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6章
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次の日の午前中。
今日の麓は白いワンピースを着ていた。ノースリーブで肩部分が紐なので涼しい。
麓は焔と光と蒼と共に、20分かけて前波小学校の近くへ歩いた。
ここは保育園、小学校、中学校と並んでおり、ある意味エレベーター式だ。
一行はさらに保育園から歩いてすぐの場所にある駄菓子屋へ向かった。
そこで麓は駄菓子をいくつか買った。10円単位の駄菓子がたくさんある。
光はざっと…500円分くらい、小さいカゴに放り込んでいた。学園の方にこういった駄菓子屋はないからか。いつもコンビニでもお菓子は買うが、今日はいつもより張り切っていた。
麓たちが店に入って奥から出てきたのは、恰幅も気もいいおばあちゃんだった。
店には麓たちしかおらず、おばあちゃんは孫たちのついでにとかき氷を振舞ってくれた。全員美人さんだから特別サービス、とのこと。
「いやぁ、こんなキレイな人たちは初めて見るねェ~。まるで人間ばなれしてるみたいだねェ」
「そうっスか? あは…」
人間でもお年寄りの目はごまかせないのか危うく正体を疑われそうになり、焔は苦笑いを浮かべた。
聞くとおばあちゃんはこの駄菓子屋を何十年も営んでいるそうだ。時代の変化に応じて店構えも変わっていった。
麓はいちごのかき氷をシャクシャクと食している。荒削りで、今まで食べてきたふわふわなものとまた違っておいしかった。口の中でとける感覚が涼しい。
彼女のことを見ておばあちゃんは懐かしそうに目を細めた。
「私も昔はお嬢ちゃんみたいにそりゃあキレイだったのよォ~。ちょうど今のアナタと同じ白いワンピースを持っていてね、それを来て歩くだけですれ違う男は皆振り向いたものよ。釘づけだったわね~、誰でも」
「へ~…」
麓は自分の白いワンピースを見て、おばあちゃんの若かりし頃を想像してみた。
…今の横幅に大きい体型ではなく、スラッとしていて目鼻立ちもきれいに整っていたのだろう。
脳内では若きおばあちゃんの青春時代────白いワンピースを着て、楽しそうな声をあげながら砂浜を駆け回っているセピア色の映像が再生された。
帰りは海岸沿いをずっと歩いた。
もうすぐ前波ともお別れだ。
焔はゆっくりと歩きながら2ヶ月という期間の夏休みを振り返った。
7月の始めに故郷に帰り、寮に戻ってきてからは全員で夏祭りに行ったり花火大会に行ったりした。
ワイワイ騒いで凪をからかって首を絞め上げられたり。麓が霞か扇に迫られている所を止めに入ったりもした。
思えば長いようで短かった夏休み。
今まで何回も経験しているが今年が1番充実していて楽しかった。
それはやはり麓の存在が大きい。
彼女は今、蒼の隣を歩いており時々笑っている。あのおしとやかな仕草と声で。
おばあちゃんの若い頃より、麓が白いワンピースを着た方が画になると思った。今がまさにそうだから。風でわずかにひらめく裾も透き通るような白い肌も、全て目を惹き付けられてしまう。
(あーあ…。夏休みがもうちっと長ければいいのにな…)
焔はあくびをして別なことを考え、頭の後ろで手を組んだ。
前波滞在の最終日前夜。
麓だけ凪に連れられてとある店へ来た。
出発前に扇や霞が「凪お前ー! 抜け駆けかー!?」と凪に吠えていたが。
そこは海斗が4代目を務めている沖田家の寿司屋。
沖田家から離れた、前波では1番大きくて主要な道路沿いで店を構えている。小ぢんまりとしていていかにも"穴場"だ。
のれんをくぐって引き戸を開けた凪の後に続いて店に入ると、カウンター席の奥に海斗の姿があった。
しかしこの前会った時とは違い、ねじり鉢巻をしめて作務衣を羽織っている。いかにも大将姿だ。
「へいらっしゃいお2人さん」
「おう。…っとに相変わらず客いねェのな」
「2人がいるだろ」
「俺ら以外のことだバカヤロー」
「今夜は貸切にしてんだよ」
「強がんな」
凪は海斗とすぐ正面の席を選び、麓は海斗に会釈をしてから凪の隣に腰掛けた。
「ここがお寿司屋さん…」
「俗にいう回らないお寿司屋さん」
麓は初めて来た店の中を見回し、その空気を味わった。寿司屋だから魚のにおいがするかと思ったらそうでもない。外からは潮の香りがし、"海"の町という感じだ。
「で、旦那。注文は」
「菊松。俺ァビールな」
「毎度あり。じゃっ、つまみでも一緒につくるか。ビールは自分で取って来い」
「へいへい」
凪は席を立って慣れた様子で店の隅の冷蔵庫へ、お目当ての物を取りに行った。
麓は海斗が刺身を切ってご飯を握り、合わせて軽く握っていく姿を見ていた。
決して流れ作業ではなく1つ1つ丁寧に。そして下駄にのせていく。
凪は瓶ビールとガラスのコップを持って戻ってきた。コップには瓶と同じ会社のロゴが印字されている。
「ん?」
「…?」
凪に瓶を渡された麓は受け取りつつも首をかしげた。コップを持った凪は流し目で麓を見た。
「入れてくんね? 手酌じゃうまくねェから」
そういうことか、と納得して瓶の中身を彼のコップに注ぐ。しゅわしゅわと発泡し、上部は白く変わっていく。それがコップのフチギリギリにきた所で麓は止めた。
「こんな感じでいいですか?」
「…上等」
凪が呑んでいる間に麓の前に、寿司がのせられた下駄が置かれた。淡白な色合いをした物から濃い赤まで。黄色い卵焼きもある。
「どうぞ」
「いただきます」
小皿にしょうゆをたらし、箸でつかんだ寿司を傾けてチョン、とつけて口に運んだ。
ここのしょうゆは普段調味料として使っているのとは違う"たまりしょうゆ"だ。味をつけるものではなくしょうゆ自体を楽しむものだと思った。刺身によく合っている気がする。
「おいしいです」
「そうか? そりゃよかった」
海斗は嬉しそうな顔をして、今度は包丁を持った。今度は凪のつまみを作るらしい。
凪も満足そうに食し、海斗が寿司を握っていくペースを合わせているかのように瓶を空けていった。
その間に麓は海斗から寿司用語を習った。ご飯はシャリ、お茶はあがり、しょうゆはムラサキ、甘酢しょうがはガリ、シャリにのせるのはネタ。知らないものばかりで好奇心が増していった。
たくさん食べた、という頃には外は真っ暗で空には月と星が輝き始めていた。
そして麓の横では凪が────彼女に酌をしてもらってビールを呑みまくっていた彼が眠りこんでいた。その前には瓶が6本。よく1人でこれだけ呑めたな! という量だ。
「…寝ちゃいましたね」
「いっつもそうだ。呑めるだけ呑んで食べて寝て…だな」
「寮でもそうです。晩酌で缶チューハイがよく転がってます…」
「…そのクセして二日酔いしないタチだからうらやましいモンだ。おまえに可愛いコに酌してもらって。旦那もだいぶ満足しただろ」
今日の麓は白いワンピースを着ていた。ノースリーブで肩部分が紐なので涼しい。
麓は焔と光と蒼と共に、20分かけて前波小学校の近くへ歩いた。
ここは保育園、小学校、中学校と並んでおり、ある意味エレベーター式だ。
一行はさらに保育園から歩いてすぐの場所にある駄菓子屋へ向かった。
そこで麓は駄菓子をいくつか買った。10円単位の駄菓子がたくさんある。
光はざっと…500円分くらい、小さいカゴに放り込んでいた。学園の方にこういった駄菓子屋はないからか。いつもコンビニでもお菓子は買うが、今日はいつもより張り切っていた。
麓たちが店に入って奥から出てきたのは、恰幅も気もいいおばあちゃんだった。
店には麓たちしかおらず、おばあちゃんは孫たちのついでにとかき氷を振舞ってくれた。全員美人さんだから特別サービス、とのこと。
「いやぁ、こんなキレイな人たちは初めて見るねェ~。まるで人間ばなれしてるみたいだねェ」
「そうっスか? あは…」
人間でもお年寄りの目はごまかせないのか危うく正体を疑われそうになり、焔は苦笑いを浮かべた。
聞くとおばあちゃんはこの駄菓子屋を何十年も営んでいるそうだ。時代の変化に応じて店構えも変わっていった。
麓はいちごのかき氷をシャクシャクと食している。荒削りで、今まで食べてきたふわふわなものとまた違っておいしかった。口の中でとける感覚が涼しい。
彼女のことを見ておばあちゃんは懐かしそうに目を細めた。
「私も昔はお嬢ちゃんみたいにそりゃあキレイだったのよォ~。ちょうど今のアナタと同じ白いワンピースを持っていてね、それを来て歩くだけですれ違う男は皆振り向いたものよ。釘づけだったわね~、誰でも」
「へ~…」
麓は自分の白いワンピースを見て、おばあちゃんの若かりし頃を想像してみた。
…今の横幅に大きい体型ではなく、スラッとしていて目鼻立ちもきれいに整っていたのだろう。
脳内では若きおばあちゃんの青春時代────白いワンピースを着て、楽しそうな声をあげながら砂浜を駆け回っているセピア色の映像が再生された。
帰りは海岸沿いをずっと歩いた。
もうすぐ前波ともお別れだ。
焔はゆっくりと歩きながら2ヶ月という期間の夏休みを振り返った。
7月の始めに故郷に帰り、寮に戻ってきてからは全員で夏祭りに行ったり花火大会に行ったりした。
ワイワイ騒いで凪をからかって首を絞め上げられたり。麓が霞か扇に迫られている所を止めに入ったりもした。
思えば長いようで短かった夏休み。
今まで何回も経験しているが今年が1番充実していて楽しかった。
それはやはり麓の存在が大きい。
彼女は今、蒼の隣を歩いており時々笑っている。あのおしとやかな仕草と声で。
おばあちゃんの若い頃より、麓が白いワンピースを着た方が画になると思った。今がまさにそうだから。風でわずかにひらめく裾も透き通るような白い肌も、全て目を惹き付けられてしまう。
(あーあ…。夏休みがもうちっと長ければいいのにな…)
焔はあくびをして別なことを考え、頭の後ろで手を組んだ。
前波滞在の最終日前夜。
麓だけ凪に連れられてとある店へ来た。
出発前に扇や霞が「凪お前ー! 抜け駆けかー!?」と凪に吠えていたが。
そこは海斗が4代目を務めている沖田家の寿司屋。
沖田家から離れた、前波では1番大きくて主要な道路沿いで店を構えている。小ぢんまりとしていていかにも"穴場"だ。
のれんをくぐって引き戸を開けた凪の後に続いて店に入ると、カウンター席の奥に海斗の姿があった。
しかしこの前会った時とは違い、ねじり鉢巻をしめて作務衣を羽織っている。いかにも大将姿だ。
「へいらっしゃいお2人さん」
「おう。…っとに相変わらず客いねェのな」
「2人がいるだろ」
「俺ら以外のことだバカヤロー」
「今夜は貸切にしてんだよ」
「強がんな」
凪は海斗とすぐ正面の席を選び、麓は海斗に会釈をしてから凪の隣に腰掛けた。
「ここがお寿司屋さん…」
「俗にいう回らないお寿司屋さん」
麓は初めて来た店の中を見回し、その空気を味わった。寿司屋だから魚のにおいがするかと思ったらそうでもない。外からは潮の香りがし、"海"の町という感じだ。
「で、旦那。注文は」
「菊松。俺ァビールな」
「毎度あり。じゃっ、つまみでも一緒につくるか。ビールは自分で取って来い」
「へいへい」
凪は席を立って慣れた様子で店の隅の冷蔵庫へ、お目当ての物を取りに行った。
麓は海斗が刺身を切ってご飯を握り、合わせて軽く握っていく姿を見ていた。
決して流れ作業ではなく1つ1つ丁寧に。そして下駄にのせていく。
凪は瓶ビールとガラスのコップを持って戻ってきた。コップには瓶と同じ会社のロゴが印字されている。
「ん?」
「…?」
凪に瓶を渡された麓は受け取りつつも首をかしげた。コップを持った凪は流し目で麓を見た。
「入れてくんね? 手酌じゃうまくねェから」
そういうことか、と納得して瓶の中身を彼のコップに注ぐ。しゅわしゅわと発泡し、上部は白く変わっていく。それがコップのフチギリギリにきた所で麓は止めた。
「こんな感じでいいですか?」
「…上等」
凪が呑んでいる間に麓の前に、寿司がのせられた下駄が置かれた。淡白な色合いをした物から濃い赤まで。黄色い卵焼きもある。
「どうぞ」
「いただきます」
小皿にしょうゆをたらし、箸でつかんだ寿司を傾けてチョン、とつけて口に運んだ。
ここのしょうゆは普段調味料として使っているのとは違う"たまりしょうゆ"だ。味をつけるものではなくしょうゆ自体を楽しむものだと思った。刺身によく合っている気がする。
「おいしいです」
「そうか? そりゃよかった」
海斗は嬉しそうな顔をして、今度は包丁を持った。今度は凪のつまみを作るらしい。
凪も満足そうに食し、海斗が寿司を握っていくペースを合わせているかのように瓶を空けていった。
その間に麓は海斗から寿司用語を習った。ご飯はシャリ、お茶はあがり、しょうゆはムラサキ、甘酢しょうがはガリ、シャリにのせるのはネタ。知らないものばかりで好奇心が増していった。
たくさん食べた、という頃には外は真っ暗で空には月と星が輝き始めていた。
そして麓の横では凪が────彼女に酌をしてもらってビールを呑みまくっていた彼が眠りこんでいた。その前には瓶が6本。よく1人でこれだけ呑めたな! という量だ。
「…寝ちゃいましたね」
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