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8章 ダンジョンを守れ ~異種族間同盟~
原因を追え
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三日後─────
「う、うわあああぁぁぁ!?」
「どうしたの!?」
人間族の男性の叫び声を聞いた女性が、急いで男性の元へ駆けつける。男性の目線の先、そこには─────一部溶けている犬耳族達の姿が。ピクリとも動かないので、死んでいることは確かである。
「は、早く保安ギルドに知らせないとっ…………!」
「そ、そうね、一旦戻りましょう…………!」
二人は、一刻も早くこの事を伝えるために、保安ギルドへと向かうのだった。
◇◆◇◆◇
「犬耳族が?」
「ああ。今朝発見されたそうだ。その時には、もう息はなかったらしい。その際に、身体が溶けていたそうだ」
セレスはレクスにそう言った。相変わらず情報が早い。情報収集専用の部隊でもいるのだろうかと思うほどに。
「溶けてた、ね…………。セレスさん、心当たりとかある?」
(現場を見てみたいけど、多分諸々撤去されてるだろうし…………)
「…………うむ。私はあまり魔物に詳しくないからな。その手の事はよくわからん」
セレスは、首を横に振ってそう答えた。
「この事は直に皇女様にも伝わるはずだ。各団も調査に動き出すはずだ」
「なるほどね…………」
書類の整理もあるし、一週間くらいは調査出来なさそうだ。
「…………うん? 本当にそうかな?」
現地に赴けば、犬耳族の人達の遺体だったり諸々は撤去されてるかもしれないが、何か分かるかもしれない。そして、レクスの手元にはそれを成し遂げられるものがある。
「そうだ、これを使えばっ…………!」
レクスは、魔法袋からあるものを取り出す。
「レクス、何をやっているんだ?」
「んーと………、鳥型の人形を使おうと思って」
「なるほど」
鳥型の人形を使えば、それを通して『見る』を発動出来るかもしれない。そうすれば、少し前に遡って辿れる可能性があるからだ。
「人形、ちょっと様子を見てきてもらえる?」
レクスの記憶を鳥型の人形が読み取る。場所は現場には行っていないが、だいたいセレスからもらった地図で把握しているので大丈夫だ。
『了解しました』
レクスの脳内に声が響くと、鳥型の人形は窓から飛び立っていった。
「ふぅ…………着くまで書類の整理でもしてよっかな」
レクスは息を吐いてそう言うと、書類の整理に取りかかった。セレスもレクスの書類整理を手伝ったのだった。
◇◆◇◆◇
「そろそろ着くころかな…………?」
レクスは書類整理をしながらそんなことを思った。目的地につけば、自動的に知らせてくれるので、意識する必要はないのだが…………気になってしまう。
『マスター、着きました』
脳内に声が響く。レクスはよしっ、と書類を一旦置いて立ち上がると『見る』の内の一つ、『過去視』を発動。すると──────
「これは…………ワーム………よりは少し、いや、大分でかいような…………」
「何か分かったのか?」
「うん、犬耳族を襲った魔物が分かったよ」
レクスの脳内にはでかいワームが犬耳族達を襲っている映像が映し出された。しかし、これは妙なことである。
「…………なんでワームがここに………?」
ワームは砂漠の方に生息する魔物のはずだ。それがなぜ、ユビネス大森林帯のような木や草が生い茂るような場所に現れたのか。
レクスは、ワームという魔物の名前は知っていたが、ワームについての知識が乏しかったためにその理由が分からなかった。
「一刻も早く、皇女様に伝えないと…………」
レクスは、そう呟いたのだった。
「う、うわあああぁぁぁ!?」
「どうしたの!?」
人間族の男性の叫び声を聞いた女性が、急いで男性の元へ駆けつける。男性の目線の先、そこには─────一部溶けている犬耳族達の姿が。ピクリとも動かないので、死んでいることは確かである。
「は、早く保安ギルドに知らせないとっ…………!」
「そ、そうね、一旦戻りましょう…………!」
二人は、一刻も早くこの事を伝えるために、保安ギルドへと向かうのだった。
◇◆◇◆◇
「犬耳族が?」
「ああ。今朝発見されたそうだ。その時には、もう息はなかったらしい。その際に、身体が溶けていたそうだ」
セレスはレクスにそう言った。相変わらず情報が早い。情報収集専用の部隊でもいるのだろうかと思うほどに。
「溶けてた、ね…………。セレスさん、心当たりとかある?」
(現場を見てみたいけど、多分諸々撤去されてるだろうし…………)
「…………うむ。私はあまり魔物に詳しくないからな。その手の事はよくわからん」
セレスは、首を横に振ってそう答えた。
「この事は直に皇女様にも伝わるはずだ。各団も調査に動き出すはずだ」
「なるほどね…………」
書類の整理もあるし、一週間くらいは調査出来なさそうだ。
「…………うん? 本当にそうかな?」
現地に赴けば、犬耳族の人達の遺体だったり諸々は撤去されてるかもしれないが、何か分かるかもしれない。そして、レクスの手元にはそれを成し遂げられるものがある。
「そうだ、これを使えばっ…………!」
レクスは、魔法袋からあるものを取り出す。
「レクス、何をやっているんだ?」
「んーと………、鳥型の人形を使おうと思って」
「なるほど」
鳥型の人形を使えば、それを通して『見る』を発動出来るかもしれない。そうすれば、少し前に遡って辿れる可能性があるからだ。
「人形、ちょっと様子を見てきてもらえる?」
レクスの記憶を鳥型の人形が読み取る。場所は現場には行っていないが、だいたいセレスからもらった地図で把握しているので大丈夫だ。
『了解しました』
レクスの脳内に声が響くと、鳥型の人形は窓から飛び立っていった。
「ふぅ…………着くまで書類の整理でもしてよっかな」
レクスは息を吐いてそう言うと、書類の整理に取りかかった。セレスもレクスの書類整理を手伝ったのだった。
◇◆◇◆◇
「そろそろ着くころかな…………?」
レクスは書類整理をしながらそんなことを思った。目的地につけば、自動的に知らせてくれるので、意識する必要はないのだが…………気になってしまう。
『マスター、着きました』
脳内に声が響く。レクスはよしっ、と書類を一旦置いて立ち上がると『見る』の内の一つ、『過去視』を発動。すると──────
「これは…………ワーム………よりは少し、いや、大分でかいような…………」
「何か分かったのか?」
「うん、犬耳族を襲った魔物が分かったよ」
レクスの脳内にはでかいワームが犬耳族達を襲っている映像が映し出された。しかし、これは妙なことである。
「…………なんでワームがここに………?」
ワームは砂漠の方に生息する魔物のはずだ。それがなぜ、ユビネス大森林帯のような木や草が生い茂るような場所に現れたのか。
レクスは、ワームという魔物の名前は知っていたが、ワームについての知識が乏しかったためにその理由が分からなかった。
「一刻も早く、皇女様に伝えないと…………」
レクスは、そう呟いたのだった。
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