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第108話 合作の評価は?
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大手ブランドである『五つ星』との合作製作から一か月が経っていた。
そして、この日、大鼠族の連絡網から知らせが入る。
先週、王都で『五つ星』の商品発表会が行われ、そこでゴセイ会長が、『コウテツ』ブランドの合作作品を大々的に発表したのだという。
なにしろ『軍事選定博覧会』で一番の評価を受けた『コウテツ』ブランドは関係者の中でも注目されていたから、これにはかなりの数の関心が集まった。
「超魔鉱鉄製のみを十点も!?」
「博覧会で見た刀と呼ばれる武器と似た二等級が売りに出されるのか!? ──これは欲しい!」
「あの剣を見よ……! 六本全て超魔鉱鉄製を示す三等級だぞ!? なんという惚れ惚れとする眺めだ……!」
「これほどのものを、合作で十作品も目玉として短期間で準備する『五つ星』。さすがだな!」
大方は『五つ星』に対する評価であったが、合作した『コウテツ』ブランドの力が大きいことは、それを『軍事選定博覧会』で直接目にした関係者にとっては知られていることである。
そんな『コウテツ』ブランドの、「名を捨て実を取る」、というスタイルに騎士などの武人は惹かれるものがあった。
発表会があった初日のうちに、剣六本中四本は常連客である騎士団や一流冒険者に高値で売却が決まり、槍二本、斧一丁も同じく即刻売却済みとなった。
五つ星の本店には高値で売却済みとなった合作作品がガラスケース越しに並べられ、それを見ようとお客が一日中押し寄せている。
展示期間を過ぎたら、購入者に渡されるのだという。
そして、刀一振りと残りの剣二本は、オークション行きとなったのだが、これがまた、王都を揺るがしたらしい。
というのも、刀に関しては、すでに王家の第三王子オーウェンが公式の場で腰にその一等級の刀を佩いていたことで注目を浴びていたから、大富豪などのコレクターを中心に関心が集まったのだ。
その為、当日のオークション会場は、落札の為にそうそうたるメンバーが集結し、見る見るうちに金額が高騰した。
それはそうだろう。
王都において個人所有の『刀』は、まだ、未確認なのだ。
王家に一等級が一振りあるのみであり、その二等級ともなれば、垂涎の的である。
実際にその現物を会場で見た大富豪達は、その素晴らしい出来に、落札すべく自分の札を高々と掲げて、好敵手よりも高額を提示するのであった。
『五つ星』関係者は、当初、この二等級の刀の売却額は大金貨三枚前後(約三千万円くらい)で予想していた。
これは結構強気な額であったが、やはり、王家に一等級が一振りだけあるという事実からの自信である。
しかし、この予想を超えてきて二等級の刀は、値段がどんどん吊り上がっていき、気づいたら大金貨五枚、金貨五枚、小金貨五枚という、前世の額で合計五千五百五十万円という高値で落札されたのであった。
オーウェン第三王子は、一等級の刀に対し、大金貨五枚(四千万円)を支払っていたから、それ以上の額が付いてしまったことになる。
もちろん、オーウェン第三王子はいくらで購入したかは明かしていないから誰も知らないが、その額を二等級の値段が越えてしまったのであった。
これには『五つ星』の会長ゴセイも想定外の金額に喜んだことは言うまでもないだろう。
残りの三等級の剣についても、それぞれに三千万円前後の価格が付き、オークションは大成功で終わったのであった。
それらの報告を受けてコウとイッテツは、驚きを通り越して呆然としていた。
十作品の売り上げ合計は、約白金貨二枚と大金貨六枚であり、契約上取り分はそ半分であったから、白金貨一枚と大金貨三枚(約一億三千万円)ほどだったからだ。
もちろん、ここから税金や諸費用、ヨースの報酬などを差し引くと、コウ一人の取り分は三分の一以下になるのだが、それでも高額には変わらず、それが大鼠族のヨースの手から直接コウと鍛冶師のイッテツにそれぞれ渡された。
「ど、どうしましょうか、イッテツさん……」
コウはさすがに高額過ぎる報酬に震えを覚える。
それはイッテツも同じで、理解が追い付いてこず緊張した面持ちであった。
「額が額だしな……。──儂はこいつの一部を、村長に預けようと思う。この村の発展がないとこれからも安心して仕事が出来ないからな」
イッテツは真面目な顔でそう告げる。
「僕もそう思ってました……! やっぱりそうですよね! この村があってこそできる仕事ですから」
コウもイッテツの言葉にすぐに賛同した。
実際コウも最初からそう考えていたのだが、それを口にしてイッテツに影響を与えるといけないので、密かにヨーゼフ村長に渡すつもりでいたのだ。
「やれやれ……。二人とも、馬鹿だな……。──だが俺は、『マウス総合商会』の拡大を図らないといけないから、これを資金にするぞ!」
ヨースはコウとイッテツに呆れる素振りを見せつつ、自分の野望を口にする。
だが、それも結局のところエルダーロックの村の発展の為であったから、考えていることは同じであったのだが。
「それぞれができることを、やればいいんだよ。あははっ!」
コウはヨースも同じことを考えていたことが嬉しくて笑う。
「今日はまた、宴会だ!」
イッテツも笑ってそう宣言する。
「よし! ダンカン達も呼んでコウの家で騒ぐぞ! 今日は俺の奢りだ!」
ヨースもイッテツに賛同すると大盤振る舞いを口にした。
「それなら買い出しは僕がするよ。みんな沢山飲むだろうし。──ベル、出かけるよ!」
コウはそう言うと鍛冶屋の外で待機している剣歯虎《サーベルタイガー》のベルに声をかける。
「ニャウ!」
ベルは嬉しそうにコウを背中に乗せると、この村の酒屋に向かうのであった。
そして、この日、大鼠族の連絡網から知らせが入る。
先週、王都で『五つ星』の商品発表会が行われ、そこでゴセイ会長が、『コウテツ』ブランドの合作作品を大々的に発表したのだという。
なにしろ『軍事選定博覧会』で一番の評価を受けた『コウテツ』ブランドは関係者の中でも注目されていたから、これにはかなりの数の関心が集まった。
「超魔鉱鉄製のみを十点も!?」
「博覧会で見た刀と呼ばれる武器と似た二等級が売りに出されるのか!? ──これは欲しい!」
「あの剣を見よ……! 六本全て超魔鉱鉄製を示す三等級だぞ!? なんという惚れ惚れとする眺めだ……!」
「これほどのものを、合作で十作品も目玉として短期間で準備する『五つ星』。さすがだな!」
大方は『五つ星』に対する評価であったが、合作した『コウテツ』ブランドの力が大きいことは、それを『軍事選定博覧会』で直接目にした関係者にとっては知られていることである。
そんな『コウテツ』ブランドの、「名を捨て実を取る」、というスタイルに騎士などの武人は惹かれるものがあった。
発表会があった初日のうちに、剣六本中四本は常連客である騎士団や一流冒険者に高値で売却が決まり、槍二本、斧一丁も同じく即刻売却済みとなった。
五つ星の本店には高値で売却済みとなった合作作品がガラスケース越しに並べられ、それを見ようとお客が一日中押し寄せている。
展示期間を過ぎたら、購入者に渡されるのだという。
そして、刀一振りと残りの剣二本は、オークション行きとなったのだが、これがまた、王都を揺るがしたらしい。
というのも、刀に関しては、すでに王家の第三王子オーウェンが公式の場で腰にその一等級の刀を佩いていたことで注目を浴びていたから、大富豪などのコレクターを中心に関心が集まったのだ。
その為、当日のオークション会場は、落札の為にそうそうたるメンバーが集結し、見る見るうちに金額が高騰した。
それはそうだろう。
王都において個人所有の『刀』は、まだ、未確認なのだ。
王家に一等級が一振りあるのみであり、その二等級ともなれば、垂涎の的である。
実際にその現物を会場で見た大富豪達は、その素晴らしい出来に、落札すべく自分の札を高々と掲げて、好敵手よりも高額を提示するのであった。
『五つ星』関係者は、当初、この二等級の刀の売却額は大金貨三枚前後(約三千万円くらい)で予想していた。
これは結構強気な額であったが、やはり、王家に一等級が一振りだけあるという事実からの自信である。
しかし、この予想を超えてきて二等級の刀は、値段がどんどん吊り上がっていき、気づいたら大金貨五枚、金貨五枚、小金貨五枚という、前世の額で合計五千五百五十万円という高値で落札されたのであった。
オーウェン第三王子は、一等級の刀に対し、大金貨五枚(四千万円)を支払っていたから、それ以上の額が付いてしまったことになる。
もちろん、オーウェン第三王子はいくらで購入したかは明かしていないから誰も知らないが、その額を二等級の値段が越えてしまったのであった。
これには『五つ星』の会長ゴセイも想定外の金額に喜んだことは言うまでもないだろう。
残りの三等級の剣についても、それぞれに三千万円前後の価格が付き、オークションは大成功で終わったのであった。
それらの報告を受けてコウとイッテツは、驚きを通り越して呆然としていた。
十作品の売り上げ合計は、約白金貨二枚と大金貨六枚であり、契約上取り分はそ半分であったから、白金貨一枚と大金貨三枚(約一億三千万円)ほどだったからだ。
もちろん、ここから税金や諸費用、ヨースの報酬などを差し引くと、コウ一人の取り分は三分の一以下になるのだが、それでも高額には変わらず、それが大鼠族のヨースの手から直接コウと鍛冶師のイッテツにそれぞれ渡された。
「ど、どうしましょうか、イッテツさん……」
コウはさすがに高額過ぎる報酬に震えを覚える。
それはイッテツも同じで、理解が追い付いてこず緊張した面持ちであった。
「額が額だしな……。──儂はこいつの一部を、村長に預けようと思う。この村の発展がないとこれからも安心して仕事が出来ないからな」
イッテツは真面目な顔でそう告げる。
「僕もそう思ってました……! やっぱりそうですよね! この村があってこそできる仕事ですから」
コウもイッテツの言葉にすぐに賛同した。
実際コウも最初からそう考えていたのだが、それを口にしてイッテツに影響を与えるといけないので、密かにヨーゼフ村長に渡すつもりでいたのだ。
「やれやれ……。二人とも、馬鹿だな……。──だが俺は、『マウス総合商会』の拡大を図らないといけないから、これを資金にするぞ!」
ヨースはコウとイッテツに呆れる素振りを見せつつ、自分の野望を口にする。
だが、それも結局のところエルダーロックの村の発展の為であったから、考えていることは同じであったのだが。
「それぞれができることを、やればいいんだよ。あははっ!」
コウはヨースも同じことを考えていたことが嬉しくて笑う。
「今日はまた、宴会だ!」
イッテツも笑ってそう宣言する。
「よし! ダンカン達も呼んでコウの家で騒ぐぞ! 今日は俺の奢りだ!」
ヨースもイッテツに賛同すると大盤振る舞いを口にした。
「それなら買い出しは僕がするよ。みんな沢山飲むだろうし。──ベル、出かけるよ!」
コウはそう言うと鍛冶屋の外で待機している剣歯虎《サーベルタイガー》のベルに声をかける。
「ニャウ!」
ベルは嬉しそうにコウを背中に乗せると、この村の酒屋に向かうのであった。
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