18 / 20
6章
3
しおりを挟む
この日も雪が降り、辺りは全て白に染められていた。
雪が積もった地面を踏みしめると、サクッとした音がする。
雲間からわずかに顔をのぞかせた太陽を拝みながら麓は1人、外で伸びをした。
風はおだやかだ。むき出しの頬も指も、かじかんでいない。
最近は目覚めるとこうして外に出る。
あまりにも寒い時や雪が降っている時はやめるが、外に出ると気分が清々しくなる。
すでに制服に着替えているため、時折吹く風でスカートがやわらかく揺れる。
寮に戻り、朝食の準備を手伝おうとしたら、寮長の隣に彰がいた。
彼も制服に着替えており、ワイシャツの袖を軽くまくってたくあんを切っていた。彼が包丁を持つ姿は珍しく、しばらく見とれてしまった。
麓に気づいたらしい彰は顔を上げ、包丁を置いて口角を上げた。
「おはよう、姫さん」
「おはようございます」
麓が会釈すると、寮長も顔をのぞかせた。
「おはようございます、麓様。今朝は雪が降っていませんね」
「はい。夜中だけだったみたいです。何かお手伝いできることはありますか?」
「えっと…今日は大丈夫ですわ。彰様がお手伝いして下さっているので…」
寮長がちらと彰に視線を向けると、彼は眉をあげておどけたようにほほえんだ。
麓は2人に言われて早々にテーブルに着き、彰と寮長のことを見つめた。
昨日、会ったばかりのはずなのに、もう仲良さげに話している。しかも女嫌いの彰が、だ。
(彰さんが実際に、女の人を冷たくあしらっているのを見たことがないような)
時折、話の途中で笑いあっている2人の姿は、長年連れ添っている夫婦のように仲睦まじい。その姿に違和感を覚えるどころか、うらやましさが湧いてくる。
(ちょっといいかも。あぁいう2人になれたらいいな…)
麓はテーブルの上で肘をつき、昨夜の頭の痛い出来事を思い出す。
バカだと思う、勢いであんなことを言って。
一晩経っているとはいえ、凪と顔を合わせにくい。
後悔の念でいっぱいの麓は姿勢を崩し、テーブルの上で顔を伏せた。
いつもより表情が暗かった麓を、彰と寮長は顔を見合わせて眉を下げた。
「マジでか! 彰先輩が風紀委員寮に入ったんか?」
「そ。びっくりでしょ~。 ナギりん自ら認めたんだよ。急に喧嘩しないかなって毎日ヒヤヒヤしそう…あの2人が暴れ出すとどっちかがケガするまで止まらないからね。あ~末恐ろしい2人…」
驚く蔓に語る光は、軽く身震いをした。その表情は青ざめていると言ってもいい。
午前の授業が終わった昼休み。麓たちは昼食を終え、風紀委員寮での昨夜の出来事を話していた。
「ホント、あそこはイケメンをぎょっと凝縮させたような場所だよね。そこにいる麓は幸せ者だよ」
「そう?」
麓は嵐に困ったような笑みを浮かべた。
「なんで急に入寮したん? 風紀委員に入ったとかそんな感じ?」
「ん~そういうわけじゃないんだよね」
光が首をかしげて机に肘をついた。
「…新しい戦力は必要。最近…天災地変が妙だから」
「露さんにはやっぱり分かる?」
小さくつぶやいた露に、麓が身を寄せた。
「当たり前。一応、”天”。伊達じゃない」
「そうだよね」
誇らしげな露は先ほどから缶のクラッカーを貪っている。聞けば非常食の買い替え時になったらしい。最近の彼女は缶詰の食べ物を昼食やおやつとして持参している。
露は雫から教えてもらった言葉を大切にしている。
「…備えあれば憂いなし」
「そうやな。憂いを感じさせるものなんて、初めからないとええけどな…」
「人生────精霊生に苦楽はつきもの」
「雫さん、そんなことも言ってたなぁ…」
光と話し終えた蔓が加わった。感慨深げになっている2人に、申し訳ないと思いつつ、露kはさりげなく切り出した。露の顔がうっすらと陰ったことも気になって。
「実は前から気になっていたんだけど…」
「ん? 何が?」
「その…結晶化された3人の精霊のこと。3人とも、”天”なんだよね。露さんは…雫さん以外の2人の名前って知ってる?」
「当たり前」
露はうなずき、指折り答えた。
「まず雫。雷さん、震さん。呼んで字のごとく、雷と地震の精霊。2人とも女性」
「女の人…」
麓は胸を掴まれたような気がして顔を強張らせた。
聞いたことのある名前がある。
凪がかつて話したがらなかったことを、軽い気持ちで雛に聞いた時に。
それが今、年月を経て彼女に重くのしかかってきた。
「麓は知らんかったん? 凪先輩から教えてもらってるとちゃうんか?」
「うん…凪さんには聞いたことない」
「光は知ってるんか?」
「あ…うん」
光は視線をそらしてうなずいた。それ以上何も聞かないでくれ、と言いたげな顔をしている、
凪の雷への想いを知られるわけにはいかないんだろう。麓は光の心情を察し、話題をそらした。
「震さんって人は、この学園に知り合いがいるのかな」
「いない。どうして」
「それは…その人のことも知りたくて」
「ふーん…」
麓のことを訝し気に見る麓。何でも見抜いてしまいそうな瞳にじっと見つめられ、麓は固まってしまう。
心の中を見透かされそうだが、瞳をそらすことはできない。露の目力に圧倒された。
彼女はやがて視線を外し、静かに話し始めた。
「────震さんの知り合い…あの人にとっての妹。この人は学園の富川支部の卒業生で、私たちより年上。たしか300歳くらい。今は竹林に住んでる」
「そうなんだ…露さんも知り合いなの?」
「うん。話したこと、なくない」
相変わらず読みにくい表情をしているが、住んでいる場所まで教えてくれた。
こちらが深く話さずとも、露には分かったのかもしれない。麓の魂胆が。
麓はありがとうと礼を言い、1人である計画を立て始めた。
雪が積もった地面を踏みしめると、サクッとした音がする。
雲間からわずかに顔をのぞかせた太陽を拝みながら麓は1人、外で伸びをした。
風はおだやかだ。むき出しの頬も指も、かじかんでいない。
最近は目覚めるとこうして外に出る。
あまりにも寒い時や雪が降っている時はやめるが、外に出ると気分が清々しくなる。
すでに制服に着替えているため、時折吹く風でスカートがやわらかく揺れる。
寮に戻り、朝食の準備を手伝おうとしたら、寮長の隣に彰がいた。
彼も制服に着替えており、ワイシャツの袖を軽くまくってたくあんを切っていた。彼が包丁を持つ姿は珍しく、しばらく見とれてしまった。
麓に気づいたらしい彰は顔を上げ、包丁を置いて口角を上げた。
「おはよう、姫さん」
「おはようございます」
麓が会釈すると、寮長も顔をのぞかせた。
「おはようございます、麓様。今朝は雪が降っていませんね」
「はい。夜中だけだったみたいです。何かお手伝いできることはありますか?」
「えっと…今日は大丈夫ですわ。彰様がお手伝いして下さっているので…」
寮長がちらと彰に視線を向けると、彼は眉をあげておどけたようにほほえんだ。
麓は2人に言われて早々にテーブルに着き、彰と寮長のことを見つめた。
昨日、会ったばかりのはずなのに、もう仲良さげに話している。しかも女嫌いの彰が、だ。
(彰さんが実際に、女の人を冷たくあしらっているのを見たことがないような)
時折、話の途中で笑いあっている2人の姿は、長年連れ添っている夫婦のように仲睦まじい。その姿に違和感を覚えるどころか、うらやましさが湧いてくる。
(ちょっといいかも。あぁいう2人になれたらいいな…)
麓はテーブルの上で肘をつき、昨夜の頭の痛い出来事を思い出す。
バカだと思う、勢いであんなことを言って。
一晩経っているとはいえ、凪と顔を合わせにくい。
後悔の念でいっぱいの麓は姿勢を崩し、テーブルの上で顔を伏せた。
いつもより表情が暗かった麓を、彰と寮長は顔を見合わせて眉を下げた。
「マジでか! 彰先輩が風紀委員寮に入ったんか?」
「そ。びっくりでしょ~。 ナギりん自ら認めたんだよ。急に喧嘩しないかなって毎日ヒヤヒヤしそう…あの2人が暴れ出すとどっちかがケガするまで止まらないからね。あ~末恐ろしい2人…」
驚く蔓に語る光は、軽く身震いをした。その表情は青ざめていると言ってもいい。
午前の授業が終わった昼休み。麓たちは昼食を終え、風紀委員寮での昨夜の出来事を話していた。
「ホント、あそこはイケメンをぎょっと凝縮させたような場所だよね。そこにいる麓は幸せ者だよ」
「そう?」
麓は嵐に困ったような笑みを浮かべた。
「なんで急に入寮したん? 風紀委員に入ったとかそんな感じ?」
「ん~そういうわけじゃないんだよね」
光が首をかしげて机に肘をついた。
「…新しい戦力は必要。最近…天災地変が妙だから」
「露さんにはやっぱり分かる?」
小さくつぶやいた露に、麓が身を寄せた。
「当たり前。一応、”天”。伊達じゃない」
「そうだよね」
誇らしげな露は先ほどから缶のクラッカーを貪っている。聞けば非常食の買い替え時になったらしい。最近の彼女は缶詰の食べ物を昼食やおやつとして持参している。
露は雫から教えてもらった言葉を大切にしている。
「…備えあれば憂いなし」
「そうやな。憂いを感じさせるものなんて、初めからないとええけどな…」
「人生────精霊生に苦楽はつきもの」
「雫さん、そんなことも言ってたなぁ…」
光と話し終えた蔓が加わった。感慨深げになっている2人に、申し訳ないと思いつつ、露kはさりげなく切り出した。露の顔がうっすらと陰ったことも気になって。
「実は前から気になっていたんだけど…」
「ん? 何が?」
「その…結晶化された3人の精霊のこと。3人とも、”天”なんだよね。露さんは…雫さん以外の2人の名前って知ってる?」
「当たり前」
露はうなずき、指折り答えた。
「まず雫。雷さん、震さん。呼んで字のごとく、雷と地震の精霊。2人とも女性」
「女の人…」
麓は胸を掴まれたような気がして顔を強張らせた。
聞いたことのある名前がある。
凪がかつて話したがらなかったことを、軽い気持ちで雛に聞いた時に。
それが今、年月を経て彼女に重くのしかかってきた。
「麓は知らんかったん? 凪先輩から教えてもらってるとちゃうんか?」
「うん…凪さんには聞いたことない」
「光は知ってるんか?」
「あ…うん」
光は視線をそらしてうなずいた。それ以上何も聞かないでくれ、と言いたげな顔をしている、
凪の雷への想いを知られるわけにはいかないんだろう。麓は光の心情を察し、話題をそらした。
「震さんって人は、この学園に知り合いがいるのかな」
「いない。どうして」
「それは…その人のことも知りたくて」
「ふーん…」
麓のことを訝し気に見る麓。何でも見抜いてしまいそうな瞳にじっと見つめられ、麓は固まってしまう。
心の中を見透かされそうだが、瞳をそらすことはできない。露の目力に圧倒された。
彼女はやがて視線を外し、静かに話し始めた。
「────震さんの知り合い…あの人にとっての妹。この人は学園の富川支部の卒業生で、私たちより年上。たしか300歳くらい。今は竹林に住んでる」
「そうなんだ…露さんも知り合いなの?」
「うん。話したこと、なくない」
相変わらず読みにくい表情をしているが、住んでいる場所まで教えてくれた。
こちらが深く話さずとも、露には分かったのかもしれない。麓の魂胆が。
麓はありがとうと礼を言い、1人である計画を立て始めた。
0
あなたにおすすめの小説
灰かぶりの姉
吉野 那生
恋愛
父の死後、母が連れてきたのは優しそうな男性と可愛い女の子だった。
「今日からあなたのお父さんと妹だよ」
そう言われたあの日から…。
* * *
『ソツのない彼氏とスキのない彼女』のスピンオフ。
国枝 那月×野口 航平の過去編です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
押しつけられた身代わり婚のはずが、最上級の溺愛生活が待っていました
cheeery
恋愛
名家・御堂家の次女・澪は、一卵性双生の双子の姉・零と常に比較され、冷遇されて育った。社交界で華やかに振る舞う姉とは対照的に、澪は人前に出されることもなく、ひっそりと生きてきた。
そんなある日、姉の零のもとに日本有数の財閥・凰条一真との縁談が舞い込む。しかし凰条一真の悪いウワサを聞きつけた零は、「ブサイクとの結婚なんて嫌」と当日に逃亡。
双子の妹、澪に縁談を押し付ける。
両親はこんな機会を逃すわけにはいかないと、顔が同じ澪に姉の代わりになるよう言って送り出す。
「はじめまして」
そうして出会った凰条一真は、冷徹で金に汚いという噂とは異なり、端正な顔立ちで品位のある落ち着いた物腰の男性だった。
なんてカッコイイ人なの……。
戸惑いながらも、澪は姉の零として振る舞うが……澪は一真を好きになってしまって──。
「澪、キミを探していたんだ」
「キミ以外はいらない」
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない
朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる