息抜き庭キャンプ

KUROGANE Tairo

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第17話_雨と強風と猛暑続きの倉庫キャンプ

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  ここ1月以上、まともに庭キャンプができてない・・・・・。

 やっと梅雨が終わったと思えば、猛暑続きで焚火が死ねる・・・・・・。

 せめてタープで日陰を作った下にリクライニングタイプのキャンプ椅子をいて読書か、先輩・後輩たちのオリ曲をMP3でききながら昼寝しようかとも考えたけど、今度はスケジュールが開いた日に限って強風なんだな・・・・・・。

 しかもVTuberというのは夏場が大型イベントが多い。さらにそこへ(VTuberキャラとしての)誕生日の近い子が、他箱の知り合いを含めて多いため、コラボの仕事も多くなっていた。

 3Dライブの誕生祭に誘われるとほぼ100%、【一緒に歌って踊ってくれ】という形での参加になるので、歌と踊りの練習でも結構な時間がとられる。あと、エアコンが効いていても3D用のあのスーツはこの時期着たくないんだなあ。ただでさえ、ニケ以上に諸事情あって胸が締め付けられる拷問なのに・・・・・・他箱スタジオやのレンタルスタジオによっては私に合うスーツがなく、大慌てで調達したり、自前でもっていくこともあるのだ。前者はサイズ揃ってますよ・・・といいながら、すみません、あなたなのおっぺえだと入りませんでしたというアレ、マジで辞めて欲しい。他箱でもけっこうなモノをお持ちのこはいるのだが、私のは想定外に上回っていたとか言われるのだ。

 ということで、久しぶりにスケジュールが丸1日開いたので、天候条件が悪くても倉庫の一角をつかって、お昼のキャンプ飯を楽しもうと思う。今日は、ニケが1人で日本チームの同僚に呼ばれてコラボスタジオ収録なので、独り占めのキャンプ飯だ。

 朝食後寝起き後のインナーレオタードのまま、仕込みをしておく。ぶっちゃけ、ズボンもはきたくないほど厚い、誰もみてないのでこんな格好でもいいでだろう。最近では宅配便のお兄さんからの荷物受け取りまでは平気になってしまった・・・・・・まあ、裸を見せているわかではないからいいだろう。

 ばーちゃんには上着くらい着なさいとおこられるが・・・・・私の感覚としては地区Bも土手溝?も見えてなのでセーフなのだ。実際、祖国のオリジンハイドではこれよりももっと過激な部屋着で抵抗なく玄関を書けてしま女の子も多い。ニケですら日本にきてからも、寝起き後の着替え前は、ショートタンクトップに縞パンツ一枚の姿で荷物を受け取るほどだ。まあ、彼女場合、寝ぼけていたが故の行動で、あとで恥ずかしくなって悶えるタイプだが、それがいい。

 仕込みの内容に話を戻すが、昨日夕方買ってきたオーストラリア牛のもも肉固まりをお気に入りのボーニングナイフで薄く切り分けていく。このとき線維をぶった斬る方向に切るのがポイントだ。少しでも柔くするために。切り終えたら、ビニール袋に入れ、そこへ焼肉のタレをドバーっといれてよく揉みこみながら混ぜる。

 あとはこれを昼間の焼肉タイム前まで、口を閉めて冷蔵庫の中で放置しておく。常温に戻してから焼きたいので、早めに冷蔵庫からは出しておこう。

 いよいよ、本日はソロでの焼肉タイム。

 倉庫の一角に木製ベンチを向き合うように2個並べる。これは片方を椅子兼カトラリー置き場。もう片方をテーブル兼肉焼き場にするためだ。

 今回はというか・・・しばらくこの厚さで焚火は使いたくないので、シングルガスバーナーとソロサイズのチタンフライパンで料理をする。シングルガスバーナーがコールマンの本体と(OD缶)ガスを使用する。見た目が個人的にカッコイイと思ったので、コールマンを選んだが、1つ欠点があったことに後で気づいてしまった。

 キャプテンスタッグに比べるとOD缶が100円~200円ほど高いのだ(店舗による)。ここがちょっと損したなと思うが、キャプテンスタッグにも1つ気になるとこがある・・・・・・コールマンの本体は一体化で組み立っている物をOD缶に取りつけて使うが、キャプテンスタッグは本体が2つに分かれているのを一度組み立ててから、OD缶にセットする。

 後者が意味する欠点は何かというと、【劣化に気を遣う箇所】が増えるということである。コールマンはとりあえずOD缶接続部のパッキンの劣化のチェックがメインだが、キャプテンスタッグはジョイント部の劣化にも気を使うことにある。

 結局はどちらも一長一短で、自分に合う方を使えということだ。オレはしばらくは、見た目重視でコールマンを続けようと思う。ちなみに共通の利点は【クッカーに煤がつかない】ということ、女子学生のゆるいキャンプでご存知の方もいるだろが、焚火とは別にガス料理することで、煤落としの手間を省くキャンパーもいる。

 話を焼く肉タイムに戻そう。

 シングルガスバーナーを点火したら、薄くオリーブオイルをぬったチタン製フライパン(実はこれ、とあるチタン鍋の蓋なのだが、フライパンとしても使える物なのだ。)をおく。ガスバーナーの火はけっこう強力なので、弱火気味でも十分焼けるのがオレの経験だ。

 フライパンにのる限りで、焼いた肉を取り皿に移すなんて面倒なことはせず、焼き上がり次第ワイルドにチタントングで直食いする。そこへときどきノンアルコールビールを飲む!

 夜に仕事が無かればマジビールだったんだがな・・・。

 これだけだと物足りないので、コンビニで買った爆弾サイスおにぎりも頬張りながらの焼く肉だった。いつもは余ったご飯でおにぎりを作っておくのだが、今朝は色々あって食パンだったので、コンビニでおにぎりをかってきていたのだ。まあ、こういうのもありだろう。ご飯をキャンプで直接作って準備するのはなかなかハードモードなのだ。

 あらかじめ焼肉のタレに漬け込んで置いた肉は、当然だけど味付き肉になって美味い。それ以上に重要なのが、肉が柔くなるのである。これはたぶん、焼肉のタレに含まれている玉ねぎ成分ではないかと思う。

 実際に実験するとわかるが、玉ねぎペーストに肉を漬け込んでから焼くと炭酸に漬け込んだ以上に柔らかくなるのだ。

 オレ的には玉ねぎパワーを信じている。

 とりあえず3Dスタジオ収録で汗を流しているであろうニケに美味しく焼けた肉の画像を送信しておいた。そうすることで、優越感に浸ってやろうと子供のような考えでいたが・・・・・。

 数分後に【高級焼き肉弁当】の画像というカウンター返信がきた。

 どうやらコラボ相手が大御所ポジションの大先輩だったので、彼女のおごりで高級弁当がでたということだったのだ・・・・・。
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