ぼっちな魔女の魔法人形

御伽 白

文字の大きさ
15 / 33

新スキル確認

しおりを挟む
 新しいメイド服をイーリスから貰って、私は急いで掃除を開始しました。

 なんと言ってもこの体、疲れないのが利点ですから、あんな大激闘があった後も疲れはありません。

 イーリスが起きている間は、お掃除が出来るということです。

 まあ、多分、夜中に掃除をしててもイーリスは何も言わなさそうな気がしますけど。

 しかし、一刻も早く今日の仕事を終わらせて、確認したいこともあります。

 そう。スキル確認の時間です。一気に10までレベルが上がって手に入れたスキルですからね。強いスキルか便利なスキルがあるのでは? と仄かな期待を抱いています。

 なので、怒られない程度には、掃除をしてから、スキル確認に時間を使わせてもらおうという魂胆です。

 これに関しても、イーリスに怒られることはないでしょうけど。

 そこは私も労働契約を結んでいる身の上ですから、期待されている業務をこなすのは、お互いに誠意ある対応というものです。

 と考えて掃除をしていたんですが、想像の倍ぐらいの速さで終わってしまったんですよね。

「ステータスが上がっていますからね。そりゃあ、動きも早くなりますよね」

 考えてみれば、レベルアップして私のステータスは、格段に上昇していました。素早さのステータスが20も上昇していますからね。もとが65だったことを考えると3割増しの素早さです。

 そりゃあ、掃除のスピードも格段に早くなりますよね。

 おそらく、それだけでは、ないんですけど・・・・・・

 ともかく、そういうわけで、驚くべき速さで掃除を終えることが出来ました。埃の落された見違えた姿の屋敷は、豪邸と言って差し支えないものに変わりました。

 とはいえ、それはあくまで内装がですけど。外側の壁なんて、球場の外壁かと思うぐらいツタに覆われていますし。

「でも、内装に関しては、ほぼ完了ですという訳で、早速スキルを確認しましょうかね」

 
 『フレン』Lv 10

 種族:ホムンクルス・コア(疑似生命体)
 所有者:イーリス・ブロッサム
 
 ATK・M(攻撃・魔法攻撃)150・180 DEF・M(防御・魔法防御)300/500
 AGI(素早さ) 85 LUK(幸運) 60
 HP(体力) 650/650 MP(魔力) 190/190(供給中)

 因子:変化

 種族スキル 『人形同化』『思念伝達』『人形強化』『人形換装』
 同化スキル 『魔力回復』『自己修復』
 固有スキル 『虚構の箱』『模倣<未保存>』
 一般スキル 『掃除』『学習』『逆境』『草刈り』『高速作業』


 増えたスキルは、『人形換装』『人形強化』『逆境』『草刈り』『高速作業』ですね。

 種族スキルもレベルアップと同時に増えるとは思っていませんでしたが、嬉しい誤算です。

 一般スキルは、因子の影響を受けますけど、種族スキルは種族で共通のものではありますが、種族スキルの影響は受けませんから。

 それじゃあ、スキルの解説をお願いします。ガイドさん!

<スキルの解説を行います。

 『人形換装』:人形をコア内に保管し、自由に現在の人形と入れ替えることが出来るスキル。保管出来る数は2体。残り保管可能数1。
 
 『人形強化』:MPを消費することで、人形のステータスを50%上昇させる。MPは、強化中継続的に消費される。
 
 『逆境』:自分よりもレベルが高い相手と戦う際に、MP、HPを除く、1つのステータスを選択し、相手の基礎ステータス分上昇させる。
 
 『草刈り』:植物に対する特攻を得る。攻撃した植物の繁殖能力を90%カットする。
 
 『高速作業』:工程を決定することで作業速度を50%上昇させる。

 以上がスキルの概要になります>

 意外にも強力なスキルもちらほら見えます。

 掃除が早く終わったのは間違いなく、『高速作業』の効果による部分も多くあるのでしょう。作業手順が明確なものに関して、このスキルは非常に便利です。

 今後も私の仕事に役立てていきたいところです。

 『人形強化』これに関しては、使ってみないと分かりませんが、私との相性が悪そうなんですよね。

 MPを強化中、常時発動するって、要するに燃費の悪いこの体をさらに燃費悪くするってことですもんね。

 今はイーリスの供給があるおかげで、MPを消費しても問題ないですけど。

 まあ、これに関しては様子見ということにしましょうか。

『逆境』これは間違いなく大当たりのスキルでしょうね。相手の基礎ステータスを丸ごと自分の物に出来るなんて、最強スキルなのでは?

 基礎ステータスが何かよく分かりませんけど。
 
 <基礎ステータスは、魔術、スキルなどの上昇効果を除いたステータスです>

 レベルアップとかで手に入るステータスをそのまま奪えるわけですね。

 戦いの時、有利に事を運んでくれそうではあります。かなり便利なスキルですね。

『草刈り』に関しては、植物モンスターと戦ったから得られたスキルでしょうけど。

 まあ、外の雑草を刈るのとかには使えそうですかねぇ。

 雑草生えてこなくなりそうですし。

 それなら、料理とかのスキルが良かったなぁなんてことを思ってしまうのは私が強欲でしょうかね。

 料理・・・・・・そういえば、何かを忘れているような。

 ――――――――――――――――――――――――――――
 

 一方その頃。

「お腹すいた。フレンが、ご飯も作ってくれるって言ってたし、楽しみ」

 そう呟きながら研究をするイーリスの姿があったとか、なかったとか。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生先はご近所さん?

フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが… そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。 でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

悪役令嬢と入れ替えられた村娘の崖っぷち領地再生記

逢神天景
ファンタジー
とある村の平凡な娘に転生した主人公。 「あれ、これって『ダンシング・プリンス』の世界じゃない」 ある意味好きだった乙女ゲームの世界に転生していたと悟るが、特に重要人物でも無かったため平凡にのんびりと過ごしていた。 しかしそんなある日、とある小娘チート魔法使いのせいで日常が一変する。なんと全てのルートで破滅し、死亡する運命にある中ボス悪役令嬢と魂を入れ替えられてしまった! そして小娘チート魔法使いから手渡されたのはでかでかと真っ赤な字で、八桁の数字が並んでいるこの領地収支報告書……! 「さあ、一緒にこの崖っぷちの領地をどうにかしましょう!」 「ふざっけんなぁあああああああ!!!!」 これは豊富とはいえない金融知識と、とんでもチートな能力を活かし、ゲーム本編を成立させれる程度には領地を再生させる、ドSで百合な少女の物語である!

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

処理中です...