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5回目 その3
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「まずは正室から~。リンちゃん頑張ってねー」
ポリエステルの暖簾一枚で隔てられた擬似的な密室空間。
誰にも邪魔されないと錯覚するくらいには他のものが視界に入らないこの空間は、カップルで入室すればドキドキシチュエーション間違いなしだ。
「そ、それでは紳士淑女の皆様、王様とのタイマン撮影のお時間でしゅぞ」
「緊張しすぎて日本語がおかしくなってるぞ」
男女の一対一をタイマンとは言わないでほしい。紳士も淑女もこの場にはいない。
スケベ男とムッツリ女がいるだけだ。
「ほら、もうちょっと近づけよ」
「おっ、おっ、おほぉおっ、ち、近いッ、近いですよれーじ君ッ」
「近づかないとプリが撮れないだろうが。どうせなら照れッ子なしでいこうぜ。キスプリでも撮るか」
「セ、セクハラッ」
「もう何度もキスしてるじゃないか。さっきの勢いはどこへ行ったんだ?」
あれだけ人前で熱烈濃厚に口づけをしておきながら、逆に誰も見ていない空間では照れて日和るってどういうことなの?
「よ、よーし、女は度胸。やってやろうじゃあーりませんかっ」
本日二回目の度胸試しだ。段々とこいつの扱い方のコツが分かってきた気がする。
「そんじゃあまずは普通にハグして密着から行こうぜ」
「は、はいっ……、んんっ」
「俺プリントマシンの使い方よく分かんねぇから任せていいか」
「そ、そうですね。えーと、こうして、こう」
『写真を撮るよ♪ ポーズを決めてね。3,2,1チーズ』
カシャ
『もう一枚撮るよ♪ 次のポーズを決めてね』
「鈴音」
「ふわ、れ、れーじ君……あむっ、んんっ、んちゅぅ♡」
指同士を絡める恋人繋ぎを胸の前で掲げ、口づけを交わしてカメラ目線を促す。
大いに照れてトロンとした目付きで身を任せる鈴音の体をギュッと抱きしめる。
段々と興が乗ってきたのか、しっかりと抱きしめ返してくれる彼女の体温が伝わり、心臓の早鐘を打つような音が聞こえてくる。
「鈴音、お前って本当に可愛いな」
「ふにゃっ⁉ そ、そんな事いきなり言わないでくださいっ」
なんだかこいつの扱い方がドンドン分かって楽しくて仕方ない。
それからギリギリまでセクハラを楽しみながら一人目を終えた。
◇◇◇
「つぎ~は~、ふわり~ちゃんだよー」
鈴音との撮影が終わると、別の台で準備していたふわりに手招きされる。
ところが中に入った途端にその格好に仰天することになる。
「うおっ、ふ、ふわり、その格好は」
「お待ちしておりました~、ふわりのご主人様♡ 全身ふわふわメイドのふわりちゃんですよー♪」
そういえば最近のプリにはコスプレ衣装の貸し出しがあるんだっけ。
直接は言わないけどふわりのサイズでよく入るのが置いてあったな。
「こんな事もあろうかと~、自分で持ってきたんだよ~。私に入るサイズないもんねぇ」
俺が今頭の中で浮かべている疑問を読んでいるかのように的確な答えにちょっと戦慄が走る。
「ふふふのふ~♪ れーじくんの考えてることくらい分かっちゃうもんねぇ~」
「しかし恐ろしいほど似合うな、そのメイド服」
よく見るとコスプレというより本格的な衣装という感じがする良い生地を使っているように見える。
「ふわり、今日は上と下、どっちがいい?」
「ふにゃん♡ 私の考えてること、ちゃんと分かっちゃうんだねぇ。今日はね、下に入りたい」
何の話をしているのかと言えば、こういう遊ぶ時のふわりは、その時の気分で自分が背の高い人間であることを肯定してほしい時と否定してほしい時に分かれる。
「じゃあ俺がこの台の上に乗っかればいいな。よいしょっと」
背の高さを補うための踏み台が置いてあることがある。
本来は3人や4人で撮影するときに頭の位置がかぶらないようにするためのものだが、俺達2人で撮る場合は違う役割になりそうだ。
ふわりが望んでいる今日の気分は自分が背の低い人間として扱われたい事。
だから俺が台の上に昇り、ふわりは膝立ちになって丁度良い高さのバランスができる。
何しろ身長差が30センチもあるので仕方ない。
台の上に乗っても立っているとまだふわりの方が大きいくらいだ(泣いてないぞ)。
「失礼しま~す、ご主人様ぁ♡」
「うっ……こ、この位置は……」
膝立ちになったふわりがお腹の辺りに腕を回して腰にしがみ付いてきた。
丁度頭が俺の下腹辺りに収まり、ふわりの大ボリュームがとてもマズい位置に納まってしまう。
「むくむくしちゃうぅ~?」
「だ、大丈夫ですっ」
「ふふふ~。ねえれーじくん」
「な、なんでしょうか、ふわりさん」
「今はねぇ、ふわりは従順でなんでも言うこと聞いちゃうメイドさんですよー♪」
「お、おう」
「だ、か、らぁ~。ご主人様の青春ダイレクトメッセージを、受信できちゃうんですよぉ♡ ご命令1つで、ふわりがご奉仕しちゃいますよぉ♡」
「ふ、ふふ、ふわりさんっ。そんな所にしがみ付いてグリグリ動かしてはいけませぬぞっ」
青春ダイレクトメッセージなんて出すわけにはいかない。
しかし手紙を差し出す【腕】がふわりのポストの口にスッポリと収まってしまい、メイド服とズボンの隔たりをものともしない大暴走を始めてしまう。
「あん♡ ピクピク動いてる♡」
ダメですっ! 危ないですよふわりさんっ!
動いたのは体全体の話ですっ! 誤解しないでくださいねっ!
このままではポストの口に辿り着く前にズボンの中が大惨事になりそうだ。
「ほ、ほらっ、撮影するぞっ」
「えへへ~。ご主人様もっとぉ♡」
密着して擦るもんだからナニかがはち切れそうなほどギリギリまで角度を上げてしまう。
そりゃあもちろんナニがとは言わない。
「あ、そうだ♡ ねえねえご主人様ぁ」
「な、なんですかな?」
俺には話しかけられても答えている余裕がなくなりつつある。
「頭のお手々乗せてぇ」
「こ、こうですか?」
「そうそう」
ナニを始めるのかと思いきや、ふわりは俺にナデナデして欲しい、というわけではないらしく、動かさないように言われてそのままポーズをとる。
するとふわりは何を思ったのか、俺の眼下でカメラ目線のまま『ヌラァ~♡』と長い舌を顎の下まで突き出した。
そして指で輪っかを突くって『OK』のマークを突き出し、蠱惑的に眉尻を下げて背中を反らせた。
『写真を撮るよー、3,2,1,チーズッ』
「んはぁ♡」
まるでそこに幻視する何かを摘まむようなポーズをとり、如何にもこれから何かを咥え込もうとする格好だった。
「はぁ♡ なんか興奮しちゃうね」
それはまさしく俺がメイドに下腹部の辺りで口を開かせているかのようなポーズである。
ナニかを咥え込もうとしているポーズですっ。
正直、ギリギリです……。
「次は~」
小悪魔のように俺の反応を楽しむふわりによって、俺の青春ダイレクトメッセージは送信箱がいっぱいになるまで悪戯され続けるのだった。
◇◇◇
「はぁ…ふわりの悪戯は心臓に悪いぜ」
「よくガマンしたね~」
「大惨事だよ普通に」
こんなところで大爆発を起こすわけにはいかんぜよ。
俺と杏奈はラブラブカップルのように抱き締め合ったり、台の上に乗った俺が後ろから杏奈を抱きしめてみたりして写真を撮っていた。
「キスプリ、撮るか?」
「うん♡ ん……ん、ちゅぅ」
俺達はごく自然にキスを厭わなくなっていた。
照れる鈴音や貪ろうとするふわりと違い、杏奈の場合はごく自然に求めてきて、俺もそれを受け入れる。
反対に俺が求めれば、杏奈は自然と受け入れてくれる。
「ふふ、おっぱい触る?」
「か、帰ってからにしませんか?」
前言撤回。やっぱり杏奈もからかってくる。
「え~、今がチャンスなのになぁ」
「そう言って触ったら1ヶ月くらい俺のことイジるつもりのくせに」
「バレたか」
「そういうヤツにはこうだっ」
「ひゃ♡ ぁ、んっ、れー君……、ちょ、ちょっと、それは」
俺は杏奈を後ろから抱きしめて最後の写真を撮る。
その際に彼女のお尻に名状しがたいものを押し付けて自己主張する利かん坊の存在を分からせてやる。
谷間に挟まれたそれは杏奈の感触に包まれて喜んでいる。
「はわ、はわわわっ……こ、これってぇ」
「お前が煽ったんだからな」
『写真を撮るよ、3,2,1チーズ』
カシャ
最後の写真を撮りおわった杏奈はなんだか顔を真っ赤にして俯き、いつもの悪戯小悪魔はどこかへ行ってしまったのである。
◇◇◇
『それじゃあ写真を撮るよー。3,2,1,チーズ』
「「「王様れーじ君♡♪」」」
あれから全員がコスプレを始めてメイド服に着替えてしまい、俺は女の子に囲まれてハグプリを撮りまくる事になった。
幸せがオーバーフローしすぎてこれから死ぬんじゃないかと思ってしまうほどだ。
「ふわりちゃんの~、バックハグ攻撃~~♡」
「ぐふっ」
後ろから子供を抱きしめるかのように密着してくるもんだからお顔が頭と同じくらいの大きさのナニかに挟まれる。
「「かぷぅ~」」
「あひんっ」
今度は両側の2人があろうことか耳にかぶり付いてきやがった。
歯を立てるわけでもなく、唇で甘噛みしながら吸ってくるから変な声が出てしまう。
「さあさあ、次は服を買いに行くよ。ショッピング中も王様ゲームは続くからね」
プリの次はショッピングか。まだまだ午前中である。
楽しい日曜日はこれからが本番だった。
~ゲーム5回目 終了~
ポリエステルの暖簾一枚で隔てられた擬似的な密室空間。
誰にも邪魔されないと錯覚するくらいには他のものが視界に入らないこの空間は、カップルで入室すればドキドキシチュエーション間違いなしだ。
「そ、それでは紳士淑女の皆様、王様とのタイマン撮影のお時間でしゅぞ」
「緊張しすぎて日本語がおかしくなってるぞ」
男女の一対一をタイマンとは言わないでほしい。紳士も淑女もこの場にはいない。
スケベ男とムッツリ女がいるだけだ。
「ほら、もうちょっと近づけよ」
「おっ、おっ、おほぉおっ、ち、近いッ、近いですよれーじ君ッ」
「近づかないとプリが撮れないだろうが。どうせなら照れッ子なしでいこうぜ。キスプリでも撮るか」
「セ、セクハラッ」
「もう何度もキスしてるじゃないか。さっきの勢いはどこへ行ったんだ?」
あれだけ人前で熱烈濃厚に口づけをしておきながら、逆に誰も見ていない空間では照れて日和るってどういうことなの?
「よ、よーし、女は度胸。やってやろうじゃあーりませんかっ」
本日二回目の度胸試しだ。段々とこいつの扱い方のコツが分かってきた気がする。
「そんじゃあまずは普通にハグして密着から行こうぜ」
「は、はいっ……、んんっ」
「俺プリントマシンの使い方よく分かんねぇから任せていいか」
「そ、そうですね。えーと、こうして、こう」
『写真を撮るよ♪ ポーズを決めてね。3,2,1チーズ』
カシャ
『もう一枚撮るよ♪ 次のポーズを決めてね』
「鈴音」
「ふわ、れ、れーじ君……あむっ、んんっ、んちゅぅ♡」
指同士を絡める恋人繋ぎを胸の前で掲げ、口づけを交わしてカメラ目線を促す。
大いに照れてトロンとした目付きで身を任せる鈴音の体をギュッと抱きしめる。
段々と興が乗ってきたのか、しっかりと抱きしめ返してくれる彼女の体温が伝わり、心臓の早鐘を打つような音が聞こえてくる。
「鈴音、お前って本当に可愛いな」
「ふにゃっ⁉ そ、そんな事いきなり言わないでくださいっ」
なんだかこいつの扱い方がドンドン分かって楽しくて仕方ない。
それからギリギリまでセクハラを楽しみながら一人目を終えた。
◇◇◇
「つぎ~は~、ふわり~ちゃんだよー」
鈴音との撮影が終わると、別の台で準備していたふわりに手招きされる。
ところが中に入った途端にその格好に仰天することになる。
「うおっ、ふ、ふわり、その格好は」
「お待ちしておりました~、ふわりのご主人様♡ 全身ふわふわメイドのふわりちゃんですよー♪」
そういえば最近のプリにはコスプレ衣装の貸し出しがあるんだっけ。
直接は言わないけどふわりのサイズでよく入るのが置いてあったな。
「こんな事もあろうかと~、自分で持ってきたんだよ~。私に入るサイズないもんねぇ」
俺が今頭の中で浮かべている疑問を読んでいるかのように的確な答えにちょっと戦慄が走る。
「ふふふのふ~♪ れーじくんの考えてることくらい分かっちゃうもんねぇ~」
「しかし恐ろしいほど似合うな、そのメイド服」
よく見るとコスプレというより本格的な衣装という感じがする良い生地を使っているように見える。
「ふわり、今日は上と下、どっちがいい?」
「ふにゃん♡ 私の考えてること、ちゃんと分かっちゃうんだねぇ。今日はね、下に入りたい」
何の話をしているのかと言えば、こういう遊ぶ時のふわりは、その時の気分で自分が背の高い人間であることを肯定してほしい時と否定してほしい時に分かれる。
「じゃあ俺がこの台の上に乗っかればいいな。よいしょっと」
背の高さを補うための踏み台が置いてあることがある。
本来は3人や4人で撮影するときに頭の位置がかぶらないようにするためのものだが、俺達2人で撮る場合は違う役割になりそうだ。
ふわりが望んでいる今日の気分は自分が背の低い人間として扱われたい事。
だから俺が台の上に昇り、ふわりは膝立ちになって丁度良い高さのバランスができる。
何しろ身長差が30センチもあるので仕方ない。
台の上に乗っても立っているとまだふわりの方が大きいくらいだ(泣いてないぞ)。
「失礼しま~す、ご主人様ぁ♡」
「うっ……こ、この位置は……」
膝立ちになったふわりがお腹の辺りに腕を回して腰にしがみ付いてきた。
丁度頭が俺の下腹辺りに収まり、ふわりの大ボリュームがとてもマズい位置に納まってしまう。
「むくむくしちゃうぅ~?」
「だ、大丈夫ですっ」
「ふふふ~。ねえれーじくん」
「な、なんでしょうか、ふわりさん」
「今はねぇ、ふわりは従順でなんでも言うこと聞いちゃうメイドさんですよー♪」
「お、おう」
「だ、か、らぁ~。ご主人様の青春ダイレクトメッセージを、受信できちゃうんですよぉ♡ ご命令1つで、ふわりがご奉仕しちゃいますよぉ♡」
「ふ、ふふ、ふわりさんっ。そんな所にしがみ付いてグリグリ動かしてはいけませぬぞっ」
青春ダイレクトメッセージなんて出すわけにはいかない。
しかし手紙を差し出す【腕】がふわりのポストの口にスッポリと収まってしまい、メイド服とズボンの隔たりをものともしない大暴走を始めてしまう。
「あん♡ ピクピク動いてる♡」
ダメですっ! 危ないですよふわりさんっ!
動いたのは体全体の話ですっ! 誤解しないでくださいねっ!
このままではポストの口に辿り着く前にズボンの中が大惨事になりそうだ。
「ほ、ほらっ、撮影するぞっ」
「えへへ~。ご主人様もっとぉ♡」
密着して擦るもんだからナニかがはち切れそうなほどギリギリまで角度を上げてしまう。
そりゃあもちろんナニがとは言わない。
「あ、そうだ♡ ねえねえご主人様ぁ」
「な、なんですかな?」
俺には話しかけられても答えている余裕がなくなりつつある。
「頭のお手々乗せてぇ」
「こ、こうですか?」
「そうそう」
ナニを始めるのかと思いきや、ふわりは俺にナデナデして欲しい、というわけではないらしく、動かさないように言われてそのままポーズをとる。
するとふわりは何を思ったのか、俺の眼下でカメラ目線のまま『ヌラァ~♡』と長い舌を顎の下まで突き出した。
そして指で輪っかを突くって『OK』のマークを突き出し、蠱惑的に眉尻を下げて背中を反らせた。
『写真を撮るよー、3,2,1,チーズッ』
「んはぁ♡」
まるでそこに幻視する何かを摘まむようなポーズをとり、如何にもこれから何かを咥え込もうとする格好だった。
「はぁ♡ なんか興奮しちゃうね」
それはまさしく俺がメイドに下腹部の辺りで口を開かせているかのようなポーズである。
ナニかを咥え込もうとしているポーズですっ。
正直、ギリギリです……。
「次は~」
小悪魔のように俺の反応を楽しむふわりによって、俺の青春ダイレクトメッセージは送信箱がいっぱいになるまで悪戯され続けるのだった。
◇◇◇
「はぁ…ふわりの悪戯は心臓に悪いぜ」
「よくガマンしたね~」
「大惨事だよ普通に」
こんなところで大爆発を起こすわけにはいかんぜよ。
俺と杏奈はラブラブカップルのように抱き締め合ったり、台の上に乗った俺が後ろから杏奈を抱きしめてみたりして写真を撮っていた。
「キスプリ、撮るか?」
「うん♡ ん……ん、ちゅぅ」
俺達はごく自然にキスを厭わなくなっていた。
照れる鈴音や貪ろうとするふわりと違い、杏奈の場合はごく自然に求めてきて、俺もそれを受け入れる。
反対に俺が求めれば、杏奈は自然と受け入れてくれる。
「ふふ、おっぱい触る?」
「か、帰ってからにしませんか?」
前言撤回。やっぱり杏奈もからかってくる。
「え~、今がチャンスなのになぁ」
「そう言って触ったら1ヶ月くらい俺のことイジるつもりのくせに」
「バレたか」
「そういうヤツにはこうだっ」
「ひゃ♡ ぁ、んっ、れー君……、ちょ、ちょっと、それは」
俺は杏奈を後ろから抱きしめて最後の写真を撮る。
その際に彼女のお尻に名状しがたいものを押し付けて自己主張する利かん坊の存在を分からせてやる。
谷間に挟まれたそれは杏奈の感触に包まれて喜んでいる。
「はわ、はわわわっ……こ、これってぇ」
「お前が煽ったんだからな」
『写真を撮るよ、3,2,1チーズ』
カシャ
最後の写真を撮りおわった杏奈はなんだか顔を真っ赤にして俯き、いつもの悪戯小悪魔はどこかへ行ってしまったのである。
◇◇◇
『それじゃあ写真を撮るよー。3,2,1,チーズ』
「「「王様れーじ君♡♪」」」
あれから全員がコスプレを始めてメイド服に着替えてしまい、俺は女の子に囲まれてハグプリを撮りまくる事になった。
幸せがオーバーフローしすぎてこれから死ぬんじゃないかと思ってしまうほどだ。
「ふわりちゃんの~、バックハグ攻撃~~♡」
「ぐふっ」
後ろから子供を抱きしめるかのように密着してくるもんだからお顔が頭と同じくらいの大きさのナニかに挟まれる。
「「かぷぅ~」」
「あひんっ」
今度は両側の2人があろうことか耳にかぶり付いてきやがった。
歯を立てるわけでもなく、唇で甘噛みしながら吸ってくるから変な声が出てしまう。
「さあさあ、次は服を買いに行くよ。ショッピング中も王様ゲームは続くからね」
プリの次はショッピングか。まだまだ午前中である。
楽しい日曜日はこれからが本番だった。
~ゲーム5回目 終了~
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