織畑ナズナの姐さん飯

KUROGANE Tairo

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織畑ナズナの姐さん飯-55[冷凍フライドポテトとウィンナーのジャーマンポテトもどき]

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 今日もまた[妖怪盗み食い]こと、タマモ先輩が冷凍庫を漁っていたいたので、背中から両腕を回して持ち上げ、私の立膝に彼女の臀部を打ち付けました。

『いたた……脳みそ、てっぺんから飛び出るかと思ったわ。』

 [こうかはばつぐんだ▼]だったのか、四つん這いで少しお尻を上げた姿勢のまま固まってます。

 なぜアトミック・ドロップ?妖狐や稲荷って魔法系キャラでは?なぜプロレス技?と人間たちは思うかもしれません。確かに私たちは基本的には殴り合うよりも妖術のほうが得意です。

 しかし、練度にとって軽減はしますが、妖術は通常思考よりも精神疲労が大きく、種類によっては予備動作や溜め時間のようなものがあるので、皆様がRPGでイメージするほど実戦では連発できません。ましてや、タンク役が常にいるとも限りませんし、得意とする種族と毎度組めるわけでもありません。

 私の経験では、妖狐(稲荷)同士で戦闘中に入れ替わりながら役割分担したり、比較的タフな子が引き受けたりします。

 そしてこれが乱戦状態やタイマン、1人で複数を相手にするとそうそう大技の妖術を使うタイミングはありません。現実的には[魔神〇雄伝ワ〇ルの登〇剣]や[ウルトラマ〇のスペシ〇ム光線]のようなタイミングでしか使えないんですね。なので、実戦では妖術よりも物理戦闘の方が多いのです。純魔法職ではなく、魔法戦士が当たり前の世界なんですよ。

 冷蔵庫前ではいつの間にかポンコツパイセンが逃げようとしていたので、首根っこを掴んだまま、冷凍庫の中を確認します。今日の被害はありませんが、ずっと手をつけていない冷凍フライドポテトの袋がありました。私が買った覚えはないので、誰かが買ったまま忘れていたのでしょう。

『あ、それ、私が夜食で買ったままずっと忘れてたやつだ。部屋にお菓子のストックあるから、それは使ってもいいよ。』

 レンカがすごく当たりまえのようにポンコツパイセンの足を踏みつけて歩きながら言いました。冷凍を開けて、流行キャラとのコラボ絵が描かれたエナジードリンクの缶を取り出しました。

 サクっと作りたい気分だったので、お言葉に甘えましょう。私も使い機会を逃してきたウィンナーと玉ねぎのストックを使うことにしました。

 冷凍フライトポテトを生じゃがいもの代用として、ジャーマンポテトを作ります。冷凍フライドポテトには解凍をレンジするタイプ、オーブンでするタイプ、フライパンでするタイプと色々ありますが、この辺を考えると面倒なので、解凍済みの前提で説明します。

 今回の冷凍フライドポテトの形状は、ギザギザの棒状タイプを使用します。お肉はベーコン……を使いたかったのですが、ウィンナーの方が安かったので、今日はウィンナーで代用します。もちろん、適当に切ったベーコンを使ってもOKです。というか、そっちの方が正当なジャーマンポテトに近いですね。

[1]玉ねぎを薄切りにする
 食感の好みもありますので、一例です。歯ごたえが欲しい人はくし切りもありですね。

[2]ウィンナーを半分に切る
 これはウィンナーの大きさにもよりますが、標準的な袋入りウィンナーでは半分に切るくらいが具の大きさとしてちょうどいいと思ってます。

[3]油を引いたフライパンで玉ねぎを炒める
 色が変わり、柔くなるまで炒めます。歯ごたえを残したい場合は、炒め時間を短めに調整してください。

[4]残りの材料をいれる
 解凍済みの冷凍フライドポテトとウィンナーを入れます。ベーコンで作る人は、ベーコンには火が通っている前提でこの先に進んでください。

[5]塩とブラックペッパーを入れて炒める
 材料には一通り火が通っているので、炒め時間は短く。温め直すくらいの気持ちで十分です。これで完成ですよ。塩とブラックペッパーは好みで調整してください。おつまみなら、ブラックペッパー多めが私のオススメです。

 今回はギザギザ棒状のポテトを使いましたが、半月形状の厚みのあるものを使うとより、ジャーマンポテト感が増します。

 レシピによっては玉ねぎを入れないタイプもあるので、簡単に作りたい方はこちらでもいいですね。ウィンナーの切り口の形状を気にしない人は、手で折ってもいいです。これなら、包丁はいりませんね。

 ウィンナーから出る肉汁も味付けになるので、肉汁の少ないミニウィンナーを使う場合は味付け用とは別に量をかさ増し用と考えたほうがいいと思ってます。


【材料(3人前)】※は本文の工程を参照
冷凍フライドポテト…1袋(標準サイズ)
ウィンナー…2袋(2袋セットのテープ止めで売っているアレ)
玉ねぎ…1個
塩…適量
ブラックペッパー…適量
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