〖終末/ラグナログ〗と天杖の王

天杖院キア

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プロローグ①ある歴史学者の独白

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「⋅⋅⋅⋅⋅⋅少し、昔の話をしよう


私達イース族智の民が大陸全土で栄え始めた統一国家時代の黎明期は統一大戦の混沌によりほとんどの記録が紛失されているが、

残っているいくつかの資料それも大戦の重要局面における資料に何度も登場し、最後まで私達イース族に甚大な被害を叩き出したモノが存在した⋅⋅

その名は終末ラグナログ

誰も目にしたことはない。なぜなら視てしまった者は例外なく死に至るから⋅⋅⋅⋅⋅

それが武器なのか軍隊なのか魔術なのかは分からないただ⋅⋅⋅ただ、その圧倒的なまでの力による被害があり得ないような数字として資料に残されている。

実は終末ラグナログの存在が初めて確認されたのは統一大戦ではなく統一国家時代前、創世時代最後期だ。

今ではお伽噺にしか存在しない幻の種族の一つ魔女の一族の、集落での謎の爆発による壊滅、その原因は終末ラグナログだと考えられている。

推測としては、魔術の一族の集落跡地に残っていた魔力波長と終末ラグナログの被害後に残っていた魔力波長が酷似しているため終末ラグナログは魔女達が開発した魔術だと考えられる。

なぜなら、魔女とは創世時代の始まりから確認される魔術に優れた種で邪眼と呼ばれる視界に存在する人間から生命力を吸いとれる特性を有し男性種がいないにも関わらず数を増やす謎の種族であるから。

⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅もし終末ラグナログが魔術の一つであるならば、魔女の一族は神の領域に手を伸ばしていると言っても過言ではないから絶滅してしまった事を酷く残念に思っているよ。⋅⋅⋅」

   ☆★☆


アンティークな机に肘をついて私は大げさにため息をこぼした。

「あぁ⋅⋅⋅⋅⋅教授がため息とかくそ気持ち悪ぃんでやめてくれます?」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅助手君、いくら鋼のメンタルを持つ私でもそんな直球で気持ち悪いって言われると傷つくなぁ⋅⋅⋅」

「そんな気持ち悪い顔で気持ち悪いため息吐くからですよ。教授ご自慢のその髭毟ったら少しマシになるんじゃない?」
「え?⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
「え?⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅」

「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅だったらキャアアアァ~♪アル教授格好いい♪とか言えばいいんです?」
「それは、

「「気持ち悪い」」
「⋅⋅⋅⋅ポキッ(メンタルこころが砕ける音)」
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