推しのおじさんにガチ恋しない

堂宮ツキ乃

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最終話

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 昼下がり。瀬津は久しぶりに会社でパソコンに向かい合っていた。

 最近は外に出ることが多かった。涼しい屋内での仕事は快適だ。

 ずっと座りっぱなしだったし自販機でコーヒーでも買ってこようかと立ち上がると、女性社員に声をかけられた。

「瀬津さん、お電話です。富橋支店から……」

 彼女はそう言い、苦笑い気味に電話機を指さした。

 ここ最近、瀬津が富橋支店からの電話から逃げていたのを知っているからだろう。居留守を使ったり、急に出かけることにしたりと交わしてきた。

 しかし、今日の彼はいつもと違う。

 ドヤ顔でうなずくと、キャスター付きの椅子に勢いよく腰を下ろした。その勢いで椅子が滑る。

「お電話代わりましたぁ! 瀬津です」

『あ、やっと出てくれた。お久しぶりですな瀬津さん』

 相手は富橋支店の人事担当者。ゆいなを寄越せと書類を送ったり、催促の電話をしてきた張本人。

 今までの瀬津は話している間に胃が痛くなったり、目の前がチカチカしたが今日はなんの拒絶反応も出ていない。

 さぁ来い、いつものヤツを……。中野ゆいなの話題を出せ……。彼は不気味な顔つきになると片頬をあげた。あともう少しで気味の悪い笑みをもらすところだった。

『いい加減、中野ゆいなを返してくれませんかねぇ? 理由もなく断るのはやめてもらえません?』

「理由ならあります!」

 一際大きい声に部署内の視線が集まる。瀬津は恥じることなく、胸をそらした。

「中野さんは結婚することになりましたぁー! なので富橋には帰れませぇん!」

『ぬぅあにぃ!?』

『朗報朗報! 中野ちゃんが結婚だってー!!』

『おまっ、木山きやまっ! 何聞いてんだ!』

『何々どゆこと!』

『まだ半年しか経っとらんじゃん!』

「ちょっと瀬津さん!」

 ゆいなが瀬津の肩に掴みかかると、彼は電話をスピーカーモードにした。そのせいで富橋支店のどよめきが丸聞こえだ。

「だから結婚はまだだとあれほど……」

「いずれ結婚するなら同じことでしょ? 僕は何も間違ったことを言ってませーん」

 瀬津は受話器を置くと、肩をすくめた。そのままキャスター付きの椅子でくるくると回る。

 水族館デートから一週間。

 木野とゆいなは瀬津に、結婚することを報告した。彼はしばしかたまっていたが、持っていた大量の書類を宙に放り投げた。”ひゃっほい!”とマンガのように喜んで舞い上がっていた。とうとう課長が狂ったかと一部の社員たちはドン引きしていたが。

 女性社員の中には、ショックを受ける者もいたようだ。女性率が高い部署ではしばらくの間、葬式のような雰囲気が漂っていたという。

 しのはあらかじめ知っていたが、後ろからゆいなに抱きついた。

『中野ちゃんホントにおめでと! てかちゃっかり推しと結ばれてんじゃんガチ恋だったじゃん』

『もうその話は昨日の夜に散々したじゃん!』

『中野ゆいなと兄貴が結婚だぁ!?』

『お、メンドいヤツが来たぞ』

 西だ。日々育っている筋肉をピクピクと動かしながら走ってきた。しのは木野の背中をバシッと叩いて前に押し出した。

『兄貴、それは本当なんですか!』

『うん』

 あっさりうなずいた彼に、西は頭を抱えた。

『こんなちんちくりんが……。兄貴と……』

『西君』

 木野は笑った顔のまま、西の首根っこを掴んだ。

『俺の妻になる人になんちゅう言い草や……。次言うたら分かっとるやろなぁ?』

『は、はひィ!』

 普段は絶対見せない言葉遣いに西はすっかり青ざめている。反対にゆいなはキュンとして木野のことを見つめていた。

 その晩、ゆいなは富橋支店の仲間から大量の連絡を受けた。結婚相手はどんな人なのか、どうやって知り合ったのか、などなど。半分尋問のようだったが。

 あれから富橋支店には、別の支店から異動希望を申し出る人が増えた。

 富橋支店の者が他の支店に愚痴ったのがきっかけだ。頼りにしていた社員が異動先で結婚することになり、人員確保に困っていると。

 それが紆余曲折を経て『富橋支店に行けば結婚できる』なんて噂がまことしやかにささやかれた。

 富橋支店には転勤希望の若い社員が男女問わず、殺到したそうだ。





 結婚のあいさつ回りで、意外だったのはカフェのおばちゃんたちだった。

 あの木野がとうとう結婚、しかも相手はダークホース中野ゆいな。

 ゆいながビクビクしながらあいさつに行くと、おばちゃんたちはたちまち仁王立ちで彼女を囲んだ。

 それはゆいなが腰を抜かすほどの迫力で。円の中心で彼女は涙目で震えた。

『よう私たちの木野ちゃんに手ぇ出したな……』

『若さを武器にしたやろ……』

『覚悟はできてるんやろうなぁ!?』

『ひぃっ!?』

 ドシンと片足を踏み出したおばちゃんに肩を震わすと、後ろから肩を叩かれた。

『へぇ……?』

 おばちゃんがしゃがみ、あるものを差し出していた。

 それはラズベリーがたっぷりとのったチーズタルト。ゆいなの大好物だ。

「え……? え?」

 戸惑いながらおばちゃんたちとタルトを見比べていると、拍手をされた。

『もう知ってんで、二人の結婚のこと。昨日木野ちゃんがあいさつに来てくれはったわ』

 おばちゃんたちは木野のことを可愛がっていた分、結婚が決まって嬉しかったようだ。

『推しなのに?』

『推しだからこそやで。推しの幸せは私たちの幸せやで! せやからこれ、二人へのお祝いな』

 そう言ってケーキを包んでくれた。『結婚おめでとう!』と可愛いメッセージカードを添えて。





 もちろん、二人の行きつけの居酒屋の夫婦にもあいさつをした。

 二人の関係が戻ったどころか先に進んだこと、ゆいなが再び通うようになったことを喜んでくれた。

 料理があまり得意でない、と告白したゆいなの花嫁修業もまかせろと申し出てくれた。

 後にゆいなは今の会社を離れることになるが、この居酒屋には通い続けた。





 ゆいなの親へのあいさつは、木野の車で向かった。

 歳の差が開き過ぎてるし、なんなら木野はゆいなの両親と歳が近いがあっさり認められた。

 両親は”ゆいなはあっと驚かせるような男を連れてくると思っていた”と、そろって笑っていた。

 姉のまりなは”やっぱりねー! 素敵な人やなぁって思てたのよ!”と喜んでいた。そしてそれは、妹が恋愛に対して前に進んだことにも。光茂も気持ちは同じだ。

 あけこは冗談交じりに”私も木野ちゃんえぇなぁ思てたから狙うつもりだったんやで”と笑っていた。しかし、彼女は二人の結婚を誰よりも祝ってくれた。

 そんなあけこはゆいなたちが結婚して数年後、株式会社を立ち上げた。ブログ仲間の助けもあってうまくやっている。さらに数年後、ゆいなはあけこの元で事務仕事をするようになった。あの会社の仕事も好きだが、大好きでお世話になっているおばちゃんの力になりたかった。





 それからゆいなは、木野の祖父母へのあいさつをした。

 向かったのはアシヤにある墓地。墓地の周りは木々が青々としていて、白い花がたくさん植えられていた。

 木野は祖父母の墓石の前に、自宅で育てた花を供えた。

 彼が手を合わせて目を閉じたので、ゆいなも同じようにした。

「俺がいつまでたっても結婚しないのを咎めることはなかった。自分の好きなように生きなさいって、子どもの頃から言ってくれたんだよ」

「素敵なおじいさまとおばあさまだったんですね……。私も会いたかったです」

「うん。俺も君を会わせたかった。叶うものなら四人でご飯を食べたりお出かけしたかったなぁ」

 木野に肩を抱かれ、見上げると彼は空を仰いでいた。

 彼への両親のあいさつは、二人で北海道へ旅行に行きつつすませることになった。

 行くまで遠かったし、ゆいなにとっては人生で初めて本州から出たお出かけになった。

 彼の両親は、久しぶりに会った息子が若い嫁を連れてきて開いた口が塞がらなかったようだ。しかし、二人の仲良さげな様子に反対する理由は見つからなかったらしい。

 ゆいなは木野の両親や友人たちと話をする内に、木野がいろんなあだ名で呼ばれていることに気が付いた。

 みち、道成、みっくん、みっちー。

 よく考えたら、婚約しているというのにゆいなは未だに苗字呼びだ。

 なんかよそよそしいよね……と思い始めた頃、彼から名前で呼ばれるようになった。










『おはよう、ゆいな』

『木野さんおはようございます……』

『もうすぐ君も木野になるんだけど?』

 あいさつ回りを終えて木野の家に住み始め、しばらくたったある日の朝。

 ぬくぬくとした布団の中でまどろんでいたら、初めて彼に名前を呼ばれた。

 ゆいなの鎖骨にかかる髪をいじりながら、優しさに目を細めて。

 愛する人から名前を呼ばれるだけで嬉しいなんて知らなかった。










 ゆいなは朝日に気が付いて目を覚ました。心地よい眠気が布団の上に引き留めようとする。

 冬から春になるこの季節は夜明けが早く、カーテンの後ろはすでに明るい。

 横では木野がぐっすりと眠っていた。無防備な表情で腕を投げ出して。

 ゆいなは寝た姿勢のまま移動すると、木野の背中にぴったりとくっついて抱きしめた。

 あたたかい。木野はゆいなの体温より高いので余計に心地よい。休みの日なんかはそのせいで三度寝はしてしまう。

 名残惜しいが布団から出て、春らしいパステルイエローのワンピースに着替えた。肩先で切りそろえた髪は後ろでまとめる。

 寝室を出て狭い通路を通り、リビングに入った。広い庭を見渡せるそこには大きなテーブルがある。テーブルの上には結婚の記念に撮った写真が飾ってあった。式は挙げなかったが写真だけは残したいと話し合ったのだ。

 真っ白なウエディングドレスに身を包んだゆいなは椅子に座っている。手にしたブーケの花は、木野とあけこの家で育てている花を選ばせてもらった。

 木野はマリンブルーのタキシードに身を包み、彼女に寄り添うように立っていた。

 正直、この日の木野は今までで一番かっこよかった。スーツでもなんでも似合う彼がタキシードが似合わないわけがない。フォトスタジオの人たちも、木野の着こなしに息をのんで見とれていた。

 ゆいなは正気を保っていられないほど悶えていたが、”今日の君には負ける”と言われて気絶するかと思った。

 式代わりの写真のことは、真由子にも話した。彼女は彼女でシゾーカ支店で電撃スピード結婚をしたそうだ。

 『二人が幸せそうでうれしい』と、電話口で祝ってくれた。

 ゆいなは玄関で上着を羽織ると、草履を履いて外に出た。春になったとは言え朝はまだ寒い。キリッとした空気がふくらはぎをなで、ゆいなは身震いした。

 この家の庭には様々な木や低木、花が植わっている。これからあたたかくなるかにつれ、もっと花が咲き乱れるだろう。

 ゆいなは玄関の隅にある巻き取り式のホースを手に取って伸ばし、散水ノズルのレバーを押した。

 植物たちが水を浴び、朝日を浴びてきらきら輝く。

 毎朝のルーティーンだ。庭の水やりで一日が始まる。こんな素敵な習慣は他にないと思う。

「ゆいな、おはよう」

「おはよう。道成みちなりさん」

 ワイシャツ姿の木野が現れた。ジャケットを羽織りながら草履をつっかけている。

「今日も早いなぁ……」

「道成さんこそ。まだ寝てていいのに」

 ゆいなが木野のジャケットの裾を直そうとしたら、彼の手が伸びた。彼女はホースを置いて慌ててついていった。

「何……?」

「咲いたんだよ」

 木野はゆいなの手を取って庭の反対側に連れ出した。ここには花が咲く木が何種類か植わっている。

 その中で一番小さくて新参者の木が、白い花を身につけていた。

「あ……!」

 ゆいなにとっては初めて見る花。緑の葉よりも大きな白い花弁が五枚連なっている。

 木野はその内の一輪を短く手折ってゆいなの耳の上に飾る。

 ハナミズキだ。ゆいながこの家にやってきた日に木野が植樹したもので、無事花を咲かせた。

「君に見せることができてよかった……。今年はまだ少ないけど、来年からはもっといっぱい咲かせると思うよ」

 木野は木を見つめていたが、ゆいなの肩に手を置いた。愛おしそうに見つめる表情は、こちらが恥ずかしくなるほど甘い。

「な……何?」

「いや? 俺の推しは花の髪飾りも似合うんだなって思ったんだよ」

「推しっていうのやめてください!」

 ゆいなは花にそっと手を添えて顔をそらした。今なら分かる。面と向かって”推し”と呼ばれる恥ずかしさを。

「はいはい奥さん。俺の好きな人は花が似合いますね」

「何それ! 雑!」

「可愛いよ、ゆいな。寝顔も寝てるときにくっついてくるのも……。何をしてても」

「え……ちょっと待って……。なんで知ってるの!?」

 ゆいながあとずさると、木野は腕を組んで片目をとじた。

「夜中に寝ぼけてしょっちゅうくっついてくるんだよ、君」

 なんだ、さっきのことじゃないんだ……と若干安堵したが、別の羞恥を覚えて顔が赤くなる。そばに咲いている真っ赤なアネモネのように。

「私そんなことしてるんですか……?」

「うん」

 笑顔でうなずいた木野はゆいなの額に口づけた。身長差があるのにしんどくないか、と聞いたことがあるが、君にふれられるならどうってことないと返ってきた。

 春を告げる穏やかな風が吹く。春を待ちきれなくて庭に咲いた花たちの香りが運ばれる。

 夏はセミが鳴き、秋になれば木々は色を変え、冬は寒さなんてへっちゃらな花たちが美しい姿を見せるだろう。

 まだ見たことがない、ここでの四季が楽しみだ。

 ずっとずっと、木野とここにいたい。彼が愛するこの家で。

 ゆいなは、ただ家に戻るだけなのに彼と手をつないだ。

 木野は驚いたようだが、優しく目を細めて握り返してくれた。



Fin.
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