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1章
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寮長と蒼が帰ってきたのは夕方。
それまで麓は目を覚ますことなく、ベッドの上で眠っていた。
部屋はクーラーで過ごしやすい温度に設定されている。
窓辺にはオレンジの光が射し込んでいる。
麓が横たわるベッドのそばで、凪は椅子に座って彼女のことを見ていた。
おとなしくしている凪の姿を、細く開けたドアから寮長と蒼は眺めている。
「麓様…。私のケチのせいでしょうか…」
「そんなことないって皆言ってますよ。麓さんが山のふもとでの気温に体がついていかなかったんじゃないか、って。誰が悪いってことじゃないですよ」
「そうだといいのですけど…。でも、このようなことを想定できなかった私にも非がありますわ」
「…さて。凪さんにそろそろ声をかけましょうか」
今来たばかりの体でドアをノックして2人で部屋に入ると、凪が恨めしげに振り向いた。
「もっと早く帰って来いよな~…」
「申し訳ございません。ついつい買い物に夢中になってしまって」
それには答えず、凪は再び麓の方を向いた。寮長はベッドに歩み寄り、寝ている麓の前髪をさらさらとかき分けた。気絶したばかりの時は辛そうにしていたらしいが今はそんな様子は伺えない。体を横にして楽になったからなのか精霊だからなのか。
「ったくよ~。コイツが目ェ覚ました時に俺を避けるようになったら寮長のせいにするからな」
「さすがにそれはないでしょう。凪様は正しいことをされたのですから。このことに関しては内密にしておくべきですわ。帯をゆるめたコ・ト♡」
語尾にハートマークがつきそうな────否、ついた声で言った寮長はウインクをした。凪はその様子に動揺することなく冷たい目で見てため息をつき、麓の寝顔を見つめた。
「コイツはもう、夏の間は和服禁止だな…」
「麓様がお目覚めになったらそう伝えましょう────それより凪様。本当に帯をゆるめただけでございますか?」
「あ?」
凪は意味がわからないという訝しんだ視線を寮長に向けた。寮長はワザとらしくため息をつき、ニヤケ面を隠すかのよつに口元に手を当てる。目元はハッキリと弧を描いているが。
「だーかーら、勢い余って襲ってはないのですかー?」
「お、おそ…バカ! ンなワケあるか! そんな目で見てねェしこんなガキ!」
「ふ~ん…? さようでございますか」
「ふ~んってなんだクソアマって呼ぶぞ」
「いーえ? ですが凪様。麓様は未知のポテンシャルを秘めているように見えますわ。この先10年くらい経っていろんなことを知ったらいい女になりますわよ。そしたら案外凪様が堕とされたりしてー」
「は? 10年じゃねぇ、早くて100年だろ」
凪は吐き捨ててそっぽを向いた。夕日に照らされた横顔は何も変わらない。
寮長はベッドから1歩はなれて会釈をした。
「そろそろ私は夕食の準備を始めますわ。麓様に何かあったら教えてください」
「そーいや今日はゆっくりだな。…俺はもうしばらくここにいる。光がメシ食い終わったらここに来るよう、言っておいてくれ」
「かしこまりました。それでは失礼致しますわ」
寮長は部屋を出てゆっくりとドアを閉めた。
それから3日後。
麓は時々目覚めるようになったが、ボーッとしていることが多かった。寝ている時間も同じくらい長い。
看病は霞と扇以外が交代で行った。彼ら2人が外された理由────説明しなくても分かる。2人は部屋の外から麓のことを見守ることしかできなかった。1歩でも入ろうとすれば凪にグーパンをお見舞いされる。麓が倒れた時の(一応未遂であるが)セクハラ行為がマズかった。
夕方の交代で蒼がペットボトルのスポーツドリンクも持ってきて、ベッドのサイドテーブルに置いた。彼女の部屋にある冷蔵庫から、量が残り少ないスポーツドリンクを取り出して中身をあおった────
「おーいそれそいつの飲みかけとかじゃねェぞ」
「ゴハァッ!?」
と、急に部屋の外から低い声がした。
蒼は吹き出しそうになったのをこらえてしゃがみこみ、激しく咳き込む。幸い中身はこぼれずに済んだ。
「いきなりなんですか凪さん!」
戸口に寄りかかって片頬をニヒルに上げる男は憎たらしくほほえんだ。
「好きな女の飲みかけ…じゃないけど似たようなモン飲んで間接キスを試みたムッツリを嘲り笑いに来た」
「か…間接キスなんて考えてないですよ!扇さんや霞さんじゃあるまいし…」
「どうせなら間接じゃなくて直接がいいってか」
「な゛っ…なんでそんな話になるんですか!」
思わぬことを言われた蒼は赤い顔で声を張り上げ、余裕の笑みを浮かべている凪を睨みつけた。
「あーそー。でも"好きな女"ってのは否定しねェのな?」
「うぐっ!?」
図星をつかれてカエルがつぶれたような声を出して蒼は押し黙った。
凪はそれ以上蒼の相手をする気がないらしく、真顔でベッドに近寄って麓のことを見下ろした。眠ってばかりの彼女の肌は青白く感じる。彼女は起き上がってもふらつき、自力でベッドの上で体を起こすのがやっとだった。
精霊でも風邪を引いたりインフルエンザにかかったりするが人間より治癒力が高いためすぐ治る。
だから彼女の場合は────
「普通の精霊ではありえないですよね…。こんなに寝込むなんて」
蒼は凪と全く同じことを考えていたのか見透かしたのか、訝しんだ表情をしていた。その横顔はもう、普段の落ち着きを取り戻している。
「だな…。他のヤツの傷はあっちゅー間に治しちまうクセに」
2人は同時にため息をつき、お互い半眼で見合ってから顔をそらす。それもまた同じタイミング。
凪はきまり悪そうに腕を組み、彼女の部屋を見渡した。こうして部屋全体を見るのは初めてだ。
すっきりと片付けられており、机の上の小物やファンシーな壁時計に女子らしさを感じた。
(…ん?)
机のすぐ横にあるカレンダーに妙に引かれて近寄って見ると、思わず難しい顔がゆるんだ。
カレンダーのマスのある日に小さく丸っこく、それでいて意志がこめられた文字が書かれていた。
("海"、な…)
夏らしく青色のペンで書かれ、周りを水色の太いペンでふちどられている。
凪は思わず笑みをこぼし、口元を柔らかくなっていた。麓のことを再び見て、優しく目を伏せて彼女の頭をそっとなでた。
(行きたいんならさっさと元気になれ…。海に行くのはそれからだ。なんでもやりたいことやらせてやるから)
突然の凪の行動に蒼は目を丸くしたが、麓のことを見てほほえんだ。
心なしか麓の表情に凪の笑みが移ったように見えた。
それまで麓は目を覚ますことなく、ベッドの上で眠っていた。
部屋はクーラーで過ごしやすい温度に設定されている。
窓辺にはオレンジの光が射し込んでいる。
麓が横たわるベッドのそばで、凪は椅子に座って彼女のことを見ていた。
おとなしくしている凪の姿を、細く開けたドアから寮長と蒼は眺めている。
「麓様…。私のケチのせいでしょうか…」
「そんなことないって皆言ってますよ。麓さんが山のふもとでの気温に体がついていかなかったんじゃないか、って。誰が悪いってことじゃないですよ」
「そうだといいのですけど…。でも、このようなことを想定できなかった私にも非がありますわ」
「…さて。凪さんにそろそろ声をかけましょうか」
今来たばかりの体でドアをノックして2人で部屋に入ると、凪が恨めしげに振り向いた。
「もっと早く帰って来いよな~…」
「申し訳ございません。ついつい買い物に夢中になってしまって」
それには答えず、凪は再び麓の方を向いた。寮長はベッドに歩み寄り、寝ている麓の前髪をさらさらとかき分けた。気絶したばかりの時は辛そうにしていたらしいが今はそんな様子は伺えない。体を横にして楽になったからなのか精霊だからなのか。
「ったくよ~。コイツが目ェ覚ました時に俺を避けるようになったら寮長のせいにするからな」
「さすがにそれはないでしょう。凪様は正しいことをされたのですから。このことに関しては内密にしておくべきですわ。帯をゆるめたコ・ト♡」
語尾にハートマークがつきそうな────否、ついた声で言った寮長はウインクをした。凪はその様子に動揺することなく冷たい目で見てため息をつき、麓の寝顔を見つめた。
「コイツはもう、夏の間は和服禁止だな…」
「麓様がお目覚めになったらそう伝えましょう────それより凪様。本当に帯をゆるめただけでございますか?」
「あ?」
凪は意味がわからないという訝しんだ視線を寮長に向けた。寮長はワザとらしくため息をつき、ニヤケ面を隠すかのよつに口元に手を当てる。目元はハッキリと弧を描いているが。
「だーかーら、勢い余って襲ってはないのですかー?」
「お、おそ…バカ! ンなワケあるか! そんな目で見てねェしこんなガキ!」
「ふ~ん…? さようでございますか」
「ふ~んってなんだクソアマって呼ぶぞ」
「いーえ? ですが凪様。麓様は未知のポテンシャルを秘めているように見えますわ。この先10年くらい経っていろんなことを知ったらいい女になりますわよ。そしたら案外凪様が堕とされたりしてー」
「は? 10年じゃねぇ、早くて100年だろ」
凪は吐き捨ててそっぽを向いた。夕日に照らされた横顔は何も変わらない。
寮長はベッドから1歩はなれて会釈をした。
「そろそろ私は夕食の準備を始めますわ。麓様に何かあったら教えてください」
「そーいや今日はゆっくりだな。…俺はもうしばらくここにいる。光がメシ食い終わったらここに来るよう、言っておいてくれ」
「かしこまりました。それでは失礼致しますわ」
寮長は部屋を出てゆっくりとドアを閉めた。
それから3日後。
麓は時々目覚めるようになったが、ボーッとしていることが多かった。寝ている時間も同じくらい長い。
看病は霞と扇以外が交代で行った。彼ら2人が外された理由────説明しなくても分かる。2人は部屋の外から麓のことを見守ることしかできなかった。1歩でも入ろうとすれば凪にグーパンをお見舞いされる。麓が倒れた時の(一応未遂であるが)セクハラ行為がマズかった。
夕方の交代で蒼がペットボトルのスポーツドリンクも持ってきて、ベッドのサイドテーブルに置いた。彼女の部屋にある冷蔵庫から、量が残り少ないスポーツドリンクを取り出して中身をあおった────
「おーいそれそいつの飲みかけとかじゃねェぞ」
「ゴハァッ!?」
と、急に部屋の外から低い声がした。
蒼は吹き出しそうになったのをこらえてしゃがみこみ、激しく咳き込む。幸い中身はこぼれずに済んだ。
「いきなりなんですか凪さん!」
戸口に寄りかかって片頬をニヒルに上げる男は憎たらしくほほえんだ。
「好きな女の飲みかけ…じゃないけど似たようなモン飲んで間接キスを試みたムッツリを嘲り笑いに来た」
「か…間接キスなんて考えてないですよ!扇さんや霞さんじゃあるまいし…」
「どうせなら間接じゃなくて直接がいいってか」
「な゛っ…なんでそんな話になるんですか!」
思わぬことを言われた蒼は赤い顔で声を張り上げ、余裕の笑みを浮かべている凪を睨みつけた。
「あーそー。でも"好きな女"ってのは否定しねェのな?」
「うぐっ!?」
図星をつかれてカエルがつぶれたような声を出して蒼は押し黙った。
凪はそれ以上蒼の相手をする気がないらしく、真顔でベッドに近寄って麓のことを見下ろした。眠ってばかりの彼女の肌は青白く感じる。彼女は起き上がってもふらつき、自力でベッドの上で体を起こすのがやっとだった。
精霊でも風邪を引いたりインフルエンザにかかったりするが人間より治癒力が高いためすぐ治る。
だから彼女の場合は────
「普通の精霊ではありえないですよね…。こんなに寝込むなんて」
蒼は凪と全く同じことを考えていたのか見透かしたのか、訝しんだ表情をしていた。その横顔はもう、普段の落ち着きを取り戻している。
「だな…。他のヤツの傷はあっちゅー間に治しちまうクセに」
2人は同時にため息をつき、お互い半眼で見合ってから顔をそらす。それもまた同じタイミング。
凪はきまり悪そうに腕を組み、彼女の部屋を見渡した。こうして部屋全体を見るのは初めてだ。
すっきりと片付けられており、机の上の小物やファンシーな壁時計に女子らしさを感じた。
(…ん?)
机のすぐ横にあるカレンダーに妙に引かれて近寄って見ると、思わず難しい顔がゆるんだ。
カレンダーのマスのある日に小さく丸っこく、それでいて意志がこめられた文字が書かれていた。
("海"、な…)
夏らしく青色のペンで書かれ、周りを水色の太いペンでふちどられている。
凪は思わず笑みをこぼし、口元を柔らかくなっていた。麓のことを再び見て、優しく目を伏せて彼女の頭をそっとなでた。
(行きたいんならさっさと元気になれ…。海に行くのはそれからだ。なんでもやりたいことやらせてやるから)
突然の凪の行動に蒼は目を丸くしたが、麓のことを見てほほえんだ。
心なしか麓の表情に凪の笑みが移ったように見えた。
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