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第87話 続・三日目最終日
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コウ達『コウテツ』ブランドの展示会場に訪れた王子一行は、そこから主催者のブランド展示会場の一番良い展示物だけ確認して、昼前には立ち去ったようであった。
「ふぅ……。午後からはもう、大丈夫だよね?」
コウが緊張がようやく解けて安堵すると、事務局の職員がまたやってきて、
「先ほど午後から二件、見学したいという話が入りまして、宰相閣下と財務大臣閣下が訪れになるそうなので、準備だけはしておいてください!」
と告げていった。
きっと事務局も大露わなのだろう、会場は警備体制の強化から、見物客の人数制限など急遽動き始めた。
オーウェン第三王子の時は一応、お忍びという形だったから、問題になっていなかったのだが、宰相と大臣は堂々と訪問すると申し込んできたので、それなりの対応をしないといけないようだ。
それを聞くと、意外に第三王子は事務局に対して多少配慮できる人物であったようにも思える。
しかし、自分を人とドワーフの混血を意味する「雑種」と呼んだ辺りではあまり印象が良くないのも事実であった。
コウとヨース達は「準備を」と言われたので、王子の時同様、コウが宰相&大臣の相手を務めることにする。
コウとしては、やりたくない仕事ではあったが、大鼠族であるヨースやダークエルフのララノア、魔法使い姿のカイナが相手するわけにもいかないのは王子の時同様一緒だったので、我慢するのであった。
そして、極度の緊張状態で午後の展示が始まる。
主催者側の展示会場の方では、かなり盛り上がっているのか会場の人々が笑う声や拍手する音が無名ブランド会場まで聞こえてきた。
きっと宰相か大臣が冗談の一つでも言って、会場の笑いを取っているのかもしれない。
そうでなければ、こんな会場に響き渡る大きな笑い声は、この静かな雰囲気には似つかわしくないからだ。
音が聞こえるだけに次はこちらに来るだろうことに緊張するコウ達と無名ブランド商会の展示関係者達であったが、いくら待ってもこちらにやってくる気配がない。
「……かなり、あっちの会場で時間をかけているみたいだよね?」
コウはついに緊張が続かなくなり、自分達の展示場の衝立の奥に身を潜めていたヨースに話しかけた。
「……みたいだな。お陰でこっちにいつ来るかわからないから、下手にトイレにも行けやしないぜ」
ヨースは緊張の解けてしまったコウの言葉に、自分も緊張を解くとそうぼやく。
「私が様子を見てこようか?」
村長の娘カイナが、三角帽子を目深に被り直して、そう聞いてきた。
「そうだな、コウはここから動けないし、俺もここを離れてコウを一人にするわけにもいかない。ララノアはダークエルフだから、人目を引くだろうし、カイナが行ってくれると助かるぜ」
ヨースはカイナの賛同して頷く。
「それじゃあ、カイナ、お願い」
コウはそう言うと、カイナに偵察をお願いするのであった。
カイナは早足で無名ブランド会場をあとにすると、主催者側会場に向かった。
カイナはコウ達同様、関係者証明書を持っていたので、止められることなく奥に入っていく。
そこには見物客が沢山集まっていた。
そして、奥から、談笑する声が聞こえてくる。
「──そう評価してもらえて光栄です、宰相閣下」
「わははっ! 当然であるぞ。『アーマード』、『ソードラッシュ』、『騎士マニア』の三ブランド商会はこの国の老舗ブランドだ。軍の装備品もそんな老舗ブランドが大量発注にも即座に応えてくれるから、非常に助かっている。この展示品の数々を見ても改めて老舗ブランド商会の重要性を確認した思いであるぞ。この展覧会はそんな大手のブランド力を確認する場と考えている。今回は最高等級で及ばなくとも、この大量の安定した上位の等級の品質を出せることの方が、難しいと考えるから、今後もよろしく頼む」
宰相はそう告げて、主催者であるブランド商会の各責任者と握手を交わすと、宰相一行はそのまま会場をあとにするのであった。
そして、その入れ違いに大臣閣下一行が訪問するのだが、そちらも主催者である五つの大手ブランド商会の労を労い見物客に盛大な拍手を求め、拍手喝采に満足すると立ち去る。
「……結局、無名ブランド商会は眼中にない、というわけね……?」
カイナはこの二つの一行がコウ達の展示会場に来なかったことに少し不満であったが、とにかくコウにかかる緊張を解いてあげる為に、戻るのであった。
「「「こっちに来ることなく帰った?」」」
カイナの報告に、コウとヨース、ララノアは声を揃えて驚く。
これはみんなも怒るだろうな、と思うカイナであったが、
「良かった……! ──ヨースあとは任せたよ、僕はトイレに行ってくる!」
というコウの緊張感のない言葉に呆気に取られる。
「私も行ってくるから、ヨースとカイナとベルはここをお願い!」
ララノアも見た目が色気漂う女性だけにその無邪気と思える言い草にコケそうになるカイナであったが、二人らしいと言えば、二人らしいので怒ることも忘れて笑ってしまうのであった。
この後は、トラブルが起こることもなく順調に時間は流れ、ようやく終了の時間になる。
「初めての体験だったけど、僕達の作品を見物客が褒めてくれるのは嬉しい経験だったよ、ありがとう」
コウは笑顔で、ここまで連れてきてくれた大鼠族のヨースに感謝を述べた。
「私からもありがとう、ヨース。こんな経験、以前なら絶対できなかったわ。本当に楽しかった!」
ララノアも満面の笑顔で応じる。
「私も王都に来るのは初めてだったし、こんな凄い展覧会に関係者として参加できたのはコウ達のお陰よ。みんなありがとう」
カイナも、ドワーフであることを隠してではあるが、人並み以上の経験が出来たことに感謝を述べた。
「へへへ……、よせやい! これもみんなとの出会いがあってこそだからな。俺はそれに便乗した身だから俺こそこんな舞台に来させてくれてありがとうな!」
ヨースはそう言うとコウとがっちり握手を交わす。
「展示物を回収したら、事務局に挨拶して退散しようか。そして、その後どこかで成功のお祝いでもしようよ!」
コウはそう言うと、ガラスケースを開けて、展示物を魔法収納に回収していく。
「いいね! 今日はみんなで飲んでいいんじゃないか? お酒を買ってきて宿屋に持ち込む手があるぞ?」
ヨースは一人で飲むのも気が引けたので、酒好きドワーフの二人と、飲むのが嫌いじゃないダークエルフに提案する。
「「「いいね!」」」
コウとララノア、カイナは賛同すると、会場を去る準備を始めるのであった。
「ふぅ……。午後からはもう、大丈夫だよね?」
コウが緊張がようやく解けて安堵すると、事務局の職員がまたやってきて、
「先ほど午後から二件、見学したいという話が入りまして、宰相閣下と財務大臣閣下が訪れになるそうなので、準備だけはしておいてください!」
と告げていった。
きっと事務局も大露わなのだろう、会場は警備体制の強化から、見物客の人数制限など急遽動き始めた。
オーウェン第三王子の時は一応、お忍びという形だったから、問題になっていなかったのだが、宰相と大臣は堂々と訪問すると申し込んできたので、それなりの対応をしないといけないようだ。
それを聞くと、意外に第三王子は事務局に対して多少配慮できる人物であったようにも思える。
しかし、自分を人とドワーフの混血を意味する「雑種」と呼んだ辺りではあまり印象が良くないのも事実であった。
コウとヨース達は「準備を」と言われたので、王子の時同様、コウが宰相&大臣の相手を務めることにする。
コウとしては、やりたくない仕事ではあったが、大鼠族であるヨースやダークエルフのララノア、魔法使い姿のカイナが相手するわけにもいかないのは王子の時同様一緒だったので、我慢するのであった。
そして、極度の緊張状態で午後の展示が始まる。
主催者側の展示会場の方では、かなり盛り上がっているのか会場の人々が笑う声や拍手する音が無名ブランド会場まで聞こえてきた。
きっと宰相か大臣が冗談の一つでも言って、会場の笑いを取っているのかもしれない。
そうでなければ、こんな会場に響き渡る大きな笑い声は、この静かな雰囲気には似つかわしくないからだ。
音が聞こえるだけに次はこちらに来るだろうことに緊張するコウ達と無名ブランド商会の展示関係者達であったが、いくら待ってもこちらにやってくる気配がない。
「……かなり、あっちの会場で時間をかけているみたいだよね?」
コウはついに緊張が続かなくなり、自分達の展示場の衝立の奥に身を潜めていたヨースに話しかけた。
「……みたいだな。お陰でこっちにいつ来るかわからないから、下手にトイレにも行けやしないぜ」
ヨースは緊張の解けてしまったコウの言葉に、自分も緊張を解くとそうぼやく。
「私が様子を見てこようか?」
村長の娘カイナが、三角帽子を目深に被り直して、そう聞いてきた。
「そうだな、コウはここから動けないし、俺もここを離れてコウを一人にするわけにもいかない。ララノアはダークエルフだから、人目を引くだろうし、カイナが行ってくれると助かるぜ」
ヨースはカイナの賛同して頷く。
「それじゃあ、カイナ、お願い」
コウはそう言うと、カイナに偵察をお願いするのであった。
カイナは早足で無名ブランド会場をあとにすると、主催者側会場に向かった。
カイナはコウ達同様、関係者証明書を持っていたので、止められることなく奥に入っていく。
そこには見物客が沢山集まっていた。
そして、奥から、談笑する声が聞こえてくる。
「──そう評価してもらえて光栄です、宰相閣下」
「わははっ! 当然であるぞ。『アーマード』、『ソードラッシュ』、『騎士マニア』の三ブランド商会はこの国の老舗ブランドだ。軍の装備品もそんな老舗ブランドが大量発注にも即座に応えてくれるから、非常に助かっている。この展示品の数々を見ても改めて老舗ブランド商会の重要性を確認した思いであるぞ。この展覧会はそんな大手のブランド力を確認する場と考えている。今回は最高等級で及ばなくとも、この大量の安定した上位の等級の品質を出せることの方が、難しいと考えるから、今後もよろしく頼む」
宰相はそう告げて、主催者であるブランド商会の各責任者と握手を交わすと、宰相一行はそのまま会場をあとにするのであった。
そして、その入れ違いに大臣閣下一行が訪問するのだが、そちらも主催者である五つの大手ブランド商会の労を労い見物客に盛大な拍手を求め、拍手喝采に満足すると立ち去る。
「……結局、無名ブランド商会は眼中にない、というわけね……?」
カイナはこの二つの一行がコウ達の展示会場に来なかったことに少し不満であったが、とにかくコウにかかる緊張を解いてあげる為に、戻るのであった。
「「「こっちに来ることなく帰った?」」」
カイナの報告に、コウとヨース、ララノアは声を揃えて驚く。
これはみんなも怒るだろうな、と思うカイナであったが、
「良かった……! ──ヨースあとは任せたよ、僕はトイレに行ってくる!」
というコウの緊張感のない言葉に呆気に取られる。
「私も行ってくるから、ヨースとカイナとベルはここをお願い!」
ララノアも見た目が色気漂う女性だけにその無邪気と思える言い草にコケそうになるカイナであったが、二人らしいと言えば、二人らしいので怒ることも忘れて笑ってしまうのであった。
この後は、トラブルが起こることもなく順調に時間は流れ、ようやく終了の時間になる。
「初めての体験だったけど、僕達の作品を見物客が褒めてくれるのは嬉しい経験だったよ、ありがとう」
コウは笑顔で、ここまで連れてきてくれた大鼠族のヨースに感謝を述べた。
「私からもありがとう、ヨース。こんな経験、以前なら絶対できなかったわ。本当に楽しかった!」
ララノアも満面の笑顔で応じる。
「私も王都に来るのは初めてだったし、こんな凄い展覧会に関係者として参加できたのはコウ達のお陰よ。みんなありがとう」
カイナも、ドワーフであることを隠してではあるが、人並み以上の経験が出来たことに感謝を述べた。
「へへへ……、よせやい! これもみんなとの出会いがあってこそだからな。俺はそれに便乗した身だから俺こそこんな舞台に来させてくれてありがとうな!」
ヨースはそう言うとコウとがっちり握手を交わす。
「展示物を回収したら、事務局に挨拶して退散しようか。そして、その後どこかで成功のお祝いでもしようよ!」
コウはそう言うと、ガラスケースを開けて、展示物を魔法収納に回収していく。
「いいね! 今日はみんなで飲んでいいんじゃないか? お酒を買ってきて宿屋に持ち込む手があるぞ?」
ヨースは一人で飲むのも気が引けたので、酒好きドワーフの二人と、飲むのが嫌いじゃないダークエルフに提案する。
「「「いいね!」」」
コウとララノア、カイナは賛同すると、会場を去る準備を始めるのであった。
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