織畑ナズナの姐さん飯

KUROGANE Tairo

文字の大きさ
58 / 92

織畑ナズナの姐さん飯-57[豚肉の赤ワイン煮込み]

しおりを挟む
 バイト後に部屋にあがってきたソラちゃんが、二重に重ねた紙袋を渡してきました。朝渡そうと思っていたそうですが、忘れていたので今になったということでした。

 中身は2本の赤ワイン。

 貰い物だと彼女は言うのですが、飲まないので持ってきたそうです。ソラちゃんこと弁財天様は酒が飲めないどころか、酒豪にカテゴリされる側です。ただ、酒好きにも好き嫌いはあって、ソラちゃんにとって赤ワインは宴会の流れの中では飲むけど、自分で積極的には飲まない分類なんです。

 貰い物にこう言っては何ですが……このワインは……ソラちゃんの手前言いにくいので素直にありがとうと受け取りましたが……。

 ソラちゃんにコーヒーでも出して。うやむやにしようと思っていたら、ワインを持ち上げてラベルを見たレンカがやってくれました。

『あーこれ、[ピー(自主規制音)]産のクソワインだねえ。』

 人が我慢していたNGワードを何の迷いもなく言いやがりました。

 幸いだったのは、ソラちゃんもあまり好評なワインでないこと知っていたので、『やっぱそうだろ?』と笑っていたとうことでしょうか。

『うちには、ばあちゃんが買ってきたリーズナブルな名産地域産もまだあるし。私とキョウちゃんが買ってきたロゼもまだあるんだよね。』

 ここは遠回しに『私はいらない。』と断ってました。

 ちょうど晩御飯があと1品に何を作るか悩んでましたので、これを使って作ろうと思いました。

 煮込み系に十分使える量なので、豚肉ブロックを買ってきて【豚肉の赤ワイン煮込み]を作ることにしました。


[1]豚肉ブロックを2~3センチに切る
 厚すぎると煮込み時間がかかるので、大きく切りすぎないように。幅が大きすぎる場合は、食べやすい幅にカットしてください。

[2]豚肉両面に塩とブラックペッパーをかける
 赤ワインの味つけを優先したいので、かけすぎないようにさっと。かけなくても作れるので使うかどうか、どれくらいかけるかは好みで調整してください。

[3]フライパンに豚肉を入れる
 重ならないように広げて入れます。重なってしまう場合はプライパンを大きくするか、作る回数を分けましょう。

[4]豚肉が半身浴になる程度に赤ワインを入れる
 ワインに余裕があれば全部つけてもいいのですが、もともとは余りワインや小瓶サイズの使い切りを想定しているので、それくらい深さになります。入れなさすぎると、水分不足で焦げてしまうので注意。

[5]弱火で20分~30分煮込む
 赤ワインが全部蒸発しない限り焦げる心配はないので、焦らずじっくり煮込みましょう。このとき、表まで火が通った色になったあと、裏返して5分程煮込むと両面に赤ワインの色がつくので、見た目がよくなります。煮込み時間は目安なので、豚肉の色をみて調整します。火の通り具合が心配な場合は、煮込み時間を長めにするといいですね。


 煮込みが終わったら完成ですが、これだけでは寂しいのでサラダやみそ汁が欲しくなると思います。メインだけ作って、あとは惣菜で楽しても有りではないでしょうか。

 豚肉の味はワインの風味の影響を受けるので、好みのワインを選んで煮込むのもいいですね。私は余りワインを使うときは気にしませんけど、気が向いたときに作るときは個人的な好みで甘口を使ってます。

 今回は複数のおかずを食卓に並べる想定で、その中ので各1品として皿に分けています。刻みキャベツを準備すれ1ば、丼にご飯・刻みキャベツ・豚肉の赤ワイン煮込みの順にのせた角煮丼にもできますよ。

 それではまた次回、よろしくお願いします。


【材料(2人前)】※は本文の工程を参照
豚肉ブロック…1個
塩…適量※
ブラックペッパー…適量※
赤ワイン…適量※

今回は複数食卓に並べる中の1品として想定してます。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

「お前を愛する事はない」を信じたので

あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」 お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。

異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました

黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。 彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。 戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。 現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと! 「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」 ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。 絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。 伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進! 迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る! これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー! 美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。 人生、逆転できないことなんて何もない!

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

強面夫の裏の顔は妻以外には見せられません!

ましろ
恋愛
「誰がこんなことをしろと言った?」 それは夫のいる騎士団へ差し入れを届けに行った私への彼からの冷たい言葉。 挙げ句の果てに、 「用が済んだなら早く帰れっ!」 と追い返されてしまいました。 そして夜、屋敷に戻って来た夫は─── ✻ゆるふわ設定です。 気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。

私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?

水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。 日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。 そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。 一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。 ◇小説家になろう、ベリーズカフェにも掲載中です! ◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~

二階堂吉乃
恋愛
 同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。  1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。  一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。

処理中です...