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第7話 八条京香の胸の内(いもうとside)
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時は少しだけ遡り。
角〇ナ目撃事件、翌日の朝。
八条京香《はちじょうきょうか》は悩んでいた。
「どうして私、あんなことしちゃったんだろう」
昨日の夜、私はあろうことか、お兄ちゃんの部屋にこっそりと忍び込み、興味本位で机の角を使ってオ〇ニーしてしまった。
というのも、学校の友達がみんな揃ってオ〇ニーの話をしていて。私は相槌を打って聞いているだけだったんだけど、次第にムラムラしてきた自分に気が付いてしまって。
そのとき初めて私は自分の性欲に気が付いたというか。改めて自分がエッチな女の子なんだなと自覚したというか……
色々と考えてしまうような出来事がそんなふうに学校で起きたのです。
そのエッチなお話のなかに角〇ナの話もあって。
それで私は気が付いたら、こうしてお兄ちゃんの机でしていたのでした。
「私……やっぱりお兄ちゃんのこと、そういう目で見てたんだ」
小さいときから私はお兄ちゃんっ子と言われて育ってきましたが、まさかそのお兄ちゃんへの好きの気持ちが、恋愛感情としての好きだったなんて……
「私、昨日のよるお兄ちゃんって呼びながらオ〇ニーしてた……」
思い出すと恥ずかしい気持ちでいっぱいになってしまう。
でも不思議とその、恥ずかしさがどこか心地よくて。
こんな気持ちは初めてで……
「また、お兄ちゃんの机でこっそりシたいな」
私はそう呟いて、ほんわかした気持ちで学校へ行くのでした。
しかし、私の心がポカポカする気持ちはそう長くは続きませんでした。
どういうわけか、玄関でお兄ちゃんに止められて……
そしてお兄ちゃんの口からは予想外の言葉が紡がれたのです。
『お前はどうして俺の部屋にいたんだ?』
私の頭は一瞬で真っ白になりました。まさかお兄ちゃんに角〇ナしてるところ見られてた!?
最悪のシナリオが頭に浮かんでは、必死でそれを打ち消そうとする。これの繰り返し。
でも最後には私自らが自白してしまって……
『私、昨日の夜、お兄ちゃんの机でオ〇ニーしてました』
もう後戻りはできません。
言ってしまったのですから。
これからどう生きていけばいいのでしょう。
お兄ちゃんからは、角〇ナに対しての答えを明日中に出してくれと言われているし……
ああ……
こうなってしまったのも。すべては私が軽率な行動をとってしまったせい。
私は受験期のお兄ちゃんに迷惑かけてる悪い子。
「ごめんなさい。お兄ちゃん……。私、どうしたらいいのかな」
玄関でのやり取りのあと、私は洗面所に向かい冷たい水で顔をピシャリと打つ。
鏡を見ると、そこには……
困り果てた乙女の顔があった。
角〇ナ目撃事件、翌日の朝。
八条京香《はちじょうきょうか》は悩んでいた。
「どうして私、あんなことしちゃったんだろう」
昨日の夜、私はあろうことか、お兄ちゃんの部屋にこっそりと忍び込み、興味本位で机の角を使ってオ〇ニーしてしまった。
というのも、学校の友達がみんな揃ってオ〇ニーの話をしていて。私は相槌を打って聞いているだけだったんだけど、次第にムラムラしてきた自分に気が付いてしまって。
そのとき初めて私は自分の性欲に気が付いたというか。改めて自分がエッチな女の子なんだなと自覚したというか……
色々と考えてしまうような出来事がそんなふうに学校で起きたのです。
そのエッチなお話のなかに角〇ナの話もあって。
それで私は気が付いたら、こうしてお兄ちゃんの机でしていたのでした。
「私……やっぱりお兄ちゃんのこと、そういう目で見てたんだ」
小さいときから私はお兄ちゃんっ子と言われて育ってきましたが、まさかそのお兄ちゃんへの好きの気持ちが、恋愛感情としての好きだったなんて……
「私、昨日のよるお兄ちゃんって呼びながらオ〇ニーしてた……」
思い出すと恥ずかしい気持ちでいっぱいになってしまう。
でも不思議とその、恥ずかしさがどこか心地よくて。
こんな気持ちは初めてで……
「また、お兄ちゃんの机でこっそりシたいな」
私はそう呟いて、ほんわかした気持ちで学校へ行くのでした。
しかし、私の心がポカポカする気持ちはそう長くは続きませんでした。
どういうわけか、玄関でお兄ちゃんに止められて……
そしてお兄ちゃんの口からは予想外の言葉が紡がれたのです。
『お前はどうして俺の部屋にいたんだ?』
私の頭は一瞬で真っ白になりました。まさかお兄ちゃんに角〇ナしてるところ見られてた!?
最悪のシナリオが頭に浮かんでは、必死でそれを打ち消そうとする。これの繰り返し。
でも最後には私自らが自白してしまって……
『私、昨日の夜、お兄ちゃんの机でオ〇ニーしてました』
もう後戻りはできません。
言ってしまったのですから。
これからどう生きていけばいいのでしょう。
お兄ちゃんからは、角〇ナに対しての答えを明日中に出してくれと言われているし……
ああ……
こうなってしまったのも。すべては私が軽率な行動をとってしまったせい。
私は受験期のお兄ちゃんに迷惑かけてる悪い子。
「ごめんなさい。お兄ちゃん……。私、どうしたらいいのかな」
玄関でのやり取りのあと、私は洗面所に向かい冷たい水で顔をピシャリと打つ。
鏡を見ると、そこには……
困り果てた乙女の顔があった。
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