織畑ナズナの姐さん飯

KUROGANE Tairo

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織畑ナズナの姐さん飯-57[豚肉の赤ワイン煮込み]

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 バイト後に部屋にあがってきたソラちゃんが、二重に重ねた紙袋を渡してきました。朝渡そうと思っていたそうですが、忘れていたので今になったということでした。

 中身は2本の赤ワイン。

 貰い物だと彼女は言うのですが、飲まないので持ってきたそうです。ソラちゃんこと弁財天様は酒が飲めないどころか、酒豪にカテゴリされる側です。ただ、酒好きにも好き嫌いはあって、ソラちゃんにとって赤ワインは宴会の流れの中では飲むけど、自分で積極的には飲まない分類なんです。

 貰い物にこう言っては何ですが……このワインは……ソラちゃんの手前言いにくいので素直にありがとうと受け取りましたが……。

 ソラちゃんにコーヒーでも出して。うやむやにしようと思っていたら、ワインを持ち上げてラベルを見たレンカがやってくれました。

『あーこれ、[ピー(自主規制音)]産のクソワインだねえ。』

 人が我慢していたNGワードを何の迷いもなく言いやがりました。

 幸いだったのは、ソラちゃんもあまり好評なワインでないこと知っていたので、『やっぱそうだろ?』と笑っていたとうことでしょうか。

『うちには、ばあちゃんが買ってきたリーズナブルな名産地域産もまだあるし。私とキョウちゃんが買ってきたロゼもまだあるんだよね。』

 ここは遠回しに『私はいらない。』と断ってました。

 ちょうど晩御飯があと1品に何を作るか悩んでましたので、これを使って作ろうと思いました。

 煮込み系に十分使える量なので、豚肉ブロックを買ってきて【豚肉の赤ワイン煮込み]を作ることにしました。


[1]豚肉ブロックを2~3センチに切る
 厚すぎると煮込み時間がかかるので、大きく切りすぎないように。幅が大きすぎる場合は、食べやすい幅にカットしてください。

[2]豚肉両面に塩とブラックペッパーをかける
 赤ワインの味つけを優先したいので、かけすぎないようにさっと。かけなくても作れるので使うかどうか、どれくらいかけるかは好みで調整してください。

[3]フライパンに豚肉を入れる
 重ならないように広げて入れます。重なってしまう場合はプライパンを大きくするか、作る回数を分けましょう。

[4]豚肉が半身浴になる程度に赤ワインを入れる
 ワインに余裕があれば全部つけてもいいのですが、もともとは余りワインや小瓶サイズの使い切りを想定しているので、それくらい深さになります。入れなさすぎると、水分不足で焦げてしまうので注意。

[5]弱火で20分~30分煮込む
 赤ワインが全部蒸発しない限り焦げる心配はないので、焦らずじっくり煮込みましょう。このとき、表まで火が通った色になったあと、裏返して5分程煮込むと両面に赤ワインの色がつくので、見た目がよくなります。煮込み時間は目安なので、豚肉の色をみて調整します。火の通り具合が心配な場合は、煮込み時間を長めにするといいですね。


 煮込みが終わったら完成ですが、これだけでは寂しいのでサラダやみそ汁が欲しくなると思います。メインだけ作って、あとは惣菜で楽しても有りではないでしょうか。

 豚肉の味はワインの風味の影響を受けるので、好みのワインを選んで煮込むのもいいですね。私は余りワインを使うときは気にしませんけど、気が向いたときに作るときは個人的な好みで甘口を使ってます。

 今回は複数のおかずを食卓に並べる想定で、その中ので各1品として皿に分けています。刻みキャベツを準備すれ1ば、丼にご飯・刻みキャベツ・豚肉の赤ワイン煮込みの順にのせた角煮丼にもできますよ。

 それではまた次回、よろしくお願いします。


【材料(2人前)】※は本文の工程を参照
豚肉ブロック…1個
塩…適量※
ブラックペッパー…適量※
赤ワイン…適量※

今回は複数食卓に並べる中の1品として想定してます。
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