死ぬほど暇なので転生することにしました。(仮)

テル

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第1章

第47話 完全変態




ちかくでるとやっぱりおおきいニャ…」

もと立派りっぱだったんだろうね…」

途中とちゅうれてれてしまっているけど、巨大きょだいだったジェニファー・ジュニアとくらべても、みきがとんでもなくふとたかさも3倍以上ばいいじょうありそうだ。

理希コトキはペアレンティング・アントのから200メートルほどはなれたもりなかにいた。

周囲しゅういにははなく、ちょっとした広場ひろばみたいになっている。

「あんニャにおおきいのに、子供こどもたちをつけられるのかニャ?」

しろアリに案内あんないしてもらうから、多分大丈夫たぶんだいじょうぶ

なか蟻道ぎどうみだれていて迷路めいろみたいになっているらしい。

「うニャ?」

ペアレンティング・アントについては、昨日色々きのういろいろおしえてもらった。

きてかえってくる子供こどもたちがおおいから、生態せいたいについてはよくられている。

地中ちちゅうよりはましかなぁ…」

群体ぐんたい?によって形態けいたい様々さまざまで、この集団しゅうだんれた老木ろうぼく利用りようしているようだ。

「よっと」

理希コトキはレイピアをくと、背後はいごからしのっていたペアレンティング・アントのあたまし、さやもどした。

「ギギ……」

奇妙きみょうこえはっしながら、あっという石化せきかする。

「そろそろちるね」

作戦開始さくせんかいし時間じかんニャ」

兵隊へいたいアリはもうまばらにしかからてこない。

「じゃあ、魔法まほう使つかうからちょっとはなれてて」

「うニャん!」

ミケはせをしているハチの背中せなかった。

上手うまくいくかな…」

今回こんかい救出計画きゅうしゅつけいかくはこの魔法まほうとなる。

アニメとかだと躊躇ちゅうちょなくしかもたのしそうに変身へんしんしていることがおおいけど、実際じっさい自分じぶん使つかうとなるとなんだかちょっとこわい。

「と、そのまえに…」

ベンヌ・ローブをぎ、レイピアをベルトからはずすと異空間収納いくうかんしゅうのうれた。

わりにグラヴィスに用意よういしてもらった少女しょうじょふくとカバンをす。

「あっ!」

「ど、どうしたのニャ?」

「!?」

ペアレンティング・アントの監視かんししていたハチも、かおをこちらにけた。

下着したぎくつたのむのわすれてた」

「ニャ…、ビックリしたのニャ…」

ミケはおおきくひといきくと、心臓しんぞうあたりをでている。

「……」

ハチは無言むごんで…、というか元々もともとしゃべれないけど、へと視線しせんもどした。

「まぁ…、いいや」

理希コトキなおして詠唱えいしょうはじめた。

「ネー・フロンティ・クレーデ」外見がいけんしんじてはいけない

「ダビト・セルモ・アニミ・イマーゴ」言葉ことばこころ姿すがたあた

「イマーゴ・エスト・アニミ・ウルトゥス」かおこころかたちうつ

変身へんしんというのはやはり複雑ふくざつなのだろう。1フレーズはみじかいけど、詠唱えいしょうすこながい。

「コグノスケ・テー・イプスム」みずからを

「コンペスケ・メンテム」精神せいしんととのえよ

簡易かんいヒントによると、この魔法まほうはイメージが重要じゅうようで、しっかりとしたぞうおもかべる必要ひつようがあるらしい。

少女しょうじょ姿すがたというような曖昧あいまいかんじだと失敗しっぱいする可能性かのうせいたかくなるから、とりあえず日本にほん有名ゆうめいだった子役こやく姿すがたをイメージした。

「コンプリート・メタモフォシス」

一瞬いっしゅんあわ七色なないろひかりつつまれる。

なにがきているのか自分じぶんではよくからないけど、ミケがまるくして呆然ぼうぜんとしているから、変化へんかはしているのだろう。

「おっ?」

段々だんだん視線しせん位置いちひくくなってくる。るとあきらかにちいさい。カペルのふくがブカブカになり、こしのベルトが足元あしもとちた。

もなくひかりえる。

「うニャ~! ご主人しゅじんおんなにニャっちゃったのニャ!!」

何故なぜかミケが悲鳴ひめいをあげた。

「ちょ、こら、こえおおきいって!」

あやしげなひかりでさんざん悪目立わるめだちしといてなんだけど、しろアリのちかいから用心ようじんしないと。

「ニャ…」

両手りょうてくちさえている。

一応いちおう…、成功せいこうかな」

かがみたしかめたいところだけど、むらにもなかったし、異空間収納いくうかんしゅうのうにもはいってないからしょうがない。

自分じぶんからはっせられたとはおもえない違和感いわかんありありのこえは、あきらかにちいさなおんなのものだから、変身へんしん細部さいぶまできっと上手うまくいったのだろう。

理希コトキはカペルのふく下着したぎぐと、ワンピースのような簡単かんたんつくりの少女しょうじょふく着替きがえた。

「なんかスース―する…」

風呂ふろでもないのに、そとでノーパンになるがくるとはおもってもみなかった。

ベルトにけていたふくろから魔法石まほうせきし、素早すばやちいさなカバンにえる。

くつがないのはさすがにこまるなぁ…」

異空間収納いくうかんしゅうのう不要ふようになったいだふくくつなどをれると、ちいさめのボーブスの皮袋かわぶくろを2枚取まいとした。

ふくろあしれ、足首あしくびひもめる。

「とりあえず…、これでいいかな」

意外いがい心地ごこちわるくない。

「すぐもともどるんニャよね?」

もと姿すがたつよくイメージするだけで魔法まほうけるから」

「うニャ…」

ミケのあたまでた。どうやらミケには、この姿すがたはおさないらしい。

月明つきありがあるからくらではないけど、色々いろいろ手間取たまどっているあいだに、完全かんぜんちたようだ。

「じゃあ、ハチ、あとたのんだよ」

ハチのはなでると、おおきくうなずいた。

子供達こどもたちれたミケと合流ごうりゅうするまで、まわりの魔物退治まものたいじまかせている。
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