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第四章 ダンジョン騒動編
22 依頼
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ダンジョンの裏まで来たヴァレリオは、俺とカイルとフェナンを見回し口を開いた。
「貴方たちは今回の騒動の原因を、知っているということか」
「ああ。今回のことは裏切り者の魔人の不始末だ。ヤツの思い通りにはさせねえ。ダンジョンを停止するように呼びかけてくる」
クインシーとヴァレリオ、並びに王族などの一部の獣人には、ダンジョンは獣人の魔力を集めるために、魔人が作った人工物であることを伝えてある。
事情を知っている狼獣人は、俺の端的な説明でも理解できたらしく、深々と頷いた。
「心強い、協力に感謝する」
「それじゃ、ここからこっそり通っていいか?」
「待ってくれ、知らせておきたいことがある。すでにクインシーが二人の部下と共に内部調査に赴いているが、連絡が取れないんだ」
ヴァレリオは狼耳を伏せながら、懐から魔導話を取り出した。タップしても繋がらないらしい。
「中で見かけたら、力になってやってほしい」
「言われなくても、クインシーは大事な仲間だからな。無事に返せるように力を尽くす」
アンタにとってはそれ以上に大事な人だもんな。
助けに行きたいだろうに、それでも騎士としての務めを果たさなきゃならないから、気が気じゃなかったのだろう。
俺の力強い宣言を聞いて、ヴァレリオはわずかに口角を引き上げた。
「助かる。俺は長く持ち場を離れられない。そろそろ戻らなければならないが、君たちは他の獣人に勘づかれないように内部に侵入できるか?」
「もちろん」
「では、任せたぞ」
持ち場に戻るヴァレリオを見送って、俺とカイル、それからフェナンを覆う大きさの、見えない壁を構築した。
「この中に入れば、誰からも見えないはずだ。はみ出ないようについてきてくれ」
カイルとフェナンを連れて、足音や土埃を立てないように気をつけながら、ダンジョン穴の中へと侵入していく。
穴の底へと足を進めると、やっと外の喧騒が聞こえなくなり安堵の息をついた。
「はあ、うるさかったな」
「上手く入れましたね」
「口ではなく足を動かせ。首謀者を捕まえるだけじゃなく、豹野郎の無事も確かめてやらないといけない」
「クインシー、怪我とかしてないか心配だよな」
あいつのことだから、油断とかはしてないと思うが……
「待てよ、クインシーと二人の部下って、つまりテオとレジオットも来てるってことか」
レジオットならそれなりに魔力量があるので、遠くからでも気配を辿れないかと思って試してみたが、無駄だった。
やはりできたてでも立派なダンジョンだ。内部は魔力に満ちていて、モンスターや人の気配を察することができない。
カイルも同じことを試したらしく、腕を組んで首を横に振った。
「地道に探し回るしかないようだ」
「奥に向かえばそのうち会えるだろ」
魔人二人は念の為にと、インベントリから魔酵母の瓶を取り出し、魔力を回復していた。
俺は寝ないと回復しねえけど、喉が渇いたから一緒に水分補給しておくか。
飲み終えてから、久々に耳カバーを兎耳に装着した。
これを身につけると、またダンジョン探索するんだってことを実感するな。うん、いい感じに気合いが入るぜ。
準備を終えて、一本道の広い通路をひたすら降りていく。いつまでたっても道は分岐せず、曲がりくねっているものの道は一つしかない。
「こういう形態のダンジョンは初めてだな」
「おそらく、内部まで作り込む時間がなかったのでしょう」
「やっぱダンジョンの道とか壁とかって、ダンジョン主が魔力を使って構築してるのか?」
「ええ、そうです」
火と土のダンジョンにしか潜ったことはねえけど、それぞれ個性があったもんな。リドアートやクレミアも設計してたのか。
「今回のダンジョン主は、フェムの親父さんってことでいいのか?」
「どうでしょうね……弟も大量の魔力と一緒に移動しているので、弟の可能性もあります。彼はダンジョンを作ることが、悲願でしたから」
フェムの弟さんは、獣人王国にダンジョンを作りに行ったあと、長いこと帰ってこなかったらしい。
ダンジョンを作って立派にお役目を果たしているのだろうと思っていたら、ダンジョンが閉鎖されても帰ってこない。
どういうことだと慌てて捜索していたら、つい先日ボロボロの姿でカタクガルダ領に現れたそうだ。
「弟……リョセスは獣人に捕まって、奴隷になっていたそうなんです。父はリョセスの身の上を嘆き、必ずダンジョンを作ってやると言って……」
フェナンはそれを何度も止めたのだろう。だが防ぎきれなかったってことなんだな。
力なく首を振ったフェナンは、それ以上言葉が続かないようだ。
「なるほどな、そういうわけがあったのか」
ダンジョンは停止し、今後二度と稼働させたり新たに作ってはいけないって、議会で新しく法を定めておいたんだが。
親父さんは法律を犯してでも、息子の願いを叶えてやりたかったのか。
それか、ダンジョン栄華時代の甘い蜜を吸っていた頃が、忘れられなかったのかもな。
考え事をしながらも、足はしっかり動かして奥へと進んでいく。
かなり長い間降りたが、いっこうに誰ともでくわさない。足が疲れてきて歩みが鈍ると、すかさずカイルが気づいた。
「大丈夫か、イツキ。担ぐか」
「それじゃなんかあった時、腕が使えなくて困るだろ。担がれるくらいなら、浮いて進むって」
「これ以上魔力を使うのもよくない」
「大丈夫だ」
まだカイルの倍以上の魔力は残ってるんだってば。それでもカイルは心配そうに眉根を寄せたままだ。
「だが……」
「うーん、じゃあこうしよう。ちょっと休んで体力を回復してから進むのはどうだ?」
「イツキがそれでいいのなら、そうしよう」
間をとって、少しだけ休憩してから先に進むことにした。フェナンも疲れていたらしく、よろよろと壁にもたれかかっている。
「休憩、助かります……ありがとうございます、カイル殿下、イツキ殿下」
「ああ、ゆっくり休めよ」
こいつ、もしかしたら俺より体力ないんじゃねえか?
ひょろひょろっとした体格をしているし、普段は文官的な仕事をしているのだろう。額にオレンジっぽい赤毛が張りついている。
汗を拭うフェナンから少し離れた場所に、カイルが敷き布を出してくれた。礼を告げて一緒に腰かける。
カイルはまったく息を乱していない。そうか、カイルは家にいる時も筋トレしたり、素振りしたりと鍛えてるもんな。
そういうストイックなとこがまたいいんだよな……っと、今は腑抜けてる場合じゃない。
チラリと隣のカイルを確認する。端正で男らしい顔は無表情で、特段焦りや不安、不快そうな様子は滲んでいなかった。
今なら話を聞いてもらえそうだ。本来尖り耳がある場所に向かって、内緒話を持ちかける。
「なあ、フェムのどこがそんなに許せないんだ?」
カイルはぴくりとこめかみを引きつらせた。俺の垂れ耳を持ち上げて、小声で返答する。
「……遠くに行っても変わらず味方でいてくれると、奴隷堕ちした当初は信じていたんだ。だが、彼は何もしなかった」
うひゃ、吐息が耳の内側に当たってぞわぞわする。だが真面目に話してくれているので、くすぐったいのを堪えて言い返す。
「本人談によると、いろいろなんとかしようとしたらしいけど」
「そんなもの、口ではなんとでも言える」
カイルの口調は沈んでいて、フェナンに期待を裏切られてショックを受けているようだった。
もう信じたくない。それってつまり、本当は信じたいんだよな、フェナンのこと。
俺はカイルの肩を、フェナンから見えないようにさりげなくぽんぽんと叩いた。
「フェムはこうやって、危ない場所に一緒に降りてきたんだ。見ろ、あいつ冬なのに汗だくになってるぞ」
「……無様だな。俺と同じ年齢のはずなのに、体力がなさすぎる」
「同い年なのか。幼馴染ってやつか?」
「いや、側近候補の一人だった」
カイルは魔王になるには魔力量が足りていないと、周囲から不安視されていた。
少年期のカイルに取り入ろうとする者、馬鹿にして相手にしない者、廃嫡させようとする者で、情勢は入り乱れていたらしい。
「あいつも母を亡くしている。領地をよくしたいと努力していたが、魔力量のせいで長男なのに領地の継承権を認められなかった」
つまり、カイルと似たような境遇なわけだ。仲間意識が芽生えてたのかもしれねえな。
「俺の側近になりたいと言ってくれたが、情勢がそれを許さなかった」
そうか、フェナンはなかなか難しい立場なわけだ。
本人がカイルの味方をしたくても、周囲の妨害が酷すぎて、結局フェナンは何もできない。
だから彼が役に立ちたいという言葉が信じられず、期待するのはやめたと、そんなところだろうか。
少年時代のカイルごと抱きしめてやりたくなった。
でもできないから、せめて今からでも労わってやりたいと、ツノの間に手を伸ばして頭を撫でてやる。
「アンタには俺がいるからな」
「ああ、頼りにしている」
ここんところ、いろいろと情けない姿を俺に見られたり、弱音を吐いたおかげか、カイルは虚勢を張らずに頷いてくれた。
そうそう、それでいいんだって。俺はアンタとお互いに頼りあえる関係でいたいんだ。
「貴方たちは今回の騒動の原因を、知っているということか」
「ああ。今回のことは裏切り者の魔人の不始末だ。ヤツの思い通りにはさせねえ。ダンジョンを停止するように呼びかけてくる」
クインシーとヴァレリオ、並びに王族などの一部の獣人には、ダンジョンは獣人の魔力を集めるために、魔人が作った人工物であることを伝えてある。
事情を知っている狼獣人は、俺の端的な説明でも理解できたらしく、深々と頷いた。
「心強い、協力に感謝する」
「それじゃ、ここからこっそり通っていいか?」
「待ってくれ、知らせておきたいことがある。すでにクインシーが二人の部下と共に内部調査に赴いているが、連絡が取れないんだ」
ヴァレリオは狼耳を伏せながら、懐から魔導話を取り出した。タップしても繋がらないらしい。
「中で見かけたら、力になってやってほしい」
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アンタにとってはそれ以上に大事な人だもんな。
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俺の力強い宣言を聞いて、ヴァレリオはわずかに口角を引き上げた。
「助かる。俺は長く持ち場を離れられない。そろそろ戻らなければならないが、君たちは他の獣人に勘づかれないように内部に侵入できるか?」
「もちろん」
「では、任せたぞ」
持ち場に戻るヴァレリオを見送って、俺とカイル、それからフェナンを覆う大きさの、見えない壁を構築した。
「この中に入れば、誰からも見えないはずだ。はみ出ないようについてきてくれ」
カイルとフェナンを連れて、足音や土埃を立てないように気をつけながら、ダンジョン穴の中へと侵入していく。
穴の底へと足を進めると、やっと外の喧騒が聞こえなくなり安堵の息をついた。
「はあ、うるさかったな」
「上手く入れましたね」
「口ではなく足を動かせ。首謀者を捕まえるだけじゃなく、豹野郎の無事も確かめてやらないといけない」
「クインシー、怪我とかしてないか心配だよな」
あいつのことだから、油断とかはしてないと思うが……
「待てよ、クインシーと二人の部下って、つまりテオとレジオットも来てるってことか」
レジオットならそれなりに魔力量があるので、遠くからでも気配を辿れないかと思って試してみたが、無駄だった。
やはりできたてでも立派なダンジョンだ。内部は魔力に満ちていて、モンスターや人の気配を察することができない。
カイルも同じことを試したらしく、腕を組んで首を横に振った。
「地道に探し回るしかないようだ」
「奥に向かえばそのうち会えるだろ」
魔人二人は念の為にと、インベントリから魔酵母の瓶を取り出し、魔力を回復していた。
俺は寝ないと回復しねえけど、喉が渇いたから一緒に水分補給しておくか。
飲み終えてから、久々に耳カバーを兎耳に装着した。
これを身につけると、またダンジョン探索するんだってことを実感するな。うん、いい感じに気合いが入るぜ。
準備を終えて、一本道の広い通路をひたすら降りていく。いつまでたっても道は分岐せず、曲がりくねっているものの道は一つしかない。
「こういう形態のダンジョンは初めてだな」
「おそらく、内部まで作り込む時間がなかったのでしょう」
「やっぱダンジョンの道とか壁とかって、ダンジョン主が魔力を使って構築してるのか?」
「ええ、そうです」
火と土のダンジョンにしか潜ったことはねえけど、それぞれ個性があったもんな。リドアートやクレミアも設計してたのか。
「今回のダンジョン主は、フェムの親父さんってことでいいのか?」
「どうでしょうね……弟も大量の魔力と一緒に移動しているので、弟の可能性もあります。彼はダンジョンを作ることが、悲願でしたから」
フェムの弟さんは、獣人王国にダンジョンを作りに行ったあと、長いこと帰ってこなかったらしい。
ダンジョンを作って立派にお役目を果たしているのだろうと思っていたら、ダンジョンが閉鎖されても帰ってこない。
どういうことだと慌てて捜索していたら、つい先日ボロボロの姿でカタクガルダ領に現れたそうだ。
「弟……リョセスは獣人に捕まって、奴隷になっていたそうなんです。父はリョセスの身の上を嘆き、必ずダンジョンを作ってやると言って……」
フェナンはそれを何度も止めたのだろう。だが防ぎきれなかったってことなんだな。
力なく首を振ったフェナンは、それ以上言葉が続かないようだ。
「なるほどな、そういうわけがあったのか」
ダンジョンは停止し、今後二度と稼働させたり新たに作ってはいけないって、議会で新しく法を定めておいたんだが。
親父さんは法律を犯してでも、息子の願いを叶えてやりたかったのか。
それか、ダンジョン栄華時代の甘い蜜を吸っていた頃が、忘れられなかったのかもな。
考え事をしながらも、足はしっかり動かして奥へと進んでいく。
かなり長い間降りたが、いっこうに誰ともでくわさない。足が疲れてきて歩みが鈍ると、すかさずカイルが気づいた。
「大丈夫か、イツキ。担ぐか」
「それじゃなんかあった時、腕が使えなくて困るだろ。担がれるくらいなら、浮いて進むって」
「これ以上魔力を使うのもよくない」
「大丈夫だ」
まだカイルの倍以上の魔力は残ってるんだってば。それでもカイルは心配そうに眉根を寄せたままだ。
「だが……」
「うーん、じゃあこうしよう。ちょっと休んで体力を回復してから進むのはどうだ?」
「イツキがそれでいいのなら、そうしよう」
間をとって、少しだけ休憩してから先に進むことにした。フェナンも疲れていたらしく、よろよろと壁にもたれかかっている。
「休憩、助かります……ありがとうございます、カイル殿下、イツキ殿下」
「ああ、ゆっくり休めよ」
こいつ、もしかしたら俺より体力ないんじゃねえか?
ひょろひょろっとした体格をしているし、普段は文官的な仕事をしているのだろう。額にオレンジっぽい赤毛が張りついている。
汗を拭うフェナンから少し離れた場所に、カイルが敷き布を出してくれた。礼を告げて一緒に腰かける。
カイルはまったく息を乱していない。そうか、カイルは家にいる時も筋トレしたり、素振りしたりと鍛えてるもんな。
そういうストイックなとこがまたいいんだよな……っと、今は腑抜けてる場合じゃない。
チラリと隣のカイルを確認する。端正で男らしい顔は無表情で、特段焦りや不安、不快そうな様子は滲んでいなかった。
今なら話を聞いてもらえそうだ。本来尖り耳がある場所に向かって、内緒話を持ちかける。
「なあ、フェムのどこがそんなに許せないんだ?」
カイルはぴくりとこめかみを引きつらせた。俺の垂れ耳を持ち上げて、小声で返答する。
「……遠くに行っても変わらず味方でいてくれると、奴隷堕ちした当初は信じていたんだ。だが、彼は何もしなかった」
うひゃ、吐息が耳の内側に当たってぞわぞわする。だが真面目に話してくれているので、くすぐったいのを堪えて言い返す。
「本人談によると、いろいろなんとかしようとしたらしいけど」
「そんなもの、口ではなんとでも言える」
カイルの口調は沈んでいて、フェナンに期待を裏切られてショックを受けているようだった。
もう信じたくない。それってつまり、本当は信じたいんだよな、フェナンのこと。
俺はカイルの肩を、フェナンから見えないようにさりげなくぽんぽんと叩いた。
「フェムはこうやって、危ない場所に一緒に降りてきたんだ。見ろ、あいつ冬なのに汗だくになってるぞ」
「……無様だな。俺と同じ年齢のはずなのに、体力がなさすぎる」
「同い年なのか。幼馴染ってやつか?」
「いや、側近候補の一人だった」
カイルは魔王になるには魔力量が足りていないと、周囲から不安視されていた。
少年期のカイルに取り入ろうとする者、馬鹿にして相手にしない者、廃嫡させようとする者で、情勢は入り乱れていたらしい。
「あいつも母を亡くしている。領地をよくしたいと努力していたが、魔力量のせいで長男なのに領地の継承権を認められなかった」
つまり、カイルと似たような境遇なわけだ。仲間意識が芽生えてたのかもしれねえな。
「俺の側近になりたいと言ってくれたが、情勢がそれを許さなかった」
そうか、フェナンはなかなか難しい立場なわけだ。
本人がカイルの味方をしたくても、周囲の妨害が酷すぎて、結局フェナンは何もできない。
だから彼が役に立ちたいという言葉が信じられず、期待するのはやめたと、そんなところだろうか。
少年時代のカイルごと抱きしめてやりたくなった。
でもできないから、せめて今からでも労わってやりたいと、ツノの間に手を伸ばして頭を撫でてやる。
「アンタには俺がいるからな」
「ああ、頼りにしている」
ここんところ、いろいろと情けない姿を俺に見られたり、弱音を吐いたおかげか、カイルは虚勢を張らずに頷いてくれた。
そうそう、それでいいんだって。俺はアンタとお互いに頼りあえる関係でいたいんだ。
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