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対抗戦に向けての社交
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食堂の飾りつけも暖炉の用意も、食事の手配も終えた。後は待つだけだ。
日の暮れた空を見上げながら、俺は自室でそわそわしながら、ヴァレリオが訪れるのを待っていた。
ここ数年は、テオやラテナを呼んで暖炉の火を前に語りあうといった、こじんまりとした聖火祭の過ごし方だったから、来客を迎えるのは少し緊張する。
テオもレジオットも、それからラテナも、俺が聖火祭を友人と過ごすと告げると、喜んでくれた。
彼らは家族が遠くにいる使用人同士、厨房の火の前で語らうらしい。楽しそうだね、存分にやってくれ。
なかなか訪れないヴァレリオ。俺も使用人達の催しに顔を見せてこようかなあ、と思いはじめた頃、やっとヴァレリオが来た。
知らせを受けて玄関ホールに向かうと、息を切らしたヴァレリオが、俺を見つけて破顔した。
「クインシー、すまない。遅くなった」
「本当に、待ちくたびれたよ。さあ、食事にしよう」
シェフが趣向を凝らして作った料理を、ヴァレリオは喜んで食べた。
彼はたくさん食べる肉食獣人の中でも特に健啖家らしく、用意した食事は瞬く間に胃袋の中へと消えた。
「よく食べるね」
「身体が資本の職業だからな」
「さすが、騎士様は鍛え方が違うね」
俺が軽い気持ちでからかうように褒めると、ヴァレリオは真剣な面持ちで俺に尋ねた。
「興味があるなら身体を直接見てみるか?」
「いや、やめておくよ」
断ると、あからさまにガッカリしていた。思った通りの反応を返してくれたのが面白くて、尻尾が機嫌よくくねりだす。慌てて平静を装い、尻尾の動きを止めた。
「今、俺の反応が面白いと思っただろう」
「気のせいじゃない?」
「いや、尻尾が動いたのを見たぞ」
ヴァレリオも、なかなか鋭い観察眼をお持ちのようで。まったく嫌になるね。少し気を抜いたら、すぐに気持ちがバレるじゃないか。
彼は狼耳をペタンと後ろに寝かせながら、甘く笑って俺を愛し気に見つめた。
「俺の前では隠さなくていい。素直な気持ちをさらけ出してくれ」
「いやあ、そういうのあんまり得意じゃないんだよねえ」
「この前の宿では、ずいぶん俺に打ち解けてくれたと思ったのだが」
「あの時はねえ……正気じゃなかったからさ」
失態を掘り返さないでほしいな。気まずさから目を伏せる。
しかしヴァレリオの方は、あれが失態だなんて思っていなさそうだった。更に言い募ってきた。
「あの夜、心の向くままに振る舞う君は自由で奔放で、どうしようもなく可愛らしかった。君の本来の姿はああなんだろう?」
「ええ、あんな俺が好きなの? 趣味悪くない? 虐められるのが好きってこと?」
「違う、そうじゃない。俺は貴方を甘やかしたいんだ」
「はあ?」
思ってもみないことを言われて、声がひっくり返る。甘やかしたいだなんて、そんなことを人に言われたのは初めてだよ。
「あ、わかった。俺を依存させて、ヴァレリオがいなきゃ生きていけない、結婚して! って言わせる気なんでしょう?」
「それは魅力的だな。とてもやってみたいが、俺の願いはそうではない。ただ、がんばりすぎて疲れている貴方の、力になりたいんだ」
うわあ、眩しい。なんて眩しいやつなんだ、君ってば。性根がちょっぴり捻くれている俺からしたら、彼の願いは燦然と輝いているように感じた。
「君さ、そんなにも純真なのに、よく貴族社会で生き抜いてこれたよね」
「これでも人を見る目はあるつもりだ」
「そうかなあ? 俺はけっこう性格悪い自信があるよ」
「そんなことはない。君の心根の優しさを、弱い者を差別しない博愛さを、俺はよく知っている」
慈しむような緑の瞳は、優しい色を帯びていた。どうしてだろう、俺と君は婚約者になった日が初対面のはずなのに。
なぜ君は、俺のことを知っているように言うんだ。
疑問を抱きながら思考を巡らせている間に、食事の時間は終わっていた。装飾を凝らした暖炉のある、応接室へと移動する。
平民達は親しい人と共に出かけて、大きな火を焚いて踊ったりするらしいけれど。暖炉の前で家族と共に静かに語らうのが、古き良き貴族流の聖火祭での過ごし方だ。
思いきって使用人にも暇を告げ、二人きりで火を囲むことにした。
とっておきのワインボトルの封を開く。豊かな香りにうっとりしつつ注いで、ヴァレリオにグラスを手渡してやった。
「ありがとう」
「いい酒だから、味わって飲んでくれよ?」
「心得た」
ヴァレリオにとってはそうじゃないかもしれないが、俺には高価ないい酒なんだから。彼は舌の上で味わった後、美味いと俺に告げた。よかった。
パチパチと燃える火を見つめていると、その美しさに魅せられる。どれだけ考えてもわからなかった疑問を、素直に聞こうと思えた。
「あのさ、ヴァレリオ。俺達は以前、どこかで会っている?」
ヴァレリオは炎に照らされた横顔を俺に向けた。緑の瞳は何か言いたげにしていて、苦しそうにも見えた。
「やはり、貴方は覚えていないんだな」
「……俺は何を忘れてるんだ」
「思いださなくてもいい。忘れているなら、忘れたままでいい」
ヴァレリオはそっと俺の手をとり、ギュッと握り締めた。
「ただ、俺は貴方のことを以前から知っていて、その頃からずっと、貴方のことを大切に想っていたんだ」
「君は、俺とそんなに年齢が違わないよね? たしか君が三歳程度歳上なだけだ。会っていたのは、俺の記憶に残らないほど昔のことなのか?」
「そう思ってくれていい」
ヴァレリオはそれ以上口を開かず、ただジッと炎の輝きを見つめていた。
しばらく二人で静かに火の明かりを鑑賞する。やがてヴァレリオは音もなく立ち上がった。
「遅くまで邪魔をした、そろそろ帰ろう」
「まだ話は終わってないよ」
「本当に、大した話じゃないんだ。もし君が思いだすことがあれば、その時また話そう」
ヴァレリオがコートを羽織りはじめたので、追求は諦めて玄関まで見送ることにする。
「次に会うのは、領地対抗戦の予選だろうな」
「そうだね」
ヴァレリオはピタリと足を止めて、強い眼差しで俺を見据えた。
日の暮れた空を見上げながら、俺は自室でそわそわしながら、ヴァレリオが訪れるのを待っていた。
ここ数年は、テオやラテナを呼んで暖炉の火を前に語りあうといった、こじんまりとした聖火祭の過ごし方だったから、来客を迎えるのは少し緊張する。
テオもレジオットも、それからラテナも、俺が聖火祭を友人と過ごすと告げると、喜んでくれた。
彼らは家族が遠くにいる使用人同士、厨房の火の前で語らうらしい。楽しそうだね、存分にやってくれ。
なかなか訪れないヴァレリオ。俺も使用人達の催しに顔を見せてこようかなあ、と思いはじめた頃、やっとヴァレリオが来た。
知らせを受けて玄関ホールに向かうと、息を切らしたヴァレリオが、俺を見つけて破顔した。
「クインシー、すまない。遅くなった」
「本当に、待ちくたびれたよ。さあ、食事にしよう」
シェフが趣向を凝らして作った料理を、ヴァレリオは喜んで食べた。
彼はたくさん食べる肉食獣人の中でも特に健啖家らしく、用意した食事は瞬く間に胃袋の中へと消えた。
「よく食べるね」
「身体が資本の職業だからな」
「さすが、騎士様は鍛え方が違うね」
俺が軽い気持ちでからかうように褒めると、ヴァレリオは真剣な面持ちで俺に尋ねた。
「興味があるなら身体を直接見てみるか?」
「いや、やめておくよ」
断ると、あからさまにガッカリしていた。思った通りの反応を返してくれたのが面白くて、尻尾が機嫌よくくねりだす。慌てて平静を装い、尻尾の動きを止めた。
「今、俺の反応が面白いと思っただろう」
「気のせいじゃない?」
「いや、尻尾が動いたのを見たぞ」
ヴァレリオも、なかなか鋭い観察眼をお持ちのようで。まったく嫌になるね。少し気を抜いたら、すぐに気持ちがバレるじゃないか。
彼は狼耳をペタンと後ろに寝かせながら、甘く笑って俺を愛し気に見つめた。
「俺の前では隠さなくていい。素直な気持ちをさらけ出してくれ」
「いやあ、そういうのあんまり得意じゃないんだよねえ」
「この前の宿では、ずいぶん俺に打ち解けてくれたと思ったのだが」
「あの時はねえ……正気じゃなかったからさ」
失態を掘り返さないでほしいな。気まずさから目を伏せる。
しかしヴァレリオの方は、あれが失態だなんて思っていなさそうだった。更に言い募ってきた。
「あの夜、心の向くままに振る舞う君は自由で奔放で、どうしようもなく可愛らしかった。君の本来の姿はああなんだろう?」
「ええ、あんな俺が好きなの? 趣味悪くない? 虐められるのが好きってこと?」
「違う、そうじゃない。俺は貴方を甘やかしたいんだ」
「はあ?」
思ってもみないことを言われて、声がひっくり返る。甘やかしたいだなんて、そんなことを人に言われたのは初めてだよ。
「あ、わかった。俺を依存させて、ヴァレリオがいなきゃ生きていけない、結婚して! って言わせる気なんでしょう?」
「それは魅力的だな。とてもやってみたいが、俺の願いはそうではない。ただ、がんばりすぎて疲れている貴方の、力になりたいんだ」
うわあ、眩しい。なんて眩しいやつなんだ、君ってば。性根がちょっぴり捻くれている俺からしたら、彼の願いは燦然と輝いているように感じた。
「君さ、そんなにも純真なのに、よく貴族社会で生き抜いてこれたよね」
「これでも人を見る目はあるつもりだ」
「そうかなあ? 俺はけっこう性格悪い自信があるよ」
「そんなことはない。君の心根の優しさを、弱い者を差別しない博愛さを、俺はよく知っている」
慈しむような緑の瞳は、優しい色を帯びていた。どうしてだろう、俺と君は婚約者になった日が初対面のはずなのに。
なぜ君は、俺のことを知っているように言うんだ。
疑問を抱きながら思考を巡らせている間に、食事の時間は終わっていた。装飾を凝らした暖炉のある、応接室へと移動する。
平民達は親しい人と共に出かけて、大きな火を焚いて踊ったりするらしいけれど。暖炉の前で家族と共に静かに語らうのが、古き良き貴族流の聖火祭での過ごし方だ。
思いきって使用人にも暇を告げ、二人きりで火を囲むことにした。
とっておきのワインボトルの封を開く。豊かな香りにうっとりしつつ注いで、ヴァレリオにグラスを手渡してやった。
「ありがとう」
「いい酒だから、味わって飲んでくれよ?」
「心得た」
ヴァレリオにとってはそうじゃないかもしれないが、俺には高価ないい酒なんだから。彼は舌の上で味わった後、美味いと俺に告げた。よかった。
パチパチと燃える火を見つめていると、その美しさに魅せられる。どれだけ考えてもわからなかった疑問を、素直に聞こうと思えた。
「あのさ、ヴァレリオ。俺達は以前、どこかで会っている?」
ヴァレリオは炎に照らされた横顔を俺に向けた。緑の瞳は何か言いたげにしていて、苦しそうにも見えた。
「やはり、貴方は覚えていないんだな」
「……俺は何を忘れてるんだ」
「思いださなくてもいい。忘れているなら、忘れたままでいい」
ヴァレリオはそっと俺の手をとり、ギュッと握り締めた。
「ただ、俺は貴方のことを以前から知っていて、その頃からずっと、貴方のことを大切に想っていたんだ」
「君は、俺とそんなに年齢が違わないよね? たしか君が三歳程度歳上なだけだ。会っていたのは、俺の記憶に残らないほど昔のことなのか?」
「そう思ってくれていい」
ヴァレリオはそれ以上口を開かず、ただジッと炎の輝きを見つめていた。
しばらく二人で静かに火の明かりを鑑賞する。やがてヴァレリオは音もなく立ち上がった。
「遅くまで邪魔をした、そろそろ帰ろう」
「まだ話は終わってないよ」
「本当に、大した話じゃないんだ。もし君が思いだすことがあれば、その時また話そう」
ヴァレリオがコートを羽織りはじめたので、追求は諦めて玄関まで見送ることにする。
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