんな」
私は少し、嬉しくなった。いや暖かくあったのだろうか。よくわからないけど、みんなの心遣いに感動した。
「何、若田が泣いてんのさ」
神田の指摘で初めて気がつく。私の頬に雫がつたっていたのだ。
「泣いてなんか、ないんだから」
「それではみなさんお願いしますね」
「看護師さん、もっと人呼んできましょうか?」
華蓮が、問う。こういう気の利いたことを言えるのが、華蓮の良さだと私は思う。
「いいえ、あなたたちだけで、十分ですよ」
「分かりました行くよ、奏花」
「せーので持ち上げよう」
「「せーの」」
奏花と華蓮が、女性を1人運んで行った。
「俺たちも行くか」
「そうね」
「「せーの」」
2人で男性を持ち上げ、体育館へ向かう。体育館には、たくさんの避難者がいて、ひしめき合っていた。
 その後、私たちは後片付けや食事の配給などに奔走し、何とか1日を終えることができた。私は、1人崩れるか崩れないかの綱渡り状態の街を歩く。そこそこ高いビルもマンションも垂直には建ってはおらず、隣の建物に我が身を預けるように傾く建物すらあった。辺りを見回すと、1件の建物の屋上に誰かがいるのが見えた。
 その建物の階段を上り終わると、
「やあ、お嬢さん」
「元気そうね。若」
若田敏彦、彼がいた。こんなところで何をしているのだろうか。
「何してたのこんなところで」
「ああ、そろそろ夜だろ、星が見えるかなと思ってさ」
それは、本当だろうか。確かに望遠鏡が若の隣に置かれている。
「それは、本当のこと?」
若は、一瞬驚きを示したが「フッ」と笑って続ける。
「やっぱり嘘はつけないか。さっきさ、オケアノス君が来てさ」
若は言葉を詰まらせる。オケアノスが若のもとに訪れたのも意外だったけど、
「君が、君が消えてしまうって」
なるほど、オケアノスはそれで。
「泣くな若、私がもし消えるとしても若は、1人じゃない。それに私は幸せだった。みんなを救えて、たくさんの笑顔が見れて、それに」
私は、紅く染まった空を見上げて少し目を細めた。よくよく考えてみれば、いろいろなことがあった。2年という短い時間だったけど、こんな得体も知れない私に優しくしてくれた。若に感謝してもし足りないくらいだ。
「いつでも見てる貴方を、どこかで」
いつの間にか、コイオス、クリオス、テテュス、オケアノスが揃っていた。
「準備はいいな」
「姉様は、信仰力を放出し過ぎてしまいました」
オケアノスとコイオスがそれぞれ言う。私は、自分の手を見るとすぅとだんだん薄れていくのが見えた。
「ヒルデ、心配ありません。人間界での存在は消失しますが、消滅ではないのですよ」
「私たちもみんな信仰力を使いすぎて人間界で存在する力がないのです。ですから、みんな一緒です。姉様」
「うん」
言われてみれば、みんなの身体もだいぶ色あせてきた。
「最後に1つだけいいかい」
若が鼻をすすって、聞いてきた。
「また会えるよね」
「もちろんよ、真里亜には本当の家族が迎えに来たと伝えて、実際に本当のことだし、それに、呼ばれればいつでも飛んでくるわ。あっすぐにはダメよ」
若は、少し笑って「わかった」と言うと、背を向けてしまった。
「ごめん、情けない話だけど見てると辛いからさ」
「いいわ、自分に正直なのが貴方のいいところだから、じゃあまた今度ね」
「ああ、さよなら・・・じゃないな、行ってらっしゃい」
「行ってきます」
この時、若はどんな顔をしていたのだろう。泣いていたのか、笑っていたのか、それとも両方かもしれない。だけどそれを知っているのは、彼だけなのだ。私はそのまま目を閉じると、まぶたに刺す光が消えて闇の中に落ちて行く。本当に本当の最後だったんだな。
やり残したことは、たくさんある。一人ひとりに別れを言えてないことが一番である。それでも、
「それでも、私は・・・・・」
再び、瞼に光が差す。
 
 さあ、新たな日々が始まるのだ。
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