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失念でした。愛情家族!
しおりを挟む魔力器測定は、笑えるくらいの茶番に終わりました。
まあ、笑えるのは私だけでしょう。この世界の常識では、この家系の血筋であれば、魔力器が大きいのは必然的だったはずなのです。
どんな暴風雨がくるかと身構えていたら、まさかの脆弱性ステータスです。
ある意味台風ではありますが、まあ切り捨てれば問題ありません。
お父様がおっしゃった先々代のリデア様は、地属性を得意としていらしたらしいですが、魔力器は大きいものだったと私は記憶しています。お兄様の寝物語で聴きましたし、関する書物も読ませていただきました。
というか、お屋敷にある全ての書物はひっそり全部読んでいました。
最初は文字の意味も単語表現もわからず、英単語を読む様な違和感がありました。
日常会話や、お父様が読む新聞、絵本などから、文字と会話の知識を得ました。頭痛い。
だからこそわかります。
私の脆弱さは、類をみないレベルです。
で、あるのに。
なんか、家族が「そんなコトは関係ない」とか言ってる。他にも、愛情って奴の垂れ流しで、養護してくる。
あああああああああ!
駄目だ。苦痛が。苦痛を感じる。苦い。甘ったるい。気持ち悪い。嫌だ。
私を切り捨てろよ。
邪魔で、存在価値などないと廃棄しろよ。
そうで無ければ。
そうで無ければ、狂えんだろうが。
愛情を植えつけるな。
私は、狂ったままでいたい。狂ったまま、愛しい愛しい血肉と内臓と骨と皮を愛でながら生きたい。
愛情なんて渇いた甘ったるい気持ち悪いものはいらない。
私を満たす快感は、唯一。殺して飾って愛でる事だ。
「リリィ? リリィは笑顔が一番可愛いわ。」
可愛らしいお母様のお言葉。
愛されている。
愛しているモノに向ける笑顔。
ああ、閻魔様。
たしかに、私今考えた事もない程の、苦痛の生を感じます。
もう、我慢出来ない。
私が消えてしまう。
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